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BD対応レコーダー・高精細型液晶プロジェクター・無線付デジカメ・薄型デジカメ・DVD並携帯

2006-04-28 17:16:57 | Dニュース

シャープ-今夏にBD対応レコーダーを国内市場に投入へ-
(2006/04/27 Itmedia)

シャープは、Blu-ray Disc(BD)対応レコーダーを今夏にも国内市場に投入する計画を明らかにした。佐治寛副社長が26日の同社決算発表会場で話した。国内向けには録再機を、海外向けにはプレーヤーを発売する計画という。
次世代DVDをめぐっては、ソニーがBDプレーヤーを7月に1000ドルで発売する予定。松下電器産業も9月にBDプレーヤーを米国発売する計画を明らかにしている。東芝は、HD DVD(HD)レコーダーを「サッカーワールドカップ前」に発売する計画。

バッファロー-次世代DVD規格のBD対応PC用ドライブを発売-
(2006/04/27 CNET)

バッファローは26日、次世代DVD規格「Blu-ray Disc(BD)」の記録が可能なPC内蔵用ドライブ「BR-H2FB(ホワイト)/BR-H2FB-BK(ブラック)」およびUSB2.0/1.1接続用ドライブ「BR-H2U2」を、6月上旬より発売すると発表した。
今回発売されるBR-H2シリーズは、片面2層で50Gバイトのデータ容量を持つBDの読み込み、書き込みが可能なPC用ドライブ。ドライブ部分にはパナソニック四国エレクトロニクス
製の「SW-5582」を採用。BD-ROM(読み込み専用)/BD-R(ライトワンス)/BD-RE(リライタブル)の3種類について、それぞれ1層と2層メディアに対応している。データの読み込み、書き込み速度はすべて2倍。これにより、ハイビジョン画質で約4時間の記録が可能だ。もちろんBDメディアだけでなく、従来のDVDやCDも利用できる。
希望小売価格はBR-H2FBとBR-H2FB-BKが10万5000円、BR-H2U2が11万6000円となっている。なお、ソフトウェアのアップグレードにより、映画などを収録した市販のBD-ROMソフトの再生にも対応する予定。

キヤノン-高精細型など液晶プロジェクターを拡充-
(2006/04/27 フジサンケイビジネス)

キヤノンは26日、医療用画像などに使われる高輝度・高精細型やホームシアター対応型など液晶プロジェクターのラインアップを大幅に拡充、新たに5機種を発表した。5月中旬から順次発売する。
1400×1050画素の高精細2機種と、1024×768画素の普及帯3機種で、価格は20万7900~83万7900円。
高精細の「SX6」「SX60」と普及帯の最高位機種「X600」には、画素間にすき間のない反射型液晶パネル方式を採用した。ハイビジョン映像の普及により、「目が肥えてきた」(山田文隆キヤノンマーケティングジャパン常務)という消費者に応える。
同社初のホームシアター対応型「SX60」は、明暗比を2000対1と従来の2倍にし、映画鑑賞の妨げとなる動作音を抑えるため冷却ファンを大型化し回転数を減らした。
また、スクリーンの色に応じた色調の調整や、焦点・台形の補正など4つの設定を自動で行う機能を搭載。
従来は動作終了後、冷却時間が必要だったが、コンデンサーを内蔵し冷却ファンを回すことで、すぐに電源を外せるようにするなど使い勝手に配慮した。
同社は04年に初の1400×1050画素モデルSX50を投入し、同画素数の領域では約78%と圧倒的なシェアを獲得している。
今回、高精細でホームシアター対応型への足がかりをつかむとともに、市場の98%を占める1024×768画素の普及帯に高輝度のX600を投入することで、成長が見込まれる液晶プロジェクター事業を強化する。
山田常務は新製品の投入により、「1400×1050画素ではトップシェアを盤石にし、1024×768画素でも20%のトップシェアを獲得したい」と述べた。
国内の液晶プロジェクター市場は05年に19万台だったが、08年には21万台に膨らむと予測されている。 

米Kodak-2つレンズでBluetooth無線機能付きのコンパクトデジカメ-
(2006/04/27 CNET・毎日新聞)

