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電子書籍・最小デジカメ・Androidフォン・サラウンド・nav-u・家庭用発電機・ダイハツリコール

2009-09-12 14:31:44 | Dニュース

米国で電子書籍-なぜ人気?-
(2009/09/10  日経)

米グーグルが進める絶版書などの書籍検索・閲覧サービス「ブックサーチ」を巡る訴訟の和解案に対し、米ネット通販最大手のアマゾン・ドット・コムは9月初め、ニューヨーク連邦地裁に異議を申し立てた。米国では「eBook(電子書籍)」の人気上昇を背景に、いよいよアマゾンやグーグル、ソニーなど大手を巻き込んだ覇権競争が始まった。
米国のeBook市場は、06年にソニーが発売した電子書籍端末「PRS-500」あたりを皮切りに立ち上がり、07年11月のアマゾンの端末「Kindle」登場で本格的に成長し始めた。
市場規模の正確なデータは見あたらないが、出版物の電子版販売、端末、パソコン用アプリケーション、「iPhone」や「BlackBerry」などの携帯電話用アプリなどを合わせて年間7500万ドルから1億ドル程度と推計されている。端末の販売台数は、累計でソニーが40万台以上、アマゾンが50万台以上(Citigroup推計、09年初め)といわれている。
最近ではタイトルも充実してきた。アマゾンのKindleでは、約30万タイトルのeBookをそろえている。そのほか、ウォールストリート・ジャーナルなど、新聞や雑誌も購読できる。
では、eBookはどのようにして、米国市民の心を捉えたのだろうか。米国におけるeBookの利用を見ると「ペーパー版の代用」と単純に考えるだけでは市場の姿が見えてこないかもしれない。
私事で恐縮だが、たとえば我が家ではKindleを発売当初から愛用している。学校で子供が読書感想文の課題をもらってくると、以前は夜に本屋に駆け込むこともあった。Kindleではそうした手間がなく、自宅にいながら学校の課題リストをもとに検索をかけ、クリック1つで購入できる。狙った本が図書館や書店になく、困り果てることもなくなった。最近は書店に連れて行かなくても、子供が自分で好きなときに好きな作品を探して購入している。
また、自動車で移動することが多い米国では「オーディオブック」のファンが多い。朝の通勤時間やジョギングの合間に、オーディオブックで"本を聴く"という人は多い。こうした習慣も電子書籍端末の普及を促進させた。オーディオブックは多くのタイトルが出ており、我が家では「読書嫌いの子供に本を読む習慣をつけさせる」ため、Kindleのオーディオブックを活用した。
eBookのファンには主婦も多い。ちょっとした息抜きにロマンス小説などを読むわけだが、そうしたペーパーバックは一晩で読み終える。eBookなら書店より安く買えるので、主婦には人気がある。
◆米国ではeBookに多彩な需要がある。そのメリットは・・・
(1)書店に足を運ばなくても、好きなときに書籍を購入できる
(2)大量の書籍を専用リーダーに収めて持ち運べる
(3)一般的にペーパー版よりも割安に書籍が買える
つまり、eBookはコンテンツ自体はペーパー版と同じだが、印刷物にないメリットを備えるところに市場性と成長性があるといえるだろう。
それはアマゾンのビジネスモデルをみてもわかる。同社は印刷物としての書籍販売と並行して、パソコンやKindle、iPhoneなどに向けて独自フォーマットのeBookを展開している。電子版を購入すると、Kindleで読めるだけでなく出先でパソコンを使って同じ書籍を読むこともできる。
アマゾンがKindleで実現した「パソコン・フリー」の無線通信機能もeBook市場を大きく広げるカギになった。
それまでの電子書籍端末は、eBookをパソコンにダウンロードしてから取り込む必要があった。これに対しKindleは、携帯のデータ通信網を使う無線モデムが内蔵され、パソコンやインターネット契約なしでどこからでも書籍を検索・購入できる。
しかも、通信料金は書籍購入費に含まれているので、ユーザーは携帯通信網を使っていることさえ意識しない。これを通信業界ではM2M(マシン・ツー・マシン)通信と呼ぶが、これからの電子書籍端末には欠かせない機能となっている。
米国のeBook市場は現在、ソニーとアマゾンが2分している状況だが、2010年には新たなプレーヤーが登場すると予想されている。その筆頭が大手書店チェーンのバーンズ・アンド・ノーブル(B&N)だ。
書籍のオンライン販売でアマゾンと競争を繰り広げてきたB&Nは、09年3月にオンライン書店Frictionwiseを買収し、電子書籍端末のPlastic Logicとの提携も進めている。来年には70万タイトル以上をそろえて電子書籍端末の市場に本格参入する。Plastic Logicの端末には、AT&T対応の携帯データ通信機能を内蔵する予定だ。
ソニーも今年のクリスマス商戦をターゲットに、通信機能を内蔵した最新機種を投入する。また、噂の域を出ないが、ルパート・マードック会長率いる米メディア大手ニューズ・コーポレーションも、新聞読者向けに独自の端末を開発中といわれる。
さらにアップルが開発中の「タブレット」パソコンも電子書籍端末機能を重視していると噂されているほか、携帯電話最大手のベライゾン・コミュニケーションズも独自参入を検討しているようだ。韓国ではサムスンが電子書籍端末市場への参入を始めており、米国への進出も時間の問題といわれている。台湾のASUSも「Eee」ブランドの電子書籍端末を開発中だ。
このように米国のeBook市場では本格的な競争が始まっているが、なかでも台風の目となるはグーグルだろう。同社が進めている書籍の電子アーカイブが実現すれば、近い将来eBook市場に100万タイトル以上の大量のコンテンツが流れ込むことになる。
グーグルは08年秋に、米国の権利者団体「the Authors Guild」「the Association of American Publishers」と和解し、ブックサーチの実現に向かって大きく前進した。また、ソニーと提携し部分的にタイトルの提供も始めている。この動きが本格化すれば、アマゾンやB&Nは戦略修正を余儀なくされるだろう。
アマゾンが「解は独占禁止法に抵触する」と異議を申し立てたのは、こうした懸念があるためだ。グーグルが端末市場に乗り出す気配は今のところないが、コンテンツ面から将来のeBook市場を押さえようとしていることは間違いない。マイクロソフト、ヤフーもアマゾンと歩調をそろえて和解反対の活動に加わっており、グーグルのブックサーチは著作権紛争から市場争奪を巡る覇権争いへと舞台を広げ始めた。

