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地デジ&STB・プラダフォン・人気携帯・ノートPC関連・スマートフォン・電子マネー・事故防止

2008-09-30 23:59:02 | Dニュース

バッファロー-アナログテレビ向け地上デジテルチューナーを年内発売-
(2008/09/26  PC online)

バッファローは25日、アナログテレビ向けの簡易地上デジタルチューナー「DTV-S30」を08年内に発売すると発表した。同社にとって初の家電向け製品となる。価格はオープンの予定。
本体にはコンポジット映像出力とアナログステレオ音声出力の各端子を備える。アナログテレビに映像と音声のケーブルで接続すれば、地上デジタル放送を標準画質で映すことができる。デジタル放送で提供されている字幕や、視聴している時間帯に同時に放映している番組をまとめて確認できる「簡易番組表」も表示可能。
16対9の比率で放映されている映像は横幅を圧縮し、4対3の比率で表示。また、デジタル放送の4対3映像をアナログテレビに映すと通常は周囲に黒い枠が表示されるが、DTV-S30ではズームによって画面全体に映像を表示する。
本体の大きさは幅186×高さ28×奥行き103mm、重さは245g。主要メーカー16社のテレビの基本操作に対応したリモコンが付属する。

KDDI-パソコンなしで音楽/動画を携帯電話やテレビに転送できるSTB-
(2008/09/26  CNET)

KDDIは11月1日より、携帯電話とテレビをつなぐセットトップボックス(STB)「au BOX」を提供する。携帯電話でダウンロードした音楽を再生したり、家庭で録画した映像を携帯電話に転送できたりするほか、ブロードバンド回線につないで音楽や映画をダウンロードし、テレビと携帯電話の両方で視聴できる。
単体ではCD/DVDプレーヤーとして使えるほか、CDの楽曲を取り込んで携帯電話やソニーの携帯音楽プレーヤー「ウォークマン」に転送できる。また、スピーカーを内蔵しており、携帯電話をつないで着うたフルなどを再生することも可能。家庭内にあるビデオカメラやビデオデッキを接続することで、保存していた映像を携帯電話に転送できる。
インターネットに接続すると、レーベルゲートがau携帯電話向けに提供している音楽配信サービス「morafor LISMO」や、KDDIが提供している動画配信サービス「LISMO Video Store」を利用可能。購入した楽曲や動画の料金は携帯電話の利用料金とまとめて支払う「まとめてau支払い」で決済できる。
このほか、搭載したOperaのインターネットブラウザを使ってテレビでウェブサイトを閲覧することも可能になる。
利用料金は月額315円。KDDI取締役執行役員常務コンシューマ事業統轄本部長の高橋誠氏は「月額315円という、コンテンツを1つ買うのと同じ価格で、パソコンがなくてもLISMOが使えるサービス」と胸を張る。
ターゲットは10~30代の男女で、家にパソコンがない、もしくは個人用のパソコンを持っていない層だという。au BOXの利用者向けには、下り最大10MBpsのADSL接続サービス「ADSL one10」「au one netADSLレギュラーコース10(e)」を1575円で提供し、au契約者の解約防止や、固定通信サービスの利用拡大を狙う。なお、利用目標数については明らかにしていない。
KDDIの調査では、自分専用のパソコンを持っていない人の割合は56.5%にのぼるという。こういった人たちがau BOXのターゲットになるという。
STBは、Motorola製。「STBに関する世界的な過去の実績や技術面などを考えて選んだ」(KDDIコンシューマ事業統轄本部コンテンツ・メディア本部長の雨宮俊武氏)とのこと。
au BOXにつないで利用できる端末はLISMO Music&Video対応機種のみ。利用期間が13カ月未満で解約した場合には、契約解除手数料5250円が必要になる。また、機器はレンタルとなる。
au BOXのサイズは、幅約266mm×高さ約80(脚部含む)mm×奥行き約221(端子部含まず) mm。重さは約1.6kg。入出力端子は、LANポート×1、USB (2.0)ポート×2、AV入力端子×1、AV出力端子×1、音声入力端子×1、ACアダプター接続端子×1。使用可能容量は、音楽CDをATRAC3plus/64kbpsでエンコードした場合、約110曲 (1曲あたり4分想定) の保存が可能。

LG電子-「プラダフォン」が累計販売100万台を突破-
(韓国  2008/09/25  中央日報)

LG電子が名品ブランド「プラダ」と共同開発したプレミアム携帯電話「プラダフォン」が、07年3月にヨーロッパで発売されて以来18カ月間で累積販売量100万台を超えた。 韓国だけで20万台が売れ、ヨーロッパ・アジア・中南米でも人気が続いている。
「プラダフォン」は、世界初の全面タッチスクリーンで携帯電話タッチ技術の新しいトレンドを提示した。「プラダフォン」は名品から感じられる最高のデザインと技術力で従来の携帯電話にはない価値を提供し、「プレミアムLG携帯電話」のイメージを構築した。
特に「プラダフォン」は名品のロゴを加える従来の‘名品フォン’とは違い、製品企画からデザイン、マーケティング戦略までLG電子とプラダの緊密な協力のもとで進められ、ITとファッション業界の新しい協力モデルを見せたという評価を受けている。
米ビジネスウィークは3日、「プラダフォンは品格のある画面構成、革新的な効果音など、携帯電話企業と名品デザイナーの最も成功した合作」と絶賛した。
LG電子は‘タッチフォンの名家イメージ’をアピールするため「プラダフォン」に続き「ビューティーフォン」「シークレットフォン」など戦略モデルを続々と開発、10~12月期には「プラダフォン」後続モデルを出す予定。
安承権(アン・スンクォン)LG電子MC事業本部長は「プラダフォンは最高技術と高級デザインで名品携帯電話の新しい里程標を立てた」とし「今後も競合他社とは異なる‘名品’‘先端’携帯電話を開発し、世界携帯電話市場をリードしていきたい」と述べた。

「多機能携帯」と「シンプル携帯」-若者にもシンプル携帯が人気?-
(2008/09/26  CNET)

ブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアは同社が提供するサービス会員をパネラーとするリサーチ結果を発表した。
携帯電話の機能はますます高度化し、コンピュータを内蔵する「スマートフォン」も新機種が次々に登場している。一方、機能を絞ったシンプルな携帯も好調な現在、利用者はどちらを支持するのだろうか?20代~40代を中心とするネットユーザー801名の回答を集計した。
スマートフォンや多機能携帯と、シンプル携帯のどちらに注目するかを聞くと、“多機能携帯派”が58.2%、“シンプル携帯派”が41.8%となった。
男女別では、男性は多機能携帯派が63.1%と、多機能派がシンプル派を上回ったが、女性は多機能携帯派52.3%、シンプル携帯派が47.7%と両者の間の差は小さかった。
年代別に見ると、多機能派は若い世代ほど多いが、その差は6ポイントほどにとどまり、20代のシンプル派も38.6%にのぼった。
多機能を支持する理由を複数回答形式で聞いたところ、「1台に多くの機能がつまっているから(62.2%)」トップに。次いで「通話よりもメールを多く使うから(51.5%)」、こちらは全世代から広く支持を集めた。そして「通話よりもインターネットを楽しみたいから(46.8%)」が続く。
その他の理由として、男性を中心に「カスタマイズ可能だから(40代女性)」「持ち歩くガジェットが少なくて済むから(30代男性)」「PDAのような機能を求めたい(30代男性)」などがあがっていた。
シンプル携帯派の支持理由は、「使わない機能があり、無い分割安だから(56.7%)」がトップで、「最低限の機能だけあれば良いから(54.6%)」が僅差で続いた。性別・年代別でもこの2つはいずれも半数以上で、「価格の安さ」と「簡便な操作」が支持されていることが伺える。
全体としては高い年代が多いシンプル携帯派だが、「最低限の機能だけあれば良いから」と「多機能携帯は機能が複雑で分からないから」は、20代の選択率が他世代を上回った。
その他の理由として「携帯は軽いほどよい(30代女性)」「小さい機体がよい(30代男性)」という声もあり、累計販売台数が1000万台を突破したNTTドコモの「らくらくホン」人気や、機能を絞って薄さや使いやすさを重視した70Xシリーズの好調の背景には、こうしたシンプルさを求める若者のニーズもありそうだ。

富士通-低価格な小型ノートPCを国内発売へ-
(2008/09/26  産経新聞・Itmedia)

富士通は、画面サイズが10型以下で価格が7万~8万円台の小型ノートPCを来夏をメドに日本で発売する。低価格の小型ノートPCは、米ヒューレット・パッカード(HP)や米Dell、台湾ASUSなど海外大手が相次いで市場投入しているが、国内メーカーでは初めて。富士通は海外メーカーの製品よりも性能の高い機種を投入、高級志向の強い国内消費者の2台目需要を取り込む狙い。
富士通は国内市場に先駆け、今年11月に香港やシンガポールなどで500ドル(5万3000円)~600ドル(6万3600円)の小型ノートPCを販売する。台湾または中国のパソコンメーカーに製造を委託することで価格を抑える。
来夏に国内で発売する新製品は、海外で先行販売する製品よりもCPUの性能を向上し、メモリーの容量も高める予定。富士通は現在、小型PCとして「ルークスシリーズ」を販売しているが、価格は14万円以上する。新型PCによって、低価格と高機能を求める国内のパソコンユーザーに売り込む。
低価格の小型PCは海外メーカーが相次いで市場投入し、人気となっている。日本でもノートPCに占める比率が2割を超えるなど市場が急拡大している。これに対し、高級路線を進めてきた国内メーカーはこの分野では出遅れており、現時点で参入しているところはない。

松下電器-ノートPC「Let's note」冬モデルを発表-
(2008/09/26  毎日新聞・CNET・フジサンケイビジネス・日経)

松下電器産業は25日、モバイルノートPC「Let's note」冬モデルを10月17日より順次発売すると発表した。
「ビジネスモバイル分野への新たなチャレンジ」として、そのまま持ち運べるハンドルが付いた「Fシリーズ(CT-F8)」が登場した。Let's noteシリーズとしては初の14.1型WXGA+(1440×900ドット)TFTカラー液晶にスーパーマルチドライブを内蔵したモデル。
重さは、従来比でファンを約40%軽くするなどの努力により、約1630gとなった。光学ドライブ内蔵の14.1型WXGA+液晶ノートPCとしては世界最軽量という。モバイルPCとしては最上位クラスの性能を持つIntelCore2 Duo プロセッサ SP9300(2.26GHz)を搭載し、バッテリーは約9時間駆動するとしている。
キーボードの全面防滴や100kgf加圧振動など、従来のレッツノートの「タフ」性能はそのまま継承。軽量・長時間・タフを兼ね備えたデスクトップに替わる、ハイスペックなモバイルPCとして推進したい考え。価格はオープンで、市場想定価格は29万円前後。
ハンドルは、手になじむカーブ型で、衝撃やホコリなどに強いタフネス設計ノートPC「TOUGHBOOK」と同等の強度があるという。TOUGHBOOKでは、12年前からハンドル付きPCを市場に投入しており、ユーザーからのフィードバックをもとに内部で作った規格試験にFシリーズも合格しているという。
従来のシリーズもスペックアップし、10.4型液晶を搭載した「Rシリーズ(CF-R8)」(市場想定価格20万円前後)、12.1型液晶を搭載した「Tシリーズ(CF-T8)」(22~23万円程度)、12.1型液晶およびスーパーマルチドライブを内蔵した「Wシリーズ(CF-W8)」(25万円程度)、14.1型SXGA+液晶およびスーパーマルチドライブを内蔵した「Y8シリーズ(CF-Y8)」(27万円前後)の新モデルも登場した。
R、T、WシリーズはIntel Core2 Duo プロセッサ SP9300(1.20GHz)を搭載し、メモリー最大3Gバイトまで搭載可能になった。Yシリーズはハードディスクの容量がアップし、160Gバイトモデルとなっている。
なお、同社のPC直販サイト「マイレッツ倶楽部」では、天板のカラーバリエーションやスペックが選べるようになっている。
Let's noteとTOUGHBOOKは米国、欧州、新規国でも展開を強化し、07年で全世界で66万台だった出荷台数を2012年までに130万台に増やしたい考え。
07年度は台数ベースで国内が33万台、国外が33万台とほぼ半々だったという。この内訳は、Let's noteが約35万台、TOUGHBOOKが31万台。2012年の目標台数は、国内が53万台、国外が77万台で、内訳はLet's noteが約54万台、TOUGHBOOKが76万台としている。
現在のモデル別の動向は、具体的な数値は非公開だという。傾向としては12.1型で光学式ドライブ内蔵のWシリーズがもっとも多く、その他のT、R、Yは同等程度という。
今回新たに投入したFシリーズについては、「思いとしてはWに近いぐらいに販売していきたい」(パナソニックAVCネットワークス社 ITプロダクツ事業部 高木俊幸氏)としている。
なお、海外ではWよりも光学式ドライブのないTのほうが売れているが、海外向けにタッチパネルを搭載するなど若干仕様が異なるという。

三菱電機-ノートPC画面を簡単転送できる液晶ディスプレー-
(2008/09/26  日経)

三菱電機は、ノートPCの画面をUSBケーブル1本で転送し表示できるようにした20.1型の液晶ディスプレーを10月初旬に発売する。持ち歩いて使う小型PCに保存したデータなどを、部屋やオフィスで手間をかけず大きな画面で見ることができる。
新商品は「ダイヤモンドクリスタワイド」で、映像信号やLAN(構内情報通信網)信号をUSB経由で送れるようにした。ディスプレーの電源は別途必要。12.1型の小型PCと比べると文字のサイズが1.26倍になるほか、1度に見られる情報量も約1.7倍になるという。
ディスプレー側にLAN端子やマウスをつなぐUSB端子を用意しているため、PCを持ち出す時やつなぐ際も何本ものケーブルを抜き差ししなくてすむ。操作しやすい位置に小型PCを置けるよう、ディスプレーのの高さも調節できるようにした。

シャープとウィルコム-ハンディターミナル機能搭載スマートフォン-
(2008/09/26  日経エレクトロニクス・フジサンケイビジネス・日刊工業新聞)