米Eastman Kodakが、レンズを2つ搭載するコンパクトタイプのデジタルカメラのシリーズに、Bluetooth無線接続機能付きの新モデルを追加した。「光学10倍ズーム機としては、世界最小」(同社)という。米国での店頭予想価格は449ドル。
今回発表になった「V610」は、カメラから半径約9メートル以内にあるBluetooth対応機器に画像をワイヤレス転送することができるので、たとえば庭で写真を撮りながら、書斎のプリンタでそれを印刷するといった使い方が可能になる。
V610は5月に499ドルで発売の予定で、Bluetooth対応のPDAやコンピュータ、携帯電話に写真のファイルを転送できる。Nokiaやサンヨー、ソニーなどの各社から出ているカメラ付き携帯電話やビデオカメラ、各種アダプターなどのなかには、すでにBluetooth機能を持つものもあるが、デジタルカメラではV610が初めてだと、Kodakでは説明している。
V610は600万画素のコンパクトカメラで、10倍の光学ズームを搭載。ボディーは姉妹機のV570と同じもの、1台のカメラに2種類のレンズと2枚のセンサーを搭載することで、撮影可能な画角を広げている。そのほか、23万画素の2.8インチLCD画面も搭載している。
Kodakによると、V610は「手ぶれ防止」技術を搭載しており、光量不足の時に頻繁に問題となる写真の手ぶれ防止につながるという。また、同機のパノラマ合成機能を使れば、専用ソフトウェアを使わなくても、3つの画像を1枚の写真に合成することができるという。

カシオ計算機-1000万画素の薄型デジカメを発売へ-
(2006/04/27 Itmedia・日経・日刊工業新聞・朝日新聞)
カシオ計算機は26日、有効1010万画素CCDを搭載した「EXILIM ZOOM EX-Z1000」を5月下旬に発売する。「デジタル一眼レフカメラに迫る高精細の画像が撮れる」という。
薄型デジカメの現在の売れ筋は600万画素タイプのものだが、大幅に上回る1000万画素を出すことで他社製品との違いを打ち出す。
1000万画素にしたことで、光学ズームとデジタルズームを併用して4.3倍にした場合でも、500万画素のカメラと同程度の画質を確保した。また、高感度モードや手ブレ、被写体ブレを軽減する機能も搭載。フラッシュ連写や電源投入から約1.3秒の高速起動、約13時間の連続再生など撮影機能を充実した。
CCDサイズは1/1.8インチ(総画素数は1037万画素)。最大3648×2736ピクセルの画像を撮影できる。
光学3倍ズーム(35ミリ換算で約38~114ミリ)。サイズは92.0(幅)×58.4(高さ)×22.4(厚さ)ミリで重さ139グラムと小型で軽量。
2.8インチ型で23万画素のワイド型液晶画面を搭載する。撮影の際には、画面右端に設定メニューが表示されるので、設定項目を確認しやすく、操作性も向上したという。
オープン価格で、実売予想価格は5万円前後。当初月産台数は15万台を予定している。

ノキア、DVD並みの動画を撮影できる携帯電話「N93」
(2006/04/27 毎日新聞)

フィンランドのノキアは25日(現地時間)、DVD並みの動画も撮影できる携帯電話「N93」を発表した。320万画素のカメラ、独カール・ツァイスのレンズを搭載、MPEG-4方式の動画を最大90分まで録画できる。
折り畳み式で、上下のつなぎ目部分に大きなレンズを組み込んだ。動画の画面サイズはVGA(640×480ピクセル)、音声はステレオ。撮影速度はフルフレーム(毎秒30フレーム)で、滑らかな動きを期待できる。
パソコン用の動画編集ソフト「アドビ・プレミア・エレメンツ 2.0」も添付され、本格的な映像づくりを楽しめる。
内蔵メモリーの記憶容量は50MBだが、メモリーカードの「ミニSDカード」(2GBまで対応)も利用可能。
Bluetoothや無線LAN機能を使って、パソコンやテレビに動画を転送できる。サイズは閉じた状態で縦11.82センチ、横5.55センチ、厚さ2.82センチ、重さ180グラム。
シンビアンOSを搭載しており、PDA機能もそなえる。W-CDMA方式、GSM方式に対応した機種で、7月に欧州やアジアで売り出す。予想価格は550ユーロ(約7万9000円)


パソコン遠隔保守・ICタグ導入加速・新型リチウムイオン電池

2006-04-26 17:22:36 | Dニュース

米インテル-パソコン遠隔保守用半導体を発売へ-
(シリコンバレー 2006/04/25 日経・日経産業新聞)
米インテルは24日、企業内で使うパソコン用の半導体セットを7~9月期に発売すると発表した。高性能MPUに、ネットワーク経由でパソコンの保守や安全対策をする機能を組み合わせる。企業のIT投資の9割を占めるとされる情報システム管理費用を減らす技術として普及を目指す。
「vPro(ヴィープロ)」の名称で販売する。中枢回路を2つにし低消費電力と高速演算を両立する新型MPUを搭載。パソコンの電源停止中でもシステム担当者が遠隔操作して問題を解決したり、コンピューターウイルス防止など安全対策を講じやすくしたりする機能も盛り込む。
半導体セットをインテルが提供、協力会社はインテル半導体を生かしたソフトウエアや技術を開発。消費電力抑制と高速処理による効率化も併せてアピールし、企業のパソコン買い替え需要を促す。
まずデスクトップパソコン用の供給を始め、来年以降、ノートパソコン用を投入する。安全ソフト大手のシマンテックなどが対応サービスを提供する方針。
インテルはここ数年、MPU単体ではなく付加機能によって商品力を高める戦略を推進している。これまでに無線機能付きノートパソコン用「Centrino(セントリーノ)」、娯楽パソコン用「Viiv(ヴィーブ)」を発売した。