ライカ-フルサイズCCD搭載で世界最小デジタルカメラ「Leica M9」-
(2009/09/11  BCN・朝日新聞)

ライカカメラは10日、レンジファインダー式デジタルカメラとして世界で初めて36×24mmのフルサイズCCDを搭載した、世界最小のデジタルカメラ「Leica M9」を9月末に発売すると発表した。ボディの価格は77万7000円。
幅139×奥行き37×高さ80mmのコンパクトなボディに、特別に設計したライカフォーマットとも呼ばれる36×24mmのフルサイズCCDを搭載した。有効画素数は1800万画素。1954年以降に製造された「ライカMレンズ」ほぼすべてに対応する。また、撮影時に入射する赤外線をカットするために撮像素子の前面に取り付けたガラスカバーも新開発し、「UV/IR フィルター」をレンズに装着する必要がなくなった。
簡単な操作性とシンプルなメニュー構成も特徴。設定操作は、主にメイン設定リングと十字キーを使って、背面の2.5型液晶モニターを見ながら直感的に行える。例えばISO感度は、ISOボタンを押しながらメイン設定リングで感度を選ぶというシンプルな操作で設定可能。SETボタンは撮影情報メニューを表示するためのもので、ホワイトバランス、圧縮率、解像度、露出補正、ブラケティング、プロファイルという、使用頻度の高い6項目を素早く簡単に設定できる。プロファイルとは、さまざまな項目で好みの設定を選んで、名前を付けて登録できる機能。
外観は、レンジファインダー式カメラ「Mシステム」シリーズならではのクラシックなデザインを継承する。フルメタルのシャーシは高強度のマグネシウム合金製で、トップカバーとベースプレートは大きな真鍮の塊から削り出し、内部を保護する。また、デジタル部とシャッターユニットも、耐久性の向上を考慮して設計した。カラーは、ブラックとスチールグレーの2色。
記録メディアはSD/SDHCメモリーカードに対応する。電源は充電式リチウムイオンバッテリー。バッテリーを含む重さは585g。

米Motorola-噂のAndroidフォン「Motorola Cliq」を発表-
(2009/09/11  CNET)

米国時間9月10日午前、Motorolaが同社初のGoogle Androidデバイス「Motorola Cliq」を発表した。サンフランシスコで開催されたMobilize 09カンファレンスにおいて、Motorolaの最高経営責任者(CEO)Sanjay Jha氏が、後に登壇したT-Mobileの最高技術責任者(CTO)兼最高情報責任者(CIO)とともに、端末を披露した。
Cliqは「Morrison」という名の下で長らく噂になっていた。今秋、年末商戦を目の前にしてT-Mobileから発売の予定。色はチタニウムとウィンターホワイトの2色。2010年には「Motorola Dext」という名称でグローバル展開する。残念ながら(Morrisonとともに発表が噂された)「Motorola Sholes」は今回披露されなかったが、数週間のうちに同社2台目のAndroidフォンが発表されるという。
Cliqは縦4.49インチ(11.4cm)、幅2.28インチ(5.8cm)、厚さ0.62インチ(1.6cm)で重量は5.6オンス(159g)
解像度320×480ピクセルの3.1インチHVGAタッチスクリーン式ディスプレイ、ソフトウェアキーボード、スライド方式のQWERTYキーボード、3.5mmヘッドホンジャックを搭載する。

ヤマハ-5.1chラック型サラウンドシステムの新製品-
(2009/09/11  BCN・朝日新聞)

ヤマハは10日、インテリアと機能を両立させた同社のラック型サラウンドシステムのブランド「POLYPHONY(ポリフォニー)」で、最大65型までの薄型テレビに対応する「YRS-2000」を10月1日に発売すると発表した。価格はオープンで、実勢価格は13万円前後の見込み。
08年11月に発売した「YRS-1000(B)」の後継機で、同ブランドとしては2モデル目になる。「YRS-1000(B)」と同様、前面には「YSPスピーカー」を搭載し、音のビームを壁に反射させることで本格的な5.1chサラウンドが楽しめるのが特徴。上面には強化ガラスを採用した。
最大出力は112W。インターフェイスとしてHDMI端子を入力で2基、出力で1基搭載する。主要メーカーのテレビやレコーダーと接続でき、それぞれのリモコンで本体を操作可能。サイズは幅1600×高さ401×奥行き420mm、カラーはブラック。
このほか、「YRS-1000(B)」の新色として新たにホワイトの「YRS-1000(W)」も10月20日に発売する。最大47型までの薄型テレビを設置できる。サイズは幅1160×高さ400×奥行き415mm。価格はオープンで、実勢価格は10万円前後の見込み。

ソニー-PND「nav-u」シリーズの新機種を公開-
(2009/09/11  日経エレクトロニクス)

ソニーは9日に開いた販売店向けの製品内覧会「Sony Dealer Convention 2009」に,PND「nav-u」シリーズの新機種を参考出品した。4.8型液晶を搭載する主力モデルの後継機で,ワンセグ受信機能付きと,同機能なしの2機種を,電源を入れない状態で展示した。発売時期,価格とも未定としたが,ごく近いうちに製品化される見込み。
2軸の角速度(ジャイロ)センサーと3軸加速度センサーを位置補正用に搭載し,ナビゲーション精度を引き上げた。2軸のジャイロ・センサーは,ピッチ(勾配)方向とヨー(旋回)方向の動きを検出する。前者は高架の上か下のどちらの道路を走っているか,後者はGPS電波の受信しにくいトンネル内での分岐など判定する。
同社の従来機種は,勾配の判定のために気圧センサーを利用していたが,従来1軸だったジャイロ・センサーを2軸にして廃止した。さらに,3軸加速度センサーの数値から自動車の速度を推測して,位置精度を高める制御も取り入れた。このほか,徒歩などでの利用を想定し電子コンパス機能を搭載した。なお,2軸ジャイロ・センサーはSi(シリコン)製MEMS方式の製品ではなく,水晶式の製品を採用したもようだ。
また,タッチパネルを従来の感圧式から静電容量方式に変更し,操作感を改善した。Bluetooth機能は,対応携帯電話でハンズフリーの着発信を可能にするほか,電話帳やあらかじめ調べた場所の情報を,携帯電話機からPNDに移したり,PNDのガイド音声をBluetooth対応のカーオーディオ機器に送ったりできる。

