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デジカメ関連・電子書籍・オーディオ・カロリズム・車載用BD・美容機器・電気自動車

2009-08-26 01:41:25 | Dニュース

キヤノン-同社初のタッチパネル式コンパクトデジカメを発売へ-
(2009/08/21  日経)

キヤノンは20日、小型デジタルカメラ6機種を27日から順次発売すると発表した。このうち「IXY DIGITAL930 IS」には、同社として初めてタッチパネル式の液晶を搭載。画面上の人物などの被写体に触れて指定すれば、自動的に追尾して焦点を合わせ続けるため、シャッターチャンスを逃しにくいという。
撮った写真を見る際に拡大したり、表示を切り替えたりする操作も指で直観的にできるよう工夫した。広角24ミリ(35ミリ判換算)からの光学5倍レンズを搭載する。9月上旬に発売する。価格はオープンだが、店頭では4万円前後と想定している。
「PowerShot G11」と「PowerShot S90」は、有効画素数1000万画素のCCDセンサーと高性能の画像処理エンジンを採用。暗い場所や明暗の差が大きい場面でもきれいに撮影できるという。店頭想定は「G11」が6万円前後、「S90」が5万円前後で、10月中旬に発売する。
すべての機種で撮影シーンをカメラが自動で判別して最適な撮影条件を設定する「こだわりオート」機能を搭載する。

リコー-薄型ボディに10.7倍ズームと秒間5コマ連写搭載のデジカメ-
(2009/08/21  CNET)

リコーは20日、光学10.7倍ズームに1秒5コマの高速連写を実現したコンパクトデジタルカメラ「CX2」を発表した。9月11日に発売する。価格はオープン。
CX2は有効画素数929万画素の1/2.3型CMOSセンサーを搭載。厚さ29.4mmのボディに広角28mm~望遠300mmのレンズを備えた。最大記録画素数の静止画を秒間約5コマの高速連写ができ、画像サイズを900万画素に固定して3秒間で15コマの撮影や、200万画素で1秒間に30コマ撮影することも可能。
顔検出のできるシンプル操作のイージー撮影モードを搭載したほか、シャッターボタンを押さずにピントを合わせる「プレAF」、シャッターボタンを半押しにしている間被写体を追う「コンティニュアスAF」など手軽に撮影できる機能を搭載。一方で、超高感度フィルムを用いて撮影したような「ハイコントラスト白黒モード」などの撮影モードも採用している。
ボディカラーはブラック、シルバー、グレー×ピンクのツートンの3種。店頭想定価格は4万円台後半となっている。

アドテック-電子書籍端末を9月末に国内で発売・2010年にはカラー化-
(2009/08/21  日経エレクトロニクス)

アドテックは,09年9月末に国内で電子書籍端末を発売する。日経エレクトロニクスの取材で明らかになった。発売するのは,米Foxit Software Company社が米国で販売している端末「eSlick」をベースに,日本語対応にするなど若干の変更を加えた端末である。Foxit社のブランドをそのまま利用する見込みで,国内においてはアドテックが独占的に販売する。
この端末は,台湾Prime View International(PVI社)製のOEM端末に,Foxit社の独自ソフトウエアを組み合わせたもの。ディスプレイは,米E Inkの技術をベースにした白黒表示の電子ペーパーを使っており,画面寸法は6型で画素数は800×600。無線通信機能は備えず,USBかSDメモリーカードでコンテンツをやり取りする。アイドックが開発した「KeyringPDF」に対応するコンテンツもサポートするようだ。
アドテックのWeb直販サイトを中心に販売する予定。価格は3万円前後の見通し。09年度に5万台の販売を見込んでいる。
この端末に対応するコンテンツの充実に向け,既に,複数の関連企業との協力体制の構築を進めている模様である。
アドテックはさらに,2010年に電子書籍端末の次期モデルの国内投入も計画している。カラー表示の電子ペーパーの採用に加え,通信機能を備える端末である。初代機と同様,PVI社のOEM端末を想定するが,次期モデルでは自社ブランドを冠する予定である。

米Sony-米Best Buyと共同でオーディオ製品を開発-
(2009/08/21  日経エレクトロニクス)

米Sony Electronicsは,「ALTUS」と呼ぶ新オーディオ製品シリーズを発表した。この製品シリーズはSony Electronicsと米大手家電小売店であるBest Buyが,2年間をかけて共同開発したもの。Sonyによると,これは同社が小売店と共同で製品開発した初めての例とする。「我々の推測だけでは,こうした製品は市場投入できない。ユーザーにより近い,小売店の意見や経験は大いに参考になった」(同社,Vice President,AudioのBrennan Mullin氏)。
ALTUSの製品シリーズは,iPod/iPhoneからの音声を再生できる「ALT-SA31iR」(価格は約700米ドル)や,「AIR-SW10Ti」(価格は約400米ドル),パソコンから音声を再生する「ALT-SA32PC」(価格は500米ドル)や「ALT-A33PC」(価格は約200米ドル),電源コンセントに直接差し込める無線スピーカー製品「ALT-SA34R」(価格は350米ドル),既に09年春に発表済みの「BDV-E500W」のBlu-rayホーム・シアター対応品(価格は約800米ドル),などで構成している。各製品の統一的な特徴は,Sonyの独自の無線転送技術である「S-AIR」に対応しており,音声を複数の部屋で再生する機能を備えているという。
Sonyによると,ALTUSは高級志向の外装をしているほか,操作性の向上を図り,デジタル機器の操作が不慣れなユーザーでも容易に利用できるようにしている。同社は特に,S-AIRに対応することで,ユーザーが購入して箱を開けたらすぐに無線で音声を楽しめることが,同製品シリーズの魅力であると強調している。
Sonyは,ALTUSのユーザー体験の向上を図るため,Best Buyと共同で一般のユーザー家庭に出向き,オーディオ製品の利用環境を調査するといったユーザー研究を行ったという。さらに,Best Buyのオーディオ専門スタッフと共に,音声を厳しくチューニングして特性を高めたとしている。
Sonyによれば,今後Best Buyの店舗に,ALTUSに関する特徴を説明するKIOSK端末を設置するという。
Best BuyもALTUSの売上げ向上に期待する。ただしBest Buyは,ALTUSの専売権は持っていないという。

