旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

新玉亭

2019-06-10 15:00:00 | たべる

JR東海 参宮線 快速〔みえ18号〕 2918D列車 [キハ75形] (二見浦)

二見浦駅に帰ってきた。出札口も自動券売機もない駅に戸惑っていた人もいたが、そのままプラットフォームに向かう。無札の人は車内で車掌さんから切符を買う事になる。二見浦の長大なプラットフォームに2両編成の気動車(ディーゼルカー)が入ってきた。かつては長いプラットフォームに長編成の列車が発着していたのだろう。


metro 快速〔みえ〕で二見浦を出発symbol6

1本前の快速〔みえ〕は4両編成だったが、と思っていたら、伊勢市で前寄りに自由席2両を増結する。このため、伊勢市での停車時間が長い。近鉄との乗り間違えに注意するようを車掌が放送している。伊勢市はJRと近鉄の共同使用駅。勝手を知らない観光客が近鉄の切符を買って、改札前のプラットフォームに停車中の名古屋行の乗ってしまうのだろう。参宮線を快走した快速〔みえ〕は多気から紀勢本線に入る。多気から和歌山までの紀勢本線には乗った事がなく、新宮まではJR東海管内で唯一乗り残しているが、今日もまだ乗らない。松阪に停車し、津で下車する。


JR東海 紀勢本線 快速〔みえ18号〕 2918D列車 [キハ75形] (津)


metro 快速〔みえ〕で津に到着symbol6

参宮線 快速〔みえ18号〕 2918D 二見浦(15:06)→津(16:02) キハ75-103
※津-多気間は紀勢本線。

昨日から津駅のJR改札を利用しているが、初めてJRの切符で利用する。鳥羽から松戸の乗車券で途中下車。途中下車印を押してもらう。




連泊するホテルに戻る!

大相撲令和元年五月場所(両国)の初日。令和初の新入幕力士の志摩ノ海関を紹介している。三重県志摩市出身で平成元年生まれの力士である。昭和も遠くなりにけり。


三重県にいるので三重県出身力士の取組に注目!

初日、志摩ノ海関と矢後関との取組は、叩き込みで矢後の勝ち。志摩ノ海関の初日は黒星だったが、15日間取り終えて、10勝5敗と2桁の好成績で、敢闘賞も受賞した。


近畿日本鉄道 名古屋線 普通列車 [1000系] (津新町)

お相撲を見てから、夕食に出掛ける。SuicaJR東海の改札を通り、近鉄電車に乗る。ややこしい。津から一駅、乗った列車の終点の津新町で下車する。


metro 名古屋線で津新町に到着symbol6

名古屋線 普通 津(18:16)→津新町(18:19) 1058 運賃150円


近畿日本鉄道 名古屋線 津新町駅 (三重県津市新町)

近鉄名古屋線の隣を紀勢本線が走るが、駅があるのは近鉄だけである。






新玉亭 (三重県津市丸之内養正町)

津新町から津の街を歩いて、こちらのお店に到着。


近くには津放送局が!

津放送局ではなく、三重テレビの番組を見て、津の鰻屋さんを知ったのだ。堀さんと萩ちゃんの後を受けた松島さんが津の人で、以前から通っていたそうだが、番組を見て旨そうだったのでやって来た。2月頃からお伊勢参りで三重県に来たかったのだが、津に宿を取ったのは、番組で鰻屋さんが紹介されたからである。


それでは創業明治二十三年の新玉亭さん店内へ!