ホンダ-カセットボンベを使う家庭向け発電機を発売へ-
(2009/09/11  日経ものづくり)

ホンダは10日,カセットボンベの液化ブタンを燃料とする発電機「エネポ(ENEPO)」を,2010年春に発売すると発表した。定格出力が900VAの正弦波インバータ搭載発電機で,消費電力が900W以下の電気機器向けに販売する予定。そのほかの仕様については,「未定」(同社)という。
同発電機は,「アウトドアでいつでも手軽に電気が取り出せる『どこでもコンセント』」を商品コンセプトとする。主に,一般家庭向けの普及を目指す。停電時にバックアップ電源として使うほか,各種電動工具の充電器やガーデニング用の機器など,屋外での使用を想定する。
同社は09年3月に,カセットボンベで動く耕運機「ピアンタ」を発売。同年9月2日には,その販売台数が年間の販売計画である6000台を突破したことを発表している。既に,同耕運機の発表時に,カセットボンベを使う発電機も開発する方針を表明していた。なお,同社以外では,三菱重工業やマキタ沼津(本社:静岡県沼津市)がカセットボンベを使用する発電機を製品化している。

ダイハツ工業-車内に燃料漏れで引火する恐れ・「ロッキー」をリコール -
(2009/09/11  日経Automotive Technology)

ダイハツ工業は、燃料蒸発ガス排出抑止装置の不具合により「ロッキー」1万2674台をリコールすると発表した。対象となるのは1990年6月21日~1997年4月24日に製造した車両。
不具合は、燃料蒸発ガス排出抑止装置のチェックバルブの耐久性が不十分なため、長期間使用すると亀裂が生じることがあるというもの。使用を続けると、燃料から蒸発したガスが室内に漏れ、ライターなどの火が引火して、火災になる恐れがある。対策として、全車両のチェックバルブを対策品と交換する。対策品の供給に時間を要するため、暫定措置としてチェックバルブを補強し、後日対策品と交換する。
この件に関し、傷害を伴う火災事故が1件報告されている。
三重県紀宝町の林道で7月、乗っていた男性2人のうち1人がたばこに火を付けたところ引火。2人が重軽傷を負う事故があり、国土交通省と消費者庁が注意喚起していた。


iPod nano・BD内蔵STB・カムコーダー・Pixi・iida・留守電確認・燃料電池車・TOB

2009-09-12 14:29:11 | Dニュース

Apple-新iPod nanoはビデオカメラやFMラジオ・歩数計も搭載
(2009/09/10  BCN・朝日新聞)

Appleジャパンは10日、iPodの新製品を発売した。同社の主力モデルiPod nanoは、第5世代として機能を大幅に強化。新たにビデオカメラとマイクを搭載し音声の録音や動画の撮影が可能にした。また歩数計やFMラジオも備え多機能化を進めた。第3世代の超小型iPod shuffleは、2GBモデルを追加し、カラーバリエーションも2色から6色に拡大。iPod touchには大容量の64GBモデルを追加し、HDDタイプのiPod classicは容量を160GBに拡大した。
新しいiPod nanoは、横向きでも縦向きでも動画が撮れるビデオカメラを搭載した。規格はH.264 VGAビデオで解像度640×480、毎秒最大30フレーム、AACオーディオ。セピア、白黒、X線、万華鏡など15種類のリアルタイムのビジュアルエフェクトで画像の加工も楽しめる。内蔵マイクを使って、ボイスレコーダーとして使うことも可能。スピーカーも内蔵し、本体のみで音声と動画が再生ができるようになった。
FMチューナーも新たに搭載し、聴いているラジオを一時停止したり、最大15分前まで巻き戻すことができる「ライブポーズ」機能を備える。そのほか、内蔵する加速度センサーを利用した歩数計も搭載。毎日の目標を設定し歩数をカウントしてフィットネスに利用することもできる。Nike+シューズ、Nike+iPod Sport Kitにも対応、ランニング時の走行時間や距離などの記録ができる。第3世代の超小型iPod shuffleに搭載された曲名とアーティスト名を音声で読み上げるVoiceOver機能も備えた。ディスプレイは2.2型と前モデルよりやや大きくなった。
本体は、酸化皮膜処理した光沢のあるアルミニウムボディに変更したが、大きさは前モデルと同じで、幅38.7×高さ90.7×厚さ6.2mm。重量は36.4gと0.4g軽くなった。さらに、音楽の最大再生時間も24時間を維持した。カラーバリエーションは、シルバー、ブラック、パープル、ブルー、グリーン、オレンジ、ピンク、イエロー(アップルストア限定)、(PRODUCT) RED(アップルストア限定)の9色。価格は8GBモデルが1万4800円、16GBモデルが1万7800円。
iPod shuffleは色と容量のバリエーションを増やした。色はこれまでのシルバー、ブラックに加え、ブルー、グリーン、ピンク、ステンレススチール(4GBモデルのみでアップルストア限定)の6色展開。従来の4GBに2GBモデルを追加した。価格2Gモデルが5800円、4GBモデルが7800円。
iPod touchには大容量の64GBモデルを投入した。価格は8GBモデルが1万9800円、32GBモデルが2万9800円、64GBモデルが3万9800円。32GBと64GBモデルについてはOpenGL ES Version 2.0にも対応。
ゲームの起動が高速化した。iPod classicは容量を160GBに拡大。シルバー、ブラックの2色で価格は2万4800円。
同時に、iPod用コンテンツ管理ソフトの新版「iTunes 9」も発表した。iTunes storeで楽曲などをアルバム単位で購入すると、歌詞やライナーノーツなども付属する「iTunes LP」、自宅の最大5台の認証されたコンピュータからiTunesのライブラリを共有できる「ホームシェアリング」、ライブラリにある相性のいい曲を探して、最大12個のミックスを自動的に作成する「Genius Mix」などを新機能として追加。同日より無料ダウンロード配布を開始した。

パナソニック-世界初のBDドライブ内蔵CATV用STB-
(2009/09/10  Itmedia)