タニタ-活動量計「カロリズム」を拡販へ・新色追加で20代女性開拓-
(2009/08/21  日刊工業新聞)

タニタは、活動量計「カロリズム」の販売を強化する。10月1日に3色の新色を追加することで、従来の主力ターゲット層である40代の男女に加えて、20~30代の女性層に販路を広げる。これにより、当初の年間3万台の売り上げ目標を2.5倍の年7万5000台に引き上げる。
カロリズムは体に身につけるだけでどのくらいエネルギーを日常生活で消費したか算出し記録する計測機器。3月の発売から3万1000台を販売しており、当初の販売目標の年間3万台をすでに達成済み。そのため、さらなる拡販を目指す。
同製品はもともと、40代男性を意識したメタリックブラックとパールホワイトの2色のみだったが、新たに20代女性を意識し、2種類のピンクとブラウンの3色を追加する。

パナソニック-世界初の車載用BDプレーヤーを発売・1DINサイズ-
(2009/08/21  日経エレクトロニクス)

パナソニックは、車載用Blu-ray Disc(BD)プレーヤー「CY-BB1000D」を9月10日に発売すると20日に発表した。車載用としては世界初のBDプレーヤーという。価格は9万9750円。
BD形式だけでなく、DVD(AVCREC)やSD(AVCHD)の形式の再生も可能である。7インチワイドXGAディスプレイを搭載する。
今回の製品には、HDMI接続端子を搭載しており、同社の新型HDDカーナビ「CN-HX3000D」(9月10日とHDMIケーブルで接続すれば、HD画質で視聴できる。さらに、CN-HX3000Dと接続した場合は、プレーヤーをカーナビのタッチパネルで操作できる。なお、他社のカーナビやカーナビAV機器とは、RCA端子で接続することが可能。
本体の大きさは、幅178×高さ50×188mmと「1DIN規格」で重さは1.6lg。SDメモリーカードのスロットが1つある。リモコンも付属する。

パナソニック-海外で美容機器を本格展開・現地仕様へ-
(2009/08/21  フジサンケイビジネス)

パナソニックは20日、脱毛器やスチーム式美顔器など美容機器で、海外のニーズに合わせた商品を投入したり販売手法を取り入れて本格販売に乗り出したことを明らかにした。アジアではデパートなどで美顔器の実演に力を入れ、英国でも今月から脱毛器のテレビ通販を始めるなど地域や国ごとに異なる要望に応じた商品投入と販売手法を展開。国内で浸透した「きれいなおねえさん」になりたい思いを喚起する広告も投入する。「パナソニック」ブランドは音響・映像(AV)機器のイメージが強いが、美容関連分野を新たな戦略商品と位置付け、収益拡大を狙う。
同社はこれまで、ドイツ、英国などの欧州や、中国、シンガポール、タイ、オーストラリアなどで脱毛器やヘアドライヤーといった美容機器を国内仕様のまま販売していた。ただ、世界の脱毛器市場の5割超を占める欧州やアジアなどで需要が高まっていることから、現地の特性に合わせた商品投入やマーケティング手法を取り入れて本格的な拡販に乗り出した。
例えば、欧米人と日本人やアジア人との肌質、毛質の違いなどについて調査した結果を商品や販売手法に反映させる。また、アジアでは販売員による実演が盛んなため、日本では実施していない肌診断システムを導入し、その場で美顔器の使用法までアドバイスすることで販売増につなげる試みも始めた。
子会社のパナソニック電工で海外向け美容機器の商品企画を担当する淡海未絵さんは「要望をとらえた商品でイメージの浸透を図りたい」と話す。また、松下電工時代から女優の水野真紀さんや松嶋菜々子さんを起用した「きれいなおねえさんは、好きですか。」のCMで女性の美しくなりたい願望を喚起した実績をもとに、アジア向けの広告にも国内の雑誌モデルとして活躍する悠美さんを起用。20代後半~30代の女性を中心に新たなキャッチコピー「パナソニックビューティー」を印象づける考え。
一方、欧州で需要の高い脱毛器では、浴室で使用できる特徴をPRするため、ドイツのボディーソープメーカーとの共同企画商品を発売。英国では今月からテレビ通販も始めた。
パナソニックの海外売り上げは、AV機器で6割、冷蔵庫や洗濯機など白物家電で5割前後を占める。3月から欧州で販売した白物家電は5年後に売り上げ倍増を掲げており、美容機器も海外に販路を広げ、第3の軸として事業拡大を目指す。

電気自動車の性能は-ヒーターで決まる?-
(2009/08/21  日経エレクトロニクス)

