
小川克彦著、中公新書刊
本書の副題は「ネット世代はなぜリア充を求めるのか」です。著者はたまたま私と同じ歳なので、知識や見識は別として、時代の雰囲気は同じ中を過ごしたと思います。その為か本書でふと漏れる著者の本音に共感しました。日本電信電話株式会社で時代の先端の技術開発に携わり、その後転身して大学の教員となった著者は、その時代の最先端技術を扱いながらも、人間のコミュニケーションのツールとしてネットを評価して来たようです。文中、ネットの様々なコミュニケーションツールを巡る長所と短所の分析で「プロトコル」という表現を用いており、技術者としてネットの行方を探る学者としての立ち位置が窺えました。
(生まれた時からネットに囲まれて育った世代は、世界との関わり方に関する感覚が異なっているとの前提に立った)世界とのつながりの在り方の変革の行方を探る足がかりと言える著作です。
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URL => https://k-ris.keio.ac.jp/Profiles/129/0012883/profile.html
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評価は4です。
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本書の副題は「ネット世代はなぜリア充を求めるのか」です。著者はたまたま私と同じ歳なので、知識や見識は別として、時代の雰囲気は同じ中を過ごしたと思います。その為か本書でふと漏れる著者の本音に共感しました。日本電信電話株式会社で時代の先端の技術開発に携わり、その後転身して大学の教員となった著者は、その時代の最先端技術を扱いながらも、人間のコミュニケーションのツールとしてネットを評価して来たようです。文中、ネットの様々なコミュニケーションツールを巡る長所と短所の分析で「プロトコル」という表現を用いており、技術者としてネットの行方を探る学者としての立ち位置が窺えました。
(生まれた時からネットに囲まれて育った世代は、世界との関わり方に関する感覚が異なっているとの前提に立った)世界とのつながりの在り方の変革の行方を探る足がかりと言える著作です。
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