シャープとウィルコムは25日,スマートフォン機能の付いた業務用端末「RZ-H220」を発表した。シャープが企業向けに販売する。Windows Mobileを搭載し,かつウィルコムのPHS通信モジュールである「W-SIM」スロットを装備する。
バーコードリーダーを装備し,高さ1.5mから落下しても問題なく使えるほか,JIS/IEC保護等級である「IP54」に準拠した。電池駆動時間は標準で約11時間,大容量で約17時間と,業務用を意識して「1日使えることを重視した」(シャープ 情報システム事業本部 ビジネス機器ソリューション事業部長の渡川邦彦氏)
Windows Mobile 6.1 Classicを採用したことにより,カスタムアプリケーションだけでなく,汎用のアプリケーションソフトウエアも利用できる。液晶画面は480×800ドット。
業務用ハンディ端末にスマートフォン機能が加わったことで,「小型の端末に仕上がったので,これまでの専用端末向けの市場すべてに対応できると考えている。中でも外回りで専用端末と携帯電話の両方を必要としている業務に向く」(渡川氏)。事業目標は年間10万台。端末の価格はオープンとしたが,10万円前後を想定している。
従来,ハンディターミナルなどの業務用携帯端末は,運送業やスーパー,保守点検サービスなど幅広い業種で利用されているが,業務連絡時に必要な携帯電話などは別途持ち歩く必要があった。
ウィルコムのW-SIMを搭載する場合は,月額通信料は音声・データ通信を含めて4680円から。

複数の電子マネーに対応した飲料自販機-10月から全国展開スタート-
(2008/09/26  Itmedia)

複数の電子マネーに対応した飲料自動販売機の全国展開が10月から始まる。日本自動販売協会(JAMA)に加盟する伊藤園など大手飲料会社とNECなどのプロジェクトで、参加企業が管理する自販機合計130万台のうち、2010年度末までに約50万台を対応させる計画。
小銭が不要になるなど、自販機の電子マネー対応はメリットが大きい一方、従来のFeliCaリーダー/ライターは高額な上、1つの電子マネー規格に対応する場合がほとんどで、低単価な商品を扱う飲料自販機に接続するのは難しかった。
プロジェクトは07年4月、複数の電子マネーに対応するリーダー/ライターの共同開発・共同購入、複数電子マネーの決済を行うセンターの共同運用を目的に発足。JAMA加盟企業のうち、伊藤園やキリンビバレッジ、サントリーフーズ、ポッカコーポレーションなど12社が参加する。
パートナーとしてエム・ピー・ソリューション(MP)、NEC、サンデンが参加。MPが最大8種類の電子マネーに対応可能なリーダー/ライター開発、NECが中核機器の開発、サンデンが自販機への対応と供給を担当する。
まず先払い式の「Edy」、後払い式の「iD」「VISATOUCHスマートプラス」「iD」の3種類に対応するが、自動販売機ごとに対応電子マネーは選択可能で、設置後の追加・変更もできるようにした。4月から各社の社内などで実験を重ね、10月から一般設置を始める。

EU-2011年から事故防止で昼用ヘッドライトを義務付けへ-
(2008/09/26  共同・産経新聞)

欧州連合(EU)欧州委員会は24日、交通事故防止のため、加盟27カ国で販売されるすべての新車に光量を抑えた「昼用ヘッドライト」の設置を義務付けることを決めた。乗用車などは2011年2月、バスやトラックは2012年8月から適用する。
昼用ヘッドライトは発光ダイオード(LED)などを利用し、夜間用より消費エネルギーが70~90%低く、エンジンをかけると同時に点灯する仕組み。歩行者や対向車などから車が見えやすくなるため、先行導入した北欧諸国では「顕著な事故減少につながった」(欧州委員会)という。
同委員会は「1台当たり約150ユーロ(約2万3000円)の設置コストがかかるが、EU内の死亡事故を3~5%減少させる効果がある」と説明した。


3Dテレビ・携帯いろいろ・メモリー関連・電動アシスト付自転車

2008-09-30 23:55:37 | Dニュース

富士フイルム-世界初の裸眼で認識できる3Dデジタルカメラを開発-
(2008/09/25  朝日新聞・読売新聞・毎日新聞・日経)
富士フイルムは24日、3次元(3D)映像の撮影や表示ができるコンパクト型のデジタルカメラ技術を開発したと発表した。特殊な眼鏡などを使わずに裸眼で認識できるものは世界初という。3D映像を特殊加工の立体プリントにするサービスや、液晶モニターを使った「デジタル写真立て」など関連商品も開発して、09年中に商品化する。
同社では、デジタルカメラで特徴を出すのが難しくなっており、差別化の1つとして商品化を進める。
「3Dデジタルカメラ」にはレンズと電荷結合素子(CCD)を2基ずつ搭載。異なる角度から撮影した映像を新開発の技術で瞬時に合成する。液晶モニターに画像のちらつきを抑える独自技術を使い、裸眼で見やすくしたという。通常の2次元撮影もできる。
レンズとCCDが各2つという特長を生かし、立体的な画像ではないものの、動画と写真を同時に撮影できるほか、一方は広角、もう一方は望遠で撮ることもできる。新製品の発売とともに、立体画像をプリントするサービスも検討する。

松下電器-フルHDの3D映像が見られるシステムを開発-
(2008/09/25  日刊工業新聞・産経新聞)

松下電器産業は24日、プラズマテレビとBlu-ray Disc(BD)再生機を組み合わせてフルハイビジョン(フルHD)の3次元(3D)映像を見られる3Dシアターシステムを開発したと発表した。システムを構成する3D映像収録BDと3D対応プレーヤー、映像を表示するテレビまでのすべてをフルHDにした。情報量を従来方式の2倍に増やし、映画館並みの迫力ある3D映像を表示する。
3D映像の立体感は左右の目それぞれが異なる画像を認識することで得られる。開発したシステムは左右の目それぞれで見る映像を高精細なフルHDにした。テレビ映像に同期して視聴用メガネの左右のレンズを交互に開閉して、それぞれの目に異なる映像が見えるようにする。
商品化時期は未定。当面はBD関連製品を手がける機器メーカーや映画配給会社と協力して、3D表示方式の規格化を進める。
システムは、103型の大型プラズマテレビとBDプレーヤーで構成。フルHDの3D映像を収録したディスクを再生し、特殊な眼鏡をかけて立体映像を視聴する。商品化は未定だが、家庭でも3D映像が普及するとみて開発を急ぐ。

日産・ドコモ・シャープ-世界初の「インテリジェントキー搭載ケータイ」-
(2008/09/25  CNET・日経・BCN・産経新聞)

日産自動車、NTTドコモ、シャープの3社は24日、日産のインテリジェントキーの機能を携帯電話に搭載させた「インテリジェントキー搭載ケータイ」を開発した。
日産のインテリジェントキーは、双方向のワイヤレス技術により、キーを携帯するだけでドアの施錠・解錠およびエンジン始動、停止を可能とするもの。02年の同社「マーチ」への搭載を皮切りに、すでに95万台以上が出荷されているという。
新開発されたインテリジェントキー搭載ケータイは、いつも所持している携帯電話にインテリジェントキー機能を搭載することで、ユーザーの利便性を向上させた。主な機能は、従来のインテリジェントキー機能、リモートコントロールエントリーシステム機能、キー封じ込み防止機能など。携帯電話にインテリジェントキーの機能を搭載する試みは世界初だという。
携帯電話を使って車外から車の鍵の開閉やエンジンの始動・停止ができる。09年度中に製品化し、「マーチ」や「ティーダ」など小型車を中心に多くの車種で採用していく方針。
携帯電話の外側に付いたボタンで鍵やエンジンを無線操作できる。端末をポケットやカバンに入れたままドアノブのボタンを押せば、従来のキーがなくても施錠・解錠が可能。エンジンの始動にもキーが不要になる。実際に使う際は、車を購入したディーラーに事前登録する必要がある。
日産が電子キーや車への対応技術を開発。シャープが端末を手掛け、NTTドコモは商品のシミュレーションを担当した。日産は利便性向上で車の需要を掘り起こし、シャープやNTTドコモは携帯電話端末の新たな用途を開拓する。

米T-Mobile-Android搭載の携帯電話「T-Mobile G1」を正式発表-
(2008/09/25  日経エレクトロニクス)

米T-Mobile USAは,9月23日に米ニューヨークで記者発表会を開催し,米Googleの携帯電話機向けプラットフォーム「Android」を用いた携帯電話機を発表した。
台湾HTCが製造する端末で,名称は「T-Mobile G1」。同端末はこれまで,「DREAM」という開発コード名で呼ばれていた。T-Mobileは10月22日から,米国で販売を開始する。端末の価格は,2年契約を結んだ場合で179.99米ドル。GoogleのAndroidを用いた携帯電話機は,韓国LG Electronicsなど複数の携帯電話機メーカーが開発に着手しているが,実際に発売されるのは今回が世界で初めて。
G1は,QWERTYキーボードやタッチパネル機能,300万画素のカメラ機能,無線LAN機能などを備える。
ワンタッチでGoogle Searchの検索バーを表示できるほか,GmailやGoogle Maps Street View,YouTubeeなどのアプリケーションを搭載した。このほか標準で米Amazon.comのオンライン音楽配信サービスである「Amazon MP3」から楽曲をダウンロードできるアプリケーションを搭載したほか,第三者が開発したアプリケーションをダウンロードできる「Android Market」も利用できる。
対応する無線規格は,GSM,GPRS,EDGE,UMTS,HSDPAである。Bluetoothインタフェース,Micro SDカード・スロットを備える。加速度センサーも内蔵した。外形寸法は11.68cm(長さ)×5.49cm(幅)×1.57cm(厚さ)で,重さは158.76g。画面は3.17型となる。連続待ち受け時間は130時間,連続通話時間は5時間としている。

台湾Pretec-世界最大100GバイトのCFカードを発表-
(2008/09/25  Itmedia)

台湾メモリカードメーカーPretecは23日、100GバイトCF(コンパクトフラッシュ)カードを含む新たなCFカード4種をリリースした。
同社がリリースしたのは、これまでの世界最大容量の48Gバイトを超える64Gバイトと100Gバイトの233XCFカード。書き込み・読み出し速度は最高で35Mバイト/秒となる。また「世界最速」をうたう333X CFカードも発表した。書き込み・読み出し速度は最高50Mバイト/秒で、32Gバイト版と50Gバイト版を提供する。
いずれも金属きょう体を使って耐久性を高め、通常のCFカードの10倍以上の耐久性を実現したという。
価格は64Gバイト233X CFが399ドル、32Gバイト333X CFが630ドル。いずれも既に発売されている。100Gバイト233Xと50Gバイト333Xは年内に出荷開始予定。

米Eye-Fi-ワイヤレスメモリーカード「Eye-Fi」を年内にも日本で発売-
(2008/09/25  Itmedia・CNET)

無線LAN機能を搭載したSDメモリーカードを開発・販売する米Eye-Fiはこのほど、都内に日本法人を設立し、年内に日本で販売を始めると発表した。日本と同時期に、カナダにも進出する。
同社のSDカード「Eye-Fi」シリーズは、SDカード対応のデジタルカメラから無線LAN経由で直接PCや写真共有サービスなどに写真を転送できるというもの。
Eye-Fiを使って、デジタルカメラで撮影した写真を自動的に自分のPCやオンライン写真共有サービスに転送できるようになる。

米Cannondale-東芝のLiイオン2次電池採用の電動アシスト付き自転車-
(2008/09/25 日経エレクトロニクス)

東芝は,負極材料にチタン酸リチウムを用いて安全性を高めたLiイオン2次電池「SCiB」が米CannondaleSports Group, L.L.C.(Cannondale社)の電動アシスト付き自転車に採用されたと24日に発表した。
同自転車は,Cannondale社が展開する「SCHWINN」ブランドの「tailwind」として09年初めに北米と欧州で販売を開始する予定。08年9月24~26日に米国ラスベガスで開催される「Interbike Expo」でCannondale社が展示する。
今回の電動アシスト付き自転車には4.2Ahのセルを10個直列に接続した電池モジュールを搭載する。そのため,電圧は25Vで電力容量は105Wh程度になるとみられる。


3Dテレビ・携帯いろいろ・メモリー関連・電動アシスト付自転車

2008-09-30 23:55:34 | Dニュース

富士フイルム-世界初の裸眼で認識できる3Dデジタルカメラを開発-
(2008/09/25  朝日新聞・読売新聞・毎日新聞・日経)
富士フイルムは24日、3次元(3D)映像の撮影や表示ができるコンパクト型のデジタルカメラ技術を開発したと発表した。特殊な眼鏡などを使わずに裸眼で認識できるものは世界初という。3D映像を特殊加工の立体プリントにするサービスや、液晶モニターを使った「デジタル写真立て」など関連商品も開発して、09年中に商品化する。
同社では、デジタルカメラで特徴を出すのが難しくなっており、差別化の1つとして商品化を進める。
「3Dデジタルカメラ」にはレンズと電荷結合素子(CCD)を2基ずつ搭載。異なる角度から撮影した映像を新開発の技術で瞬時に合成する。液晶モニターに画像のちらつきを抑える独自技術を使い、裸眼で見やすくしたという。通常の2次元撮影もできる。
レンズとCCDが各2つという特長を生かし、立体的な画像ではないものの、動画と写真を同時に撮影できるほか、一方は広角、もう一方は望遠で撮ることもできる。新製品の発売とともに、立体画像をプリントするサービスも検討する。

松下電器-フルHDの3D映像が見られるシステムを開発-
(2008/09/25  日刊工業新聞・産経新聞)