米企業-ICタグ導入加速・ウォルマートは全店に導入へ-
(ニューヨーク  2006/04/25 日経)

米企業の間で、無線通信で商品情報を管理するICタグ(荷札)の導入が進んでいる。世界最大の小売業ウォルマート・ストアーズは年内に導入店舗を1000店に倍増する計画。同社の取引先600社も07年までにICタグを採用する。家電量販店など競合する小売業も追随する公算が大きい。物流効率改善の切り札として、ICタグ活用の動きが本格化する。
ウォルマートは04年に一部店舗と物流センターでICタグを導入した。導入店舗は主力のディスカウントストアを中心に全米500店に増えた。同社は全米3800店を展開しており、近い将来ICタグを全店に導入するほか、米国外の店舗でも採用する方針。

松下電池工業-新型リチウムイオン電池を商用化-
(2006/04/26 日刊工業新聞)

松下電池工業は業界最高水準のエネルギー密度を実現した新型リチウムイオン電池の商用化に乗り出した。5月19日に発売する松下電器産業製ノートパソコンの高級機種に採用が決まり、今後は本格的な供給を始める。ノートパソコンを皮切りに搭載セットを広げ、10月から生産能力を現状の10倍に高める。新型電池の市場投入により、パソコン向け2次電池の市場シェアでトップを目指す。
新型リチウムイオン電池の体積当たりのエネルギーは、従来製品比約1.2倍の1リットルあたり620ワット時を実現した。充電電圧は4.2ボルトで従来のリチウムイオン電池と同じだが、放電終止電圧を3ボルトから2.5ボルトに下げ、利用電圧範囲を拡大した。同時に充電放置後の容量劣化や極低温環境の電圧低下を抑え、使い勝手を良くした。
リチウムイオン電池の正極材料は、従来のコバルト中心の成分からニッケル酸化物を主体にした複合酸化物を開発。新材料の採用でコバルトの使用量を従来の6分の1に抑えた。これにより原料高騰の影響が少なくなり、電池の安定供給が可能になる。
松下電器のノートパソコン新機種2モデルに標準搭載し、駆動時間の長時間化に寄与した。電池の性能を最大限に引き出すため、共同で設計開発を進めた。まずノートパソコン向けに円筒形でカスタム開発を進めてきたが、さらに角形電池の開発にも取り組み、携帯電話やデジタルカメラの主電源として搭載を見込む。さらに現行品で高容量化も進め、今秋をめどに従来製品比1.3倍の680ワット時に引き上げる。
今後、モバイル機器の需要拡大を見据えて高容量化を図り、インテルとの共同開発を進める。負極にも新材料を採用することで、容量は780ワット時以上に高まる見込み。


05年度国内家電・携帯電話シェア・乗用車生産事情・リムーバブルHDD装置「iVDR」

2006-04-26 17:21:06 | Dニュース

05年度の国内白物家電・AV機器-個人消費の回復で前年比増加-
(2006/04/25 日経・日経産業新聞)

日本電機工業会(JEMA)は24日、05年度のエアコンを除く白物家電の国内出荷額が前年比2.5%増の1兆4400億円となり、2年連続で前年水準を上回ったと発表した。個人消費の回復を受け、電気洗濯機やクッキングヒーターなどの高付加価値品が2ケタの伸びを示した。
05年度の電気洗濯機の出荷額は前年比約1割増の2700億円。東芝コンシューママーケティングや松下電器産業のドラム式洗濯乾燥機が販売を伸ばした。クッキングヒーターは前年比25.4%増の820億円。
オール電化住宅の普及が出荷を伸ばした。
冷蔵庫や掃除機の出荷額が横ばいにとどまったものの、電子レンジ(前年比7.3%増)、ジャー炊飯器(同4.2%増)が好調だった。
また、AV(音響・映像)機器を中心とする民生用電子機器の05年度の国内出荷額が前年比7.3%増の2兆5900億円になったと発表した。薄型テレビやデジタル携帯音楽プレーヤーの伸びが堅調で、出荷額は4年連続で増加した。
05年度の映像機器の出荷額は薄型テレビが伸び、前年比5.5%増の1兆6200億円となった。一方、DVD録再機の出荷台数は前年比4.9%減と落ち込んだ。
音声機器の出荷額は前年比22.7%増の2400億円。米アップルコンピュータの「iPod」など携帯音楽プレーヤーが新規需要を開拓、1999年度以来6年ぶりに前年水準を上回った。車載オーディオはカーナビが伸び、前年比6.7%増となった。

05年国内携帯電話シェア-シャープが首位-
(2006/04/25  Itmedia)

