長編小説が思い浮かぶと思う。が、登場人物を巧みに描き読者に親近感を持たせる独特の作風を一度に色々と楽しむのであれば、短編もいい。と、云うことに最近気が付いた。
この本に登場する岡田以蔵、木村益次郎、吉田織部正など幕末の変革期に生きた人間像を通じて当時の情景が手に取るように伝わってくる。また、それぞれの人間像と現実に話しているように感じるのも、彼らの「生」と「死」を見事に描いているからだろう。若いときから長編ばかりを読んできたが、目を通していない短編も読んでみたいものです。
最新の画像もっと見る
最近の「Books」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事