松下電器産業は24日、プラズマテレビとBlu-ray Disc(BD)再生機を組み合わせてフルハイビジョン(フルHD)の3次元(3D)映像を見られる3Dシアターシステムを開発したと発表した。システムを構成する3D映像収録BDと3D対応プレーヤー、映像を表示するテレビまでのすべてをフルHDにした。情報量を従来方式の2倍に増やし、映画館並みの迫力ある3D映像を表示する。
3D映像の立体感は左右の目それぞれが異なる画像を認識することで得られる。開発したシステムは左右の目それぞれで見る映像を高精細なフルHDにした。テレビ映像に同期して視聴用メガネの左右のレンズを交互に開閉して、それぞれの目に異なる映像が見えるようにする。
商品化時期は未定。当面はBD関連製品を手がける機器メーカーや映画配給会社と協力して、3D表示方式の規格化を進める。
システムは、103型の大型プラズマテレビとBDプレーヤーで構成。フルHDの3D映像を収録したディスクを再生し、特殊な眼鏡をかけて立体映像を視聴する。商品化は未定だが、家庭でも3D映像が普及するとみて開発を急ぐ。

日産・ドコモ・シャープ-世界初の「インテリジェントキー搭載ケータイ」-
(2008/09/25  CNET・日経・BCN・産経新聞)

日産自動車、NTTドコモ、シャープの3社は24日、日産のインテリジェントキーの機能を携帯電話に搭載させた「インテリジェントキー搭載ケータイ」を開発した。
日産のインテリジェントキーは、双方向のワイヤレス技術により、キーを携帯するだけでドアの施錠・解錠およびエンジン始動、停止を可能とするもの。02年の同社「マーチ」への搭載を皮切りに、すでに95万台以上が出荷されているという。
新開発されたインテリジェントキー搭載ケータイは、いつも所持している携帯電話にインテリジェントキー機能を搭載することで、ユーザーの利便性を向上させた。主な機能は、従来のインテリジェントキー機能、リモートコントロールエントリーシステム機能、キー封じ込み防止機能など。携帯電話にインテリジェントキーの機能を搭載する試みは世界初だという。
携帯電話を使って車外から車の鍵の開閉やエンジンの始動・停止ができる。09年度中に製品化し、「マーチ」や「ティーダ」など小型車を中心に多くの車種で採用していく方針。
携帯電話の外側に付いたボタンで鍵やエンジンを無線操作できる。端末をポケットやカバンに入れたままドアノブのボタンを押せば、従来のキーがなくても施錠・解錠が可能。エンジンの始動にもキーが不要になる。実際に使う際は、車を購入したディーラーに事前登録する必要がある。
日産が電子キーや車への対応技術を開発。シャープが端末を手掛け、NTTドコモは商品のシミュレーションを担当した。日産は利便性向上で車の需要を掘り起こし、シャープやNTTドコモは携帯電話端末の新たな用途を開拓する。

米T-Mobile-Android搭載の携帯電話「T-Mobile G1」を正式発表-
(2008/09/25  日経エレクトロニクス)

米T-Mobile USAは,9月23日に米ニューヨークで記者発表会を開催し,米Googleの携帯電話機向けプラットフォーム「Android」を用いた携帯電話機を発表した。
台湾HTCが製造する端末で,名称は「T-Mobile G1」。同端末はこれまで,「DREAM」という開発コード名で呼ばれていた。T-Mobileは10月22日から,米国で販売を開始する。端末の価格は,2年契約を結んだ場合で179.99米ドル。GoogleのAndroidを用いた携帯電話機は,韓国LG Electronicsなど複数の携帯電話機メーカーが開発に着手しているが,実際に発売されるのは今回が世界で初めて。
G1は,QWERTYキーボードやタッチパネル機能,300万画素のカメラ機能,無線LAN機能などを備える。
ワンタッチでGoogle Searchの検索バーを表示できるほか,GmailやGoogle Maps Street View,YouTubeeなどのアプリケーションを搭載した。このほか標準で米Amazon.comのオンライン音楽配信サービスである「Amazon MP3」から楽曲をダウンロードできるアプリケーションを搭載したほか,第三者が開発したアプリケーションをダウンロードできる「Android Market」も利用できる。
対応する無線規格は,GSM,GPRS,EDGE,UMTS,HSDPAである。Bluetoothインタフェース,Micro SDカード・スロットを備える。加速度センサーも内蔵した。外形寸法は11.68cm(長さ)×5.49cm(幅)×1.57cm(厚さ)で,重さは158.76g。画面は3.17型となる。連続待ち受け時間は130時間,連続通話時間は5時間としている。

台湾Pretec-世界最大100GバイトのCFカードを発表-
(2008/09/25  Itmedia)

台湾メモリカードメーカーPretecは23日、100GバイトCF(コンパクトフラッシュ)カードを含む新たなCFカード4種をリリースした。
同社がリリースしたのは、これまでの世界最大容量の48Gバイトを超える64Gバイトと100Gバイトの233XCFカード。書き込み・読み出し速度は最高で35Mバイト/秒となる。また「世界最速」をうたう333X CFカードも発表した。書き込み・読み出し速度は最高50Mバイト/秒で、32Gバイト版と50Gバイト版を提供する。
いずれも金属きょう体を使って耐久性を高め、通常のCFカードの10倍以上の耐久性を実現したという。
価格は64Gバイト233X CFが399ドル、32Gバイト333X CFが630ドル。いずれも既に発売されている。100Gバイト233Xと50Gバイト333Xは年内に出荷開始予定。

米Eye-Fi-ワイヤレスメモリーカード「Eye-Fi」を年内にも日本で発売-
(2008/09/25  Itmedia・CNET)

無線LAN機能を搭載したSDメモリーカードを開発・販売する米Eye-Fiはこのほど、都内に日本法人を設立し、年内に日本で販売を始めると発表した。日本と同時期に、カナダにも進出する。
同社のSDカード「Eye-Fi」シリーズは、SDカード対応のデジタルカメラから無線LAN経由で直接PCや写真共有サービスなどに写真を転送できるというもの。
Eye-Fiを使って、デジタルカメラで撮影した写真を自動的に自分のPCやオンライン写真共有サービスに転送できるようになる。

米Cannondale-東芝のLiイオン2次電池採用の電動アシスト付き自転車-
(2008/09/25 日経エレクトロニクス)

東芝は,負極材料にチタン酸リチウムを用いて安全性を高めたLiイオン2次電池「SCiB」が米CannondaleSports Group, L.L.C.(Cannondale社)の電動アシスト付き自転車に採用されたと24日に発表した。
同自転車は,Cannondale社が展開する「SCHWINN」ブランドの「tailwind」として09年初めに北米と欧州で販売を開始する予定。08年9月24~26日に米国ラスベガスで開催される「Interbike Expo」でCannondale社が展示する。
今回の電動アシスト付き自転車には4.2Ahのセルを10個直列に接続した電池モジュールを搭載する。そのため,電圧は25Vで電力容量は105Wh程度になるとみられる。


小型ノートPC・slotMusic・健康関連・車新技術・文化シャッター不具合・中国コード開示義務

2008-09-25 23:35:30 | Dニュース

サムスン電子-低価格小型ノートPCを発表-
(2008/09/23  CNET)

サムスン電子は、独自の低価格小型ノートPC「Samsung NC10」で、競争が激化しつつあるNetbook市場に参入する。サムスン電子は現地時間19日、NC10の発売計画を発表した。NC10は、光沢のない10.2インチのLEDスクリーンを搭載し、解像度は1024×600ピクセル。重量は1.33キロで、6セルバッテリーを搭載し、1回の充電でおよそ8時間の連続使用が可能だという。
NC10は、Intelの「Atom」プロセッサや「Windows XP」を搭載し、ウェブカメラを内蔵するなど、仕様の多くは市場ではごく一般的なもの。また同機は、802.11b/gのWi-FiとBluetooth 2.0+EDRの無線接続に対応し、3in1マルチメモリカードリーダー、VGA接続、3つのUSBポートを備えている。
特有の機能としては、「極めて耐久性の高いProtect-o-Edgeケーシング」や、サムスン電子の言う「フルサイズ」のキーボードを備えているという。大半のNetbookのキーボードは、通常のノートPCに比べ若干小さくなっている。
また同機のキーボードは、銀イオンパウダーでコーティングされている。これにより、キーボード上の細菌の繁殖を防ぐという。
NC10は10月に発売予定で、価格は最大でも329ポンド(約600ドル)になる予定。

東芝-小型ノートPCに参入へ-
(2008/09/23  Itmedia)

ASUS、Hewlett-Packard(HP)やDellに続き、東芝も小型ノートPC市場に参入する。同社の欧州法人が、Webサイトに掲載している9月25日付のプレスリリースによると、08年第4四半期にEMEA(欧州、中東、アフリカ)地域で小型ノートPC「NB100」を発売する。
NB100はIntel Atomプロセッサ、LEDバックライト付き8.9インチディスプレイを搭載。OSはUbuntu NetbookRemix 1.0かWindows XPから選べる。Bluetooth 2.1、Wi-Fi(802.11b/g)、イーサネットに対応し、3基のUSBポートを備える。
カラーバリエーションはコズミックブラック、ブライトシルバー、シャンパンゴールドの3色。カスタマイズ用スキンも提供される。

米SanDisk-CDに代わる新しい音楽メディア「slotMusic」を発表-
(2008/09/23  Itmedia・日経)

米SanDiskと4大レーベル(レコード会社)は22日、新しい音楽メディア「slotMusic」を発表した。SlotMusicは、高音質のDRMフリーMP3楽曲を格納したmicroSDカード。microSD対応の携帯電話やMP3プレーヤーに差し込むだけで音楽を再生でき、付属のUSBアダプターを使えばPCにも接続できる(Windows、Linux、Macに対応)。容量は1Gバイトで、プリロードされる音楽は最高で320Kbps。アーティストは楽曲のほかライナーノーツやアルバムアート、ビデオなども格納できる。コンシューマーが手持ちコンテンツをslotMusicカードに加えることも可能。
4大レーベル(EMI Music、SONY BMG、Universal Music Group、Warner Music Group)がslotMusicカード向けに楽曲を提供。まず米国の小売店やオンラインストアで、その後欧州で発売される。格納されるアルバムのリストや価格は追って発表される。
また、米Yahooはネット配信でリアルネットワークスなどと協力する。07年の世界音楽市場は、CD販売が振るわず前年比6%縮小し、300億ドルを割り込んだ。金融不安で個人消費の鈍化が懸念されるなか、配信で独走する米Appleに、各社は合従連衡で対抗する。
米国では小売り最大手ウォルマート・ストアーズや家電量販大手ベスト・バイが取り扱う。欧州でも売り出すが、日本での販売は今後検討する。

大幸薬品-ビル内のウイルスや菌を除去する装置-
(2008/09/23  朝日新聞)

大幸薬品(大阪府吹田市)はビル内のウイルスや菌を除去するガスの発生装置「リスパス NEO」を10月上旬に発売する。空港やホテル、病院などの大型施設からの受注を狙っている。
装置は、人体に影響のない低濃度の二酸化塩素ガスを放出。浮遊するインフルエンザなどのウイルスや菌を退治するという。二酸化塩素は、米国ではガス化して水道水の消毒などに使われている。空調などを通じてガスを行き渡らせることは難しいとされていたが、濃度を一定に保つ手法を開発し、製品化にこぎつけた。
既存の空調設備に取り込む形で設置する。価格はモニターシステムなどを含め、数百万から1000万円程度になりそうという。

エー・アンド・デイ-中国で家庭向け携帯型血圧計を増産-
(2008/09/24  日刊工業新聞)

エー・アンド・デイ(A&D)は、中国工場で一般家庭向けの携帯型血圧計を増産する。09年秋までに生産子会社で設備増強し、年産能力を現在比5割増の約600万台に引き上げる。携帯型血圧計は健康志向の高まりで需要が増加傾向にあり、特にロシアなど寒冷地では心疾患対策として導入が進んでいる。生産能力を拡充し、需要に即応する。投資額は約2億円を見込む。
生産能力を引き上げるのは、中国広東省にある生産子会社の愛安徳電子(深セン)。今後1年程度かけて余剰スペースに、血圧計を組み立てるための設備や検査機器などを導入する。さらに生産能力を拡大する場合は現工場に余剰スペースが少ないため、近接地に新たに工場を借りて対応する意向。
増産する携帯型血圧計は同社の主力製品の1つで、自宅などで簡易に測れる。「顧客から高い信頼性や高精度に測れる点などを評価されている」(同社首脳)という。

日信工業-急な車線変更でも横転しない新制御技術にメド-
(2008/09/24  日刊工業新聞)

日信工業はミニバンやピックアップトラックなど背高の車両が、急な車線変更をしても横転しない「ロールオーバー制御技術」の開発にメドをつけた。横滑り防止装置(ESC)の機能を応用した新技術で、車両への搭載は2010年以降になる見通し。米国で販売するホンダのミニバンなどに採用される可能性が高い。
ESCを手がける各社は安全性能向上と普及拡大に向け、本来の横滑り防止以外にも機能を拡張させる開発を進めており、ESCは高度化する安全技術の核になりつつある。
ミニバンなど重心の高い自動車の場合、急な車線変更などをすると、強い横向きの力が発生して横転する可能性がある。
ホンダ系の日信工業が開発にメドをつけたロールオーバー制御は、ESCのセンサーが横転を検知し、旋回外輪にブレーキをかけてこれを防ぐ。ESCの制御に組み込むだけで済み、「コストをかけずに機能を付加できる」(玉井尚利常務)という。

文化シャッター-防火シャッターに不具合の恐れ-
(2008/09/23  日経)

国土交通省は22日、文化シャッターが2001年以降に販売し、学校や病院などに使われている防火シャッター約1万1700基に不具合があり、火災時にシャッターが下りなかったり、途中で止まったりする恐れがあると発表した。
同社は点検で04年5月、最初に不具合を確認したが、公表や国土交通省への報告をせず、個別に無償改修していた。実際の火災時にシャッターが下りなかったケースは今のところ、報告されていないという。国土交通省は早急な改修と結果の報告を指示した。同社広報室は「今となっては公表すべきだったと反省している。早急に改修を進めたい」としている。改修が完了したのは、まだ一部という。
同社などによると、問題のシャッターは、学校や病院、商業施設、駅、空港、工場などに計2672棟で使われている。不具合があったのは、煙を感知した際にシャッターを作動させる機構と、シャッターが下り始めた後に障害物を感知した際に停止する機構の2つ。こうした不具合について国土交通省への報告義務はないという。

