タニタ、デスクワークや家事でも消費カロリーが分かる「活動量計」発売
(2009/04/01 日経エレクトロニクス)
タニタは4月1日、1日の総消費エネルギーを計測・表示する「活動量計」を個人向けに発売する。デスクワークや家事など、わずかな身体の活動も消費エネルギーとして計測できるという。活動量計を一般向けに販売するのは初としている。
発売するのは「カロリズム」(オープン価格)。携帯できる小型サイズで、身に付けておくと、日常生活で消費したカロリーを計測して表示する。安静時の代謝量や脂肪燃焼量、歩数・歩行距離なども表示してくれる。
価格はオープンだが、店頭販売価格は8000円前後になる見通し。09年度に3万台の販売を計画する。
一般消費者向けに機能を絞ったことで、価格を抑えたとする。「他社の活動量計は、細かい時間単位の活動量を詳細に分析できるように、搭載するメモリーの容量が大きい。これに対して我々の活動量計は、蓄積するデータ量を抑えたため、メモリー容量は他社の数10分の1程度。さらに、他社製品のようにパソコンと接続するためのUSBも搭載していない」
一般の歩数計が計測できるのは総消費エネルギーの十数%程度。新製品は、3軸加速度センサーを搭載した歩数計のノウハウと独自解析アルゴリズムを活用し、デスクワークなども計測できるようにしたという。今後、同社の健康管理サービス「からだカルテ」などと連動可能な通信タイプの開発を進める。
上海広電集団-債務超過に・日本企業に影響も-
(2009/04/02 日経)
中国の電機大手、上海広電集団(上海市)が債務超過に陥っていると現地紙が伝え、上海証券取引所上場の傘下企業、上海広電電子と上海広電信息産業の2社が31日、4月1日の両日、取引停止となった。
両社は4月1日、「報道に関して親会社である上海広電に問い合わせている段階」とのコメントを発表した。
上海広電集団はNECと「第5世代」の液晶パネルを合弁生産している。パナソニックやシャープ、ソニーなどとも合弁会社を設立するなど、日本企業との関係が深い。
上海広電集団は世界的な経済危機などを背景に業績が悪化。上場企業2社は08年度決算で約18億~21億元(約260億~約303億円)の赤字になるとの見通しを公表している。07年の上海広電集団の売上高は345億7000万元(約5000億円)。傘下に38の子会社がある。上海広電の株式の6割強を上海市政府系の大手自動車メーカー、上海汽車工業集団が保有している。
中国の有力経済紙「21世紀経済報道」によると、上海広電は資金繰りに窮し、従業員の給与の支払いも困難な状況に陥っている。上海市政府はチームを編成し、同社の資産組み替えと債務処理に乗り出したという。上海市は10億元(144億円)以上の国有資産を与えて上海広電の再建処理を支援する計画という。
Samsung-モバイルWiMAX端末「Mondi」を発表-
(2009/04/01 Itmedia)
Samsung Telecommunications Americaは3月31日、モバイルWiMAX端末「Samsung Mondi」を発表した。
Mondiはポケットに収まる程度の大きさのスライド型小型端末。4.3インチのタッチスクリーンに、QWERTYキーボード、300万画素カメラを搭載する。OSにはWindows Mobile 6.1を採用、Windows Mobile OfficeやOpera 9.5、GPS機能なども搭載する。ワイヤレス接続はWiMAXのほか、Wi-Fi、Bluetoothにも対応。
Mondiは米国でClearwireが提供しているモバイルWiMAXサービス向けに設計されている。Clearwireは現在、オレゴン州ポートランドとメリーランド州ボルティモアでモバイルWiMAXサービスを展開しており、2010年までにサービス地域を80以上に拡大する見込み。
米Apple-iPhone32Gバイト版とローエンドモデルを今春に製造開始か?-
(2009/04/02 CNET)
Lazard Capital Marketsのアナリストが米国時間3月31日に発表した調査リポートによれば、Appleは、新たに32Gバイトのフラッシュメモリーを搭載するハイエンドモデルiPhoneと、ローエンドの3GバージョンiPhoneを、今春より製造開始するという。
