読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

板谷波山展

2013年10月26日 15時43分24秒 | ■見る
茨城県陶芸美術館で開催中の展覧会です。茨城県出身の波山の作品は端正で好きです。そのため、作品を鑑賞したり、氏に関する著作を読んだりしました。だから、作品の傾向も知っていたので、それ程期待しないで行ったのですが、台風が来ているため来場者数はかなり少なめ。会場に入ると、なにやら話し声が聞こえます。不審に思いのぞいてみると、学芸員と思しき女性が作品の説明をしていました。早速私も聞きました。
いや~、良かった。波山の修行中からその後の作品作りに影響を与えた、時代時代から始まり、時代の流行や波山の関心、あるいは交友関係など、多面的立体的に解説していました。また、代表作品の葆光が骨董品の範疇に入らないながら、陶芸作品の重要文化財二点に含まれていないこと。国宝になるには制作してから100年経たないと駄目だと聞きました。
様々な解説は2時間弱にも及び、展示作品の半数ほどの解説を受けましたが、疲れてしまったので、もう一度鑑賞の機会を持ちたいと思います。解説された学芸員と思しき方が、本展の企画をされたようですが、素晴らしい解説でした。幸いに、音声ガイド(500円)が用意されているので、次回は借りて改めて鑑賞したいと思います。
-----------------------------------------------
URL => http://www.tougei.museum.ibk.ed.jp/
     http://ja.wikipedia.org/wiki/板谷波山
-----------------------------------------------
評価は5です。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 楢山節考 | トップ | すぐに使えるWindowsムービー... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

■見る」カテゴリの最新記事