MM総研は24日、05年度通期(05年4月~06年3月)の国内携帯電話出荷状況の調査結果を発表した。
総出荷台数は前年同期比5.2%増の4625万台で、2年ぶりのプラス成長になった。
携帯電話の対人口普及率は7割を超えて飽和状態に近付いているため、年間純増数は減少傾向にあるが、累計加入者数は1年前に比べて479万件増加して約9179万件。このうち53%が3Gサービス加入者で、06年度末には75%、07年度末には87%が3Gサービス利用者になるだろうと予測している。
メーカー別シェアでは、シャープが前年同期比20.2%増の755万台を出荷し、初めてシェアトップに躍り出た。
2位は僅差でパナソニックモバイル、8期連続首位だったNECは3位に転落した。
なお、メーカー別シェアは04年度下期以来混戦状態が続いており、半期ごとで見るとNEC、シャープ、パナソニックモバイルの3社間でトップが絶えず入れ替わっている。
シャープはNTTドコモとボーダフォン向けに端末を出荷しており、05年度上期はボーダフォン向け2G端末の需要が高まり、出荷量が大幅に増えた。下期には「903SH」や「804SH」といったボーダフォン向けの商品がヒットしたほか、NTTドコモ向けのFOMA「90x」シリーズも好調だった。今後はKDDI向けにも端末供給予定で、さらに強みを発揮しそうだ。
2位は前年同期比1.8%減の746万台を出荷したパナソニックモバイル。「カスタムジャケット」の人気を維持したことに加え、LEDを使った光の演出などがユーザーに人気を博した。
3位は昨年度1位のNEC。MM総研ではシェア低下の原因について、「Nの代名詞」と言われた折りたたみ型の端末が増えた結果、優位性が薄れてきたためとしている。しかし、05年度下期にはデザイン重視の「N702iD」など斬新な端末を発表しており、06年度には国際ローミングに対応した「SIMPURE N」や、HSDPA対応端末の出荷が見込まれるため、シャープやパナソニックモバイルと首位争いを展開するだろうと予測している。
4位の東芝は前年同期比75.4%増の619万台で、上位メーカーの中では最も伸びている。東芝はボーダフォン向けの「904T」やau向けのHDD搭載携帯「W41T」などのフラグシップ端末を持っていることが強みと分析している。

国内乗用車メーカー4社-海外生産が過去最高へ-
(2006/04/25 朝日新聞・産経新聞)

国内乗用車メーカー8社は24日、05年度の生産・輸出実績を発表した。トヨタ自動車、日産自動車、ホンダ、スズキの4社が国内と海外を合わせた世界生産で過去最高を更新。いずれも海外生産が前年度より2ケタ以上伸び、自動車生産の海外シフトが鮮明になった。
トヨタの海外生産は14年連続で前年実績を上回る約373万台(前年度比19.3%増)で、国内生産の約386万台に迫った。米国でのスポーツ用多目的車(SUV)生産が堅調な日産と、中国での生産台数を大きく伸ばしたホンダは初めて海外生産200万台を突破し、ともに海外生産が国内生産を上回った。インド、ハンガリーなどでの生産が増えたスズキも、初めて海外生産が100万台を超えた。
トヨタの海外生産は14年連続で前年度実績を上回った。日産は4年連続で増加、ホンダも9年連続の増加で、いずれも過去最高を記録した。
また、国内販売はトヨタが4年ぶり、日産が3年ぶりに前年実績を下回った。ホンダは4年連続のマイナスで、マツダも0.3%増の微増にとどまり、国内市場の低迷ぶりを示した。再建中の三菱自動車は、新車の「アウトランダー」や「i(アイ)」の投入が寄与し、国内販売が2年ぶりに増えた。

リムーバブルHDD装置「iVDR」、ようやく製品化のスタートに
(2006/04/22 日経エレクトロニクス)

リムーバブルHDD装置「iVDR」の規格策定,普及促進団体である「iVDRコンソーシアム」は24日,同規格に関する最新状況の説明会を開催した。
同コンソーシアムは,「SAFIA」と呼ばれるコンテンツの著作権保護機能に対応した「iVDR-Secure」のライセンス供与を05年11月に開始した。ただし,その時点では地上デジタル放送推進協会(D-Pa)などからiVDR-Secureへのコンテンツ録画に対して承認を得ておらず,ライセンスを受けてもメーカーは製品化に踏み出せなかった。
ようやく06年3月に,D-PaとBSデジタル放送推進協会(BPA)が,SAFIAを「リムーバブル記録媒体へのコンテンツ保護方式」として認定したことによって,「iVDR-Secureの製品化に一歩前進した」(iVDRコンソーシアム)としている。
iVDRには,通常のHDDと同様,ディスクを取り外せない機器内蔵型の「iVDR-Secure Built-in」タイプもある。これはiVDRに著作権保護機能と専用のコマンド体系を加えたもので,デジタルテレビやHDD録画機などへの搭載を想定している。
従来,このタイプでは3.5インチ型しか規定されていなかったが,新たに2.5インチ型と1.8インチ型が規格化されたという。携帯機器やカーナビなどへの搭載を想定している。
なお,著作権保護機能を持たない通常の「iVDR」と「iVDR-Secure」では,それぞれ2.5インチ型と1.8インチ型が既に規格化されている。これらに加えて,1インチ型の仕様が現在策定中であるという。
日立製作所は今回の説明会で,iVDR-Secureを搭載する組み込み機器向けミドルウエアの提供を開始すると発表した。評価用ボードに同ミドルウエアを搭載して提供したり,ソフトウエア開発キット(iVDR-Secure SDK)などを提供するとしている。
iVDRコンソーシアムは,02年3月に発足された。しかし,これまではI・Oデータ機器が外付け型HDD装置を発売したのみで,ほとんど製品化の事例はなかった。最近になって,デジタル放送の録画が承認され,ミドルウエアなども提供開始されることで,ようやく製品化に向けた動きが活発化する可能性が出てきた。