突然ですが,これから自動車関連での研究開発の案件を探している方はぜひ,電気自動車向けヒーターの開発をおすすめします。というのも,電気自動車では,冷暖房の利用で大きく航続距離が落ちるためです。特に暖房の利用時に電力消費が大きいようです。これまでのガソリン車ではエンジンの廃熱を利用できるため,冷房に比べて暖房での電力消費は非常に小さく済みましたが,電気自動車では廃熱が少なく(温度も低く),暖房時に2次電池の電力をヒーターで消費してしまうことに頭を抱えているようです。
現状の電気自動車は,PTC(Positive Temperature Coefficient)ヒーターを利用している場合が多いようです。例えば,三菱自動車が発売した「i‐MiEV」は,PTCヒーターで循環する水を暖める方式を,日産自動車が2010年度に発売する「リーフ」は,PTCヒーターで空気を直接暖める方式を採用しています。
どちらの場合にしろ,大きな抵抗に電気を流して熱を発生させるため,電力消費が大きいそうです。そのため,各社ともさまざまな対策を施しています。例えば,i-MiEVではエアコンに「MAX」スイッチを設置しています。このボタンを押さないと,冷暖房をフル運転させず,消費電力を抑える仕組みです。
一方,リーフは家庭などで家庭用電源と接続している際に遠隔操作で冷暖房をあらかじめ効かせておき,走行中の冷暖房駆動を少しでも抑えようとしています。富士重工業の「プラグイン ステラ」では,座席にもヒーターを搭載し,乗員を直接暖めることで,通常のヒーターの利用を少なくしているとのことです。
各社ともさまざまな対策を施していますが,それでも暖房利用時の走行距離は大きく低下します。例えば,i-MiEVは市街地走行した場合,空調を利用しなければ120kmの航続距離があるのに対して,冷房使用時は100kmに,暖房使用時は80kmまで航続距離が落ちてしまうそうです。
仮に暖房の利用で走行距離が半分になれば,空調なしの場合と同じ距離を走行させるには,電池のエネルギー密度を2倍にするか,はたまたヒーターの暖房効率を高めるかのどちらかになるわけです。電池のエネルギー密度を2倍にするのと同じ価値があるのであれば,電気自動車向けのヒーターも重要な開発テーマではないでしょうか。
ちなみに,「ヒートポンプがいいのでは」と安直な問いを自動車メーカーの技術者に投げかけたところ,ヒーターを最も必要とする寒冷地などでは「とても使えない」との回答を受けました。技術者の皆さま,新型ヒーターの開発にぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。


HDD&BD内蔵TV・超解像BD・フォトフレーム電話・家庭用フェムトセル・次世代道路交通システム

2009-08-24 22:27:25 | Dニュース

三菱電機-世界初のHDD&BD内蔵の液晶テレビ「REAL」-
(2009/08/20  Itmedia)

三菱電機は19日、世界で初めて、HDDレコーダーとBlu-ray Disc(BD)レコーダーを内蔵した液晶テレビ「REAL BHRシリーズ」2機種を10月30日に発売すると発表した。
320GバイトのHDDを内蔵。Blu-ray Discのトレイはスタンド部分前面に配置した。録画した番組のCM部分をカットして見られる機能や、スポーツ番組や音楽番組の見どころだけを自動で再生できる機能も備えている
「BDとHDDを両方搭載したことで、ニーズの高い“BD視聴”とHDDによる長時間録画の両方が行えるようになった。もちろんHDDに録画した番組をBDメディアなどにダビングすることも可能だ」(三菱電機、京都製作所の阿部正治所長)
録画機能に関しては、同社のBDレコーダーがベースのため、MPEG-4 AVC録画や2番組同時録画でも有効な自動チャプターといった特徴をそのまま継承している。例えば、録画した番組の番組部分だけ(あるいはCM部分だけ)を連続再生する「オートカットi」、チャプター一覧をフィルムロール表示して見たいシーンを選択できる「シーン検索」、スポーツ番組や音楽番組の見どころだけを自動再生する「見どころ再生」といった「独自の“効率良く見る”ための機能」(同社)を搭載している。また、「アクトビラ ビデオ・フル/ダウンロード」やi.LINK端子など、同日発表されたBDレコーダー新製品に近い機能を実現した。
オープン価格で、実売予想価格は37V型の「LCD-37BHR300」が25万円前後、32V型の「LCD-32BHR300」は20万円前後。

三菱電機-超解像技術を搭載したBlu-rayレコーダー-
(2009/08/20  CNET)

三菱電機は19日、Blu-ray DiscレコーダーにHDDを搭載した「DVR-BZ330」「DVR-BZ230」とVHSまでを備えた「DVR-BV530」を発表した。いずれも使用頻度の高いボタンだけを表面に配置した新リモコンを採用している。発売日と店頭想定価格は、DVR-BZ330/BZ230が10月1日発売で18万円と14万円、DVR-BV530が10月21日で12万円となる。
新リモコンは「予約する」「見る」ボタンと関連機能のボタンを隣接配置することで、使いやすさを追求したとのこと。新リモコンの採用により、番組予約は2ステップで終了するという。
最上位機となるDVR-BZ330には、独自の画像処理アルゴリズムにより、画質を補正する超解像技術「DIAMOND HD」を搭載。アクトビラにも対応し、「アクトビラ ビデオ・フル/ダウンロード」サービスを受けることも可能。
地上、BS、110度CSデジタルチューナーは2基搭載。USB端子のほか、i.LINK端子、SDカードスロットも備える。HDD容量はDVR-BZ330が1Tバイト、DVR-BZ230が500Gバイト、DVR-BV530が320Gバイト。
予約録画した番組は、番組部分またはCM部分だけを自動再生する「オートカットi」、スポーツ、音楽番組の見どころだけを自動再生する「見どころ再生」機能を装備。どちらもBlu-ray DiscやDVDに保存できる。

シャープ-フォトフレームにもなる固定電話機-
(2009/08/20  日経)

シャープは19日、デジタルフォトフレームとしても使えるコードレス電話機「インテリアホン」を9月25日に発売すると発表した。本体に7型のタッチパネル式液晶画面を備えており、画面に触れて電話帳を検索したり、電話をかけたりする仕組み。受信したファクスの画像も画面で見られる。一方、電話を使わない時は、デジタルカメラで撮った写真や時計、カレンダーなどを表示する。
写真を収めたメモリーカードをさし込むと、スライドショー形式で再生できる。本体には128メガバイトのメモリーを内蔵しており、赤外線通信を介して携帯電話の写真を取り込むことも可能。
色はホワイトとブラック。オープン価格で、実売予想価格は親機1台と子機1台のセットが3万円前後、親機1台と子機2台のセットが4万円前後。合わせて月産1万台を目指す。
相手先の電話番号と顔写真などを親機の「フォト電話帳」に登録しておくと、子機を充電器から上げるだけでフォト電話帳を表示。タッチすれば電話をかけられる。着信時も発信元の写真を表示する。
待機時の写真データは携帯電話から赤外線通信により取り込むことも可能。FAXの受信内容を印刷前に画面上で確認できる機能も加えた。

