goo blog サービス終了のお知らせ 

読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

三年坂

2009年04月16日 20時10分15秒 | ■聴く
伊集院静著、横浜カセット文庫発行。
瑞々しい文章でした。伊集院さんの作品を初めて聞きましたが、男の子にとっての母親像と成長した後に知る、女としての母親像が見事に描かれていました。多分多くの男達は、母親が自分のために生きてくれたのだと思い込んでいるのではないか。そんなことはない、と分かっていても、何となく思い込んでいる節があります。母親と息子の関係はヒジョーにビミョーであると思います。
-------------------------------------------------
URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/伊集院静
     http://www.ijuin-shizuka.com/
-------------------------------------------------
主人公が、少年の日に感じた母親像の美しさを描写してる場面と、最後に母親の実像を知ることによって呪縛から解き放たれたシーンが印象に残りました。他の作品も味わいたいと思いました。
評価は4です。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 老妓抄 | トップ | 万両 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

■聴く」カテゴリの最新記事