BDドライブ発売・BD/DVD/CD対応マルチドライブ・Origami・ICチップ・マミヤカメラ撤退

2006-04-24 17:52:51 | Dニュース

松下電器-PC用Blu-ray Discドライブを6月発売へ-
(2006/04/22 CNET・Itmedia・BCN・産経新聞・日経・朝日新聞・毎日新聞・日刊工業新聞)

松下電器産業は21日、デスクトップPC向けの内蔵型Blu-ray Discドライブ「LF-MB121JD」を6月10日に発売すると発表した。価格はオープンだが、市場想定価格は10万円前後。月産1万台を予定しており、初年度に数万台の出荷を目指す。
Blu-ray Disc Associationが規格化したBD-R/RE/ROMのBlu-ray Discフォーマットに対応する。1層25Gバイトディスクだけでなく、片面2層の50Gバイトディスクをサポートする。また、すべてのDVDやCDの規格にも対応する。製造は、パナソニック四国エレクトロニクスが担当する。
また、パナソニック四国エレクトロニクスとパナソニック コミュニケーションズは、PC内蔵型Blu-ray Discドライブを3種類、国内外のパソコンメーカー向けに4月から出荷する。パナソニック四国エレクトロ二クスがハーフハイトタイプとスリムスロットタイプを、パナソニック コミュニケーションズがスリムトレイタイプを開発、生産する。
Blu-ray Disc以外の対応フォーマットも豊富。DVD-RAM、DVD-RW、CD-R/RWなど11種類のディスクの書き込みと、13種類のディスクの読み出しができ、「HD DVD以外のすべてのメディアに対応する」(中矢一也パナソニック四国エレクトロニクスストレージプロダクツビジネスユニット長)。ただし、BD-ROMについては「まだ市場に出ていない」(同)ことから、再生用ソフトを提供して対応する方針。
このほか、松下電器はBlu-ray Disc事業の拡大に向けて、パソコンデータ用のノンカートリッジタイプのBlu-ray Disc 4種類も発売する。25Gバイトと50GバイトのBD-R(追記型)、および25Gバイトと50GバイトのBD-RE(書換型)で、発売日は4月28日となる。製造は、パナソニックAVCネットワークスが行う。市場想定価格は25GバイトのBD-Rが1800円、同50Gバイトが4300円、25GバイトのBD-REが2500円、同50Gバイトが6000円となっている。
Blu-ray DiscはDVDに代わる次世代光ディスクとして注目される規格の1つ。ライバルとなるHD DVD陣営は東芝が3月末にHD DVDプレーヤーを国内で発売しているが、松下電器はBlu-ray Diskプレーヤーの発売時期について口を閉ざしたまま。「米国では9月に発売する予定だが、国内については鋭意検討している段階」(松下電器産業役員の津加一宏氏)。
同社予測によると、Blu-ray Discドライブの国内アフターマーケット規模は今年は1万5000台にとどまるが、07年には33万台へと急拡大する見通し。PC向けHD映像ニーズの高まりに伴い、大容量記録が可能なBlu-ray Discドライブ市場も成長するとみている。
テクノ・システム・リサーチによると次世代DVDドライブの需要は世界で06年に42万台強で、09年に3650万台規模に拡大する。なかでも「国内は2010年に7~8割が次世代DVDドライブに移行する」(松下電器幹部)とみられる。松下電器は世界シェア20%を目指す。

I・Oデータ-記録型BD/DVD/CD対応マルチドライブを日米同時発売-
(2006/04/22 BCN)