NTTドコモ-ケータイ基地局は一家に一台?「家庭用フェムトセル」-
(2009/08/19  日経トレンディネット)

NTTドコモは「ワイヤレスジャパン2009」にて、今秋にも家庭用フェムトセルによるサービスを開始することを明らかにした。家庭用フェムトセル基地局の実機展示やデモも行われ、ブース内はかなりの混雑状況となっていた。
まず「フェムトセル基地局」とはいったい何なのだろうか。この言葉は携帯電話の基地局がカバーするエリア半径の区分からきたものだ。半径数km単位をカバーする基地局は「マクロセル」、半径数百m単位なら「マイクロセル」、屋内基地局は「ナノセル」「ピコセル」といった具合に呼ばれる。フェムトセルのカバーエリアはさらに小さく、半径数十mから十mから数m程度。サイズやカバーエリアは家庭のWi-Fiルータやアクセスポイントに近く、これまでも高層オフィスや地下街の圏外を解消のために利用されてきた。
このフェムトセル基地局を各家庭に設置し、圏外の解消や新しい携帯電話向けサービスを提供しようというのが「家庭用フェムトセル」。バックボーン回線には個人契約のFTTHやADSLといったブロードバンド回線を利用する。この家庭用フェムトセルというサービス自体は米国にて提供が開始されているほか、一昨年前にソフトバンクモバイルもサービスデモを行っていた。だが、国内でのサービスの開始を明言したのはNTTドコモが初となる。
家庭用フェムトセルの利点は、圏外の解消と、一台の基地局を占有することで、iモードなどの通信速度が向上する点。例えば、通常の屋外エリアで下り最大7.2MbpsのFOMA端末を利用しても、一台の基地局にに多くの人が接続するため、実際の通信速度は1M~3Mbps程度と遅くなってしまう。だが、家庭用フェムトセルなら1人または2人といった少ないユーザーで基地局を占有できるため、最大7.2Mbpsに近い通信速度を期待できる。
NTTドコモブースのデモでは家庭用フェムトセル基地局に下り最大7.2MbpsのFOMA端末を接続し、ストリーミング楽曲の再生や曲の切り替え、再生位置の変更を行ってもすぐに再生が再開されるというデモを行っていた。説明員に実際の速度を聞いたところ、下り5Mbpsを越える速度を確認できているとのこと。実際のサービスでは家庭に引き込んでいるFTTHやADSLといったブロードバンド回線の速度にも左右されるとのこと。
家庭用フェムトセルを利用した新たなサービスイメージとしては、自宅のフェムトセル基地局エリアに家族の携帯電話があるかどうかで在宅状況を調べるサービスや、家電機器や配電盤と連動した遠隔操作や電力消費などの確認、ホームサーバーの活用といった例が示されていた。
圏外解消に通信の高速化、より便利なホームネットワーク。家庭用フェムトセルはそういったサービスを実現してくれる。だが、気になるのはそのコスト。
まず家庭用フェムトセルのサービス形態だが、説明員によると現在の法制上レンタルという形を取らざるをえないとのこと。フェムトセル基地局自体のコストについては、世界的なフェムトセルの相場である300~1000ドルの範囲に収まっているという。それから想像すると、サービス料金はそれほど高額にならなさそうだ。
家庭用フェムトセルの参考として、NTTドコモの「ホームU」サービスについても紹介しておく。これは「N-06A」などのWi-Fi対応iモード携帯電話を市販のWi-Fiルータを介して自宅のブロードバンド回線に接続し、フェムトセルのような高速通信やWi-Fiエリア内での通話や通信を実現するサービス。
こちらは基本料金が月額490円で、自宅のWi-Fiエリア内におけるiモードなどのパケット通信が無料となる。通話料金は自宅Wi-Fiエリア内からの発信に限り3割引きとなるほか、ホームUを契約者同士が双方とも自宅のWi-Fiエリア内で通話すると24時間無料になる。自宅に設置する無線設備や必要な携帯電話端末は若干異なるものの、家庭用フェムトセルでどういったサービスや料金体系が適用されるかの参考になるだろう。
フェムトセルの利点は、通常の携帯電話をそのまま利用できる点。携帯電話端末にWi-Fiを搭載する必要がなくコストも抑えられる。一方、ホームUはWi-Fiルータが低価格なものの、ユーザーは新たにWi-Fi対応端末を購入しなければならないといった違いがある。

国土交通省-次世代道路交通システムを年内にも稼働へ-
(2009/08/20  日経)