パナソニックは9日、Blu-ray Disc(BD)ドライブと500GバイトHDDを内蔵したCATVセットトップボックス(STB)3機種を発表した。CATV事業者向けに12月に発売する。BDドライブを内蔵したCATV用STBは世界初という。
「ブルーレイDIGA」をベースにしたモデルで、トランスモジュレーション方式に対応した「TZ-BDW900M」とOFDMパススルー方式の「TZ-BDW900F」(ケーブルモデム搭載)、「TZ-BDW900P」(ケーブルモデム非搭載)をラインアップした。年間目標は3機種合計で10万台。
AVC REC(MPEG-4 AVC/H.264)に対応し、片面1層(25Gバイト)のBDに、フルHDで最大17時間20分の録画が可能。オリジナル画質で録画するDRモードも備えた。HDD録画した動画をSDメモリーカードに書き出す機能「番組持ち出し機能」も装備した。DLNAに対応し、保存した番組を別の部屋のPCで視聴するといったことも可能。この際、地上デジタル放送はワンセグ番組を、それ以外の番組は別ファイルを生成し、持ち出せる。SDカードへのダビングは1時間番組で約40秒程度かかる。
携帯電話から予約録画する機能や、YouTube視聴機能、ドアホンやセンサーカメラと連携し、来客の映像を確認する機能なども備えた。
同社は3月にDVD内蔵STBを発売したが、「大作映画などでは1枚のDVDに録画し切れないケースもあり、非圧縮の高画質で録画したいというニーズもあった」という。「CATV業界からもBD対応モデルに対する要望が上がっている」(パナソニックの有賀健グループマネージャー)ため、新機種を投入した。
同社の調べによれば、09年のレコーダー市場は440万台でうち約70%・310万台がBDレコーダー。2010年にはその割合が約80%に高まると予測している。
今後は、ホームゲートウェイ機能やホームサーバ機能など、ネットワーク関連機能を充実させる計画。家電製品や携帯電話などのモバイル機器との連携も進めるとしている。

エグゼモード-撮ってすぐWeb公開できるポケットサイズのカムコーダー-
(2009/09/10  Itmedia)

エグゼモードは、ネット接続したPCにUSB接続するだけで、撮影した動画を簡単にWeb公開できるポケットサイズのカムコーダー「ServersMan Scooop by EXEMODE」の予約受け付けを、9月9日に始めた。オープン価格で、同社ECサイト価格は7980円。9月中旬に発売する。
フリービットのサーバソフト「ServersMan mini」を内蔵。PCにUSB接続するとソフトが起動し、カメラをサーバ化して動画をWeb公開する。動画はYouTubeやFlickrに投稿することも可能。
サイズは60(幅)×119(高さ)×24(厚さ)mm、重さは約85g(電池除く)と携帯電話サイズ。130万画素のCMOSセンサーを搭載し、最大4倍のデジタルズームに対応した。2.0インチのディスプレイを搭載している。
動画はAVI形式で、内蔵の32Mバイトフラッシュメモリーか、同梱の2GバイトSDメモリーカード、別売りのSDHCカードに保存する。電源は単四形アルカリ乾電池×3本。

米Palm-新スマートフォン「Pixi」を発表-
(2009/09/10  Itmedia)

米Palmは9日、マルチタッチスクリーンとQWERTYキーボード搭載のスマートフォン「Palm Pixi」を発表した。
年末商戦期に米キャリアSprintから発売される。価格は今後発表の予定。
OSはPalm独自のwebOSを搭載し、2.63インチディスプレイ、8Gバイトのストレージ、200万画素カメラ、GPS機能を搭載。各種Googleサービス、Facebook、Exchange ActiveSyncに加え、Yahoo!のサービスやプロ向けSNSのLinkedInも統合されている。アプリストアPalm Beta App Catalogにも対応する。
EVDO Rev. Aネットワークに接続可能で、Bluetooth機能も搭載する。サイズは55×111×10.85mm、重さは99.5g。アーティストがデザインした背面カバー「Palm Pixi Artist Series」で外観をカスタマイズすることもできる。

KDDI(au)-iidaブランドの新機種を発表-
(2009/09/10  CNET)

KDDIはデザインに力点を置いた「iida」ブランドの新機種として、「PLY(プライ)」「PRISMOID(プリズモイド)」の2機種を発表した。10月上旬より発売する。
PLYは積層を意味し、5つの色の層が重なったデザインになっている。デザイナーは消しゴム「カドケシ」やau携帯電話「INFOBAR 2」を手がけた神原秀夫氏だ。
サイドキーを1つの面に集約し、スケジュール帳のインデックスのようなタブキーに仕上げた。また、海外でも使える「グローバルパスポートCDMA」、電子書籍リーダー「Book Player」に対応する。色はBROWN、PINK、BLACKの3色。
PRISMOIDは角錐台を意味し、2つの角錐台をあわせた形状になっている。デザイナーはau携帯電話「INFOBAR」を手がけた深澤直人氏だ。機能は必要最低限に絞ったベーシックモデル。本体には面取りの寸法を表す数値「C4.8」が記載されているほか、側面には電話やメールの着信などを知らせる有機ELディスプレイを搭載している。色はGREEN、MAT BROWN、WHITEの3色。
このほか、周辺機器「LIFE STYLE PRODUCTS」を23機種そろえた。まず、PLY専用アイテムとして木製トレイ「PLYWOOD TRAY」、PRISMOID専用アイテムとして和紙を使った携帯電話ケース「SIWA・紙和 携帯電話ケース」を用意。ACアダプターとしてケーブルに鳥がとまったようなデザインの「REST」やネズミ型の「in mouse」などがあるほか、インクを落としたようなデザインの液晶シート「Design Sheet」やイヤフォンコードを巻きつけて保存する木の葉型の「wormy」、糸巻き型の「Mobile Strap」などもある。
また、コンセプトモデルとして、ユーザーのライフログを集めて行動パターンなどを学習するロボット機能を備えた携帯電話「Polaris(ポラリス)」も発表した。デザインはロボットメーカーのフラワー・ロボティクスが手がけた。回転しながら移動する球体型の本体に携帯電話を載せると、学習した情報をテレビモニターに表示し、食生活などをアドバイスするとのことだ。
KDDIはiidaのデザインコンペティション「iida AWARD 2010」を開催する計画。第1回は国内外の大学生、大学院生を対象とし、携帯電話の周辺機器やデジタルコンテンツなどのデザインを募集する。すでにイタリアやオランダの学校から賛同を得ているとのことで、9月30日から作品を募集する。