アイ・オー・データ機器(I・Oデータ)は21日、Blu-ray Disc(BD)に対応したパソコン用記録型ドライブ「BRD-M2シリーズ」2製品を日米同時発売すると発表した。価格は、ATAPI対応内蔵型の「BRD-AM2B」が11万250円、USB2.0対応外付型の「BRD-UM2」が12万1800円。出荷予定は6月上旬。
ドライブに、パナソニック四国エレクトロニクス製Blu-ray Discドライブ「SW-5582」を採用。1台でBD、DVD、CDすべてのメディアの読み書きに対応する。DVDオーサリングソフトやBD対応ライティングソフトなど、添付ソフトも充実させた。映像編集や従来のDVDビデオの作成まで幅広い用途に利用できる。
書き込み可能なメディアは、BD-R、BD-RE(1層/2層)、DVD±R(1層/2層)、 DVD±RW、DVD-RAM、CD-R、CD-RW。BDへの書き込み速度はいずれも2倍速で、書き換え型の片面1層メディア「BD-RE」を1枚添付する。
BDは、片面1層で25GB、同2層で50GBの大容量データを記録できる次世代光ディスク規格。たとえば、容量50GBのBDには、ハイビジョンカメラで撮影したHD映像(1080i)を約4時間分記録できる。BDドライブブは、このBDメディアへの書き込みと読み込みをサポートする。

米Apple-Origamiデバイスを計画?-
(2006/04/22 Itmedia)

AppleがOrigamiに似たデバイスを計画している・・・? 同社が出願した特許から、そのような憶測が流れている。
4月20日に公開された同社の出願書には、OrigamiことUltra Mobile PC(UMPC)で採用されているのと似たバーチャルキーボードが描かれている。
この出願書は、「タッチスクリーン式バーチャルキーボードのバーチャルキーの起動」というタイトルで、タッチスクリーンを操作してバーチャルキーを起動する手法を説明している。
さらに複数のニュースサイトが、2月に公開された特許出願書に、UMPCに似たデバイスが描かれていることを指摘している。
この出願書は「タッチ入力式デバイス向けのジェスチャー」というタイトルで、マルチポイントタッチスクリーンからのデータ読み込みや、デバイスからのデータに基づくにマルチポイントジェスチャーの認識に関連している。これはタッチ式入力に関する出願だが、出願書にUMPCに似たデバイスのイラストが描かれていることから、Appleが独自版のUMPCを計画しているのではないかとの憶測が流れている。

NEC-ICチップ認識距離6メートルのUHF帯RFIDリーダーライター-
(2006/04/24 日刊工業新聞)

NECとNECトーキンは、無線識別(RFID)の次世代標準に準拠したUHF帯RFIDリーダーライター(読み取り・書き込み装置)を商品化した。9月までに出荷を始める。
UHF帯を使うことで、ICチップを認識する距離が拡大するなど、より実用的なシステムが構築できる。NECではこれを軸に、物品管理などのソリューションとして提案活動を始めた。向こう3年間で150億円の販売を見込む。
この装置は、NECトーキンと提携先の米インピンジ(ワシントン州)が共同開発した。RFIDに関する世界的な標準化団体、EPCglobalが策定した次世代UHF帯通信規格「UHFGen2」に準拠。06年1月改正の電波法にも対応している。
ICチップに読み書きできる通信距離が最大6メートルと広がり、これまで対応が難しかった出荷工程の検品システムや、在庫管理システムとしての活用が見込めるとしている。NECではこの装置とRFID用ミドルウエア(基盤ソフト)「RFIDマネジャー」などを組み合わせ、ソリューションとして提供する。

マミヤ・オーピー-カメラ事業から全面撤退-
(2006/04/22 日経エレクトロニクス・朝日新聞・毎日新聞)

カメラメーカーとして知られるマミヤ・オーピーは21日,カメラ事業から全面撤退することを明らかにした。コスモ・サイエンティフィック・システムの子会社であるコスモ・デジタル・イメージングに,マミヤ・オーピー本体の光学機器事業部門と,子会社のマミヤを1億円(税抜き)で譲渡する。営業譲渡期日は06年9月1日を予定している。
マミヤでは,1992年に釣具メーカーだったオリムピックに吸収合併される以前の「マミヤ光機」時代から,銀塩カメラの中判機種を開発・製造してきたが,デジタルカメラ市場が拡大した2001年ころから売り上げは大きく落ち込んだ。05年12月にはデジタル一眼レフ機の中判機種「Mamiya ZD」を発売したが,これも「思うようには売れなかった」(同社広報)。直近の4年間は毎年10億円程度の赤字を計上し,電子機器事業で生んだ利益を相殺している状況だった。
マミヤの従業員130人前後とマミヤ・オーピーの光学機器事業部門の従業員70人程度については,全員が退職した後,譲渡先のコスモ・デジタル・イメージングに相当数が再雇用される予定という。これまでに販売してきたカメラのアフター・サービスも譲渡先に引き継がれる。
マミヤ・オーピーは今後,パチンコの台間玉貸機などを中心とする電子機器事業と,ゴルフ・クラブのシャフトなどを中心とするスポーツ事業に特化して,収益の改善を図るとする。
今回の営業譲渡の中で「『マミヤ』というブランドもコスモ・デジタル・イメージングに売却する見込み」(マミヤ・オーピー)である。コスモ・デジタル・イメージングの親会社である,コスモ・サイエンティフィック・システムの広報担当者は「どういう製品展開をするかは,『マミヤ』ブランドを使うのかどうかを含めて,まだ言えない。ただ,受け継ぐ以上はカメラ事業を発展させるつもり」とする。
マミヤ・オーピーの前身であるマミヤ光機は,1940年からカメラ事業を手掛けてきた老舗メーカー。中判カメラではペンタックスと双璧をなす大手である。写真家の山田久美夫氏は「写真スタジオを中心に高い世界シェアを誇ってきたし,デジタルカメラ化にも黎明期から取り組んできた。新会社に事業が引き継がれるとはいえ残念な結果」という。
今回のリストラに伴う損失で94億円の債務超過に陥るといい,主力銀行の三菱UFJ信託銀行に債権放棄を,新しいスポンサー候補には増資引き受けを要請している。
老舗メーカーでは,コニカミノルタホールディングスも写真フィルム・カメラ事業からの撤退を決めている。


