バッファロー-アナログテレビ向け地上デジテルチューナーを年内発売-
(2008/09/26 PC online)
バッファローは25日、アナログテレビ向けの簡易地上デジタルチューナー「DTV-S30」を08年内に発売すると発表した。同社にとって初の家電向け製品となる。価格はオープンの予定。
本体にはコンポジット映像出力とアナログステレオ音声出力の各端子を備える。アナログテレビに映像と音声のケーブルで接続すれば、地上デジタル放送を標準画質で映すことができる。デジタル放送で提供されている字幕や、視聴している時間帯に同時に放映している番組をまとめて確認できる「簡易番組表」も表示可能。
16対9の比率で放映されている映像は横幅を圧縮し、4対3の比率で表示。また、デジタル放送の4対3映像をアナログテレビに映すと通常は周囲に黒い枠が表示されるが、DTV-S30ではズームによって画面全体に映像を表示する。
本体の大きさは幅186×高さ28×奥行き103mm、重さは245g。主要メーカー16社のテレビの基本操作に対応したリモコンが付属する。
KDDI-パソコンなしで音楽/動画を携帯電話やテレビに転送できるSTB-
(2008/09/26 CNET)
KDDIは11月1日より、携帯電話とテレビをつなぐセットトップボックス(STB)「au BOX」を提供する。携帯電話でダウンロードした音楽を再生したり、家庭で録画した映像を携帯電話に転送できたりするほか、ブロードバンド回線につないで音楽や映画をダウンロードし、テレビと携帯電話の両方で視聴できる。
単体ではCD/DVDプレーヤーとして使えるほか、CDの楽曲を取り込んで携帯電話やソニーの携帯音楽プレーヤー「ウォークマン」に転送できる。また、スピーカーを内蔵しており、携帯電話をつないで着うたフルなどを再生することも可能。家庭内にあるビデオカメラやビデオデッキを接続することで、保存していた映像を携帯電話に転送できる。
インターネットに接続すると、レーベルゲートがau携帯電話向けに提供している音楽配信サービス「morafor LISMO」や、KDDIが提供している動画配信サービス「LISMO Video Store」を利用可能。購入した楽曲や動画の料金は携帯電話の利用料金とまとめて支払う「まとめてau支払い」で決済できる。
このほか、搭載したOperaのインターネットブラウザを使ってテレビでウェブサイトを閲覧することも可能になる。
利用料金は月額315円。KDDI取締役執行役員常務コンシューマ事業統轄本部長の高橋誠氏は「月額315円という、コンテンツを1つ買うのと同じ価格で、パソコンがなくてもLISMOが使えるサービス」と胸を張る。
ターゲットは10~30代の男女で、家にパソコンがない、もしくは個人用のパソコンを持っていない層だという。au BOXの利用者向けには、下り最大10MBpsのADSL接続サービス「ADSL one10」「au one netADSLレギュラーコース10(e)」を1575円で提供し、au契約者の解約防止や、固定通信サービスの利用拡大を狙う。なお、利用目標数については明らかにしていない。
KDDIの調査では、自分専用のパソコンを持っていない人の割合は56.5%にのぼるという。こういった人たちがau BOXのターゲットになるという。
STBは、Motorola製。「STBに関する世界的な過去の実績や技術面などを考えて選んだ」(KDDIコンシューマ事業統轄本部コンテンツ・メディア本部長の雨宮俊武氏)とのこと。
au BOXにつないで利用できる端末はLISMO Music&Video対応機種のみ。利用期間が13カ月未満で解約した場合には、契約解除手数料5250円が必要になる。また、機器はレンタルとなる。
au BOXのサイズは、幅約266mm×高さ約80(脚部含む)mm×奥行き約221(端子部含まず) mm。重さは約1.6kg。入出力端子は、LANポート×1、USB (2.0)ポート×2、AV入力端子×1、AV出力端子×1、音声入力端子×1、ACアダプター接続端子×1。使用可能容量は、音楽CDをATRAC3plus/64kbpsでエンコードした場合、約110曲 (1曲あたり4分想定) の保存が可能。
LG電子-「プラダフォン」が累計販売100万台を突破-
(韓国 2008/09/25 中央日報)
LG電子が名品ブランド「プラダ」と共同開発したプレミアム携帯電話「プラダフォン」が、07年3月にヨーロッパで発売されて以来18カ月間で累積販売量100万台を超えた。 韓国だけで20万台が売れ、ヨーロッパ・アジア・中南米でも人気が続いている。