中国政府-電子機器のソースコード開示を09年5月に義務付け?-
(2008/09/24  毎日新聞・日刊工業新聞)

中国政府は、外国企業を含む情報関連メーカーに対して、デジタル家電の中核となる製品情報の開示を義務付ける「強制認証制度」を09年5月から実施する。設計情報などが中国政府に筒抜けになる恐れががあり、日本政府や経済界は強く反発している。
23日、北京市で開かれた日中経済協会訪中代表団と中国商務省の合同会議で、同協会の上島重二副会長(三井物産顧問)が「知的財産権保護の観点からも影響が大きく、世界的に例がない。ハイテク分野における貿易協力の発展の大きな阻害要因になる」と懸念を表明。これに対し、中国商務省の呂克倹アジア局長は「(中国政府内に設置する)認証機関は世界貿易機関(WTO)の規定に合致しており、守秘義務もある」と説明。09年5月からの実施予定に変更がないとの立場を表明した。
同制度をめぐっては、日本企業だけでなく、欧米メーカーからも批判が相次いでおり、今後、通商問題に発展する可能性が大きい。
中国政府が電子機器のソフトウエアプログラムの命令情報(ソースコード)の強制開示制度を検討していることについて日本の産業界として強い懸念を持っていることを表明した。
この制度は中国がセキュリティー対策を名目に09年5月に導入を計画しているもの。ソースコード開示を拒否したメーカーは中国での生産や中国向け輸出ができなくなる。
しかしソースコードは情報家電制御の心臓部であり各社のノウハウの固まりでもある。「開示すれば製品の独自性が損なわれ、事業の死活問題になる」(電機メーカー幹部)と、導入に強く反発している。
【製品情報の強制認証制度】
中国は、コンピューターに対するウイルスなどの不正侵入や有害情報のはんらんを防ぐのを目的にしている。対象は、コンピューターサーバーやICカード技術、デジタル複写機など13の製品が含まれる見通し。
企業が開示に応じない場合は、製品の中国国内での販売が禁止される。


近年の自動車・コロナ不具合・iPhone 3G不具合

2008-09-24 20:26:35 | Dニュース

近年の自動車-車載モーターの塊になりつつある?-
(2008/09/19  日経Automotive Technology)

クルマは車載モーターの塊になりつつある・・・。最近ではコンパクトカーで60個、上級車になると120個ものモーターを搭載するまでになっている。車載モーターの中でも、ハイブリッド車や電気自動車で用いる駆動用モーターは発電機を含めても2個だが、それ以外のモーターの方がずっと多いことになる。
20年前のクルマであれば、手動でシートやウインドーを動かすのが当たり前だった。しかし、今は軽自動車の汎用グレードでもウインドーはスイッチで昇降できる。一方のシートスライド機構についても、ダイハツ工業の「ムーヴコンテ」に見られるように、軽自動車にも入り始めている。
また、トヨタ自動車の新型「クラウン」は、エアコンの吹き出し口に、風の向きを左右に振るルーバーを採用。吹き出し口には、モーターでフィンを左右に振る機構がついており、乗員の快適性を高めている。「こんなところにまでモーターが入っているのか」と思わせるのが“今どきのクルマ”の象徴になっている。
今後、車載モーターの数は増え続け、モーターの性能は向上することになる。心配されるのは、モーターに使われている永久磁石の影響。磁石メーカーに聞いてみると「小型モーターで使われるフェライトは磁力が弱い。駆動用モーターの永久磁石は比較的強いが、磁石はモーターの中心部にあるので心配はない」と説明する。
現状では心配ないとは言え、車載モーターの高性能化や搭載数は増加する傾向にある。将来に向けて、車載モーターの磁石の影響に一抹の不安は残る。

コロナ製ストーブとファンヒーター-約636万台の給油タンクをリコール-
(2008/09/18  日経・読売新聞・産経新聞・毎日新聞・朝日新聞)

暖房機器大手のコロナ製石油ストーブで、ワンタッチ式給油タンクの不具合により昨年12月、京都府舞鶴市で火災が起こった可能性の高いことが17日、経済産業省の調査で分かった。同社は、同じタンクを使っている石油ストーブと石油ファンヒーターの計約636万台の無償点検・修理に乗り出すことを同日発表した。
石油ストーブやファンヒーターの給油タンクからの灯油漏れが原因の可能性が高い。長期間使用すると給油口が変形し確実に閉まらず、タンクをストーブに戻す際に栓が開いて灯油がこぼれ、ストーブの火に引火する可能性があるという。
コロナは「原因はまだはっきり解明されていない」としている。経済産業省は火を消さずに給油したことも事故に関係しているとみて、使い方にも注意を呼びかけている。
昨年5月以降、このタンクを使用するストーブとファンヒーターで計8件の火災が発生。昨年12月には新潟県で、今年2月には愛知県でそれぞれ1人が死亡している。このうち昨年12月の京都府の火災は、給油タンクを逆さにしてストーブに戻す際にふたが開いて灯油がこぼれ、ストーブに引火したことが原因とみられ、経済産業省は残る7件についても、こぼれた灯油に引火した可能性があると見ている。
このタンクを使った機種を巡っては、同様の火災が昨年5月より前から散発していたが、独立行政法人「製品評価技術基盤機構」が昨年秋、ふたが開いて灯油がこぼれたことが火災につながったとの可能性を指摘。構造上の問題点が原因の可能性が高まったため、コロナがリコールに踏み切った。
無償修理の対象は、1987~2000年に製造した石油ストーブ約209万台と石油ファンヒーター約427万台。
昨年5月の消費生活用製品安全法改正以降、無償修理の台数としては最大。コロナは2000年1月に社員からの報告で不具合を把握。01年から一部改良を加えたという。

米Apple-iPhone 3G付属の電源アダプターを自主回収-
(2008/09/21  Itmedia・CNET)

米Appleは20日、iPhone 3Gに付属する「Apple超コンパクトUSB電源アダプター」交換プログラムを発表した。交換の対象となるのは日本、米国、カナダ、メキシコ、中南米諸国で販売されたiPhone 3Gに付属する電源アダプター。
Appleの説明によると、特定状況下において、電源アダプターの金属製差し込み部分が外れて電源コンセントの内部に残り、それが感電の原因となる可能性がある。販売済み製品のごく一部に問題が生じたとの報告があるが、人体への危害については現時点では報告が入っていないという。
Appleはすべての超コンパクトUSB電源アダプターを新設計のものに無償交換する予定で、交換が完了するまでは電源アダプターの使用中止を求めている。
交換が完了するまでは、iPhone 3GをPCにUSBケーブルで接続するか、プラグ部分が折り畳み式になっている通常サイズのApple USB電源アダプタを使用して充電してほしいとAppleは述べている。


新映像戦略・Appleシェア拡大・フラッシュメモリー・500万円の超高級携帯電話・新エアバッグ

2008-09-24 20:25:33 | Dニュース

東芝-光ディスクに頼らない新映像事業戦略を発表-
(2008/09/19  Itmedia)

東芝は18日、映像事業の新戦略を発表した。次世代DVD戦争でBlu-ray Disc(BD)に敗北し、HD DVD事業からの撤退を発表して7カ月。今後はコンテンツの大容量化とネットワーク化が加速すると見て、HDDやNANDフラッシュメモリーなど、東芝のデバイスや技術を活用した新コンセプトのデジタル製品を展開していく。次世代DVD戦争を戦った藤井美英上席常務は、「東芝の強みを束ねることで断トツに差異化していきたい」と意気込む。
「BDはまだ高いね」「これからはダウンロードコンテンツが普及していくだろう」・・・東京で開いた発表会の冒頭に流れた7分程度のビデオ。日米でユーザーにインタビューし、HDD内蔵テレビやTiVo、AppleTVとホームサーバーなどを使いこなすケースを紹介する内容。
HD DVD撤退を発表したのは今年2月19日。以来、藤井上席常務は「ポストDVDの戦略立案に時間を費やしてきた」という。「何百億円も損を出して、その後市場調査をやったたまもの」として得た結論から、消費者のニーズは“コンテンツをたっぷりためることができて、それをすばやく簡単に取り出せて、しかも高画質”・・・という3つにあると判断。記録メディアに依存しない、「Media Independent」というコンセプトを打ち出した。
新戦略の「三本の矢」となるのは、「新高画質」「新機能」「新ストレージ」。高画質化技術と新機能、それを実現する半導体技術、HDD、NANDフラッシュメモリーという、東芝の強みを組み合わせる。
液晶テレビ「REGZA」の新製品では、液晶テレビとしては世界初となる超解像技術「レゾリューションプラス」を採用したほか、レコーダー「VARDIA」新製品には、DVDをHD品質で見られる独自のアップスケール技術「XDE」を搭載する。来年発売予定のCellプロセッサ搭載テレビでは、見たいシーンを一発で検索できるなどの新機能を搭載する予定。米IntelとYahoo!が提唱した、ウィジェットを活用してテレビでネットココンテンツを表示できるようにする「Widget Channel」に対応した製品の開発も進めている。
ストレージ本命はHDDとNANDフラッシュメモリーに定める。REGZA新製品20機種のうち、15機種でHDD内蔵などによる録画機能に対応。将来はHDDを換装可能なレコーダーを商品化する計画。HDDに蓄積したコンテンツを、SDメモリーカードで簡単に持ち出せるような製品も開発する。「ユーザーニーズの断トツ1番は記録容量。HDDとNANDフラッシュメモリーを組み合わせるのが東芝の戦略。HDDに蓄積し、SDカードに移動してPCでも見られるといった世界を1日も早く普及させたい」(藤井上席常務)
コンテンツ販売の「Media Independent」にも乗り出す。米国のベンチャー・MODと組み、店頭端末とSDカードによるコンテンツのダウンロード販売も展開する計画。
「HD DVDが無くなったせいもあるが、光ディスクは無い方がいいんじゃないか。何で光ディスクをネットワークにつなげなきゃならないんだという声もあった」と話す、藤井上席常務。「未練を断ち切って、HDDとNANDを使った応用製品を出していきたい」と意気込む。
BD製品はレコーダー、プレーヤーとも当面計画はなし。DVDは新興国マーケットなどで今後も十分な需要が見込めるとし、「DVDでしばらく生き延びたい」という。BDに対しては「ノーサイド。負けは認めており、恨みは一切ない。BDには成功してほしい」としつつ、「しばらくはやっても儲かる気がしない」と静観の構え。特にレコーダーはほとんどが日本市場向けという特殊な製品のため、ボリュームが見込めない限りは手を出しづらいという。ただ、「東芝はすぐ変わるので、儲かると判断すればいつやってもおかしくない」と含みも持たせた。
「最強のテレビ」として来年発売を目指すCellテレビ。“熟成”も表現する超解像技術やデジタル放送8チャンネル同時受信(従ってチャンネル切り替えも高速、シーン検索機能など、Cellのプロセッサパワーを生かしたさまざまな新機能・技術を搭載する08年下期の「REGZA」は、既に発表済みの製品も含め6シリーズ20機種。そのうち15機種でHDD録画に対応したほか、液晶テレビとしては初となる超解像技術を搭載したのが特徴。10月中旬から順次発売する。
液晶テレビ事業は堅調。07年度実績は出荷500万台・4800億円。08年度は800万台を計画し、世界シェアは約8%になる見込み。国内液晶テレビ市場シェアは20%が目標。2010年には「生き残りの最低条件」として世界シェア10%以上を目指す。

東芝-デジタルレコーダー「VARDIA」と液晶テレビ「REGZA」の新機種-
(2008/09/19  CNET)