高速道路のアンテナ網と自動車の双方向通信で渋滞や事故を避ける次世代道路交通システムが、年内にも稼働する見通しになった。この秋から国土交通省は全国の高速道路に新たな通信アンテナを設置し、トヨタ自動車も高級車「Lexus」に情報を送受信する専用の車載器を搭載する。従来型カーナビに比べ、広範囲のきめ細かい渋滞回避が可能なほか、合流車接近の危険もリアルタイムで警告できる。新システムの実用化で自動車の情報化は新たな段階に入る。
現在のカーナビは衛星からの位置情報に加え、道路側からも一方通行の形で渋滞情報などを得ている。
次世代システムは道路側と情報を双方向でやりとりし、容量も大きい。長いトンネル内や、その先の道路の静止画像まで表示できるため、事故を防ぐ効果も期待できる。
国土交通省は年度内をメドに、全国の高速道に約1000本のアンテナを新設する計画。09年度補正予算に計上した約200億円を充てる方向。アンテナは将来、2500本まで増やす。
トヨタは専用の車載器を積んだLexusを秋から販売する方針で、他車種にも広げていく。ホンダや日産自動車も導入を検討するとみられる。一方、パナソニックなど大手電機メーカーは、後付けできる車載器の開発を進めており、民間団体では、運用開始から5年間に累計1000万台の車載器が普及すると予測している。
新システムでは、位置、走行速度など車1台1台の情報を集約することで、渋滞の場所や長さを的確に把握できる。データの蓄積が進めば目的地までの正確な渋滞予測も表示でき、渋滞緩和の効果が見込める。
事故防止にもつながる。急カーブやトンネルの先に自動車が停車している場合、カーナビに表示されるほか、高速道の出入り口付近で合流車が接近してくれば迅速に警告する。高齢者による高速道路の逆走に警告を発することも可能になりそうだ。


新デジカメ・SDXCメモリ・パナソニック事業売却・三洋電機人員再配置

2009-08-07 18:08:38 | Dニュース

ニコン-デジカメ新機種・0.7秒起動モデルやプロジェクター内蔵モデル-
(2009/08/05  CNET)

ニコンイメージングジャパンは4日、コンパクトデジタルカメラ「COOLPIX」のラインアップに5機種を追加した。
今回発売されるのは、初心者でも扱いやすい「Lシリーズ」の「L20」と、コンパクトボディに先進機能を備えた「Sシリーズ」の「S640」「S70」「S1000pj」「S570」。Sシリーズの4機種には、新開発となる広角28mmからの光学5倍ズーム、独自の画像処理コンセプト「EXPEED」をもとに最適化した画像処理システム、美しいポートレート撮影ができる「ベストフェイス機能」を採用。S70およびS1000pjには、手ブレや被写体ブレを抑える5つのブレ補正機能も搭載されている。発売日はL20とS640が8月28日で、そのほかの機種は9月を予定している。価格はすべてオープンとなる。
COOLPIX L20は、光学3.6倍ズームや3.0インチ液晶を搭載した1000万画素モデル。電源を入れるだけでカメラが自動的に撮影設定をする「らくらくオート撮影」、最大3人までの顔を認識する笑顔撮影モードなど、初心者にも扱いやすい設計となっている。電源には単3形乾電池を使用。本体カラーはシルバーのみ。店頭想定価格は1万7000円前後。
COOLPIX S640は、約0.7秒の世界最速起動に加えて約0.25秒のAF合焦時間、約0.31秒の撮影タイムラグなど撮影スピードを追求した1220万画素モデル。約20.5mmのスリムボディに、2.7インチ液晶や高感度低ノイズ技術、ブレ補正機能、人物撮影機能などを搭載する。USB接続時には画像転送だけでなく充電も可能。カラーはディープブラック、アイスシルバー、プライムレッド、プレシャスピンクの4種類。店頭想定価格は3万5000円前後。
COOLPIX S70は、カラーごとに異なる質感を組み合わせた「デュアルテクスチャーデザイン」を採用した1210万画素モデル。3.5インチワイドの有機ELモニターは、静電式タッチパネルタイプとなる。カラーはライトブラウン、マットブラック、クリスタルレッドの3種類。店頭想定価格は4万3000円前後。
COOLPIX S570は、シンプルデザインのアルミ合金ボディに2.7インチ液晶を備えた1200万画素モデル。
人の肌を滑らかに補正する美肌効果やブレ補正など多彩な機能で、簡単に思い通りの写真が撮影できる。カラーバリエーションはシルバーとピンクの2種類。店頭想定価格は2万5000円前後。
COOLPIX S1000pjは、デジタルカメラとして世界初の超小型プロジェクターを内蔵した1210万画素モデル。
プロジェクター機能を使えば、撮影した画像を室内や外出先の壁などに5~40型までの画像が投映ができる。高感度対応、ブレ補正機能、多彩なスライドショー効果に加え、撮影とプロジェクター操作の両方で使えるリモコン機能も搭載。本体カラーはシルバーのみ。店頭想定価格は5万2000円前後。外形寸法は、約99.5×62.5×23mm(突起部は除く)で、質量は約155g(電池やSDメモリーカードを除く)。25度C環境下における、連続投射時間は1時間程度。画素数はVGA(640画素×480画素)。プロジェクターを使い、外出先で撮影した画像を壁などに投映し、友人や家族などと一緒に観賞して共有する、といった使い方を想定する。月1万5000台の生産を見込む。

東芝-世界初のSDXCメモリカードを発売へ・高速で最大容量64Gバイト-
(2009/08/05  CNET)

東芝は4日、SDメモリカードとしてVer.3.00に準拠したSDXCメモリカードを開発したと発表した。11月からサンプル出荷を開始し、2010年春より発売する。
SDXCメモリカードは、書込み35MB/s、読出し60MB/sの最大転送速度を備え、容量は64Gバイト。東芝によるとSDメモリーカードとして世界最大容量で最速の転送速度を実現しているという。exFATファイルシステムを搭載したSDXC対応機器で動作し、CPRM技術を採用した著作権保護機能も搭載している。
また、SDHCメモリカードについても、書込み35MB/s、読出し60MB/sの転送速度に対応した新製品2機種を発表した。容量は32Gバイトと16Gバイトを用意する。32Gバイトモデルは2010年1月、16Gバイトモデルは12月にサンプル出荷を開始し、2010年春に発売する予定。
SDメモリカードと同じ大きさで、容量と転送速度を大幅に向上した上位規格のSDXCメモリカードを出すのは世界初。SDメモリカードでは、06年に上位規格のSDHCメモリカードが出たが、SDXCメモリカードはその上の規格となる。デジタルカメラなどの性能が上がるにつれ、大容量のデータを記録し、素早く転送したいとの要求が高まっていることが背景にある。
米SanDisk社やパナソニックなども、従来よりも高速化したSDHCメモリーカードを発売している。東芝のSDHCメモリーカードは、両社の製品よりも高速である。