PC機能搭載液晶TV・一眼レフカメラ「α」・世界PC出荷・ジャイロセンサ・電子パスポート

2006-04-21 16:37:25 | Dニュース

シャープ、業界初のパソコン機能搭載の液晶テレビ
(2006/04/21 フジサンケイビジネス)

シャープは20日、業界で初めてパソコン機能を搭載した液晶テレビ「インターネットAQUOS」を5月下旬に発売すると発表した。液晶テレビ「AQUOS」の高画質を生かし、リモコン1つでインターネットやブロードバンド(高速大容量)放送を楽しめる。
インターネットAQUOSは液晶テレビ本体とパソコン、キーボード、リモコンで構成。液晶テレビだけを壁掛け設置できるなど、部屋にあわせて自由にレイアウトできる。ハイビジョン録画タイプ2種類(37型と32型)とアナログ録画タイプ2種類(同)をラインアップ。ハイビジョン録画タイプのパソコンは約500GBのHDDを内蔵し、ハイビジョン放送を43時間、地上アナログ放送を912時間録画できる。
インターネットは簡単なリモコン操作で一発表示できる。テレビを見ているときにリモコンの「インターネット」ボタンを押すと、見ている番組の関連情報をリアルタイムで見つけ、画面に表示する機能も備えた。
価格は35万円(32型アナログ録画タイプ)から55万円(37型ハイビジョン録画タイプ)。今年度は「30万台の販売を目指す」(シャープの松本雅史副社長)方針。
「これまでにない新コンセプトの商品。パソコン付き薄型テレビという新市場を開拓していく」(松本副社長)と期待を込める。
パソコン付き薄型テレビの市場は「06年度に50万台から60万台になる」(松本副社長)。先陣を切って投入することで、競争が激化する液晶テレビ市場で主導権を握る狙い。
ソニーや松下電器産業などのライバルもパソコン付き薄型テレビを市場に投入してくるのは必至。この中で、シャープの販売が伸び悩め「AQUOS」のブランド力低下を招くことにもなりかねない。
パソコン付き液晶テレビという新分野の市場を切り開きながら、いかにシェアを確保するか。液晶テレビ市場での勝ち残りのカギとなりそうだ。

ソニー-デジタル一眼レフカメラで「α」ブランドを継承-
(2006/04/21 日経・日刊工業新聞・朝日新聞)

ソニーは20日、夏から参入するレンズ交換式のデジタル一眼レフカメラに、3月に事業買収したコニカミノルタホールディングスの商標「α(アルファ)」を使うと発表した。ソニーは今後、コニカミノルタが過去に販売したフィルム一眼用レンズをそのまま使えるデジタル一眼を発売する。レンズの互換性とブランドの継承で、コニカミノルタが築いた顧客の囲い込みを狙う。
ソニーが踏襲する「α」ブランドは、ミノルタがコニカと経営統合する前の1985年、自動焦点(オートフォーカス)機能付きフィルム一眼として投入した「α-7000」で初めて使った。以降、αシリーズは一眼レフの代表ブランドとして定着。対応レンズの販売実績は1600万本に上るという。
ソニーは新しいデジタル一眼で、過去のα製品と同じ交換レンズの装着方式「αマウントシステム」を採用。コニカミノルタ製品の顧客基盤を円滑に引き継ぎたい考え。ソニーは「同システムへの信頼感を継承したい」(広報センター)と説明。ただ、ブランドマークはデザインし直した。
αはギリシャアルファベットの最初の文字で、転じて「始まり」や「最重要」との意味がある。コニカミノルタの製品群の名称の一部でも使用されていた。
ソニーのカメラブランドは、コンパクト型「サイバーショット」シリーズと2本柱になる。