東芝は18日、デジタルレコーダー「VARDIA」シリーズにおいて、RD-X8、RD-S503、RD-S303の3機種を発表した。合わせてXDE対応のDVDプレーヤー、HDDレコーダーなどもラインアップする。
新VARDIA3機種とDVDプレーヤー「SD-XDE1」には、DVD画質をハイビジョンに迫る画質にまで引き上げる高画質技術「XDE」を搭載した。輪郭補正やアップスケーリングなど4つの技術からなるXDEは、DVD画質をくっきり高精細な画質に向上させる高画質技術。映像の鮮度感が際立つことで、DVD画質をハイビジョンに迫る高画質にまで引き上げるという。
デジタルメディアネットワーク社デジタルAV事業部事業部長の下田乾二氏は「今回のレコーダー/プレーヤーのラインアップは高画質、簡単、ネットワーク対応という3つのキーワードに着目し、製品化した。XDEは手持ちのDVDや昔の録画映像をハイビジョン品質で視聴でき、豊富で手軽なDVDライブラリをそのまま活用できる。ネットワーク機能を有することで実現する『DVDBB』、約7倍の長時間録画と一歩先行く機能が搭載できたと思っている」と新製品に対する自信を語った。
DVDにフルハイビジョン録画できる「HD Rec」、ハイビジョン放送を長時間録画できる「TSEモード」などは前機種に引き続き搭載。TSEモードは約7倍のハイビジョン録画までサポートするなど、同様の機能を搭載している他社に比べ、最長の録画時間を実現した。
10月に放送を開始する「スカパー!HD」放送も「MPEG4 AVC」を使って録画できる「スカパー!HD録画」にいち早く対応するなど、多チャンネル録画に長けた機能を備えたのはVARDIAならでは。最上位機種RD-X8では、スカパー!HD録画に加え、「スカパー!連動」機能も内蔵している。
RD-X8は、前機種のRD-X7で非対応であったDVDへのコンテンツダウンロードサービス「DVDBB」機能を内蔵。約5~8秒で番組表を表示する「高速起動」モードなども追加された。
これらの機種に加えて、HDDレコーダーに地上デジタルチューナーを内蔵した「D-H320」もラインアップ。幅70mm、高さ195mmのコンパクトボディに加え、「レグザリンク」、「かんたん予約」などの機能を備えることで、アナログテレビのまま地上デジタル放送が見たい、というニーズに対応していくという。
東芝は18日、液晶テレビ「REGZA」において、ZH7000、Z7000、FH7000、H7000、C7000シリーズを発表した。すでに発売されているAV550と合わせ、6シリーズ20機種の新製品をラインアップし、フルモデルチェンジを果たした。
デジタルメディアネットワーク社テレビ事業部事業部長の大角正明氏は「06年の登場から2年半、REGZAは本質感、卓越感、高質感という変わらぬコンセプトで展開してきた。新機種では世界初の超解像モデルを投入し、画質で差別化を図っていく。6シリーズ20機種のフルモデルチェンジを行い、08年度下期は国内液晶テレビ市場において、シェア20%を目指す」と目標を話した。
新シリーズ最大の特徴は、ZH7000、Z7000、FH7000の3シリーズに搭載されている世界初の「超解像技術」。超解像技術とは、DVDビデオソフトや地上デジタル放送など、1920×1080ドットのフルハイビジョンに満たない画質を、フルハイビジョン映像クオリティにまで引き上げる技術のこと。従来は画素を補間することで、オリジナル映像を引き伸ばし表示していた。しかし超解像技術では、引き伸ばした映像に独自のアルゴリズムを加えることで一度低解像度映像に変換、さらにその映像をオリジナルの入力映像と比較して補正することで、高画質処理がされるという。
東芝ではこれにより、フルハイビジョン画質に満たない映像でも鮮鋭感が増し、緻密な高画質映像が再現できるとしている。超解像技術の採用によって、高画質映像処理システム「メタブレイン」は「メタブレイン・プレミアム」へ、画質を自動調整する「おまかせモード」は「おまかせドンピシャ高画質・プロ」へと進化した。
新REGZAのフラッグシップモデルとなるZH7000シリーズは、42型、46型、52型の3サイズを用意。3モデルともに1920×1080ドットのフルHDパネルを備える。搭載チューナーは地上、BS、110度CSデジタル×2基、地上アナログ×1基を搭載したダブルチューナーモデル。内蔵300GBのHDDに加え、USB/LAN HDDによる録画もできる。ブロードバンド環境は「アクトビラ ビデオ フル」、「ひかりTV」に加え、インターネットブラウザを装備したフルスペックタイプ。発売は46型、52型が11月上旬、42型が11月中旬からとなる。
Z7000シリーズは、ZH7000シリーズから内蔵HDDを省いたプレミアムUSB録画モデル。37型、42型、46型の3サイズ展開。ダブルチューナー、ブロードバンドフル装備といった仕様はZH7000と同様になる。発売は10月下旬から。
FH7000は、デザインコンシャス録画モデル。ベゼル部を最小限にまで細くした「デザインド・スリム・ベゼル」、アルミ素材のフレームデザインを用いた。カラーバリエーションはアルミナスシルバー、ブルーブラック、カッパーレッドの3色を用意している。画面サイズは40型、46型の2サイズ。内蔵300GバイトのHDDを備える。発売は10月上旬から。
H7000は、周囲の明るさや照明の種類、外光の変化に応じて画質モードを自動的に変更する「おまかせドンピシャ高画質」機能を内蔵したHDD録画モデル。内蔵HDD容量は300Gバイトで最大約29時間のハイビジョン録画に対応。eSATA対応HDDの接続も可能。地上、BS、110度CSデジタル×2基に加え、地上アナログも2基搭載したフルダブルチューナー機となる。画面サイズは32型、37型、42型。32型のみパネル解像度は1366×768ドットのハイビジョンタイプとなる。
C7000は、録画機能を省き、チューナーを各1基搭載したシンプルモデル。H7000同様に32~42型までの3サイズ展開。おまかせドンピシャ高画質に加え1万3000対1(42C7000)の高コントラストパネルを採用する。1~12までの数字キーを従来比約1.3倍の面積にした「シンプルレグザリモコン」を標準装備する。発売は10月中旬から。

08年Q2のノートPC市場-北米でAppleがシェア拡大-
(2008/09/19  日経エレクトロニクス)

市場調査会社の米DisplaySearchは米国時間9月17日,同年第2四半期の世界ノートPC出荷台数に関する調査結果を発表した。北米市場で目立った動きを見せたのは米Appleで,前年同期の6.6%から10.6%に市場シェアを拡大し,東芝を抜いて4位に上がった。
世界市場におけるノートPC出荷台数は,米Hewlett-Packard(HP)が最も多く,8四半期連続で1位となった。2位の米DellはノートPC市場でなかなか市場シェアを拡大できずにいたが,最近の取り組みが功を奏し,過去3四半期で成長を記録できた。ただし,地域によるバラツキが大きく,北米市場では06年のレベルを大幅に下回った。
3位の台湾Acerは,北米とEMEA(欧州,中東,アフリカ)地域の市場シェアが前年同期に比べ縮小しており,傘下に収めた米Gatewayと米Packard Bellが重荷になっている。
モデル別に市場シェアを見ると,ポータブルモデル(画面サイズ13.3~16.0インチ)が88.5%,デスクトップPC代替モデル(同17.0インチ以上)が7.5%(前年同期は10%弱)。ウルトラポータブルモデル(同10.4~12.1インチ)は,さまざまなメーカーが発売した超低価格パソコン(ULCPC)の影響で4%に縮小した。

08年Q2のNANDフラッシュメモリー市場-Samsungがシェア42.3%-
(2008/09/19  日経エレクトロニクス)

調査会社の米iSuppliは,韓国Samsung Electronicsによる米SanDisk買収提案に揺れるNANDフラッシュメモリー市場とメモリーカードの米国市場の動向をまとめた。iSuppliの調査によれば,Samsungは08年4月~6月期のNANDフラッシュ市場でシェア42.3%を獲得した。売上高の前年同期比の伸びは2.9%と業界平均の10.4%を下回ったものの,事業規模で2位以下を大きく引き離している。2位は東芝でシェアが27.5%,売り上げ成長率は11.7%である。
また,iSuppliは,NANDフラッシュ事業で4月~6月期に利益を確保できたのはSamsungだけだったとみている。メーカー間の競争の激化と,NANDフラッシュを採用する最終製品市場の停滞で,年初からNANDフラッシュ市場は低迷が続いている。iSuppliは08年のNANDフラッシュの世界売上高は07年比で最大9%程度の増加,悪くすれば3%程度の減少になると予測した。
一方,米国のメモリーカード市場はSanDiskの独壇場である。08年4月~6月期の市場シェアは1月~3月期の33.8%を上回る35.8%に達した。ソニーや米PNY Technologiesなど2位以下のメーカーの市場シェアは各社1ケタにとどまっている。

英VERTU-500万円の超高級携帯電話を日本で発売へ-
(2008/09/19  日経)

イギリスの高級携帯端末メーカーVERTU(ヴァーチュ)は、日本初の直営店を12月に東京・銀座にオープンし、最高価格で1台500万円という超高級端末「New Signature(ニュー・シグネチャー)」を発売すると発表した。
VERTUは英国の職人によるハンドメイドの携帯端末を欧州などで販売しており、今回のNew Signatureシリーズはブランド設立10周年の記念モデルという。日本では現在、NTTドコモ、ソフトバンクモバイルと交渉中としており、SIMロックフリーでの直販を想定しているとみられる。
New Signatureは表面にサファイアクリスタルと呼ばれる超高硬度の素材を使用し、貴金属を使用したモデルには品位を証明する刻印も押されているという。着信音などは作曲家ダリオ・マリネッリ氏のオリジナル曲。端末側面のコンシェルジュキーを押すと、専用のコンシェルジュにつながり、24時間対応で顧客の要望に応えるというカスタマーサービスも提供するという。
通信方式はWCDMA、GSMに対応し、約2.2インチ型の有機ELディスプレーを搭載する。サイズは縦130.3×横41.9×厚さ13.1mmで、重さは、ステンレス素材を使った「ステンレススチール」が165g、金を使った「イエローゴールド」が221g、プラチナを使った「ホワイトゴールド」が238g。カメラやGPSは内蔵しない。価はステンレススチールが160万円、イエローゴールドが450万円、ホワイトゴールドが500万円。
東京・銀座に開店予定の直営店「VERTU銀座フラッグシップストア」はVERTUの日本オフィスが運営する予定で、場所やオープン日などは調整中という。New Signature以外のVERTUの端末も販売していく。

ホンダ-従来よりも早く開き乗員への衝撃を抑えた新エアバッグシステム-
(2008/09/19  日経Automotive Technology)

ホンダは18日、従来よりも早く膨らみ、しかも乗員に与える衝撃を抑えた新しいエアバッグシステム「連続容量変化タイプ」を開発した。エアバッグの内圧を早く立ち上げ、しかも一定の内圧を長時間維持できるのが特徴。乗員の体格の違いや着座位置にかかわらず高い保護性能を発揮する。08年11月に全面改良する軽自動車「ライフ」から搭載を開始する。
従来のエアバッグは、小柄でステアリングとの距離が近い着座位置で運転している人の場合、エアバッグの内圧が高まらないうちに乗員がエアバッグにぶつかってしまい、十分な保護性能を発揮できないという課題があった。これに対処するために、ガスをすばやく大量に発生するインフレータ(ガスの発生装置)を使うと、今度はエアバッグとの距離が長い大柄な運転者にとっては、エアバッグの内圧が高まりすぎ、エアバッグにぶつかったときの衝撃が大きくなってしまう。
この問題に対処するため、新型エアバッグでは、バッグに渦巻き状の縫い目を加えた。エアバッグの膨らみに応じて段階的に縫い目が切れ、容積が増加しながら膨らんでいく。最初は容積が小さいので、すばやく内圧が立ち上がる。このため、エアバッグとの距離が近い運転者に対しても十分な保護性能を発揮する。
一方、内容積が増加しながら膨らむので、この間エアバッグの内圧は一定に維持される。このため、エアバッグとの距離が長く、エアバッグとぶつかるまで時間がかかる大柄な運転者に対しても、ぶつかった時の衝撃を抑えることができる。
エアバッグが最大容積に達したところで、排気制御弁が開く。弁といっても、エアバッグの基布でできたフタがしてあるだけ。内圧が高まることで縫い目が切れてガスを外へ逃がす。従来のエアバッグは、単にガスを逃がす穴が開いていただけなので、内圧がピークに達した後はすぐに低下していた。これに対し、新型エアバッグは長時間、一定の内圧を保つことができるため、様々な体型の人に対して最適の保護性能を発揮する事ができるようになった。
ホンダは従来、衝突の衝撃に応じてエアバッグの展開力を2段階で制御する「i-SRSエアバッグシステム」を実用化していたが、新型エアバッグは、こうした電子制御なしに、保護性能を最適化できる。またコストも、従来の2段階制御のないエアバッグと同等。このため、今後はすべてのエアバッグを、今回の新型エアバッグに切り替えていくという。


New65型液晶・Cデジカメ・有機ELフォトフレーム・超小型PJ・携帯電話Dream・環境関連

2008-09-24 20:23:08 | Dニュース

シャープ-65型液晶テレビで「1インチ1万円」に迫る新モデルを発売-
(2008/09/18  日経)

シャープは17日、上位機種より約30万円安い65型のワイド液晶テレビ「AQUOS LC-65GX5」を10月23日に発売すると発表した。オープン価格だが店頭想定は約68万円。大画面のフルハイビジョンモデルながら「1インチ=1万円」に近づけ、年末商戦で家庭への売り込みを狙う。月3000台の生産を計画している。
ネットを通じて動画配信サービスを受信するといった機能を省き、上位機種の「Rシリーズ」より価格を抑えた。テレビ用のウェブサイトなどを閲覧できるほか、家庭内LANを介して別室のパソコンに保存した写真を再生することもできる。
今回の製品は約200万画素のフルハイビジョン対応で基本性能は最上位機と同等だが、画面のコントラスト(明暗比)は劣る。
シャープが7月に発売した65型の最上位機は発売時の店頭想定価格が98万円前後だった。競合する松下電器産業が9月10日に発売した65型のフルハイビジョン対応プラズマテレビ「TH-65PZ800」は店頭想定価格が85万円前後。ソニーが10月に発売する年末商戦モデルは最大サイズが55型で、65型ではシャープと松下電器の一騎打ちになる。

キヤノン-コンパクトデジタルカメラの新製品を発表-
(2008/09/18  CNET)

キヤノンは17日、コンパクトデジタルカメラの新製品「PowerShotシリーズ」3機種および「IXY DIGITALシリーズ」2機種の計5機種を、9月20日より順次発売すると発表した。
今回発売される5機種は、いずれも高性能映像エンジン「DIGIC 4」を新搭載したコンパクトカメラ。人物の顔をきれいに撮影する「フェイスキャッチテクノロジー」、被写体の動きを検出しISO感度とシャッタースピードを自動設定する「モーションキャッチテクノロジー」により簡単かつ美しい撮影を実現。ノイズの少ない高感度撮影を可能にする「ノイズリダクションテクノロジー」についても大幅に性能が向上している。
「PowerShot G10」は、クラシカルデザインのボディに1470万画素CCDや28~140mmの光学5倍ズームレンズを搭載したフラッグシップモデル。撮影モード用とISO感度用に加え、マニュアル撮影の利便性を高める露出補正用の専用ダイヤルも装備。RAWデータ現像用のソフトとして「Digital Photo Professional」を採用したのも特徴。発売日は10月下旬で、店頭想定価格は6万円前後。
「PowerShot SX1 IS」と「PowerShot SX10 IS」は、07年6月発売の「PowerShot S5 IS」が持つ高倍率ズームと高精度な光学手ブレ補正機能を進化させたモデル。いずれも28~560mmがカバーできる新開発の光学20倍ズームレンズを搭載。ズームレンズの駆動に「USM(Ultra Sonic Motor)」を、フォーカスレンズの駆動には「VCM(Voice Coil Motor)」を採用し、高速かつ静かな動作を可能にしている。SX1 ISの撮像センサーには1000万画素CMOSセンサーを新採用し、フルHD動画の撮影を実現。SX10 ISには高精 細な1000万画素CCDを搭載。発売日と店頭想定価格は、SX1 ISが12月で7万円前後、SX10 ISが10月中旬で5万5000円前後。
「IXY DIGITAL 3000 IS」は、光学3.7倍ズームレンズや1470万画素CCDを搭載したIXY DIGITALシリーズのフラッグシップモデル。マニュアルモードでシャッタースピードや絞り値の変更が可能になったほか、被写体にピントや露出を合わせ続ける「クイック撮影」を新採用。カラーはブラックとシルバーの2種類だが、コンパクトデジタルカメラの累計出荷1億台達成を記念して特別カラーのレッド「IXY DIGITAL 3000 IS プレミアムキット」も限定販売される。発売日は9月20日で、店頭想定価格は4万5000円前後。プレミアムキットに関しては500台限定となっており、同社直販サイト「キヤノン オンラインショップ」で価格4万9980円。
「IXY DIGITAL 920 IS」は、28~112mmの光学4倍ズームレンズや1000万画素CCDを搭載したモデル。
奥行きが23.6mmまで薄型化されたほか、より視認性を高めた3.0型の大画面「クリアライブ液晶 II」モニターを採用。カラーはゴールドとシルバーの2種類が用意されており、発売日は9月20日。店頭想定価格は4万円前後。