鰻を食べるのは実に4年振り。台北で食べて以来である。日本で最後に食べたのは浦和だったか、浜松だったか、記憶に定かでない。6年前に松阪で食べたのが最後か。さて、入店待ちの列はなかったのだが、料理を提供するまで50分掛かるという。鰻を食べるために津に来ており、他に用もないので構わない。すぐに席に案内される。店の外で待つ訳ではないので、楽なもんである。鰻が4切のった上丼を注文する。丼に付く吸物は100円増し(税抜)できも吸に変更出来るが、そのままにする。きも焼きは終わったそう。周りのお客さんも料理を待っており、先に麦酒を飲み始めている方もおられるが、自分が50分も前からお酒を飲んだら、肝心の鰻の味が判らなくなる恐れがあるので、まだ辛抱する。もうそろそろ料理が来るのではという頃合いでお酒を注文する。


日本酒(324円)

冷やで頼むと一升瓶から注いでくれる。銘柄を見ておけばよかった。ところで、冷やといって冷酒を出されると困るので、常温でと注文している。ここは老舗の鰻屋さんだから間違いないだろうが、つい常温でと言ってしまう。押しなべて冷酒の方が価格が高い。お酒と一緒に小鉢も出されたが、鰻の蒲焼の端っこの方が入っている。これをあてに一盞。実に旨い。冷酒の半値以下のお酒だが旨い。鰻には清酒だとしみじみ思う。しかし料理が来る前に、お店の鰻の味を知ってしまった。


料理が運ばれてきた!

さっそく蓋を取る。


上丼 四切(吸物付)(2,484円)

四切にしてよかった。ちなみに一切あたり500円(税抜)刻みで、一切の小丼から五切の特上丼まで選べる。うな重は一匹だそう。


いただきます♪

久しぶりに鰻を堪能する。何切かお酒のあてにしてもまだある。鰻は炭火焼だそうでパリッと焼けている。関西風直火焼きなのだそう。関東の蒸したのも恋しいが、関西風もまたよし。ごちそうさまでした。


ここまで令和元年5月12日撮影

閉店時間を待たずに鰻は売り切れていた。後からお客が入って来なかった訳である。



すっかり暗くなった津の街を歩き、近鉄電車に乗ってホテルに戻り、就寝した。

名古屋線 普通 津新町(20:07)→津(20:10) 1057 運賃150円


無料朝食サービス ここから令和元年5月13日撮影

令和元年5月13日月曜日。津のホテルで目覚める。朝食の内容は昨日と変えてある。連泊だとありがたい。納豆は変わらず選ぶ。


coffee 食後にコーヒーsymbol6

ごちそうさまでした。


客室からの眺め!

さて、いつもなら9時頃までホテルでゆっくりしているのだが、JRは9時台には名古屋行の列車が無い。近鉄は特急が4本、料金不要の急行が3本、普通列車が1本ある。紀勢本線の亀山行が1本あるが乗車券の経路から外れる。伊勢線の四日市行が1本あるが、津10時02分発の快速〔みえ6号〕に結局四日市で乗り換える事になる。8時台は快速〔みえ4号〕の他に特急〔南紀2号〕がある。少し早くホテルを出るとしよう。


ホテルエコノ津駅前 (三重県津市栄町)



2泊した快適なホテルをチェックアウトする。駅に着くと、JRの出札口で途中下車している乗車券を見せて、東京までの特急券を買う。名古屋までは快速〔みえ〕でなく、特急〔南紀〕を利用してみる。特急〔南紀〕の料金は新幹線乗り継ぎ割引となるが、半額にはならない。


伊勢鉄道 伊勢線 普通 109C列車 [イセIII形] (津)

昭和62年、国鉄伊勢線はJR東海とはならずに、第三セクターの伊勢鉄道に移管されている。これから乗る特急〔南紀〕は伊勢線を経由するが、伊勢鉄道の特急料金(310円)は新幹線乗り継ぎ割引が適用されないので、JR線の部分のみ割り引かれて合算されている。


近畿日本鉄道 名古屋線 特急 713列車 [22000系] (津)

隣の近鉄には頻繁に列車が走る。名古屋までの運賃・料金も近鉄の方が安い。


津駅構内の様子!