「プラダフォン」は、世界初の全面タッチスクリーンで携帯電話タッチ技術の新しいトレンドを提示した。「プラダフォン」は名品から感じられる最高のデザインと技術力で従来の携帯電話にはない価値を提供し、「プレミアムLG携帯電話」のイメージを構築した。
特に「プラダフォン」は名品のロゴを加える従来の‘名品フォン’とは違い、製品企画からデザイン、マーケティング戦略までLG電子とプラダの緊密な協力のもとで進められ、ITとファッション業界の新しい協力モデルを見せたという評価を受けている。
米ビジネスウィークは3日、「プラダフォンは品格のある画面構成、革新的な効果音など、携帯電話企業と名品デザイナーの最も成功した合作」と絶賛した。
LG電子は‘タッチフォンの名家イメージ’をアピールするため「プラダフォン」に続き「ビューティーフォン」「シークレットフォン」など戦略モデルを続々と開発、10~12月期には「プラダフォン」後続モデルを出す予定。
安承権(アン・スンクォン)LG電子MC事業本部長は「プラダフォンは最高技術と高級デザインで名品携帯電話の新しい里程標を立てた」とし「今後も競合他社とは異なる‘名品’‘先端’携帯電話を開発し、世界携帯電話市場をリードしていきたい」と述べた。
「多機能携帯」と「シンプル携帯」-若者にもシンプル携帯が人気?-
(2008/09/26 CNET)
ブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアは同社が提供するサービス会員をパネラーとするリサーチ結果を発表した。
携帯電話の機能はますます高度化し、コンピュータを内蔵する「スマートフォン」も新機種が次々に登場している。一方、機能を絞ったシンプルな携帯も好調な現在、利用者はどちらを支持するのだろうか?20代~40代を中心とするネットユーザー801名の回答を集計した。
スマートフォンや多機能携帯と、シンプル携帯のどちらに注目するかを聞くと、“多機能携帯派”が58.2%、“シンプル携帯派”が41.8%となった。
男女別では、男性は多機能携帯派が63.1%と、多機能派がシンプル派を上回ったが、女性は多機能携帯派52.3%、シンプル携帯派が47.7%と両者の間の差は小さかった。
年代別に見ると、多機能派は若い世代ほど多いが、その差は6ポイントほどにとどまり、20代のシンプル派も38.6%にのぼった。
多機能を支持する理由を複数回答形式で聞いたところ、「1台に多くの機能がつまっているから(62.2%)」トップに。次いで「通話よりもメールを多く使うから(51.5%)」、こちらは全世代から広く支持を集めた。そして「通話よりもインターネットを楽しみたいから(46.8%)」が続く。
その他の理由として、男性を中心に「カスタマイズ可能だから(40代女性)」「持ち歩くガジェットが少なくて済むから(30代男性)」「PDAのような機能を求めたい(30代男性)」などがあがっていた。
シンプル携帯派の支持理由は、「使わない機能があり、無い分割安だから(56.7%)」がトップで、「最低限の機能だけあれば良いから(54.6%)」が僅差で続いた。性別・年代別でもこの2つはいずれも半数以上で、「価格の安さ」と「簡便な操作」が支持されていることが伺える。
全体としては高い年代が多いシンプル携帯派だが、「最低限の機能だけあれば良いから」と「多機能携帯は機能が複雑で分からないから」は、20代の選択率が他世代を上回った。
その他の理由として「携帯は軽いほどよい(30代女性)」「小さい機体がよい(30代男性)」という声もあり、累計販売台数が1000万台を突破したNTTドコモの「らくらくホン」人気や、機能を絞って薄さや使いやすさを重視した70Xシリーズの好調の背景には、こうしたシンプルさを求める若者のニーズもありそうだ。
富士通-低価格な小型ノートPCを国内発売へ-
(2008/09/26 産経新聞・Itmedia)
富士通は、画面サイズが10型以下で価格が7万~8万円台の小型ノートPCを来夏をメドに日本で発売する。低価格の小型ノートPCは、米ヒューレット・パッカード(HP)や米Dell、台湾ASUSなど海外大手が相次いで市場投入しているが、国内メーカーでは初めて。富士通は海外メーカーの製品よりも性能の高い機種を投入、高級志向の強い国内消費者の2台目需要を取り込む狙い。
富士通は国内市場に先駆け、今年11月に香港やシンガポールなどで500ドル(5万3000円)~600ドル(6万3600円)の小型ノートPCを販売する。台湾または中国のパソコンメーカーに製造を委託することで価格を抑える。
