
マーク・グリーニー著、ハヤカワ文庫NV刊
グレイマン・シリーズの第4作目です。
今回の作品は、前作の件で恨みを持ちジェントリーを執拗に殺そうとするシドレンコを暗殺する場面から始まります。
暗殺に成功し脱出しますが、その先には、最先端の探索技術を駆使する民間企業の部隊が待ち受けていました。
用心深いジェントリーですが、敵のこの周到な作戦で窮地に陥ります。
そこに現れたのが、ジェントリーと同じフリーランスの暗殺者でした。
この男は何が目的でジェントリーを助けたのか。
更に、イスラエルのモサドが絡んできて、事態が複雑に展開して行きます。
今回は、今までで一番手が込んだストーリーです。
また、先進的なドローンと、それにより得られた映像を高度に解析する技術の裏を掻く方法は、今日的な状況で冒険小説を成立させる為のマストアイテムと思います。
ストーリーも手が込んでいて、かつ、あざとさは感じられず、ジェントリーの生き方の描き方も素晴らしい。
さあ、第5作が待っているぞ!
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○マーク・グリーニー
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評価は5です。
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