日立-携帯電話でオフィス電話の留守番電話を確認できるシステム-
(2009/09/10  日経産業新聞)

日立製作所は9日、携帯電話の画面から留守番電話を呼び出して確認できる業務用電話機システムを10日に発売すると発表した。画面上の操作で録音内容を選んで素早く再生できるので、音声ガイドのような煩わしさがない。留守録に折り返す際には、携帯電話からオフィスの電話番号を使って発信できるようにした。
新システム「インテグラル―E」は、構内交換機の役割を果たす主装置と、対応する電話機で構成。電話機5台と回線を含むシステムは48万8250円から。1年間で2万件の販売を目指す。社員が出払うことの多い中小規模のオフィスでの利用を見込む。

トヨタ・ダイムラーなど自動車大手8社-燃料電池車の普及へ共同声明-
(2009/09/10  日経)

トヨタ自動車や独ダイムラーなど世界の自動車大手8社・グループは9日、2015年にも燃料電池車を本格的に普及させることを盛り込んだ共同声明を発表した。「2015年以降に燃料電池車を量産できる」としたうえで、業界として普及に必要なインフラ整備を支援するとした。
声明にはホンダ、仏ルノー・日産自動車グループ、米フォード・モーター、米ゼネラル・モーターズ(GM)、韓国・現代自動車も参加した。
独自動車雑誌「オート・モーター・ウント・スポルト」(電子版)は同日、ダイムラーが燃料電池車でトヨタと提携の可能性があると報じた。ダイムラーのツェッチェ社長が同誌のインタビューに応じ、「具体的な交渉はこれからだが、トヨタと燃料電池の分野で協力していくことは十分にありうる」と述べた。

公正取引委員会-パナソニックの三洋電機TOBを承認へ-
(2009/09/10  日経)

公正取引委員会は9日、パナソニックが進める三洋電機のTOB(株式の公開買い付け)を承認する方針を固めた。両社が2次電池分野などで世界有数のシェアを握るため、独占禁止法などに照らして問題がないかを慎重に審査してきた。両社は米国や欧州、中国でも競争法の審査を受けている。日本での承認はTOB実現に弾みをつけそうだ。
パナソニックと三洋電機は昨年12月、資本・業務提携を発表し、パナソニックが三洋電機を子会社化する方針を示していた。公正取引委員会は両社からの説明を聞き、独占禁止法上の問題はないと判断したとみられる。パナソニックは残り3カ国・地域の承認を得たうえで、TOBを実施する方針。


インテルプロセッサ・iPhoneからワイヤレス印刷・トヨタ期間従業員

2009-09-12 14:27:55 | Dニュース

インテル-デスクトップPC向け新プロセッサを発表-
(2009/09/09  CNET)

インテルは8日、デスクトップPC向けプロセッサ「Core i7-870」「Core i7-860」「Core i5-750」を発表した。
45nmプロセスの「Nehalem」アーキテクチャを採用し、高性能化と省電力化を図った製品群だ。開発コードネーム「Lynnfield」と呼ばれたメインストリーム向け製品で、同時リリースの「P55 Express」チップセットに対応する。
発表したのはCore i7-870(2.93GHz)、Core i7-860(2.8GHz)、Core i5-750(2.66GHz)。Core i7の2製品はそれぞれ4コア/8スレッド、8MバイトのL3キャッシュメモリを備え、熱設計電力(TDP)は95ワット。初となるCore i5はHyper-Threadingを備えておらず、4コアでスレッド数は4。L3キャッシュ容量、TDPは同じ。
1000個受注時のOEM単価は、Core i7-870が5万4560円、Core i7-860が2万7520円、Core i5-750が1万9030円。
インテルは08年11月に「Nehalem」アーキテクチャを採用したハイエンドデスクトップ向け製品を、09年4月にサーバ向け製品を発表しており、今回の3製品はこれに次ぐものとなる。「今回は高い付加価値を、主流価格帯のデスクトップPC向けに提供する」(インテル代表取締役社長の吉田和正氏)という。
「インテル ターボ・ブースト・テクノロジー」と呼ばれる技術を採用し、負荷に応じてアクティブなコアの数を動的に切り替える。このため、負荷が軽い処理の場合は1コアのみを使い、消費電力を抑えるという。さらに、高い負荷の処理をする際にはプロセッサの周波数を自動的に増加させる機能も備えた。例えば2.66GHzのCore i5-750プロセッサであっても、高負荷時には3.2GHzまで周波数が高まるとのこと。
処理速度については、たとえば1920×1080のWMVHDビデオをMPEG2ビデオにエンコードするとき、Corei7-870のほうが既存の「Core 2 Quadプロセッサ Q9650」よりも33%処理が早かったという。
これらのプロセッサを搭載したPCは、DellやEPSON、マウスコンピューターなどから同日発表されている。
価格は機種によって異なるが、例えばCore i5-750を搭載したマウスコンピューターの「Lm-i470BC」は6万9930円となる。
また、吉田氏は同じく「Nehalem」アーキテクチャを採用したノートPC向けのプロセッサも9月末に発表する計画であることを明らかにしている。

キヤノン-iPhoneからワイヤレスで直接印刷できる複合機の新機種-
(2009/09/09  日経)

キヤノンは8日、インクジェット複合機とプリンターの新機種として、「PIXUS MP」シリーズなど7機種を9月中旬に発売すると発表した。最上位の「PIXUS MP990」は3.8型の大型液晶モニターを搭載する。複合機の3機種は無線LAN機能を搭載し、米Appleの「iPhone」や「iPod touch」からワイヤレスで写真を印刷できる。直販サイトの価格は複合機の下位モデル「PIXUS MP270」が9980円など。
無線LANを内蔵するのは「PIXUS MP990」「PIXUS MP640」「「PIXUS MP560」の3機種。パソコンとワイヤレスで接続して印刷やスキャナーを利用できるほか、iPhoneやiPod touchから写真を直接印刷できる。
バッファローの「AOSS」など無線LANの自動接続機能にも対応する。
キヤノンは今回の新機種から、国際標準化機構(ISO)のプリンター・複合機生産性測定方法規格(ISO/IEC 24734および24735)に基づいた標準設定で印刷したときの印刷速度を表記する。業界標準の印刷条件を採用することで、他社製品と印刷スピードを比較しやすくするためという。PIXUS MP990の場合、A4カラー原稿を1分間で普通紙に約9.1枚印刷できる。プリントエンジンやインク構成は08年モデルから大きく変わっていない。
写真印刷時に顔などを検出して暗い部分を自動補正する「自動写真補正II」機能、複数のウェブページから好きな部分を集めて印刷できる「Easy-WebPrint EX」機能を7モデルすべてで搭載する。

