
米Apple「iPhone」の狙う市場-電話・音楽・ゲームの次は電子書籍?-
(2009/11/06 Itmedia)
米モバイル市場調査会社Flurryの分析によると、米Appleの「iPhone」は近く電子書籍リーダー市場で最も人気の高い端末の1つになるかもしれないという。Flurryの調査によると、AppleのApp Storeでは電子書籍関連のアプリケーションの数が9月から10月にかけて大幅な伸びを示している。
Flurryのマーケティング担当副社長ピーター・ファラーゴ氏は11月1日付で同社のブログに次のように記している。「10月には、iPhone向けに新たにリリースされたアプリケーションのうち5つに1つが書籍だった。
Your Mobile Appsのような小規模事業者からソフトバンクのような大手まで、あらゆるタイプのパブリッシャーが既存の知的財産をApp Storeに移植しており、その勢いは記録的だ」
「iPhoneで電子書籍を利用するケースが急増しているということは、AppleがかつてニンテンドーDSから携帯ゲーム機市場シェアを奪ったのと同様に今度はAmazon.comのKindleから市場シェアを奪うところまできつつあることを示している」とさらに同氏は続けている。Appleが開発中とうわさされているタブレット型Macが2010年のいずれかの段階でリリースされれば、電子書籍市場での競争はさらに激しくなるだろう。
任天堂は先ごろ、ここ最近の四半期決算における減益の要因としてiPhoneとiPod touchの存在を挙げている。Flurryのブログに掲載されたグラフによると、9月末の段階では「App Storeでリリースされたアプリケーション」のうち「書籍」が20%を占めているのに対し、「ゲーム」が占める比率は12%近くまで減少している。
ただしFlurryはiPhoneで読まれている電子書籍のうち、Amazon.comやBarnes & Nobleが提供するアプリケーションを使ったものがどの程度を占めているかについては分析していない。Amazon.comとBarnes & Nobleの戦略はいずれも、iPhoneに電子書籍を移植することによって、自社の電子書籍リーダーの域を超えたより広範なエコシステムを生み出すことを目指している。こうした取り組みは、両社のように従来から電子書籍を手掛ける事業者の業績を減じるよりもむしろ増やすことにつながり、Appleはこの分野における競争相手というよりも成功要因になることも予想される。
電子書籍市場の既存の事業者にとってiPhoneが脅威となるにせよならないにせよ、とにかくこの市場に参入してみようという小規模事業者も出てきている。
報道によると、シンガポールのCreativeは10月29日に開催した年次総会において、同社初の電子書籍リーダー「MediaBook」を発売する計画を明らかにしたもよう。リリース予定日は発表されていない。このニュースを最初に報じたEpizenter.netなどのサイトによると、MediaBookはタッチスクリーンのほか、テキストの音声読み上げ機能を搭載し、動画などのマルチメディアも楽しめるという。
向こう半年間により多くの端末が発売され、電子書籍リーダー市場の競争が激化すれば、価格の引き下げと全体的な普及率の拡大につながることも期待できる。実際、Barnes & Nobleが10月20日に電子書籍リーダー「Nook」を発表したのに続き、Amazon.comはKindleの基本モデルの価格を競合製品に合わせて259ドルに値下げしている。ただし、Kindleの大画面版であるKindle DXには競合機種がほとんどないため、こちらの価格は489ドルのまま据え置かれた。
さらにAmazon.comはiPhone向けのアプリケーションに加えて、PC用の電子書籍アプリケーション「Kindle for PC」を10月22日のWindows 7の発売に合わせて発表した。このプログラムを使えば、Kindle StoreからPCに電子書籍をダウンロードでき、タッチスクリーン対応のPCであれば、タッチ操作でページをめくることも可能という。
