旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

蔵王・御釜へ

2019-08-04 06:00:00 | みる

客室からの眺め!

令和元年7月15日月曜日。flag1 海の日。ちなみに海の記念日(昭和16年制定)は7月20日である。祝日の海の日も当初は7月20日だったが、暫くして7月第3月曜日に移されている。海の日を山に囲まれた天童で迎える。もっとも天童市のある山形県は日本海に面しており、海無し県ではない。


和朝定食(※参考価格620円)

ホテルのレストランで朝食。朝食付きプランだったので、価格は参考まで。バイキングではなく、和食か洋食か、チェックイン時に選択する。だしはないかなと思ったが付いてなかった。納豆はある。ごちそうさまでした。


天童セントラルホテル (山形県天童市本町)



ホテルでゆっくりして、午前9時前にチェックアウトする。天童駅前のトヨタレンタリースの営業所へ。駅レンタカーで予約しているが、借りる営業所はトヨタレンタリースさんとなっている。普段はマツダ車しか乗らないので、トヨタ車に乗るのも久しぶりで楽しみである。パッソだそう。営業所で説明を受けて出発。国道13号を南下する。天童市より山形市へ。交通量は少なくないが、順調な流れである。山形自動車道山形北ICを通過する。まだ高速道路に流入しないが、ETCの場所が判らない。営業所で確認しておくべきであった。そこら中を探って、右下の方にカードを入れるところを発見する。

山形市より上山市に入る。国道13号から県道12号に入る。この後はほぼ道なりだが、カーナビに目的地を設定する。道案内より、あと何キロとか、何分とかが参考になる。県道はどんどん標高を上げてゆく。かつては有料道路だったが、昭和60年に無料開放された蔵王エコーラインを行く。秋田ナンバーの車についてゆく。平野部では晴れ間も見えていたが、山道を登るうちに霧で見通しが悪くなった。前照灯をつける。天気が悪くて景色が見られないのなら、プランBで庄内に行く事も考えていたが、ここまで山を登って来てしまった。どうしたものか。カーナビが宮城県に入った事を告げる。イメージ画像は牛たんだった。すぐに山形県に入った事を告げ、さくらんぼの画像が出る。つづら折りの道なので、県境付近でそうなる。急に一面の霧が晴れて、視界が開ける。

再び宮城県に入る。刈田郡七ヶ宿町。御釜へ向かうリフト乗り場があり、リフトに乗っている人が見える。きっと山の上も霧ではないのだろう。御釜へはリフトでも行けるが、最後まで車で行く。蔵王エコーラインを離れ、有料道路の蔵王ハイラインへ。普通車の通行料金は540円。通行料金というより、入場料金のような感じで、復路は料金は徴収されない。車に対して料金が発生するので、複数台でこの辺まで来て、少ない台数に乗り合わせて料金所を通過し、乗らない車はそこいらに駐車しているのではないか、という感じの車を何台か見掛ける。料金所付近は蔵王町。料金を支払い、さらに坂を上る。北見ナンバーについてゆく。北海道にでも来た気分である。すぐに道路の終点に着き、駐車場に誘導される。この辺は七ヶ宿町となる。


car レンタカーで蔵王に到着symbol6

庄内ナンバーのパッソ。料金所付近では霧が晴れていたが、やっぱり視界は悪い。海の日は庄内に行って、魚を食べてくればよかったか。羽黒山にも行ってみたいし。


県営蔵王レストハウス(蔵王山頂レストハウス)
(宮城県刈田郡七ヶ宿町大深沢)


bus 蔵王刈田山頂停留所

ここまで路線バスが登ってくる。


ミヤコーバス 白石蔵王駅前ゆき 12:00発 13:00発

白石蔵王駅前までの運賃は1,920円である。

宮城交通 http://www.miyakou.co.jp/


山交バス 刈田山頂線 特急山形駅行 13:00発

山形駅前までの運賃は2,050円である。

どちらも運転日注意だが、宮城県側から2往復、山形県側が1往復で、本数は少ない。運賃も往復すると高額である。ならばと自由のきくレンタカーにした次第。むろんレンタカー代・ガソリン代・有料道路の通行料金の合計はバス代よりも高い。


霧が出ている…

御釜の方から帰ってくる人が、「ちょうどよかったね」とか話している。今からゆくと、ちょうどよくないという事なのか。


平地とは植生が異なる!