伊勢線、紀勢本線は非電化。名古屋線は電化されている。こうしている間にも近鉄特急が名古屋へ行ってしまう。


JR東海 特急〔(ワイドビュー)南紀2号〕 3002D列車 [キハ85系] (津)

少し遅れて特急〔南紀〕が入ってきた。近鉄特急は電車だが、非電化の伊勢線・紀勢本線を走る特急〔南紀〕は気動車(ディーゼルカー)である。



6時20分に和歌山県の新宮を出て走ってきた。



5両編成のうち、自由席は1両だけだが空いている。窓側の席に腰掛ける。


metro 特急〔南紀〕で津を出発symbol6


紀勢本線と別れる! (東一身田-津)

紀勢本線を走ってきた特急〔南紀〕は、津から伊勢線に入る。かつて名古屋へは亀山経由で紀勢本線と関西本線が連絡していたが、昭和48年に短絡線として伊勢線が開業した。重要な路線だと思うが、何故か国鉄からJR東海とならなかった。伊勢線は何度も利用しているが、JR東海の車両でしか乗った事が無い。比較的新しい路線で線形は良い。特急列車は快走する。快速〔みえ〕より乗り心地はいい。複線分の用地は確保されているが、途中まで単線の区間がある。車内で車掌と他の乗客の検札の話が聞こえてくる。ICカードで自動改札機から入場したようだ。津駅の改札機の読取部は近鉄用で、「ICカードでJR線にはご乗車になれません」と大書してあったが、ご覧になっていなかったのか。もしくは近鉄との乗り間違えか。


関西本線が近づいてきた! (河原田-鈴鹿)


関西本線のプラットフォームを望む! (河原田)

もうすぐ関西本線に合流する。四日市で降りる人が多かったが、桑名からは乗る人が多い。そして特急券を持っていない。車掌は特急券を売り続けている。自分も常磐線特急に乗る時に車内で特急券を買う事もあったが、近年は事前料金・車内料金で差額があるので、車掌から買う事はない。


揖斐川 (長島-桑名)


㊧揖斐川 ㊨長良川


長良川


この辺が教科書で習った輪中か!


木曽川 (弥富-長島)

木曽川を渡り、三重県より愛知県に入る。関西本線にも単線区間があり、交換待ちもあるのだが、この列車が遅れていたので下り列車を待たせていたのか、定刻に名古屋に到着した。


JR東海 特急〔(ワイドビュー)南紀2号〕 3002D列車 [キハ85系] (名古屋)

今日は1時間の乗車だったが、この列車でまだ訪れた事のない南紀に行ってみたい。


metro 特急〔南紀〕で名古屋に到着symbol6

特急〔南紀2号〕 3002D 津(8:41)→名古屋(9:41) キハ85-8 特定特急料金630円




特定特急券 津→名古屋(630円・乗り継ぎ割引)

名古屋で途中下車したが、今日は何の用事もない。お腹も空いておらず、きしめんも食べられない。新幹線プラットフォームに向かう。


新幹線〔のぞみ4号〕 4A列車 [N700系X50編成] (名古屋)

九州・福岡県の博多6時36分発の〔のぞみ〕が入ってきた。空席はあったが、窓側には座れず。博多始発ではなく、新大阪始発とか、自由席の多い〔ひかり〕なら窓側に座れたかも知れないが、一番早い列車に乗ってしまう。


metro 新幹線〔のぞみ〕で名古屋を出発symbol5


角ハイボール(260円)

車窓を見る楽しみもなく、車内販売でハイボールを買う。〔のぞみ〕〔ひかり〕は健在だが、車内販売を終了した列車が多いと聞く。


新幹線自由席特急券/特定特急券 名古屋→東京・品川(4,100円)


乗車券 鳥羽→松戸(8,390円)


新幹線〔のぞみ4号〕 4A列車 [N700系X50編成] (品川)

名古屋から1時間半足らずで品川に到着した。鉄道の旅というより、高速移動の足である。速くて快適なのはいいけど。


metro 新幹線〔のぞみ〕で品川に到着symbol5

新幹線〔のぞみ4号〕 4A 名古屋(9:57)→品川(11:26) 787-2050 特定特急料金4,100円
京浜東北線 快速 1030B 品川(11:35)→上野(11:52) クハE233-1014
常磐線 快速 1241H 上野(12:02)→松戸(12:19) サハE231-66
◆鳥羽-松戸間の運賃8,390円

乗車券の行先の松戸で下車して昼食を食べて帰宅した。 (おわり)