トヨタ自動車-期間従業員の採用を再開・10月に約800人-
(2009/09/09  日経)

トヨタ自動車は8日、10月に期間従業員を約800人採用すると発表した。世界的な新車販売の急減と生産台数の落ち込みを受けて昨年6月末以降、採用を中止していたが、エコカーの受注好調などで生産が回復、人手が足りなくなっているため1年4カ月ぶりに採用を再開する。ハイブリッド車「プリウス」を生産する堤工場(愛知県豊田市)など同県内の工場に配置する計画。
今回採用するのは過去に契約の切れた期間従業員が主な対象となる。採用数をさらに増やすかどうかは、政府のエコカー購入支援策の効果が一巡した後の動向も踏まえて検討する。
トヨタの期間従業員は昨年夏のピーク時には1万人強いたが、昨秋以降の自動車市場の冷え込みに伴って段階的に減り、現在は1500人程度となっている。
雇用期間は来年1~3月までとし、生産状況に応じて延長するかどうかを決める。


無償配布チューナー・ソニー関連・電子書籍リーダー・フルHD・携帯型流水音・ガラス-スピーカー

2009-09-09 22:05:15 | Dニュース

総務省-無償配布の「簡易なチューナー」の納入事業者2社を発表-
(2009/09/08  日経エレクトロニクス)

総務省の地上デジタルチューナー支援実施センターは7日、経済的に困窮度の高い世帯に無償配布する地上デジタル放送視聴用の「簡易なチューナー」の納入事業者として、アイ・オー・データ機器とバッファローを採択したと発表した。
今年7月23日~8月12日まで納入事業者の公募を行ったところ、外資系企業を含む12社からの応募があったという。これを受け、「簡易なチューナー」の要求仕様を満足する提案の中から一般競争入札により2社を採択した。落札額は2社合計で最大約25億円だという。今回の公募での納入数量は最大約60万台なので、1台当たり4000円強ということになる。
なお、簡易チューナーの無償配布を含む支援事業全体の予算は、09年度分が約128億円、2010年度分が約337億7000万円である。対象世帯は最大で260万世帯。予算には、簡易チューナーの無償配布に加え、「室内アンテナの無償配布または既存アンテナの無償改修」や「支援に関する相談への対応」の費用も含まれる。
地上デジタルチューナー支援実施センターが行う事業は、2011年7月24日の地上デジタル放送への完全移行に向けて、経済的に困窮度の高い世帯など(NHK受信料全額免除世帯)に対して、地上デジタル放送を視聴するために必要な最低限度の機器の無償給付などを行うというもの。

ソニー-超薄型「BRAVIA」シリーズを拡充・4倍速、FeliCaにも対応-
(2009/09/08  CNET)

ソニーは7日、液晶テレビ「BRAVIA」の新シリーズZX5を発表した。08年秋に登場した超薄型シリーズに46型「KDL-46ZX5」(46ZX5)、52型「KDL-52ZX5」(52ZX5)をラインアップする。発売は11月中旬から。価格はオープンだが、店頭想定価格は46ZX5が55万円前後、52ZX5が65万円前後となる。販売目標数は公表していない。
BRAVIA ZXは08年秋に、超薄型モデルとして発表されたシリーズ。40型1機種のみの展開だったが、46型、52型が追加され3モデル展開になる。
最薄部は46ZX5が15.8mm、52ZX5が16.6mm。壁掛け設置を意識し、表面にポリカーボネイトを施すことで、凹凸のないフラットなデザインを実現したという。
独自の高画質技術4倍速「モーションフロー240コマ」を搭載。バックライトには「エッジライト型」白色LEDバックライトを採用することで、明るさと薄さを両立させたとのこと。
ワイヤレスメディアレシーバー部とディスプレイ部は、高画質ワイヤレス伝送システムを用いることで配線レスでの受信を実現。同梱のおき楽リモコンには、FeliCaポートも搭載している。
また、合わせてボディカラーや機能などを選択できる「〈ブラビア〉プレミアムオーダー」に、ZX5シリーズとW5シリーズを追加する。
これはZX5シリーズはブラック、ホワイト、W5シリーズはブラック、シルバー、ブラウン、レッドとプレミアムオーダー専用カラーを加えた本体色を選択できるというもの。ボディカラーのほか、ホームシアターシステム「HT-CT500」との組み合わせや壁掛け、壁寄せ設置などもサポートする。
プレミアムオーダーの専用ユニットとなるが、デジタルハイビジョンチューナー内蔵HDDレコーダー「BRX-A500」(500Gバイト)も用意され、録画テレビへのアップグレードにも対応。BRX-A500はBRAVIAの本体背面に取り付けられ、周りをすっきりとレイアウトできることが特徴。

ソニー-新型PS3が売れ行き好調で15万台を突破-
(2009/09/08  日経産業新聞)

ゲーム専門誌発行のエンターブレインは7日、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)が3日に発売した家庭用ゲーム機「プレイステーション3(PS3)」の新型機の週間販売台数が15万台を超えたと発表した。PS3の週間販売台数としては歴代1位の売れ行き。価格を現行機種より1万円安い2万9980円(税込み)としたことなどが売り上げ増につながった。
集計期間は8月31日~9月6日まで。3日の発売から4日間で新型だけで15万252台販売した。PS3として06年11月の発売以来、週間販売台数としては最高。
新型機は市場が拡大しているBlu-ray Disc(BD)を再生するためなどのハードディスクの容量を拡大したほか、ゲームや動画などのコンテンツを取り込むネット機能を強化している。

台湾ASUS-「Eee」ブランドの電子書籍リーダーを発売か?-
(2009/09/08  Times・CBS Interactive・CNET)