米Apple-App Storeの登録アプリ数が10万本を突破-
(2009/11/06 Itmedia)
米Appleは11月4日、iPhoneおよびiPod touch向けアプリケーションストアApp Storeの登録アプリ数が10万を超えたと発表した。ユーザーがダウンロードした回数は累計で20億以上になるという。App Storeは08年7月に、iPhone 3Gの発売に合わせてオープンしており、現在77カ国で利用できる。
ワールドワイドマーケティング担当上級副社長フィル・シラー氏は、「10万本以上のアプリケーションをダウンロードできるApp Storeは、世界中のiPhoneおよびiPod touchユーザーにとって主要な差別化要因になっている。iPhone SDKはモバイルアプリの重要なプラットフォームとなり、ユーザーは開発者が作り出す素晴らしいアプリを享受している」と語った。
同社は9月末にアプリ数が8万5000本を突破したと発表しているので、その後の約1カ月で1万5000本のアプリが追加されたことになる。
NEC-タッチパネル&Androidのフォトフレーム型情報端末を開発中-
(2009/11/06 Itmedia)
NECは11月5日に開幕したプライベートショー「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2009」(東京国際フォーラム、6日まで)で、タッチパネルとAndroidを採用した情報端末「コミュニケーター」のモックアップを参考出展した。携帯電話とPCの中間領域にあるMID(Mobile Internet Device)的な端末で、来年秋の発売を目指している。
7インチのタッチパネルディスプレイを搭載し、OSはAndroidを採用。無線LAN接続が可能で、インターネット閲覧やAndroidアプリの利用、動画再生、電子書籍の閲覧などが可能。ワンセグ視聴も可能で、「お風呂でテレビも見られる」のも売りだ。カメラを内蔵し、写真の撮影・保存やデジタルフォトフレームとしての利用も可能。
操作は基本的にタッチパネルで行うが、音声認識機能も搭載し、「スクロール」と声をかければ画面をスクロールするといった操作にも対応する予定。
重さは300g前後。持ち歩いて利用したり、クレードルを使って立て置きにすることもできる。展示したモックは3種類。フォトフレームのように背面に支えが付いているタイプ、携帯電話のストレート端末を大きくしたようなタイプ、角度が付いたデザインで平置きをしても見やすいタイプを展示した。
携帯電話より画面が大きく、PCに近い機能を持つ軽く持ち運びやすい端末を目指しているという。幅広いターゲットを想定しているが、「1つ挙げるとすれば主婦やシニア層。防水加工を施すため、キッチンなどで家事をしながら情報検索ができ、タッチパネルによりキーボード・マウス操作に不慣れでも利用しやすい」という。
来年秋の発売を目標に製品を開発中。価格は未定だが、「Netbookよりは安くしたい」と話していた。
三菱電機-来年をメドに3Dテレビ国内投入を検討-
(2009/11/06 日刊工業新聞)
三菱電機は、2010年にも国内で3次元(3D)映像に対応したテレビを発売する。3D機能付きテレビは北米でリアプロジェクション(背面投射型)テレビと半導体レーザー光源の「レーザーテレビ」で販売実績がある。このノウハウを生かして「国内でも先頭グループで参入したい」(阿部正治京都製作所長)考え。
パナソニックやソニーも2010年の発売を表明しており、競争激化と同時に市場拡大が期待される。
発売機種はリアプロかレーザーテレビ、もしくは液晶テレビ「REAL」に3D機能を付けて参入するかなど、詳細や仕様は国内の市場動向を見極めて決定する。国内での3Dテレビの普及を見据え、商品開発を急ぐ。
3D映像コンテンツについては、3D映画をBlu-ray Disc(BD)でみられる規格が年内に策定される見通し。3Dデジタルカメラなど周辺製品も広がっている。2010年は3Dテレビの国内市場立ち上げの年ととなりそうだ。
東芝-1.8型HDDで容量320GBの量産を開始へ-
