旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

会津列車たび 喜多方

2006-03-05 00:00:00 | 鉄道

丸見食堂 (福島県喜多方市字町田)

駅で老麺会まっぷを入手して、どこの店に行くか選ぶ。歩くのも面倒なので駅前の店にするが、前にも利用した駅前の店はやめて、近くの初めての店に入る。店は中も外も落ち着いた雰囲気。すでに昼食時は過ぎているので、店内は空いている。さて、今朝はホテルの食事をしっかりとしすぎているので、お腹はあまり空いていない。ビールや餃子はやめて、ラーメンだけを味わうとする。きざみチャーシュー(800円)を注文。


丸見食堂「きざみチャーシュー」(800円)

太いちぢれ麺の醤油ラーメン。久しぶりの喜多方ラーメンの食感を楽しむ。こちらのスープはあっさりしている。ネギとチャーシューも旨い。沢庵が別に添えられていて、ちょっと鹿児島を思い出す。もう少しお腹を空かせて、ラーメンライスにしても良かったかなと思う。今日はそんな余裕もなく満腹となって店を出る。


会津乗合自動車喜多方営業所(福島県喜多方市字町田)

駅に戻ってみるが、次の会津若松行は15時51分で、しばらく列車はない。判ってはいたが何とかならんのか。駅前のバス停を見るが若松方面のバスはない。若松、喜多方という会津の重要な都市間に2時間以上も交通手段がないはずはあるまい。駅前で目を凝らすと、少し先にバス停標識が数多く見える。行って見るとバスの営業所だった。

待合室にはストーブが焚かれ、切符売り場もある立派なものだ。少々古いが…。時刻表を見ると、14時20分発の便がある。所要時間はわからないが、列車よりも早く若松に着くだろう。ただ、運賃は高い。列車は320円だが、バスは870円もする。躊躇したが、早く若松に戻って、買い物に時間を充てたい。またバスの運行経路にも興味があるので、切符を買って乗る事にした。乗車券には区間は書かれておらず、金額が書かれているばかりで、回数券みたくてつまらない。硬券だったら嬉しいが、十数年前に道北バスの上川で一度見たきりである。

待合室の自動販売機でお茶を買い、バスに乗ると一番前の席に陣取る。喜多方の市街地で客を拾ってゆき、国道121号に入って速度を上げた。途中で国道から外れて、郊外型の商業施設の駐車場(平面)に入ってゆく。まさに駐車場に設けられたバス停からは買い物客が乗りこんできた。ほとんどの客は車で来店するからか、バスに乗ってきたのは中高生が大半だ。

バスは国道に戻ったが、今度は旧道に入って行く。初めての道なのに見覚えがある。昨年、某番組で関口君が食堂のおばちゃんの自転車の後ろについて走りまわっていたのは、ここ塩川だったか。のれんの街ということだったが、あまりのれんは見かけない。旧道から国道に戻り、バスは線路に沿って走るが、列車は来ない。運転士が携帯電話で話している高校生に注意している。磐越自動車道会津若松ICを過ぎ、若松の市街地に入り、若松駅前に到着した。 (つづく)