米Kodak-世界初のワイヤレス有機ELフォトフレームを発表-
(2008/09/18  Itmedia)

米Eastman Kodakは9月17日、世界初とうたうコンシューマー向け有機ELフォトフレーム「KODAK OLEDWireless Frame」を発表した。
このフォトフレームにはデジカメやメモリーカード、USBドライブから写真をアップロードできるほか、Wi-Fi経由でPC内の写真やビデオを表示することもできる。オンライン写真サイト、ビデオサイトや、ポータルサイトのニュース、天気予報などにもアクセス可能。
有機ELディスプレイは7.6インチの大きさで、視野角は180度。解像度は800×480ピクセル、コントラスト比は30000万対1。「Kodak Perfect Touch Technology」技術で自動的に画像の露出や明るさ、色を調整し、「KODAK Image Science」技術で有機EL向けに画質を最適化する。周囲の明るさを感知するセンサーも内蔵し、照明に合わせてディスプレイの明るさを変える。
内蔵メモリーは2Gバイトで、最大で1万枚の画像を格納できる。オーディオシステムも搭載し、音楽再生が可能。価格は999ドルで、11月にKodak.comで発売。年内に小売店での販売も開始する。

東芝-超小型プロジェクターをいよいよ商品化?-
(2008/09/27  Wired Vision)

手のひらサイズの超小型プロジェクターが、いよいよ市場に出てきそうだ。
東芝が超小型プロジェクターの分野に参入したことは、大手メーカー各社がこの新しい技術に取り組める状態になっているという証拠。以前、米Optoma社やイスラエルのExplay社のような、あまり名の知られていない企業が超小型プロジェクターを出すという話は聞いたことがある。両社はスタンドアロン型プレーヤーによって市場を拡大する構えだったけれど、これまでのところ、Optoma社とExplay社から製品はまだリリースされていない。
Computer Worldのブログ記事によると、東芝の超小型プロジェクターは最大10ルーメンの明るさで、重量はわずか100g。サイズは100×45×17mmという。
このプロジェクターがいつ発売されるかはまだ発表されていないが、09年1月までにはリリースされそうだ。

Android搭載の携帯電話「Dream」-大ヒットになるか?-
(2008/09/18  CNET)

T-Mobile USAから、新たなGoogleの「Android」搭載携帯電話発売が間近に迫っているが、この携帯電話は、これまでの派手な売り込みどおりの成果を上げられるのか?
T-Mobile USAは、「Dream」という名称で、この新たな携帯電話を米国時間9月23日に発表することになっている。台湾メーカーのHTCが製造するDreamは、10月頃に販売が開始される予定。
The Wall Street Journal(WSJ)は、9月16日に、HTCに近い情報筋の話として、同社が年内に、60万から70万台の出荷を予測していると報じた。これは、携帯電話アナリストが予測していた、(年内に)30万から50万台を売り上げるという、これまでの予測値を大幅に上回っている。
WSJが報じた今回の記事に関して、HTCおよびT-Mobileからコメントを得ることはできていない。
GoogleのオープンソースOSのAndroidを初めて搭載するDreamに関しては、これまで何カ月間も派手な宣伝がなされてきた。ブログや多くのニュース媒体が、Appleの「iPhone」や、Research in Motion(RIM)の「BlackBerry」などのスマートフォンに対抗するDreamについて、数々のうわさや情報を伝えてきた。

松下電器-PLCアダプターにノイズフィルター付きの新機種-
(2008/09/18  CNET)

松下電器産業は17日、ノイズフィルター付電源コードを採用した据え置き型PLCアダプターを、10月25日から発売すると発表した。
発売されるのは、2台1組のスタートパック「BL-PA510KT」と増設用「BL-PA510」の2種類。従来機種と比較して約31%小型化したコンパクトボディとなったほか、ノイズフィルター付電源コードの採用で設置自由度が向上したという。さらに自社開発の新「HD-PLC」用通信LSIを搭載し、通信速度のアップと省電力性も兼ね備えたという。
今回の製品発表により、同社のPLCアダプターのラインアップは、プラグインコンパクトタイプ2機種、プラグインタイプ3機種、ベーシックタイプ2機種となった。価格はオープンだが、店頭想定価格はBL-PA510KTが1万7000円前後、BL-PA510が1万円前後。

イーイメージテクノロジー-カラーフィルター不要の液晶バックライト開発-
(2008/09/18 日経)

照明技術の研究開発を手掛けるイーイメージテクノロジー(山梨県富士河口湖町)は、山梨大学と共同でテレビや携帯電話などの液晶表示装置でカラーフィルターが不要なバックライトを開発した。フィルターを透過する際に光が失われなくなり、消費電力を減らせるという。2010年3月までに量産を始め、省エネルギー技術として電機メーカーに売り込む。
山梨大工学部の藤間一美教授が技術開発に協力した。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から2年間で1億円の助成を得て製品化を進める。
現行の液晶ディスプレーでは白色の光を赤・緑・青の三原色のカラーフィルターに通し、カラー映像を表示している。同社の新技術は三原色の光を直接照射する方式を採る。フィルターに遮られる分を無くし光の利用効率を高められるため、消費電力が現行の3分の1に減るという。この方式は特許取得済み。

日立アプライアンス-省エネ性能アップの「エコキュート」を発売へ-
(2008/09/18 フジサンケイビジネス)

日立アプライアンスは17日、ヒートポンプ給湯機「エコキュート」の新商品として、真空断熱材を採用して省エネ性能を高めた2機種を11月15日に発売すると発表した。同社では今年度の家庭用エコキュートの国内市場は前年比23%増の約50万台になると見込んでおり、省エネ性能を高めた新商品の投入でシェアアップを狙う。
ヒートポンプユニットと貯湯タンクユニットに、大型冷蔵庫に使っている高性能な真空断熱材を採用した。
無駄な放熱を抑えることができ、従来機種と比べて二酸化炭素(CO2)排出量を約11~14%削減できる。
希望小売価格は98万1750円~110万2500円。10月に発売する普及タイプ2機種と合わせて年間6000台の生産を目標とする。 

今夏「誘導雷」被害相次ぐ-保護装置メーカーの出荷台数は急伸中-
(2008/09/18  朝日新聞)

直撃ではない落雷で、屋内の電化製品が故障する被害が増えている。電線や通信線などを伝わって屋内に入る「誘導雷」が原因だが、背景には異常電圧に弱いパソコンやインターネット、半導体で制御されている精密な電化製品の家庭への普及がある。今年の雷の観測日数は都心では過去最多になりそうで、被害防止のための製品の需要が急伸中。
「誘導雷」は、雷の周囲に発生した強力な電磁界の変化に影響され、電線や通信線、ケーブル、アンテナ、アースなどに異常に高い電圧・電流(雷サージ)が発生する現象。落雷の直撃を受けなくても、住宅の電化製品を壊したり誤作動させたりするという。
NTT東日本は「今年は雷が多く、誘導雷による電化製品の被害が特に増えた」とする。財団法人電力中央研究所・電力技術研究所の新藤孝敏・上席研究員は「パソコンとインターネット利用が普及し、各戸に通信線が引かれてネットワーク化されるようになったからだ。これまでは被害を受けにくかった電話や洗濯機、冷蔵庫などの家電に、異常電圧に弱い集積回路(IC)で制御される精密なものが増えたことも被害を受けやすくしている」と分析する。
被害を確実に防ぐには、雷鳴を聞いたら、電化製品と外部をつなぐ電源や通信線などをすべて抜くしかない。だが外出時の対策や不便さを考えると、異常電圧・電流が電化製品に届く前に別の回線へ逃がすなどする保護装置を取り付けるのが現実的だという。
今年、保護装置のメーカーは忙しい。音羽電機工業(兵庫県尼崎市)では、電源の分電盤に取り付ける保護装置の出荷台数が昨年の2倍、保護装置付きコンセントの出荷台数が3倍に増えた。昭電(東京都墨田区)も「一般オフィスや工場向けの保護装置の売り上げはここ数年、倍増の勢いだ。最近は監視カメラやセキュリティー設備でも対策のニーズが高まっている」と話す。


パナソニック・ノートPC・6コアCPU・10万円以下カーナビ

2008-09-24 20:20:35 | Dニュース

松下-「パナソニック」にブランド統一へ・パナソニック白物家電を発表-
(2008/09/17  日経エレクトロニクス・日経・日刊工業新聞・フジサンケイビジネス・itmedia)

松下電器産業は、10月1日から社名とブランド名を「パナソニック」に統一することを受けて、白物家電事業に関する説明会を東京都内で催した。白物家電で従来使っていた「ナショナル」ブランドを「パナソニック」ブランドに変える狙いや、洗濯機や冷蔵庫などの新製品の概要を発表した。
まず同社 代表取締役社長の大坪文雄氏が登壇。「従来、『松下』『パナソニック』『ナショナル』で分散していた価値を一つに結集したい。世界中の従業員が一丸となるという思いを込めた」と語った。大坪氏は「松下電器産業の大坪と紹介する最後の機会となる」と挨拶を切り出した。創業90周年の節目となる今年、看板の掛け替えなど、約400億円を投じてブランド統一を図る。
次に登壇した代表取締役副社長の牛丸俊三氏は、家庭で購入する商品のうち、松下電器産業が手掛ける機器・設備の金額は、合計すると自動車よりも高額になると指摘。ただし、これまでは異なるブランドが混在していた結果、同じ会社の製品と分かってもらえないことがあったとし、ブランドの統一で売り上げ増につなげたい意向を示した。
牛丸氏は、パナソニック・ブランドの製品で力を入れる点として、「超・繋がる」「超・省エネ」「徹底したユニバーサルデザイン」の3つを挙げた。ネットワークを通した機器の連携や、消費電力の低さや地球環境に配慮しているというイメージ、子供から高齢者まで使いやすい製品などで、他社との差異化を図るという。
このほか、同社独自の「ブラックボックス技術」の活用や、デザインによるブランド・イメージの統一に言及。
ブラックボックス技術の例として、帯電水微粒子発生技術「nanoe(ナノイー)」や真空断熱材の「U-Vacua」などを挙げ、後に続く新製品の発表につなげた。また、「パナソニックらしいデザイン」としては、「あこがれとやさしさのデザイン」を目指すと訴え、白物製品の色として「ホワイト」に加えて「ブライトシルバー」と「マホガニーレッド」を揃えるとした。
牛丸氏は、パナソニック・ブランドへの移行を消費者に周知する「Hello! Panasonic」キャンペーンの概要も発表。「年末にかけて、過去最大規模の10万本のテレビCMを投入して、パナソニックのブランドを浸透させる」(牛丸氏)という。
最後にエアコン、冷蔵庫、洗濯乾燥機、サイクロン掃除機の新製品を発表。エアコンは、業界トップの省エネ性能とnanoeによる美肌効果を売り物にするという。冷蔵庫は、既存の同社製品と比べて消費電力量を30%削減したほか、既存機種の3倍の速度で冷凍できる機能を搭載。洗濯乾燥機は、省エネ・節水でそれぞれ業界1位を実現し洗浄能力を従来比15%高めたとする。サイクロン掃除機は、新方式で吸引力が持続するようにしたほか、消費電力を従来比45%削減したという。
ブランド統一の公表が今回のモデル開発の最中だったこともあり、機能やデザインの刷新は小幅にとどまった。今後はパナソニックブランドならではの商品コンセプトを盛り込む。その一つとして商品同士が相互に連携する機能を持たせ、単品ではなく複数の商品による使用を提案していく。
家電製品と住宅設備を組み合わせた「家まるごとパナソニック」のコンセプトも打ち出す。留守中の来客時にドアホンから携帯電話に通信する機能や、カーナビゲーションシステムから自宅の照明を遠隔操作する機能などを発展させる。
連携機能のほか、省エネ性能と使いやすいデザインで業界トップを目指す。自社の強みにつながる独自技術のデバイスを外販して収益性を高める。冷蔵庫などに内蔵する真空断熱材の外販に乗り出しており、生産量の1割程度を海外の白物家電メーカーに供給する計画。製品別のシェアは08年度に掃除機能付きエアコン40%(08年4~6月、約30%)、ドラム式洗濯機40%(同35%)、大容量冷蔵庫30%(同30%弱)、掃除機の高級モデル30%(同約25%)を目指す。
牛丸氏は「経営理念は不変でも商品や事業は積極的に変革する。先進や洗練といったイメージを打ち出す」と話した。
一方、創業者の松下幸之助氏が制定した綱領を現代的にグローバルな視点でまとめ直した「ブランドプロミス」も発表。「世界の人々に明日のライフスタイルを提案し、地球の未来と社会の発展に貢献しつづけます」と新たな公約を掲げた。
なお、今回のブランド統一に伴い、商品を梱包する段ボールなども同じデザインに変更する。現在、Webサイトも「national.jp」と「panasonic.co.jp」など複数のドメインが存在するが、すべて「panasonic.jp」に統合していく。
水戸黄門などで知られる昭和31年から続いてきたテレビ番組「ナショナル劇場」も「パナソニックドラマシアター」へ名称変更する。ラジオ番組「歌のない歌謡曲」も同様に、「パナソニック歌謡曲」へとなるという。

