旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

会津列車たび 野岩鉄道

2006-02-20 12:00:00 | 鉄道

野岩鉄道 会津鬼怒川線 快速 3273列車 (新藤原)

次に乗った快速列車は、急行からの乗り換え客で混雑していた。急行の中で酒盛りをしていて随分ご機嫌の一団も見られる、この後、龍王峡から先の区間は初めて乗るところなので車窓楽しみにしていたが、扉の側の窓に背を向けた席に座るのがやっとであった。騒がしいまま、新藤原(12:35)を発車。ご機嫌の一団がかわるがわる便所に入る。2つ目の停車駅、トンネルの中にある湯西川温泉に停車するとほとんどの乗客が下車して閑散としてきた。ご機嫌の一団も降りていった。

ボックス席ひとつを一人占めする。乗り物が空いているのはよいが、鉄道会社の経営としては厳しいところだ。車窓は雪国である。前に降った雪が残っているだけで、今日は晴天であるが。山峡の景色はよいのだが、トンネルばかりの区間である。野岩鉄道(新藤原-会津高原)は国鉄野岩線として建設されていたが、第3セクターで昭和61年(1986)に開業した鉄道である。線名を会津鬼怒川線といい、東武鉄道鬼怒川線と会津鉄道会津線とを結んでいる。なお、野岩とは下野国(栃木県)の「野」と岩代国(福島県)の「岩」である。列車は県境のトンネルに向けて坂を登っていく。


野岩鉄道の前方車窓

県境の長いトンネルを抜けると、福島県の会津である。会津高原駅に到着する。この駅には以前、檜枝岐村へ車で行く途中に立ち寄っている。野岩鉄道はここまでだが、この列車は会津鉄道の会津田島まで乗り入れる。そこまでは電化されている。坂を下っていって会津田島(13:26)に到着した。190.7キロ離れた浅草から快速列車(電車)が直通運転している。この先は非電化区間なので電車から乗り換えとなる。 (つづく)