翻訳者の散歩道

  ☆ 法律翻訳者の思考のあれこれ ☆
(「翻訳者になりたい人のためのブログ」を統合し「第ⅡBlog〇〇編」と表記)

灰となった都市国家カルタゴ-その2

2007年06月07日 | 歴史
このシチリア島の争奪戦で脱落したギリシャ王ピュロスは「我々はローマとカルタゴの間にこの美しい戦場を残して去っていく」とつぶやいたとか。

この戦争は地中海周辺諸国を巻き込む世界大戦の様を呈し、ポエニ戦争と呼ばれます。
ポエニ戦争は断続的に続きました。
 第1次ポエニ戦争:BC265-241
 第2次ポエニ戦争:BC218-201
 第3次ポエニ戦争:BC149-146
勝者となったローマは更なる覇権を求めてマケドニア、シリア・・・と戦いを続けるのですが、カルタゴは経済復興、国家再建を目指します。

カルタゴは、傭兵部隊が主力だったので自国民の犠牲は少ないのですが、対するローマの方は戦争で人口の20%に近い約30万人を失っています。
さらに、ローマは相次ぐ戦争によって国庫も相当の支出を余儀なくされ、ローマがカルタゴの経済復興に対して不安感または不快感を持ったことは容易に想像できます。

ポエニ戦争は世界史上有名であり、ご存知であろうと思いますが
カルタゴの生んだ名将ハンニバルについてチョコッと触れてみようと思います。

-------続く---------


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