パナソニック-村田製作所に積層セラミックコンデンサー事業を売却-
(2009/08/05  日経)

パナソニックは4日、電子部品子会社が手掛ける積層セラミックコンデンサー(MLCC)事業を村田製作所に2010年1月をメドに売却すると発表した。売却額は明らかにしていない。携帯電話やパソコンに使われる同コンデンサーは韓国勢の攻勢などで価格競争が激化しており、パナソニックは生産から撤退する。
パナソニックの全額出資子会社パナソニックエレクトロニックデバイス(PED、大阪府門真市)が事業を売却する。生産撤退に伴い千歳工場(北海道千歳市)の約600人のうち同事業に携わる400人を他拠点に配置転換する方針で、販路や特許の一部を村田製作所に譲渡する。
MLCCは村田製作所が世界首位のシェア35%を持つ。パナソニックのシェアは数%。パナソニックはMLCCから撤退し生産拠点の北海道拠点はサージ対策部品や熱対策部品に特化する。
PEDはこの他、メタライズドフィルムコンデンサーや自動車雑音防止用コンデンサーなどを生産する江津工場(島根県江津市)を2010年3月までに閉鎖。従業員約80人は他のフィルムコンデンサーを生産する松江工場(同県松江市)に移管する。
さらに、米国でもアルミ電解コンデンサー事業をアジアなどに生産移管する。

三洋電機-1000人規模の人員再配置を組合に申し入れ-
(2009/08/05  毎日新聞)

三洋電機が組合側に対し、1000人規模とみられる人員再配置を7月末に申し入れていたことが4日分かった。事業撤退や製造工程の海外移転など構造改革の一環で、対象となるのは、企業向け業務用機器を扱う部門(群馬県)と電子部品部門(鳥取県)。今後の成長が期待できる充電池や太陽電池などの強化部門へ再配置し、原則として雇用は維持する方針が示されている。
しかし、転勤できないなど再配置に応じられない社員のうち、満45歳以上で勤続年数が満10年以上の社員については、退職金に特別加算金を上乗せする優遇措置による退職制度の利用も促すという。退職希望は9月7日~9月17日に募り、9月末で退職とする。
今回の人員再配置とパナソニックが進める三洋の子会社化との関係について、三洋は「自社の経営体質強化で、子会社化との関連はない」としている。


ポケットPJ・BD参入・パソコン市場・世界携帯・電気自動車

2009-08-04 23:27:41 | Dニュース

住友スリーエム-ポケットプロジェクター第2弾「MPro120」-
(2009/08/01  CNET)

住友スリーエムは7月31日、手のひらサイズのポケットプロジェクターに第2弾モデルとなる「MPro120」を発表した。大容量タイプの内蔵リチウムイオンバッテリーを採用したことにより約2時間の使用が可能になった。発売は8月21日から。3Mオンラインショップでは8月1日に優先購入の登録受付を開始する。価格はオープンだが、オンラインショップ価格は5万8590円(送料込)となる。
光源にはRGB3色のLEDを採用し、光学エンジンには独自開発のLCOS式「MM200」を搭載している。高さ25×幅60×奥行き120mの本体には、ステレオスピーカーも内蔵した。
本体重量は154g。ノートPCや携帯電話、デジタルカメラなどと接続して、6インチから50インチまでの大画面を映すことができる。

東芝-BD市場に参入・09年度内に搭載テレビを発売-
(2009/08/01  毎日新聞)

新世代DVDの規格争いでソニーなどの「Blu-ray Disc(BD)」陣営に敗れた東芝は、年度内にもBD市場に参入する方針を明らかにした。BD対応の録画・再生機のほか、BD録画・再生機能を搭載した薄型テレビ「REGZA」を発売する。
東芝は08年2月、新世代DVD規格として提唱・開発してきた「HD-DVD」事業からの撤退を表明。BD市場に参入せず、テレビに差し込んで番組を録画できる大容量の小型メモリーカード(SSDカード)対応機の開発に注力していた。
しかし、国内の録画・再生機市場で、BD対応機のシェア(市場占有率)が約66%(09年6月、調査会社BCN)と前年同月比約2倍に急成長。ハリウッドや日本の映画・音楽会社が高画質のBDソフトの発売に本腰を入れており、東芝は「顧客ニーズに応える必要がある」(首脳)と判断した。

09年Q2の米国パソコン市場-消費者向けノートPC出荷台数が過去最高-
(2009/08/01  日経エレクトロニクス)

米IDCが米国時間7月30日に発表した米国パソコン市場に関する調査結果によると,米国で同年第2四半期に出荷されたパソコン全体のうち,58.9%がノートパソコンだった。消費者向け分野に限ると,ノートパソコンの割合は74.6%で出荷台数は630万台超と過去最高を記録した。
パソコン市場を「消費者向けノート」「消費者向けデスクトップ」「企業向けノート」「企業向けデスクトップ」の4つに分けて見ると,消費者向けノートだけが好調だった。当期の出荷台数を前年同期と比べると,消費者向けノートが63%増,消費者向けデスクトップが9%減,企業向けノートとデスクトップが25%減だった。
ノートパソコンの出荷台数が増えている理由として,IDCは(1)消費者の楽しみやコミュニケーションにとって必要不可欠な製品,(2)価格の急激な低下,(3)ミニノートやネットブックに対する人気,という3点を挙げた。景気が低迷している状況でも,消費者がノートパソコンを求める傾向はこのまま変わらないと見ている。

09年Q2世界携帯電話市場-スマートフォン好調でも出荷台数10.8%減-
(2009/08/01  日経エレクトロニクス)