来夏に国内で発売する新製品は、海外で先行販売する製品よりもCPUの性能を向上し、メモリーの容量も高める予定。富士通は現在、小型PCとして「ルークスシリーズ」を販売しているが、価格は14万円以上する。新型PCによって、低価格と高機能を求める国内のパソコンユーザーに売り込む。
低価格の小型PCは海外メーカーが相次いで市場投入し、人気となっている。日本でもノートPCに占める比率が2割を超えるなど市場が急拡大している。これに対し、高級路線を進めてきた国内メーカーはこの分野では出遅れており、現時点で参入しているところはない。
松下電器-ノートPC「Let's note」冬モデルを発表-
(2008/09/26 毎日新聞・CNET・フジサンケイビジネス・日経)
松下電器産業は25日、モバイルノートPC「Let's note」冬モデルを10月17日より順次発売すると発表した。
「ビジネスモバイル分野への新たなチャレンジ」として、そのまま持ち運べるハンドルが付いた「Fシリーズ(CT-F8)」が登場した。Let's noteシリーズとしては初の14.1型WXGA+(1440×900ドット)TFTカラー液晶にスーパーマルチドライブを内蔵したモデル。
重さは、従来比でファンを約40%軽くするなどの努力により、約1630gとなった。光学ドライブ内蔵の14.1型WXGA+液晶ノートPCとしては世界最軽量という。モバイルPCとしては最上位クラスの性能を持つIntelCore2 Duo プロセッサ SP9300(2.26GHz)を搭載し、バッテリーは約9時間駆動するとしている。
キーボードの全面防滴や100kgf加圧振動など、従来のレッツノートの「タフ」性能はそのまま継承。軽量・長時間・タフを兼ね備えたデスクトップに替わる、ハイスペックなモバイルPCとして推進したい考え。価格はオープンで、市場想定価格は29万円前後。
ハンドルは、手になじむカーブ型で、衝撃やホコリなどに強いタフネス設計ノートPC「TOUGHBOOK」と同等の強度があるという。TOUGHBOOKでは、12年前からハンドル付きPCを市場に投入しており、ユーザーからのフィードバックをもとに内部で作った規格試験にFシリーズも合格しているという。
従来のシリーズもスペックアップし、10.4型液晶を搭載した「Rシリーズ(CF-R8)」(市場想定価格20万円前後)、12.1型液晶を搭載した「Tシリーズ(CF-T8)」(22~23万円程度)、12.1型液晶およびスーパーマルチドライブを内蔵した「Wシリーズ(CF-W8)」(25万円程度)、14.1型SXGA+液晶およびスーパーマルチドライブを内蔵した「Y8シリーズ(CF-Y8)」(27万円前後)の新モデルも登場した。
R、T、WシリーズはIntel Core2 Duo プロセッサ SP9300(1.20GHz)を搭載し、メモリー最大3Gバイトまで搭載可能になった。Yシリーズはハードディスクの容量がアップし、160Gバイトモデルとなっている。
なお、同社のPC直販サイト「マイレッツ倶楽部」では、天板のカラーバリエーションやスペックが選べるようになっている。
Let's noteとTOUGHBOOKは米国、欧州、新規国でも展開を強化し、07年で全世界で66万台だった出荷台数を2012年までに130万台に増やしたい考え。
07年度は台数ベースで国内が33万台、国外が33万台とほぼ半々だったという。この内訳は、Let's noteが約35万台、TOUGHBOOKが31万台。2012年の目標台数は、国内が53万台、国外が77万台で、内訳はLet's noteが約54万台、TOUGHBOOKが76万台としている。
現在のモデル別の動向は、具体的な数値は非公開だという。傾向としては12.1型で光学式ドライブ内蔵のWシリーズがもっとも多く、その他のT、R、Yは同等程度という。
今回新たに投入したFシリーズについては、「思いとしてはWに近いぐらいに販売していきたい」(パナソニックAVCネットワークス社 ITプロダクツ事業部 高木俊幸氏)としている。
なお、海外ではWよりも光学式ドライブのないTのほうが売れているが、海外向けにタッチパネルを搭載するなど若干仕様が異なるという。
三菱電機-ノートPC画面を簡単転送できる液晶ディスプレー-
(2008/09/26 日経)
三菱電機は、ノートPCの画面をUSBケーブル1本で転送し表示できるようにした20.1型の液晶ディスプレーを10月初旬に発売する。持ち歩いて使う小型PCに保存したデータなどを、部屋やオフィスで手間をかけず大きな画面で見ることができる。
