旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

矢祭山

2022-11-19 20:00:00 | みる

JR東日本 常磐線 取手駅《西口》 出札口と改札口

令和4年11月6日日曜日。茨城県に出掛けてきた。千葉県では売っていない特別企画乗車券を茨城県に入って最初の駅、取手の出札口(みどりの窓口)で購入する。指定席券売機でも買える。


関東鉄道 常総線 取手駅 改札口と出札口

取手には関東鉄道常総線も乗り入れる。常総線は旧分国の陸国と下国とを結ぶ。常磐線は陸国と城国(江戸期以前の陸奥国の一部)とを結ぶだけではないな。日豊本線も向国、前国、後国だけでなく大隅国、薩摩国も通っている。


JR東日本 常磐線 取手駅《西口》/関東鉄道 常総線 取手駅 (茨城県取手市中央町)


駅頭は工事中





以前は東急ストアがあったが、西友になっている。




JR東日本 常磐線 普通 331M列車 [E531系] (取手)

特別企画乗車券で入場し、先ずは常磐線で水戸に向かう。


metro 常磐線で取手を出発symbol6


特別企画乗車券「ときわ路パス」(2,180円)

今回利用する特別企画乗車券「ときわ路パス」。茨城県内のJR東日本のほとんど全線が乗り降り自由(東北本線古河駅を除く)。私鉄では関東鉄道常総線・竜ヶ崎線全線、鹿島臨海鉄道大洗鹿島線全線、ひたちなか海浜鉄道湊線全線、真岡鐵道真岡線全線で利用出来る。真岡線は栃木県内の区間も含まれる。なお首都圏新都市鉄道常磐新線(つくばエクスプレス)は茨城県を通るが「ときわ路パス」では利用出来ない。「ときわ路パス」は通年発売ではないが、発売中なら利用したい。


普通列車用 グリーン券 取手 ➡ 水戸(800円)

常磐線の普通列車グリーン車。基本日中は水戸まで行かなくなったようだが、朝のうちは大丈夫。グリーン車でゆっくり寛ぎながら行こう。列車は小貝川を渡り、下総国より常陸国に入る。


天気は良好 (神立-高浜)

筑波山もよく見える。高浜では特急の通過待ち。


JR東日本 常磐線 普通 331M列車 [E531系] (水戸)


metro 常磐線で水戸に到着symbol6


JR東日本 水郡線 普通 329D列車 [キハE130系] (水戸)

水戸では常磐線から水郡線に乗り換える。水郡線は単線非電化。気動車(ディーゼルカー)が走る。4両編成で郡山行だが、うち2両は途中の常陸大子で切り離す。郡山行の車両に乗り込む。ボックス席の進行方向窓側は埋まっていたが、はす向かいの進行方向と逆向きの通路側に腰掛ける。出発前に下りの特急が到着し、乗り換え客で車内は混雑してきた。


metro 水郡線で水戸を出発symbol6

戸と山とを結ぶ水郡線。路線自体はは水戸-安積永盛間で、安積永盛-郡山間は東北本線に乗り入れる。上菅谷-常陸太田間の支線もある。無人駅が多いからだろうが、常陸大宮では降車客が精算窓口に列を作っている。精算所が当たり前にあった国鉄の頃を思わせる。


久慈川に架かる沈下橋が見える(中舟生-下小川)

久慈川沿いに出てからの車窓がいい。紅葉を期待してきたが、まだ早かったか。


この先、何度も久慈川を渡る (下小川-西金)

袋田に到着すると多くの客が降車した。駅前に路線バスが待っている。袋田の滝の最寄り駅である。以前、駅から歩いて滝を見に行ったが、ちょっと距離があった。袋田の次は常陸大子。暫くぶりに大きな街である。車両切り離しのため少々停車する。切り離される車両の乗客が郡山行の車両へ移動してきた。常陸大子の次は下野宮。ここまでが茨城県の駅で、「ときわ路パス」が使えるのもここまで。予め下野宮から乗り越す区間の乗車券は買ってある。下野宮で乗り降りした事はないのに切符を買うのは二度目。中小国も乗り降りした事がないのに、JR東日本のパスのエリア外となるJR北海道の乗車券も何度か買っている。


乗車券 下野宮 ➡ 矢祭山(190円)

JR東日本の指定席券売機は任意の区間の乗車券を買えるので便利だ。空港第2ビル駅で予め白市からの乗車券を買っておいて、成田-広島間の航空機に乗ったりした。下野宮を出て県境はどこだか判らなかったけど、茨城県より福島県、常陸国より磐城国に入り、矢祭山に到着した。


JR東日本 水郡線 普通 329D列車 [キハE130系] (矢祭山)


metro 水郡線で矢祭山に到着symbol6

常磐線 普通 331M 取手(7:42)→水戸(9:00) サロE531-23 グリーン料金800円
水郡線 普通 329D 水戸(9:23)→矢祭山(10:56) キハE130-7
◆下野宮-矢祭山の運賃190円
※取手-下野宮間は特別企画乗車券「ときわ路パス」を利用。

無人駅のはずだがプラットフォームには複数の駅員さんの姿が。水戸駅の出発案内に「団体」の文字を見掛けたので、その関係かなと思う。「ときわ路パス」を見せて、下野宮-矢祭山間の乗車券を渡して駅の外に出る。


JR東日本 水郡線 矢祭山駅 (福島県東白川郡矢祭町大字内川字矢祭)

福島県、そして東北地方最南端の駅である。白河の関も勿来の関も越えてないので、みちのくに来た気がしない。まだ茨城県にいる気がする。






駅前の国道118号

紅葉には早いかと思ったが、この辺りはいいのではないか。




矢祭神社 (福島県東白川郡矢祭町大字内川字矢祭)

天喜2年(1054)創建の矢祭神社。後で調べていたら奥州十二年戦争云々とあり、何の事かと思えば前九年の役のようだが、永承6年(1051)、凱旋途中の源義家がこの地の美しさを賞賛し、弓矢を祭った事から矢祭山と呼ばれるようになったとも。そんな事は知らずにお参りする。ここより矢祭山公園を散策する。






やはり早かったか…






水郡線第9久慈川橋梁を望む (矢祭山-東館)

この紅葉は素晴らしい。撮影の人がいるので列車が来るのか。


矢祭山駅構内を望む

矢祭山公園から駅の方へ戻り、踏切を渡って川の方へ行く。国道沿いに何箇所か駐車場があり、車で訪れる人が多い。川の方にも駐車場あり。






あゆのつり橋








列車がやって来た

駅員と言うか水戸支社の社員さんが横断幕をもって迎えていたので、これが団体列車なのでしょう。何か特別な車両が来るのかと思ったら、自分が乗ったのと同じキハE130系。






団体列車(回送列車?)が第9久慈川橋梁を行く








バンガロー


施設はあるけど人気(ひとけ)はなし…


実際に見るときれいなのだが、写真だと判らないな…


第9久慈川橋梁を潜る




いずれも令和4年11月6日撮影

矢祭山で帰りの列車を待ってもいいが相当時間があるので、隣の駅まで歩いて行く。 (つづく)

この記事についてブログを書く
« 特急〔ちちぶ〕(ラビュー) | トップ | 東舘 山田屋食堂 »
最新の画像もっと見る