森林限界を超えているのだろうか。




霧で何も見えない!



少し下に下りてみる。何も見えないけど、多くの人が御釜のあるだろう方向を見ている。


注意 観光客・登山客のみなさまへ

何ら火山情報について調べてないけど、凄いところにいるのか。


山肌が見えてきた!


あれは?


蔵王 御釜 (宮城県柴田郡川崎町前川)

ついに御釜がその姿を現した。








また霧の中に御釜が隠れてゆく…

ちょっと場所を移動してみる。





自分は山登りはしないけど、登山者はこんな景色を見ているのかと思う。


雪渓か?
















刈田嶺神社 奥宮 (宮城県刈田郡七ヶ宿町大深沢)

2回程、御釜は見えたけど、最初の時程はっきりと見えない。近くの刈田岳山頂に登ってみる。おやしろがあり、山の安全を祈願する。ここでも御朱印が大人気。






刈田岳 標高一七五九メートル

刈田岳から御釜が見たかったが、霧で何も見えん。レストハウス近くの展望台に下りる。






刈田岳山頂・刈田嶺神社を望む!

霧の中に1時間程いたけど、これ以上待っても見えなさそうなので引き上げる。もっと天気の良い日にまた来たい。




玉こんにゃく(150円)

山形名物だそうだが、宮城県のレストハウスで玉こんにゃくを売っていた。辛子をつけて食べる。鍋で煮えているのを出してくれるので、アツアツで旨い。


ずんだだんご(350円)

宮城県の名物もある。ずんだ餡がたっぷり。ずんだ好きなのでたまらん。


各国語のパンフレットが並ぶ!

日本語で「英語」とか「中国語」とか書いてあるけど、「ENGLISH」とか「中文」の方がいいと思う。御釜には西洋や東洋の観光客の姿もあったけど、東北の人が多かったような気がする。関西人も見掛けたし、駐車場には関東のナンバーが数多く停まっていた。




山交バスとミヤコーバス いずれも令和元年7月15日撮影

山形県・宮城県の定期路線バスが停まっている。御釜を見て、昼食をとるくらいの時間でダイヤが組んである。ただ、今の時間は御釜は見えないかな。さて、駐車場を後にして山を下りる。蔵王町に入り、復路は料金の徴収のない料金所を通過する。山形県側から登ってきたが、宮城県側に下る。先程見たミヤコーバスの12時発の白石蔵王駅前行が後続車に道を譲ってくれる。宮城県側もつづら折りの坂道。自分が運転しているからいいが、他人の運転なら酔うだろう。天気がよければ眺めもいいのだろうが、下りも霧の中、前照灯をつけての運転。途中でJRバスとすれ違う。列車の車内に広告が出ていたが、仙台発の御釜にも行く観光バスがあるのだそう。県道12号蔵王エコーラインは国道457号に突き当たる。川崎町方面へ左折する。刈田郡蔵王町より柴田郡川崎町に入る。国道も曲線が多い。緑の林間コースだが、木々の緑が目に鮮やかである。山口県や広島県も山ばっかだが、植生が違うのか緑は鮮やかではない。東北にいるなあと思う。峠を越えたのか、線形がよくなる。

山形自動車道を見て、国道457号は国道286号に突き当たる。レンタカーは山形駅で返却するので、山形県に戻るが、宮城川崎ICから流入せず、国道286号で山形方面へ向かう。交通量は少なく、線形の良い道路である。笹谷ICに至る。この先は一般有料道路の笹谷トンネルがあったが、高速道路の山形自動車道に編入されている。一般道は山形方面に通じているが、道はよくないようである。ETCカードを入れて、笹谷ICより山形自動車道に流入。少し進むと山形自動車に編入された笹谷トンネルに入る。長いトンネルで宮城県より山形県に入る。ここはもう山形市である。トンネルを出てすぐに関沢ICより流出する。ETCの通行料金は休日割引で150円だった。再び国道286号に戻る。これからまた天童へ向かう。山形市街地を通らなくてもいい、短絡するトンネルがあったようだが、そのまま国道を進み、山形県庁などを見て、今朝通った国道13号に戻る。山形市より天童市に入る。帰ってきた。 (つづく)