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読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

隠されたヨーロッパの地の歴史

2016年02月25日 20時17分57秒 | ■読む
副島彦著、ベストセラーズ刊
ルネサンスを中学で学びましたが、その本当の意味を知りませんでした。NHKラジオでカルチャーラジオ「カオスを描いた芸術家 ミケランジェロ」を聞いて、その意味が良く分かりました。その番組では、ミケランジェロの芸術活動と、そこから窺える思いを控えめに描いています。そして同時代のレオナルド・ダ・ヴィンチと比較しています。
そうした予備知識があったので、本書の主張が良く理解出来ました。メディチ家が導いたルネサンスの思潮によって、永らく続いたカトリックのくびきから自由になり、ギリシア、ローマ時代の人間中心の世界観が復活したとの事でした。
本書と先の放送番組の内容は軌を一にしています。しかしながら、著者は自分だけがそのことを明らかにするのだと述べている事にいささか驚きました。最も、メディチ家の人々がせっかく導いたルネサンスの思潮を自ら否定し、その後も近代に至るまで抑圧されたままであることは、先の放送番組では取り扱わなかったので、参考になりました。書かれている内容は大筋で納得できる内容ですが、すべてを鵜呑みにすることは避けるべきであろうと思います。
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URL => https://ja.wikipedia.org/wiki/副島隆彦
     http://www.nhk.or.jp/r2bunka/ch03/1404.html
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評価は3です。

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=> カメラまかせ 成り行きまかせ
=> カメラまかせ 成り行きまかせ その2

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