台湾大手5社-ノートPC出荷好調・低価格ミニノートPC効果-
(2008/09/16  日経マーケット・アクセス)

世界全体のノートPC需要はここ数年、高成長が続いている。08年上半期(08年1月~08年6月)も勢いに陰りは見られず、合計で世界全体の約80%を生産する台湾メーカー大手5社の出荷台数は対前年同期比44%増を記録した。
08年下半期もその勢いに歯止めはかからないだろう。メーカーによっては計画を下方修正するなどメーカー間で明暗はあるものの、5社合計は対前年同期比41%増と高い伸びが予想される。ただし、この数値には低価格ミニノートPC(注1)が含まれており、低価格ミニノートPCを除く従来サイズのノートPCのみで計算すると、出荷台数は対前年同期比22%増にとどまる。
低価格ミニノートPC市場に火をつけた台湾ASUSTeKの「Eee PC」(製造は台湾Pegatron)に対抗するのが台湾Acerの「Aspire One」。Aspire Oneは台湾Quanta Computerが製造を担当している。08年7月に生産が本格化し、年末までに500万台以上の出荷が計画されている。大和総研香港は、競合他社が次々と参入するため400万台にとどまると予想した。
世界パソコンでシェアトップの米Hewlett-Packard(HP)は「HP 2133 Mini Note」を08年4月に発売した。
台湾InventecのOEM生産。世界2位の米Dellは「Inspiron Mini 9」を08年9月に発売する。台湾CompalElectronicsの製造と見られる。その他、中国Lenovoも08年8月に低価格ミニノートPCを発売した。
大和総研香港は、08年下半期の低価格ミニノートPCの出荷台数合計が960万台になると予測した。一方、台湾の大手5社のノートPC出荷台数は08年下半期で6626万台になると見ている。低価格ミニノートPCを除いた従来サイズのノートPCの出荷台数は5666万台となる。この場合、対前年同期比の伸び率は22%増となる。大手5社のノートPC出荷台数は2001年下半期以降、対前年同期比で30%を下回ったことはない。08年下半期は、低価格ミニノートPCを加えれば対前年同期比が30%を超えるものの、従来サイズだけでは7年ぶりの低成長ということになる。低価格ミニノートPCの投入が従来機種の需要に影響し始めたようだ。
(注1)小型のノートPCで、画面サイズを10型程度かそれ以下にして価格を抑えた製品。ネットブックやMID(Mobile Internet Device)、UMPC(Ultra Mobile Personal Computer)、低価格PCなどとも呼ばれる。

米Intel-6コア搭載可能なサーバー用CPUを発表-
(2008/09/17  Itmedia)

米Intelは15日、6個のプロセッサコアを搭載可能なサーバー向けCPU「Xeon 7400」シリーズを発表した。
同製品は45ナノメートル製造プロセスを採用し、「Intel Virtualization Technology(VT)FlexMigration」などの仮想化技術も組み込む。クロックスピードは最高で2.66GHz、消費電力は50ワット。最大6個のコアと、16Mバイトの共有キャッシュにより、パフォーマンスが最大50%向上し、消費電力が最大10%減少するとしている。
Xeon 7400は、既存のXeon 7300プロセッサ搭載システムと互換性があるため、IT部門は安定したプラットフォームにすぐに同プロセッサを採用することができるとIntelは述べている。7400搭載プラットフォームは最大16ソケット(96コア)まで拡張可能という。
7400の価格は856~2729ドル(1000個ロット時)。Dell、富士通、日立、Hewlett-Packard(HP)、IBMなどが対応サーバーを発表する。

富士通テン-打倒PND・10万円以下の据置型カーナビを発売へ-
(2008/09/17  日経エレクトロニクス)

富士通テンは16日,販売想定価格8万5000円と安価な据置型カーナビ「AVN Lite」を発売すると発表した。国内で販売台数が急増している可搬型で安価な簡易カーナビ(PND)を「強く意識した商品」(富士通テン)である。8万5000円という価格は「カーナビを車両に搭載するための工賃を考慮しても10万円以下とするため」(同社)に設定した。シャープ製の7型のタッチパネル式液晶ディスプレイを搭載する。画素数は約28万。ワンセグ機能を採用する一方で,Bluetooth機能は搭載しない。OSには「ITRON」を使う。08年10月上旬より発売し,目標販売台数は月5000台という。
可搬型としなかった理由としては,「PNDが売れている一番の要因は安価なことであり,可搬性に対するユーザーの要望はそれほど高くない」(富士通テン)ことを挙げた。「PNDユーザーの使い方を見ても,車外に持ち運ぶ人は案外少ない」(富士通テン)という。同社としては「可搬型のPNDを販売する予定は当面ない」。
富士通テンはAVN Liteを安価にできた理由を2つ挙げた。1つは,SDメモリカードに記録する地図データの容量を約3.5Gバイトと,同社の高機能カーナビの約1/2としたことである。地図データはトヨタ・マップマスター製を使う。
もう1つが,高価なDVDプレーヤーではなく,安価なCDプレーヤーを採用したこと。同社は,「ワンセグ機能を搭載すると,車内でDVDの映像を視聴するユーザーは減る」(富士通テン)ため,安価なCDプレーヤーを搭載すればユーザーにとって必要十分とみている。
このほか,ジャイロセンサーを内蔵することや,車速情報を車両から取ることで,位置情報の精度を向上した。本体サイズは180mm×100mm×165mmで,質量は約2.9kgである。携帯音楽プレーヤー「iPod」との接続機能や,モニターにリア・ビューカメラの映像を表示する機能を搭載した。


軽量デジタル一眼・リモコン付マウス・ソニーデスクトップ打切り・三菱洗濯機撤退・電子タグ活用

2008-09-24 20:19:07 | Dニュース

松下電器-本体385gの軽量デジタル一眼レフ「G1」・女性層を開拓へ-
(2008/09/13  日経)

松下電器産業は12日、新規格の「マイクロフォーサーズシステム」に対応したデジタル一眼レフカメラ「G1」を10月31日に発売すると発表した。カメラ本体385gと軽量化を実現し、女性エントリーユーザーを中心にコンパクトデジカメからの買い替えを促す。記者会見した牛丸俊三副社長氏は「『超』がつくほど小さく軽い。デジタル一眼市場に新しい波を起こしたい」と語った。キヤノンやニコンが圧倒的なシェアを占める一眼レフ市場を攻略する。
新製品「G1」は、オリンパスと共同で策定した一眼レフの新たなマウントシステムであるマイクロフォーサーズシステムを採用した第1弾。一眼レフに必要だった本体内部のミラーを取り除くことで、大幅な小型・軽量化を実現した。可動式の液晶モニターを搭載したレンズ交換式デジタルカメラとして世界最小・最軽量という。大きさは、124×83.6×45.2mm、本体の重さは、約385g。
液晶モニターには3.0型ライブビュー液晶を採用。ミラーを省略した機構のため、ファインダー部には「ライブビューファインダー」と名づけた144万ドットの液晶を置いている。ファインダーをのぞくだけでライブビュー液晶からファインダーに画面を切り替える。液晶、ファインダーとも視野角100%。ライブビュー液晶は左右180度、上下270度まで動かすことができる。
撮影部には有効1210万画素の「LiveMOS」センサーを搭載した。コンパクトカメラで採用している、状況に合わせて撮影シーンを自動で設定する「おまかせiA」機能を一眼レフで初めて搭載。動物など動きのある被写体に一度フォーカスを合わせると被写体を追尾する「追っかけフォーカス」も搭載するなど、初心者にも使いやすくした。
店頭実勢価格は本体のみが8万円前後、交換レンズ「LUMIX G VARIO 14-45mm/F3.5-5.6」とのセットモデルが9万円前後、「LUMIX G VARIO 45-200mm/F4.0-F5.6」とのセットモデルは12万5000円前後を見込む。レンズは従来型のフォーサーズ対応レンズであればアダプターを使って装着できる。09年に向けて新規格に対応したレンズのラインアップを拡充していく。
女性ユーザーを想定しカラーバリエーションとしてレッド、ブルー、ブラックの3種類を用意した。牛丸副社長は「従来の一眼レフカメラはフィルムカメラをデジタルにしただけ。重くて大きく難しいため女性ユーザーには使いにくく、このままでは市場がピークアウトすると考えて新技術を投入した」と開発の背景を語った。
09年春にはハイビジョン動画対応モデルを投入するとの計画も明らかにした。

ナナオ-リモコン機能付き光学マウスを発売-
(2008/09/13  日経エレクトロニクス)

ナナオは,リモコン機能を搭載した光学式マウス「
EIZO-C@T-one」を発表した。パソコンでWebサイトなどを閲覧しながらテレビを視聴する“ながら視聴”するユーザーに向ける。両面にそれぞれ,マウス機能とリモコン機能を割り当てている。傾きセンサーを内蔵しており,マウス側をリモコン側に裏返すと自動的にマウス機能がOFFになり,誤動作を防止する。9月12日に販売を開始する。価格はオープンだが,同社の直販サイト「EIZO Direct」での販売価格は1万2600円。
マウスとパソコンの通信は,独自仕様の2.4GHz帯の無線を用いる。伝送距離は約10m。付属の受信機をパソコン本体のUSBポートに接続するだけで使用できる。OSは,Windows 2000/Windows XP/Windows Vista,Mac OS X 10.3.9以降に対応。
リモコン機能は赤外線方式。電源のON/OFFやチャンネル切換,音量調整など9つのボタンを搭載する。
機種ごとのリモコン・コードを設定することで,テレビやレコーダー,チューナーなどの操作できる。

ソニー-デスクトップ型PCの開発打ち切り・一体型にシフト-
(2008/09/15  フジサンケイビジネス)

ソニーは、パソコンの基本形といえる本体とモニター、キーボードの3点セットで構成する「デスクトップ型」の商品開発を打ち切り、モニター部分に本体を組み込んだ「一体型」に切り替える。パソコンは省スペース性などからノート型に需要がシフト。海外勢の低価格デスクトップ型攻勢も激化しており、ソニーは一体型で独自色を打ち出して販売拡大を図る。
ソニーのパソコン「VAIO」で、3点セットのデスクトップ型は高性能機「タイプR」の1機種だけだが、20日に発売する新モデルは本体がモニターの背面部に一体化された。今後も「本体が別にある典型的なデスクトップ型は作らない」(パソコン事業幹部)という。
デスクトップ型は拡張性が高く、CPU、記憶装置で高性能品を搭載しやすい。また、ノート型より製造コストが安く、最近では5万円を切るものも少なくない。
ソニーは過去、典型的なデスクトップ型を最大4シリーズ展開したが、省スペース化して「ボードPC」と呼ぶ一体型の比率を増やしてきた。
本体・モニターの一体型は米Appleの「iMac」をはじめ、NECや富士通などが販売。最近は最大手の米Dellも本体を大幅に小型化するなど、パソコンの省スペース化の動きが加速している。一方、ノート型を得意とする東芝は、法人向けを除いてデスクトップ型を扱っていない。逆に、1982年に投入したデスクトップ型「PC98シリーズ」をヒットさせたNECは、「映像や音響性能が高い」点を評価して、現在も多くのデスクトップ型製品を持ち、メーカーによって戦略の違いが一段と鮮明になってきた。
3点セットのデスクトップ型は、今後も法人向けや高性能モデルとして残る見通し。ただ、居間のテレビをモニターとして用いる製品など新しいスタイルのパソコンが商品化。それに伴ってパソコン本体を円筒型にした製品が生まれるなど、パソコンの形状は大きく変わろうとしている。 

三菱電機-洗濯機事業から撤退へ-
(2008/09/13  日経・日経エレクトロニクス)

三菱電機は12日、洗濯機事業から撤退すると発表した。10月に生産を終了する。国内での出荷台数が伸び悩み、業績の改善が困難と判断した。業務用の冷蔵ショーケースなどを手掛ける空調冷熱事業やそのほかの白物家電など成長が見込める分野に経営資源を集中する。アフターサービスには引き続き対応する。
同社は1956年に洗濯機の製造を始めた。08年3月期の洗濯機出荷台数は8%減の約37万台で、売上高は約116億円と1割弱減っていた。
同事業に携わる約120人の従業員は、冷蔵冷凍ショーケースなどの空調冷熱事業や、プラスチックのリサイクル事業などへ振り向ける。撤退に生じる費用は7~9月期に計上する予定だが、09年3月期の業績見通しは変更しない。
08年10月で生産を終了し、現在販売中の機種の在庫がなくなり次第、08年内をメドに販売も終了する。
直近の2~3年は赤字を出していたという。
洗濯機の生産拠点である100%出資子会社の日本建鐵(千葉県船橋市)では、生産終了後に従業員の一部を冷蔵・冷凍ショーケース事業に配置転換するほか、炊飯器などを手掛ける三菱電機ホーム機器(埼玉県熊谷市)など首都圏のグループ拠点で雇用する。
国内の白物家電市場では、市場全体が頭打ちの中で高級機種の需要が伸びており、洗濯機市場ではドラム式/縦型の洗濯乾燥機でのシェア獲得が収益確保の要件となっている。三菱電機も07年5月、同社として初めてドラム式洗濯乾燥機を投入した。他社より遅れての参入となった分、ドラムの角度を変える新機構の採用でユーザー獲得を狙ったが、その「ムービングドラム」機に複数の不具合が発生。発売後わずか3カ月ほどで販売中止に追い込まれた。品質面での課題をクリアした後継機の投入も検討したが、巻き返しは困難と判断し、洗濯機事業全般からの撤退を決めた。
同社は石油暖房機器や携帯電話機からも撤退しており、家電や情報機器製品で成長分野に絞り込む戦略を加速する。同社は過去最悪の営業赤字を出した02年3月期以降、投資負担が軽く、高い利益率が見込める業務用エアコンや産業メカトロニクスに注力。需要を読みにくく、価格競争が激しい白物家電やデジタル家電などについては利益成長が見込める分野に絞り込む戦略を進める。