新商品は「ダイヤモンドクリスタワイド」で、映像信号やLAN(構内情報通信網)信号をUSB経由で送れるようにした。ディスプレーの電源は別途必要。12.1型の小型PCと比べると文字のサイズが1.26倍になるほか、1度に見られる情報量も約1.7倍になるという。
ディスプレー側にLAN端子やマウスをつなぐUSB端子を用意しているため、PCを持ち出す時やつなぐ際も何本ものケーブルを抜き差ししなくてすむ。操作しやすい位置に小型PCを置けるよう、ディスプレーのの高さも調節できるようにした。
シャープとウィルコム-ハンディターミナル機能搭載スマートフォン-
(2008/09/26 日経エレクトロニクス・フジサンケイビジネス・日刊工業新聞)
シャープとウィルコムは25日,スマートフォン機能の付いた業務用端末「RZ-H220」を発表した。シャープが企業向けに販売する。Windows Mobileを搭載し,かつウィルコムのPHS通信モジュールである「W-SIM」スロットを装備する。
バーコードリーダーを装備し,高さ1.5mから落下しても問題なく使えるほか,JIS/IEC保護等級である「IP54」に準拠した。電池駆動時間は標準で約11時間,大容量で約17時間と,業務用を意識して「1日使えることを重視した」(シャープ 情報システム事業本部 ビジネス機器ソリューション事業部長の渡川邦彦氏)
Windows Mobile 6.1 Classicを採用したことにより,カスタムアプリケーションだけでなく,汎用のアプリケーションソフトウエアも利用できる。液晶画面は480×800ドット。
業務用ハンディ端末にスマートフォン機能が加わったことで,「小型の端末に仕上がったので,これまでの専用端末向けの市場すべてに対応できると考えている。中でも外回りで専用端末と携帯電話の両方を必要としている業務に向く」(渡川氏)。事業目標は年間10万台。端末の価格はオープンとしたが,10万円前後を想定している。
従来,ハンディターミナルなどの業務用携帯端末は,運送業やスーパー,保守点検サービスなど幅広い業種で利用されているが,業務連絡時に必要な携帯電話などは別途持ち歩く必要があった。
ウィルコムのW-SIMを搭載する場合は,月額通信料は音声・データ通信を含めて4680円から。
複数の電子マネーに対応した飲料自販機-10月から全国展開スタート-
(2008/09/26 Itmedia)
複数の電子マネーに対応した飲料自動販売機の全国展開が10月から始まる。日本自動販売協会(JAMA)に加盟する伊藤園など大手飲料会社とNECなどのプロジェクトで、参加企業が管理する自販機合計130万台のうち、2010年度末までに約50万台を対応させる計画。
小銭が不要になるなど、自販機の電子マネー対応はメリットが大きい一方、従来のFeliCaリーダー/ライターは高額な上、1つの電子マネー規格に対応する場合がほとんどで、低単価な商品を扱う飲料自販機に接続するのは難しかった。
プロジェクトは07年4月、複数の電子マネーに対応するリーダー/ライターの共同開発・共同購入、複数電子マネーの決済を行うセンターの共同運用を目的に発足。JAMA加盟企業のうち、伊藤園やキリンビバレッジ、サントリーフーズ、ポッカコーポレーションなど12社が参加する。
パートナーとしてエム・ピー・ソリューション(MP)、NEC、サンデンが参加。MPが最大8種類の電子マネーに対応可能なリーダー/ライター開発、NECが中核機器の開発、サンデンが自販機への対応と供給を担当する。
まず先払い式の「Edy」、後払い式の「iD」「VISATOUCHスマートプラス」「iD」の3種類に対応するが、自動販売機ごとに対応電子マネーは選択可能で、設置後の追加・変更もできるようにした。4月から各社の社内などで実験を重ね、10月から一般設置を始める。
EU-2011年から事故防止で昼用ヘッドライトを義務付けへ-
(2008/09/26 共同・産経新聞)
欧州連合(EU)欧州委員会は24日、交通事故防止のため、加盟27カ国で販売されるすべての新車に光量を抑えた「昼用ヘッドライト」の設置を義務付けることを決めた。乗用車などは2011年2月、バスやトラックは2012年8月から適用する。
昼用ヘッドライトは発光ダイオード(LED)などを利用し、夜間用より消費エネルギーが70~90%低く、エンジンをかけると同時に点灯する仕組み。歩行者や対向車などから車が見えやすくなるため、先行導入した北欧諸国では「顕著な事故減少につながった」(欧州委員会)という。
同委員会は「1台当たり約150ユーロ(約2万3000円)の設置コストがかかるが、EU内の死亡事故を3~5%減少させる効果がある」と説明した。