米IDCは米国時間7月30日,同年第2四半期の世界携帯電話市場について調査した結果を発表した。
出荷台数は2億6960万台で,前年同期の3億220万台から10.8%減少した。しかし前年より17.2%落ち込んだ第1四半期と比べれば,下げ幅が改善している。
同社上級アナリストのRyan Reith氏によると,大手携帯電話ベンダーのうち,フィンランドNokiaと韓国Samsung,カナダResearch In Motion(RIM),米Appleは当期,スマートフォンの売れ行きが予想以上に好調だった。Appleが「iPhone 3G」の値下げを実施したが,こうした値下げ競争は今後も続くと同氏は見ている。
地域別で見ると,北米では「Palm Pre」や「iPhone 3G S」が発売されたことで,スマートフォン市場が好調だった。中南米は出荷台数が前年同期比では減少したものの,前期比では増加した。一方,西欧では前年からの需要低迷が依然として続いている。アジア太平洋地域は,高い貯蓄率や政府の積極的な財政政策により,世界不況下でも消費者需要が維持された。
ベンダー別では,Nokiaが首位を維持したが,その出荷台数は前年同期から15.4%減少し,市場シェアも前年同期の40.4%から38.3%に縮小した。2位のSamsungは,タッチスクリーンやメッセージング機能を搭載した機種が好調で,市場シェアを前年同期比4.2ポイント拡大した。3位は韓国LG Electronics(市場シェア11.1%),4位は米Motorola(同5.5%),5位は英Sony Ericsson(同5.1%)
なお09年通期は,総出荷台数が前年比13%減と予測されている。

日産自動車-電気自動車「リーフ」を発表-
(2009/08/03  産経新聞)

日産自動車は8月2日、横浜市に建設した新本社ビルの完成を祝うセレモニーで、2010年度後半に日米欧で発売する電気自動車(EV)「リーフ(LEAF)」を公開した。環境対応車では、トヨタ自動車とホンダがハイブリッド車(HV)を一足早く投入して販売を伸ばしている。走行中に二酸化炭素(CO2)をまったく排出しないEVで、日産は巻き返しを図る考え。
英語で「木の葉」を意味するリーフの走行距離は1回の充電で160キロ。この日会見したカルロス・ゴーン社長は、1800~2000ccクラスの中型車と同程度の価格設定にすると明言した。
リーフは5人乗りの小型ハッチバック車。最新のリチウムイオン電池を搭載する。車両価格は300万円台とみられる。
トヨタとホンダが低価格戦略で投入したHV「プリウス」「インサイト」は、政府のエコカー減税の恩恵もあり、それぞれ順調な販売実績を上げている。エコカー開発で出遅れが指摘されていた日産は、EVを戦略商品と位置付ける。「EVは世界市場の10%、550万~600万台が見込める」(ゴーン社長)との見通しを持っているからだ。ゴーン社長は、各国で排出ガスやCO2の規制がさらに強化されるとみている。高くなるハードルをクリアするために「EVが最も妥当」(ゴーン社長)と判断した。
国内の量産タイプのEVは三菱自動車、富士重工業に次いで3社目。現在EVは自治体、法人向けの販売に限定されており、大きな市場が立ち上がっているとは言い難い。こうしたなか三菱自は系列販売店で個人からの受注予約を開始、日産も初年度で国内5万台を生産し、日米欧の世界3極での販売に踏み切る。CO2を排出しないEVは次世代エコカーの本命といわれており、消費者の環境意識が高まるなかで有望視されている。
会見でゴーン社長は日本、英国、ポルトガルなど、低利融資や減税措置、補助金などEVに対して優遇施策のある国で生産、販売していく方針を明らかにした。現段階でEVを普及させるためには、政府の支援が必要となるからだ。
日本でも経済産業省が東京都や神奈川県、愛知県などのEV普及事業を09年度のモデル事業に選定。
神奈川県は、現在23カ所ある急速充電できる公共のスタンドを来年までに100カ所に増やす計画。
日産は、2012年までに日米欧を中心に年間販売台数の約1割に当たる30万台規模の量産体制を構える。
日産はEV普及に向けたこれら国内外の支援策を追い風にして、エコカーで先行するトヨタ、ホンダを追追撃する。ゴーン社長は「世界中の人々をエキサイティングにさせるリーフは新時代に向けた第一歩だ」と述べた。


ゲーム機関連・電子書籍・国内携帯・デジタル一眼

2009-08-04 23:26:16 | Dニュース

任天堂-09年4~6月決算は「Wii」向け大型ソフト不在で減収減益-
(2009/07/31  日経)

任天堂が30日発表した09年4~6月期の連結決算は純利益が前年同期比61%減の423億円だった。据え置き型ゲーム機「Wii」の販売が、大型ソフトが多数発売された前年同期に好調だった反動で落ち込んだのが響いた。為替相場が前年同期に比べ円高で推移したことが海外の収益の押し下げ要因となった。
“独り勝ち”ともいわれた同社の業績が、4~6月期で減収減益となるのは4年ぶり。
売上高は40%減の2534億円、営業利益は66%減の404億円だった。Wiiの販売台数が57%減の223万台となったほか、携帯型の「ニンテンドーDS」も14%減の597万台と落ち込んだ。円高によるマイナスの影響も売上高で423億円、営業利益で約350億円あった。
前年同期は「マリオカートWii」「Wii Fit」など人気ソフトが発売され、販売をけん引したが、今年は人気ソフトが不在。起爆剤として期待していた「Wiiスポーツリゾート」の発売が遅れたことも響いた。国内では6月末にようやく投入したものの、欧米では7月末にずれ込み、貢献できなかった。
大阪市内で記者会見した岩田聡社長は「今年前半にソフトを出せなかったことはミス。4月に発売していたら状況は違っていた」と振り返った。
2010年3月期の業績予想は、今後のソフト投入が貢献するとして、売上高1兆8000億円、営業利益4900億円、最終利益3000億円に据え置いた。