経済産業省-電子タグ活用した建材の流通経路追跡に着手-
(2008/09/15  日刊工業新聞)

経済産業省は、電子タグを活用した建材・住宅設備機器のトレーサビリティー(追跡可能性)確保に着手する。建材・住宅設備産業は関連企業が多く、流通は多段階で複雑になっている。企業や業種、業界を超えた情報共有の仕組みをつくることで、メーカーと消費者双方の製品安全、リサイクルに対する意識向上につなげる。月内にも研究会を立ち上げ、消費者に直接情報を提供する仕組みや、流通経路をたどる方法の確立を目指す。
立ち上げるのは「建材・住宅設備機器のトレーサビリティ検討委員会(仮称)」(野城智也座長:東京大学生産技術研究所副所長)。日本建材・住宅設備産業協会(東京都中央区)を通じて建材メーカーや流通業者、メンテナンス業者を対象に各社が管理する情報項目や情報管理方式などを調査する。調査で課題を洗い出した後、実証実験に入り、iT技術を活用したトレーサビリティーのモデルをつくる。
09年4月から改正消費生活用品安全法が施行されるに当たって、メーカーや輸入業者は、経年劣化で重大事故が多い製品について、消費者に保守情報を適切に提供することが求められる。経済産業省はまず、改正消安法で「特定保守製品」に指定された屋内式ガス瞬間湯沸かし器、ビルトイン式電気食器洗機などの住宅設備機器を中心に情報共有の仕組みを構築し、メーカーと消費者双方の意識向上を促す意向。
経済産業省がまとめた「今後の住宅産業のあり方に関する研究会報告書」によると、住宅を建設するのに必要な部品は、1軒当たり6万点、関連する企業は3000社にのぼる。建材・住宅設備機器の流通はメーカーから施工する工務店まで多段階で複雑になっている。共通基盤を確立することにより、機器の最終的な所在が把握しやすくなれば、重大事故の防止にもつながる。


世界のデジタルTV状況・BDレコーダー・国内携帯・折畳型BlackBerry

2008-09-24 20:16:52 | Dニュース

北米の30~34型液晶テレビ-高級感を売りにしたブランドがシェア拡大-
(2008/09/12  日経エレクトロニクス)

米iSuppliは,北米の30~34型液晶テレビ市場において,高級感を売りにしたブランドのシェアが急拡大しているとの調査結果を発表した。高級感を売りにしたブランド・メーカーである韓国Samsung Electronicsは,08年第2四半期に同市場のメーカー別シェアで首位に浮上。シェアは対前年同期比9.09ポイント増の17.59%で,前年同期の3位から大きく躍進した。2位のソニーも対前年同期比7.94ポイント増の12.84%のシェアを占め,前年同期の9位から大幅に順位を上げた。
一方,低価格を売りにしたブランドである米VIZIOは大幅にシェアを落としている。08年第2四半期のシェアは,対前年同期比11.34ポイント減の6%。順位も前年同期の首位から6位に後退。同じく低価格を売りにしたブランドの米Westinghouse Electricや米Syntax-Brillianも,高級ブランドメーカーの台頭によって,32型の北米液晶テレビ市場においてシェアを減らした。
iSuppliによれば,32型品は北米の液晶テレビ市場で最も人気のある画面寸法。家庭の中で,居間用などの最も主要な用途と,寝室用などの2台目の用途のどちらにも向くためである。同社は,32型品は既に消費者にとって必需品となっており,価格も他の画面寸法の液晶テレビと比べて大幅に下落する見込みが少ないと説明する。08年第2四半期の北米市場では,30~34型が液晶テレビの出荷台数全体の34.1%を占め,最も多かった。2番目に人気のある画面寸法は25~29型で,市場の13.7%を占めた。
高級感を売りにしたブランドが台頭した要因は,同ブランドの積極的な価格攻勢にあるとiSuppliは説明する。1年前,VIZIOなどの価格を売りにしたブランドは,積極的な価格攻勢と米Wal-Mart Storesや米Targetなどの量販店での提供によって,32型の液晶テレビで大きなシェアを占めていた。その時点で高級感を売りにしたブランドと価格を売りにしたブランドのテレビの価格差は,500米ドル以上だったとする。しかし,高級感を売りにしたブランドは,価格を売りにしたブランドと競合する手ごろな価格の製品群を導入したり,あらゆる種類の小売チャネルで製品を提供するようになったという。07年8月~08年8月の期間の32型テレビの価格下落率は,高級感を売りにしたブランドが12%,価格を売りにしたブランドが13%だった。
iSuppliは,両ブランドの間で次に競争が熾烈になるのは40~42型の液晶テレビと予測している。

インドのテレビ-2012年までに液晶テレビがCRTテレビを上回る予測-
(2008/09/12  日経エレクトロニクス)

米DisplaySearchは,インドのテレビ市場において,液晶テレビの出荷台数が2012年までにCRTテレビの出荷台数を上回るとの予測を発表した。
08年のインドのテレビ出荷台数は1300万台に達する見通し。このうち,CRTテレビの占める割合は92.9%と圧倒的に大きい。液晶テレビの割合は6.6%,PDPテレビの割合は0.5%にとどまる。しかし,薄型テレビの出荷台数は今後5年間,前年比100%増を超える速度で増加するとDisplaySearchは予測する。2012年には液晶テレビの割合が,テレビの出荷台数全体の56.2%に達し,CRTテレビの42.5%を上回ると見込む。同社が予想する2012年のPDPテレビの割合は1.3%である。
08年のインドのテレビ出荷台数は1300万台に達する見通し。このうち,CRTテレビの占める割合は92.9%と圧倒的に大きい。液晶テレビの割合は6.6%,PDPテレビの割合は0.5%にとどまる。しかし,薄型テレビの出荷台数は今後5年間,前年比100%増を超える速度で増加するとDisplaySearchは予測する。2012年には液晶テレビの割合が,テレビの出荷台数全体の56.2%に達し,CRTテレビの42.5%を上回ると見込む。同社が予想する2012年のPDPテレビの割合は1.3%である。
この薄型テレビ市場の成長をけん引するのは,購買力の向上やデジタル放送への移行,消費者の購買意欲,薄型テレビの価格の下落などという。インドの中流上層階級は液晶テレビの購買を担う最大層と目されるとDisplaySearchは分析する。韓国Samsung Electronicsや韓国LG Electronics,ソニー,オランダダRoyal Philips Electronicsといった主要ブランド,およびインドVideocon IndustriesやインドOnidaといったインドのブランドはいずれも,液晶テレビの販促活動に注力しているという。さらに,いくつかの中国ブランドも,輸出先としてインドを考えているとする。
07年のインドにおける液晶テレビのブランド別シェアを見ると,首位はSamsung Electronics。30%以上のシェアを占めた。2位はソニーの19%で,3位がLG Electronicsの16%だった。PDPテレビのブランド別シェアを見ると首位はLG Electronicsで,以下,Samsung Electronics,松下電器産業と続く。規模の大きいCRTテレビ市場でブランド別シェアの首位となったのはLG Electronics。シェアは25%以上で,2位および3位はSamsung ElectronicsとVideocon Industriesだった。

パイオニア-表示部最薄39mmのチューナー分離プラズマテレビ-
(2008/09/12  日経エレクトロニクス・CNET・BCN・産経新聞)

パイオニアはPDPテレビ「KURO」シリーズの新製品として,表示部の厚さが最薄39.0mmの品種を発表した。表示部とチューナー部を分離して薄型化を実現する。同様の方式を用いた液晶テレビは日立製作所やシャープ,ソニー が既に製品化しているが,PDPテレビでは初となる。60型と50型の2機種で,08年10月下旬に販売を開始する予定。価格は60型の「KRP-600A」が94万円,50型の「KRP-500A」が67万円。
表示部とチューナー部は,独自開発のケーブルを使って非圧縮のHDTV映像を伝送する。採用した通信規格については,「詳細は回答できないが,ある規格をベースに開発した」(パイオニア ホームエンタテインメントビジネスグループ 事業企画部 ディスプレイ企画部 部長の西尾正昭氏)という。無線通信を使った伝送システムは「検討してみたが,非圧縮のHDTV映像を安定して伝送できなかったため今回は採用を見送った」(同社の西尾氏)とした。
表示画素数は1920×1080であるが,その他の仕様については明らかにしていない。「従来のような数値競争はKUROには不要」(パイオニア)との考えから,08年6月に発表した60型のPDPモニター「KRP-600M」以降は,暗所コントラスト比などの数値は公開しない方針を示していた。なお,今回の製品に搭載するPDPは「KRP-600Mと同じ仕様」(同社)であり,コントラスト比は10万対1である。加えて,パネルの前面に張り付ける光学フィルムは反射防止機能を高めたほか,外光カット機能を追加している。これらにより,明所でのコントラスト比や色再現性が高まったほか,外光の映り込みが低減したという。
映像モードは,新モードとして「新リビングモード」と「ディレクターモード」を採用した。新リビングモードは,映画,スポーツなど絵柄で判別していたコンテンツ内容をエリア単位にすることで,色合い,コントラスト,先鋭感をシーンごとにリアルタイムで最適化。最適化した内容はパラメータに表示されるほか,ON/OFF機能により変化の違いを確認できる。なお,リビングモードは画質だけでなく,音質の自動調整にも対応している。
ディレクターモードは,映像ソースの忠実再生を追求したモード。色調整や各種機能がOFFになっているため,自分好みの画質へと色味や画質を補正できる。こちらのモードにも調整前後の比較ができるよう「Before/After」機能を備えている。
パイオニアはまた,Blu-ray Disc(BD)レコーダー2機種も発表した。08年10月上旬に販売を開始する予定。Blu-ray Discレコーダーを手掛けるのは「今回が初」(同社)とする。同社のPDPテレビKUROとHDMIで接続することで,テレビのリモコンを使って放送の録画や再生操作ができる「KURO LINK」機能を備える。

パイオニア-同社初のBlu-ray Discレコーダーを発売へ-
(2008/09/12  CNET・Itmedia・BCN・日経)

パイオニアは11日、同社初のBlu-ray Disc(BD)レコーダー「BDR-WD900」、「BDR-WD700」を10月上旬から発売する。HDD&Blu-ray Discのハイブリッドタイプとなる。価格はオープンだが、店頭想定売価はBDR-WD900が28万円前後、BDR-WD700が18万前後の見込み。
BDR-WD900は1TBのHDDを、BDR-WD700は500GBのHDDを搭載。両機はHDD容量以外、同じ仕様となっている。
搭載チューナーは、地上、BS、110度CSデジタルチューナー×2基、地上アナログチューナー×1基を搭載したダブルチューナータイプで、2番組同時録画が可能。HDDに録画した番組は28分割してインデックス表示する「シーンビュー」機能を備え、録画、再生の両面から使い勝手の良さをサポートする。
本体には、MPEG-4/H.264トランスコーダーを採用し、ハイビジョン画質のまま通常のハイビジョンモードの録画時間に比べ、約5倍の長時間録画ができる。BDR-WD900は最大で約450時間、BDR-WD700は約220時間のハイビジョン録画に対応する。
同社のプラズマテレビ「KURO」シリーズとの組み合わせにより、テレビ側のリモコンで録画、再生、電源ONなどの操作ができる「KURO LINK」も装備。操作面だけでなく、レコーダー側の画質をKURO用にセッティングするなど、画質面での連携も可能。
本体サイズは、高さ68×幅430×奥行き347mmのスリムタイプ。電源待機状態から約0.8秒で起動する「クイック起動」モデルとなる。

08年Q2携帯電話機国内出荷-前年比12.6%減・Q3は大幅な生産調整-
(2008/09/12  日経エレクトロニクス)

調査会社のIDC Japanは,08年第2四半期における国内の携帯電話機市場の調査結果を発表した。出荷台数は前年同期比12.6%減の1177万台で,3四半期連続の減少となった。出荷台数が前年同期比で減少したのは,携帯電話機の割賦販売方式への移行によるユーザーの買い控えが発生したことや,需要をけん引するような訴求力の強い端末が不足したためという。
メーカー別の出荷台数を見ると,首位はシャープ。同社は,9四半期連続して首位を維持しているが,シェアは対直前期比1.1ポイント減の21.8%だった。同社の出荷台数は,市場全体の販売台数減少の影響を受けて,減少が続いているという。2位も直前期に引き続き,パナソニック モバイルコミュニケーションズ(PMC)が維持した。シェアは同1.7ポイント増の17.1%。同社が比較的安定した出荷実績を維持しているのは,NTTドコモ向けの端末「P906i」の販売が好調だったためとする。
3位以下は順位が変動した。3位は直前期の5位から浮上した富士通。シェアは同5.1ポイント増の13.6%。IDC Japanは,富士通が浮上した要因を,NTTドコモ向けの「らくらくホン」が堅調に推移したためと説明する。同じく13.6%のシェアを占めたNECは,直前期の11.5%からシェアを拡大した。5位は東芝で,シェアは対直前期比2.1ポイント減の8.9%だった。
08年第3四半期は,端末販売の不振や慢性的な在庫調整の問題などによって,マイナス成長が続く可能性が高いとIDC Japanは予測する。同社は,第3四半期に大幅な生産調整が発生する可能性が高まっているとしている。

カナダRIM-あの「BlackBerry」に初の折り畳み機種が登場-
(2008/09/12  日経エレクトロニクス)

カナダResearch In Motion(RIM)は,米国のビジネスパーソンを中心に人気の「BlackBerry」で,初の折り畳み型機種を製品化する。米サンフランシスコで08年9月10日から開催中の携帯電話関連展示会「CTIAWIRELESS I.T. & Entertainment 2008」に合わせて発表した。
機種名は「BlackBerry Pearl Flip 8220」。従来のBlackBerryの機能を踏襲しながら,動画や音楽再生など各種のマルチメディア機能を搭載した。クワッド・バンドのEDGEに対応する機種で,重さは約102g。液晶パネルは240×320画素。900mAhのLiイオン2次電池を備え,連続通話時間は4時間,連続待ち受けは14日間以上という。今秋から世界各地で順次発売される予定。