両モデルの製造には、4月から着手して、5月には販売のメドが立ち、6月に正式発表となる可能性が高いと、Lazard Capital MarketsのアナリストであるDaniel Amir氏は、発表リポートで語っている。
しかしながら、同氏は、新たなローエンドモデルの発売が、BRICsと呼ばれる新興市場4カ国(ブラジル、ロシア、インド、中国)に限られることや、ハイエンドモデルの発売が、北米および欧州市場でスタートする見込みであることも明らかにしている。
ローエンドモデルは、3Gネットワーク上で動作し、Wi-Fiには非対応の可能性がある。一方、ハイエンドモデルは、NANDフラッシュメモリーの容量を、16Gバイトから32Gバイトへとアップし、カメラ機能の改良が図られると、Amir氏は、AppleのiPhone販売チャンネルパートナーからの報告なども引用しつつ、述べている。
この件に関して、現時点では、Appleから一切コメントが得られていない。
バッファロー-Blu-rayをパソコンで見られるDVDドライブを発売-
(2009/04/02 日経)
バッファローは4月1日、Blu-ray Disc(BD)を再生できるパソコン用外付けDVDドライブ「BRC-P258U2」を発売すると発表した。8日から出荷する。BD再生のほかCDやDVDの再生と書き込みが可能。ノートパソコンと組み合わせて持ち運ぶのに適した小型サイズで、BD再生に対応する製品は同社では初めてという。
本体サイズは幅14.1cm、奥行き15.5cm、高さ2.3cmで、重さは370g。USBケーブルでつないだパソコンから電力を得て駆動する。パソコンからの電力が足りない場合は付属の交流アダプターでも動かせる。
「Windows XP」など搭載のパソコンに対応する。BD再生では大量のデータを処理するため、1Gバイト以上のメモリーを搭載するなどパソコンに高い性能が必要という。価格は2万2100円。
米Vitality-無線通信できる薬ビンのフタを公開-
(2009/04/02 日経エレクトロニクス)
Vitality社によると,GloCaps CONNECTのサービスとして,米SNS大手のFacebookやGoogle社が運営する健康情報サービス「Google Health」との連携を進めている。
4月1日~3日に米国ラスベガスで開催される携帯電話関連の展示会「International CTIA WIRELESS 2009(CTIA)」の開幕前日に当たる3月31日,米Vitalityは無線機能を搭載した薬容器向けフタ「GlowCaps CONNECT」を公開した。
この製品は,錠剤などを入れる一般の薬容器にフタとして取り付けて使う。GlowCaps CONNECTは,あらかじめ設定した時間になると,フタに備えられたライトが光り,ユーザーに薬を飲む時間を知らせる。光で知らせてもユーザーがまだフタを開けなければ,今度はフタが音を出す。これでもユーザーがフタを開けない場合,その情報を家庭に置かれているゲートウェイ装置を経由して,インターネットを通じてサーバーに報告する。これを受けて,サーバー側で,さらにユーザーに電話を掛けるという機能がある。インターネットに接続する機能により,ユーザーの関係者に電子メールで報告したり,薬がなく
なると自動的に薬局に情報を送ることもできる。
Vitality社は既に,無線機能を備えていない製品「GloCap Solo」の発売を08年11月に開始。GloCaps CONNECTは,無線機能の実現のために米Texas Instruments製の900MHz帯のLSIが搭載されているという。転送距離は100mである。電池寿命は少なくとも6ヶ月は持つと主張する。フタからの情報をインターネットに転送する目的で,同社はフタとの通信ができるパソコン用USB装置やGPRS,通常の電話線モデム内蔵装置,Ethernet接続装置を用意している。
フタそのものの生産コストは2米ドル程度という。しかし,Vitality社は今回のシステムを薬局を経営する企業などに売り込み,ユーザーには無料で提供するビジネス・モデルを検討している。同社によると,現在,GloCaps CONNECTは米国の2大学と共同で試験運用を行っている。