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読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

コンビニ食と脳科学 「おいしい」と感じる秘密

2018年12月23日 17時27分04秒 | ■読む
加藤直美著、祥伝社刊
著者はマーケットリサーチのコンサルティング業務が主な仕事とのことで、コンビニが激烈な競争をしつつ、消費者の嗜好に適う食べ物を作り、新しい食材、加工方法、ラッピングによって消費者の嗜好をリードし変化させてきたことを、データを示して述べています。
私達の世代が育った環境は、家庭内で素材を調理した食事がほとんどでしたが、高度経済成長後、インスタント食品の普及、チルド食品の展開、コンビニの出現など、食を巡る目まぐるしい環境の変化を見て来ました。それで、本書の多面的な分析が自分の経験に重なっています。例えば、コンビニのおにぎりは食べる時に海苔を巻くものになって販売された時の印象は強烈でした。全く気付かなかったことでは、コンビニやデパ地下では販売品のニオイを排除していることです。成る程。
本書には「脳科学」の視点が入っているものの、タイトルに入れるほどの役割は果たしていません。ネーミングの流行に乗って無理に付けたように感じます。著者の強みを生かした別なタイトルの方が良かったと思うのですが・・・。
評価は3です。

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