読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

ドイツ参謀本部

2021年03月14日 15時07分51秒 | ■読む

渡部昇一著、中公新書
後の戦争に大きな影響を与えたドイツ参謀本部について知りたいと思っていて見掛けたのが本書です。
冒頭から少しの間は、教養主義の臭いで辟易しましたが、参謀本部の形成について具体的な解説になってからは、俄然面白くなってきました。
シャルンホルストや大モルトケのような著名な軍人が登場し、ドイツ統一前のプロイセンの歩みが理解出来ました。

ヨーロッパの近代史を理解するには、地政学的な観点が不可欠です。今日ドイツとなっている地域は、西にフランス、東にロシアに挟まれ、その脅威にさらされていた故に、生き残るすべを模索するうちに、参謀本部が形成されたのだと理解しました。

本書は、第二次世界大戦までを扱っていますが、時代毎の状況と主要な登場人物の人となりが述べられており、ナポレオンが敗れ去った理由の一端が明らかにされています。
大変参考になりました。
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渡部昇一  ○プロイセン参謀本部
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評価は4です。

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カメラまかせ 成り行きまかせ  〇カメラまかせ 成り行きまかせその2


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