台湾ASUSTeK Computerが「Eee」ブランドの電子書籍リーダーを発売する計画について09年8月に報じられたものの、このほどより詳細な情報を入手することができた。
同社の広報担当がロンドンのThe Timesに語った話では、廉価版とプレミアム版の2バージョンの販売が計画されているという。
とはいえ、最も興味をそそられるのは、プレミアム版のモデルでは回転ヒンジ機構が採用されることになっており、一般的な書籍のように開いたり、タブレットデザインに折りたたんだりすることができるようだ。このデザインにより、ユーザーは片方のスクリーンで(タッチスクリーンを使ってページをめくりながら)書籍の本文を閲覧し、もう一方のスクリーンではウェブページを閲覧することが可能になる。
今回の報道によれば、1つのスクリーンをバーチャルキーパッドとして活用し、電子書籍リーダーをノートPCのカテゴリに進出させる可能性もあるという。
同電子書籍リーダーはフルカラーのスクリーンを装備し、スピーカー、ウェブカメラ、「Skype」用のマイクなども搭載して、インターネット上で安価な通話を楽しむこともできるようになっていると、The Timesは報じている。
販売価格に関しては、まだ正確な情報を入手できていない。もし計画通りに事が運べば、Eeeブランドの電子書籍リーダーは09年中に発売されることになっている。

NTT-H.264準拠でフルHD対応のイントラエンコーダ構成技術を開発-
(2009/09/07  日経ニューメディア)

NTTは7日、映像符号化方式「H.264」に準拠して最大12ビットの4:2:2映像信号を符号化できるいわゆる「フルHD」対応のリアルタイム・イントラエンコーダ構成技術を開発したと発表した。
今回NTTが開発した技術は、通常の4:2:0フォーマットの2倍の色情報を有する4:2:2フォーマットで、階調が最大12ビット(4096階調)のフルHD映像(1080×1920画素)をH.264に準拠して符号化するというものである。内部データ転送の効率化や演算回路の並列化によって、従来の1.5倍の階調幅を持つ映像信号をリアルタイムに符号化することを可能とし、ハイビジョン映像を豊かな階調と色信号を保ったままで圧縮する。フレーム間差分予測を使用しないイントラ符号化を用いており、処理遅延が小さく、符号化データの編集が容易な点も特徴という。
高階調撮影に対応したカメラで撮影された映像素材を記録するとともに、広帯域IPネットワークを介して自在に伝送することが容易になる。NTTは、今後高階調対応のディスクパッケージやIPTV映像配信技術が開発されれば、「次世代高速無線LANなどのホームネットワークを介して、臨場感あふれる高画質映像をディスプレイに伝送して、自在に視聴することも可能になる」としている。

タカラトミーアーツとTOTO-携帯型のトイレ流水音装置を開発-
(2009/09/08  日経)

タカラトミー子会社のタカラトミーアーツ(東京・葛飾)はトイレで流水音を流せる携帯装置「ケータイ音姫」をTOTOと開発した。手のひら大でボタンを押すと流水音が鳴り、トイレを利用している際の音を聞こえにくくする。希望小売価格は1449円で、11月25日から雑貨店などで販売する。
厚さ1.5cmの箱形で、重さも75gと持ち運びしやすい。流水音はTOTOの据え付け型の擬音装置「音姫」と同じ音を使用。小型ながら高い効果が見込めるという。ピンク色で絵柄はリボンと動物の2種類。10代から30代の若い女性の利用を想定する。
トイレの音は聞かれたくないが、音を消すために余計な水は流したくないというニーズを受け、TOTOの音姫は100万台を出荷するヒット商品となった。学校など導入が進まない施設も多いため、携帯用の需要は大きいとみて、初年度30万台個の販売を見込む。

旭硝子の欧州子会社AGCフラットガラス-スピーカーになるガラスを開発-
(2009/09/08  日刊工業新聞)

旭硝子子会社のAGCフラットガラス・ヨーロッパは、音を発するガラスパネルを開発した。音の振動をガラスが伝え、パソコンや音楽再生機器などと接続するとスピーカーの役割を果たす。テレビや携帯電話などに使うと画面から音が出るため、スピーカーが不要になる。「ターゲットは幅広い」(担当者)ため、マーティング調査をして実用化に向けた調整を進める。
2枚のガラスを張り合わせたパネルで、2枚の間には振動を調節する緩衝材を入れた。空気中に伝わる音の振動をガラスパネルがとらえパネル全体から音を出す。パソコンやテレビのようにパネルを固定しても「音の振動はとても細かいために十分伝わる」(担当者)という。
スピーカーの役割を果たし、テレビ、携帯電話、パソコンなどに使える。パネル全体から音を伝えるので、どの角度からも聞こえやすい。スピーカーが不要なため、製品のコストダウンにもつながる。ただ従来のスピーカーが音をとらえる紙に比べて、ガラスは堅いために伝える音の幅は狭まる。周波数の低い音は伝えにくいという課題を持つ。「高い音質を求めない機器向けに調整する」(担当者)方針


有機EL・中国でiPhone・プロジェクター付デジカメ・長距離通信可能・飲酒運転防止装置・三洋電機

2009-09-02 21:38:37 | Dニュース

韓国のLG電子-15インチ有機ELテレビを11月に発売へ-
(2009/08/31  REUTER・Itmedia)

韓国のLG Electronicsは8月30日、15インチ有機ELテレビを9月に発表することを明らかにした。商用モデルではこれまでで最大という。
自己発光素材を使ったアクティブマトリックス方式有機EL(AMOLED)ディスプレイは、バックライトが必要な液晶ディスプレイよりも画質が高く、消費電力が少なく、薄型だ。
だが有機ELディスプレイは高額なため大量生産には至っておらず、市場では比較的安価な液晶ディスプレイが優勢だ。有機ELはハイエンド携帯電話分野には進出しているが、この技術をPCやテレビに応用するためのコストはまだ非常に高い。ソニーは07年後半に世界初の有機ELテレビを発売したが、その後、まだ新しいモデルを出していない。
LGは声明文で、15インチAMOLEDテレビを9月に独ベルリンで開かれる家電展示会IFA 2009で発表すると述べている。このテレビは韓国で11月に、2010年にその他の地域で発売されるという。
有機ELパネルは子会社のLG Displayで内製し、テレビに組み上げて販売する。
表示部の厚さは3.2mm。明るさやコントラスト比、消費電力などの仕様は明らかにしていない。浴室やキッチンなどで視聴できるように、防水機能を備えるとする。
LGによると、調査会社DisplaySearchの予測では、有機ELテレビの出荷台数は2011年に32万台、2013年に233万台に達するという。「遠くない将来に40インチ級(有機EL)製品を発表する計画だ」とLG幹部は語っている。