ソニー-09年4~6月のゲーム機販売は大型ソフト不在で苦戦-
(2009/07/29  Itmedia)

ソニーが30日に発表した09年4~6月期(09年度第1四半期)の「プレイステーション・ポータブル」(PSP)販売台数は、約130万台と前年同期(約370万台)の約3分の1に落ち込んだ。大型ソフトの発売がなかったことが要因。「プレイステーション 3」(PS3)も不振だった。
PSPは、前年同期に「モンスターハンター ポータブル 2nd G」など「かなり大型タイトルが出ていたが、今年はソフトのけん引がなく、ハード販売も少なかった」(大根田伸行CFO)ため落ち込んだという。「今年は秋以降に大物が出る。通年のどこかでキャッチアップするだろう」とし、通期の販売台数目標(1500万台、前期実績は1411万台)は変えない。
PS3は110万台と、前年同期から50万台減った。前年同期は「METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THEPATRIOTS」のPS3同梱モデルなどがヒットしたが、今期はその反動で落ち込んだ。
ゲーム事業の売上高は、前年同期比48%減の1110億円、営業損益は340億円の赤字(前年同期比で400億円悪化)。「プレイステーション 2」(PS2)が欧米で好調だったが、PSP、PS3ハード・ソフトの不振をカバーし切れなかった。

ソニー-電子書籍端末向け無料書籍を拡充・100万冊超へ-
(2009/07/31  共同・産経新聞)

ソニーは29日、電子書籍端末「リーダー」に関して、米国で無料で提供する書籍数が100万冊を超えたと発表した。書籍の電子化を進める米インターネット検索大手Googleとの提携を通じて調達した。
米国では電子書籍の品ぞろえ拡張競争が激化。書店大手「バーンズ・アンド・ノーブル」は20日、パソコンや携帯端末を通じた電子書籍が、Googleが無料提供する50万冊を含む70万冊以上に拡大したと発表。Amazonが扱う電子書籍端末「Kindle」では30万冊以上が利用可能。
ソニーが今回提供を決めたのは、スティーブンソンの「宝島」など著作権が切れた古典作品が対象。有料書籍を含めるとリーダーで読める書籍は112万冊に達する。
ソニーは日本でも電子書籍端末を一時商品化したが、携帯電話を通した書籍配信が先行したこともあって苦戦を強いられ、撤退した経緯がある。

国内携帯電話3社-09年4~6月期決算はソフトバンクのみ増収増益-
(2009/07/31  産経新聞)

国内の携帯電話3社の09年4~6月期決算が30日、出そろった。NTTドコモ、KDDIが伸び悩む一方、ソフトバンクは通信料収入増を背景に増収増益となった。
NTTドコモは売上高が前年同期比7.3%減の1兆847億円、営業利益が15.1%減の2518億円だった。端末販売が前年同期に比べ60万台減少したほか、2年間の長期契約を前提に通信料金を値引きする料金プランの利用者が急増し、収益が落ち込んだ。KDDIも端末販売減で売上高が1.9%減の8537億円になった。
ソフトバンクは売上高が2.9%増の6663億円、営業利益が27.3%増の1082億円だった。長期契約が終了し、料金割引が不要になったユーザーが増えたことなどが要因。四半期ベースで同社の営業利益が1000億円を超えたのは初めて。

ニコン-デジタル一眼レフの低価格機「D3000」と中級機「D300s」を発表-
(2009/07/31  日経)

ニコンは30日、デジタル一眼レフカメラの初級・中級クラスの新製品2機種を8月28日に発売すると発表した。初級機の「D3000」は初心者向けのガイド機能を搭載する。中級機の「D300s」はハイビジョンの動画撮影機能を備える。
D3000の「ガイドモード」は、初心者にとって撮影が難しいシーンの操作ガイドを液晶モニターに表示し、設定や操作などを指示する。「花や小物をアップで撮る」「夜景をバックに人物を撮る」「子供の寝顔を撮る」など9種類の操作ガイドを用意した。
ほかにも、メニューや機能の説明をワンボタンで呼び出す「ヘルプボタン」や、選択した機能の効果などをサンプル画像で示す「アシスト画像」など、初心者に配慮した機能を充実させた。
「D40」の後継機種にあたり、ニコンのデジタル一眼レフでは最廉価版となる。予想実勢価格は、ボディーのみが5万5000円前後、標準レンズ「AF-S DX NIKKOR 18-55mm f3.5-5.6G VR」搭載の「D3000 レンズキット」が7万円前後、レンズキットに望遠レンズ「AF-S DX VR Zoom NIKKOR ED 55-200mm f4-5.6G(IF)」を組み合わせた「D3000 ダブルズームキット」が10万円前後。
D300sは、07年11月に発売した「D300」の後継機。APS-Cサイズのイメージセンサーを搭載する「DXフォーマット」対応のデジタル一眼レフでは最上位機種になる。08年9月発売の「D90」で採用したハイビジョンの動画撮影機能「Dムービー」を搭載するほか、メモリーカードスロットをCFカードとSD/SDHCメモリーカードの2スロット構成にした。内部のミラー板の動作音を小さくし、静かに撮影できる「静音撮影モード」も備える。
有効画素数は約1230万画素で、51点のフォーカスポイントを配置したAFシステム、視野率約100%で倍率約0.94倍の高倍率ファインダーなどはD300と同様。大きさも同じだが、重さ(ボディーのみ)は825gから840gへとわずかに増えた。
予想実勢価格は、ボディーのみが22万円前後、標準レンズ「AF-S DX NIKKOR 16-85mm f3.5-5.6G EDVR」を組み合わせたレンズキットが31万円前後、望遠レンズ「AF-S DX NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G ED VR II」を組み合わせたレンズキットが32万円前後の見込み。