
水戸市の常陽史料館で開催中の展覧会です。作者の深作修一さんは、元々は船員で、趣味の帆船作りから木工による様々な作品作りにのめり込んだとのことです。
展示されていた作品は、天然の木材を着色無しの素材のままの色と文様を生かした作品です。独学で作り上げた世界は見事と言うほかはありません。かつて寄せ木細工の職人の作品や関連図書を読みましたのが、象嵌の技術は、そうした職人の方よりも劣るかもしれませんが、作品そのものの魅力は圧倒的でした。
作り方は、木材を5mmの厚さに切り出し、これを下絵に合わせて機械の糸鋸で切り出すのです。その際、付け合わせる二枚の板を接合するヶ所を含めて重ね合わせ、幾分角度を付けて切断すると、ぴたりとつなぎ合わさるそうです。種を明かせば簡単そうですが、糸鋸を自在に操作する技術や、構図の決定、そして何よりも、色と木目を生かすために、適切な木材を選び出すには、多くの試行錯誤と努力があったものと思います。一見の価値のある作品展でした。
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URL => http://www.joyogeibun.or.jp/siryokan/siryokan2.html
http://www.mokurenga.com/
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評価は4です。
展示されていた作品は、天然の木材を着色無しの素材のままの色と文様を生かした作品です。独学で作り上げた世界は見事と言うほかはありません。かつて寄せ木細工の職人の作品や関連図書を読みましたのが、象嵌の技術は、そうした職人の方よりも劣るかもしれませんが、作品そのものの魅力は圧倒的でした。
作り方は、木材を5mmの厚さに切り出し、これを下絵に合わせて機械の糸鋸で切り出すのです。その際、付け合わせる二枚の板を接合するヶ所を含めて重ね合わせ、幾分角度を付けて切断すると、ぴたりとつなぎ合わさるそうです。種を明かせば簡単そうですが、糸鋸を自在に操作する技術や、構図の決定、そして何よりも、色と木目を生かすために、適切な木材を選び出すには、多くの試行錯誤と努力があったものと思います。一見の価値のある作品展でした。
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