(2009/11/06 日経)
東芝は11月5日、記憶容量が320GBと、1.8型のハードディスク駆動装置(HDD)としては最大の新製品を開発し、12月から量産を始めると発表した。これまでは250GBが最大だった。需要拡大が見込まれる小型パソコン向けなどに売り込む。
1.8型のHDDは、ノートPCなどで主流の2.5型に比べ消費電力や耐振動性に優れるとされるが、容量を増やしにくく、データの転送速度が比較的遅いのが弱点だった。新製品はデジタル信号を読み取る磁気ヘッドやディスクの改良などで記録密度を向上し、容量を増やした。データの転送速度は容量250GBの従来製品と比べ15%向上し、稼働時の騒音も低減したとしている。
三洋、eneloopが1億個出荷・記念の限定8色セットとバッテリーチェッカー
(2009/11/06 日経ものづくり)
三洋電機は,Ni-水素充電池「eneloop」の出荷本数が全世界で累計で1億本に達したのを記念して,8色の単3形eneloopを1パックにした「eneloop tones」を12月1日より限定で10万パック発売する。
加えて,eneloopのマスコット・キャラクター「eneloopy」をモチーフにした簡易バッテリーチェッカー付きの単3形eneloop2本のセット,およびそれに急速充電器を加えたセットを同年11月14日に発売する。
eneloop tonesの色はクレヨンをモチーフとしており,「パープル」「ピンク」「オレンジ」「イエロー」「ライトグリーン」「グリーン」「ライトブルー」「ブルー」の8色の電池を1パッケージとした。価格はオープンだが,市場価格は2500円前後を想定している。eneloopy付きのセットは,急速充電器とのセットが市場想定価格3000円前後,eneloopyと充電池だけのセットは同2000円前後となっている。
eneloopyは,ダックスフントのような胴長の犬のキャラクター。新たに発売するバッテリ・チェッカーはこのキャラクターをモチーフにしたもので,胴体部分に電池を入れると電池の残量を,鼻の部分のLEDの色によって4段階で表示する。単3形だけでなく,スペーサを使えば単4形もチェックできる。
eneloopは,05年11月に発売を開始し,09年10月末で累計出荷本数が1億本を超えた。07年,および08年の単年度の出荷本数はそれぞれ2500万本と3000万本で,年々増加している。
楽天-「Edy」運営企業を子会社化・電子マネー事業に参入へ-
(2009/11/06 日経)
楽天は11月5日、電子マネー「Edy(エディ)」を運営するビットワレット(東京・品川)を子会社化し、電子マネー事業に本格参入すると発表した。仮想商店街「楽天市場」などでEdyによる決済を可能にするほか、コンビニエンスストアなどとの連携を強化。自社の「楽天スーパーポイント」の普及にもつなげる。利用のすそ野が広がる電子マネーで、利便性を高める競争が本格化しそうだ。
楽天は12月末にビットワレットが実施する第三者割り当て増資の全額約30億円分を引き受け、株式の50%超を取得する。現在筆頭株主のソニーグループの出資比率は33.5%から25%に、2位のNTTドコモは14.77%から5%に下がる。
Edyは、パソコンに読み取り用端末を付けたり、携帯電話を「おサイフケータイ」に対応させたりすればインターネット経由で決済に使える。楽天は今後、楽天市場でも決済にEdyが使えるようシステムの改良を検討。加盟店にもEdyに対応するよう促す。
また楽天は自社での買い物などでためられ、楽天での支払いに使えるスーパーポイントを、コンビニ、飲食店などEdyが使える店舗の買い物でも使ったり、ためたりできるようにする考え。現在Edyを使っている消費者や提携する店舗・企業への影響はなく、従来通り使える。
ビットワレットは、ソニーが自社の非接触IC技術の普及を狙って設立したが、決済端末の設置コストなどから09年3月まで9期連続で最終赤字を計上していた。花井健・楽天常務執行役員は支援要請があったことを明らかにしたうえで「Edyとの提携で、実際の店頭での購買という”リアル”を取り込み、楽天経済圏を拡大できる」と話している。