中国聯通-09年第4四半期から中国でiPhoneを発売へ-
(2009/09/01  CBS Interactive・CNET)

携帯電話事業者の中国聯通(China Unicom)が米Appleとの3年契約の下、09年第4四半期(10~12月)に中国で2種類の「iPhone」を発売する計画である。Appleの関係者が米国時間8月28日朝、認めた。
China Unicomは、iPhoneの価格や付随するサービスプランについて口を閉ざしているが、このニュースを28日に最初に伝えたThe Wall Street Journal(WSJ)によると、同社は顧客に補助金を提供することにより適切な価格を保つ意向であるという。また契約に売り上げの折半は含まれていないとWSJは報じている。さらにWSJによると、iPhoneは中国の規制に従い、Wi-Fi機能を無効にして売り出されるという。
契約が締結間際の状態まで来ているという報道がここしばらく出回るなど、このニュースは広く予想されていた。少なくとも3月には中国第2位の携帯電話事業者であるChina Unicomが自社のサイトにiPhoneの写真や仕様を掲載していた。またAppleは中国最大の携帯電話事業者中国移動(China Mobile)と断続的に交渉をしてきた。
海外で販売されている多くのiPhoneが中国国内に持ち込まれたため、iPhoneは中国ですでに広く使われている。
WSJによるとChina Unicomは28日、3Gネットワークを9月末にローンチすると発表したという。USBのアナリストMaynard Um氏は28日、「ローンチのタイミングが具体的に発表されたことは前向きに捉えてよい」としながらも「潜在的な需要を予想することは難しい」とリサーチノートで述べている。また同氏はApple側の観点として、iPhone人気や収益を維持するうえで国際的な展開と新しい携帯事業者との提携が不可欠だとした。
China Unicomは、China Mobile(中国移動)に次ぐ中国第2位の携帯キャリア。同社のGSM携帯加入者は09年上期の時点で1億4000万人に上る。1月7日に中国政府からW-CDMAのライセンスを取得し、5月から同方式による3Gサービスを立ち上げている。年内に3Gのサービス地域を335の都市に拡大する計画。

ニコン-世界初のプロジェクター付きデジカメ・注文殺到で発売を延期-
(2009/09/01  BCN・朝日新聞)

ニコンは8月31日、世界初の超小型プロジェクターを内蔵したコンパクトデジタルカメラ「COOLPIX S1000pj」の発売を、当初予定していた9月から、10月23日に延期すると発表した。
発売延期の理由について、製品の注文が当初想定した数量を大幅に上回り、十分な台数を用意できないためとしている。広報によると、現時点で想定していた台数の倍の注文が殺到しており、初回出荷分を確保するために発売時期を遅らせたという。
なお、そのほか9月に発売を予定していたコンパクトデジタルカメラ「COOLPIX S70」「COOLPIX S570」の発売日に関しては、9月19日に決定したと発表した。

七星科学開発センターとアイホン-長距離通信可能な監視システム開発-
(2009/09/01  日刊工業新聞)

七星科学の七星科学開発センター(埼玉県狭山市)は、アイホンと共同で、監視カメラネットワーク向けに光ファイバー用光電変換送信機「OPT―AX01」と受信機「OPR―AX01」のセットを完成した。
アイホンの大規模テレビドアホンシステム「AXシステム」に用いて、最大40キロメートルまでの長距離通信を可能にした。価格はオープン。1日に発売し、初年度100セットの販売を見込む。
アイホンのAXシステムは、最大120台の監視カメラ付き子機を接続可能な専用線監視網。既設のLANケーブルの使用が可能。電子錠遠隔操作、一斉放送など各種制御機能を備える。これまで、使用できるのがメタル回線のみだったため、最大通信距離は300メートルにとどまっており、大規模施設での利用は難しかった。

トヨタと日野自動車-飲酒運転防止装置を開発・9月から検証実験へ-
(2009/09/01  日経)

トヨタ自動車と日野自動車は8月31日、ドライバーが飲酒している場合に自動でエンジンがかからなくする装置を開発し、実用化に向けた実証実験をすると発表した。9月1日~11月30日まで、運送事業者(13社)のトラックと国土交通省の公用車の一部を合わせた約30台に装置を取り付ける。実験結果は国土交通省が開催を予定している飲酒運転防止の会議に提出する予定という。
アルコールを検出する装置を車内に置き、息を吹きかけて飲酒状況を確認する。一定以上のアルコールを検出すると、濃度に応じて警報が鳴ったり、エンジンがかからないように自動的にロックしたりする仕組み。呼気をチェックする人が実際の運転者の「替え玉」となるのを防ぐため、装置にはカメラを内蔵した。ドライバーは走行後、検査結果を記録した媒体を管理者に提出する。
装置1台あたりの金額は非公表。製品の実用化の時期も未定で、まずはトラブルの洗い出しや使い勝手の検証を進める。

パナソニック-三洋電機の子会社化は独禁法審査難航で下期へ-
(2009/09/01  産経新聞)

パナソニックは8月31日、三洋電機の子会社化に向け、両社が11カ国・地域で申請している独占禁止法の審査の進捗状況を発表した。日本、米国、欧州、中国の4カ国・地域で審査が続いており、当初は3月末までの実現を目指していた子会社化は半年以上遅れ、10月以降にずれ込む可能性が高くなった。
両社が高いシェアを持つ充電池事業についての各国・地域の判断が焦点になっており、現在は業務用の充電池を中心に審査が続いているという。パナソニックは8月初めに、残り5カ国・地域になったと明らかにしていた。
パナソニックは審査に目途がつき次第、三洋電機の株式公開買い付け(TOB)に踏み切る。ただ、9月中にTOBを開始しても、TOBには最短で20営業日が必要と規定されているため、子会社化の手続きが完了するのは下期にずれ込む。
当初、パナソニックは3月末までのTOB実施を目指していた。しかし日、米、欧、中など11カ国・地域で進めていた独占禁止法の手続きが予想以上に手間取っていた。米国で指摘された自動車用ニッケル水素電池の圧倒的シェアについてはクリアするなど、現時点で大きな問題は残っていない。ただ細かい事業分野での交渉が続いており、特定事業の撤収や譲渡も選択肢に入りうるという。