06年Q1の世界PC出荷-ポータブルPCのけん引で堅調-
(2006/04/21 Itmedia)

06年第1四半期の世界PC出荷台数は堅調に伸び続け、前年同期から約13%増加した。市場調査会社IDCとGartnerが速報値を報告した。
IDCの報告によると、同四半期の出荷台数伸び率は12.9%で、11.8%という3月時の予測を上回った。あらゆる地域でポータブルPCの採用トレンドが続き、また年末商戦後にしてはコンシューマー向けPCが比較的好調だったという。
ベンダー別ではDellがシェア18.1%で引き続き首位を維持し、それにHewlett-Packard(HP)がシェア16.4%で続いた。以下Lenovo(同6.4%)、Acer(5.5%)、富士通およびFujitsu Siemens(4.4%)と続く。
一方Gartnerの調査では、第1四半期の世界PC出荷台数は前年同期から13.1%伸びた。新興市場の需要と成熟地域でのコンシューマーの需要が主な成長要因だったという。
ベンダー別に見ると、こちらもDellが首位を維持。市場シェアは16.4%で、出荷台数伸び率は01年第3四半期以来、最低の10%だった。2位のHPはシェアを1ポイントを伸ばして14.9%、出荷台数は供給問題を抱えた前年同期から22.3%伸びた。3位以下はLenovo(同6.0%)、Acer(5.0%)、富士通およびFujitsuSiemens(3.9%)と続く。
地域別に見るとEMEA(欧州、中東、アフリカ)地域が最も出荷台数が多く、全世界の33.4%を占めた。出荷台数の伸び率では、アジア太平洋地域(日本除く)とラテンアメリカが20%を超えた。

村田製作所-カーナビ用の高さ3.3mmジャイロ・センサ-
(2006/04/21 日経エレクトロニクス)

村田製作所は,3.3mmに低背化したカーナビ用の1軸ジャイロ・センサ「MEV-50A-R」を「Techno-Frontier2006」(幕張メッセ)で展示した。従来は高さ9~10mmのものが一般的だったという。低背にするため,回転を検出するための圧電素子の構造を変更し,材料も従来のセラミックスからSiに変えてMEMS技術で加工した。さらにパッケージの端子は表面実装型を採用した。同社の従来品はリード端子を用いていた。現在,サンプル出荷中。価格は公表していない。
圧電素子の構造を変更したり,新しい温度補正回路を採用したりすることで,温度ドリフトを抑え,同社の従来品より検出精度を高めたとしている。外形寸法は10mm×10mm×3.3mm。感度は25mV/度/秒,検出範囲はプラスマイナス70度/秒と,カーナビ向けの製品仕様にした。

米政府-電子パスポート実験完了・今秋から義務付けへ-
(2006/04/21 Itmedia)

米国土安全保障省(DHS)は18日、電子パスポート技術の実証実験を完了し、ビザ免除対象国と協力して今年からこの制度の導入に着手すると発表した。
実証実験はサンフランシスコ国際空港で今年1月15日~4月15日にかけて実施。オーストラリア、ニュージーランド、シンガポールの協力で、期間中に同空港で計1938件の電子パスポートを処理した。
電子パスポートには個人情報とデジタル写真を記録した非接触チップが組み込まれ、読み取り装置はセキュリティ強化のためのBasic Access Control(BAC)によって情報を不正に読み取られる「スキミング」を防いでいる。
今年10月26日以降にパスポートの発行を受け、ビザ免除プログラムで米国に入国する場合、電子パスポート読み取り装置を導入する。
ビザ免除プログラムには日本を含む27カ国が参加している。


50型初のフルHDのPDP・LED歩道境界表示灯・電池不要温度センサー・FOMA「P702i」不具合

2006-04-21 16:34:49 | Dニュース

パイオニア、50型で業界初のフルHDのPDP発売へ
(2006/04/20 日経マイクロデバイス)

パイオニアは,50型のPDPとしては業界初となるフルHD(207万画素、水平画素数1920×垂直画素数1080)対応のプラズマモニターと,従来品に比べて画面の明るさや色再現性を高めた50型および42型のプラズマテレビの新機種を,6月上旬にそれぞれ発売する。価格は,プラズマモニターが105万円,50型プラズマテレビが60万円,42型プラズマテレビが48万円(いずれも税込み)。  
同社は,今後プラズマテレビで需要が伸びる市場は「フルHD対応の40型以上」と見ており,こうした高付加価値領域に「事業の的を絞っていく」(同社 常務執行役員 ホームエンタテインメントビジネスグループ 本部長の安田 信治氏)とする。同社の推定によると,09年度の全世界でのプラズマテレビ需要は2200万台,そのうち76%を「40型台のHDと50型以上」が占める見込みという。今回の三つの新製品は,そうした事業戦略の中核になるものと言えそうだ。
同社は,フルHD対応の50型PDPを「CEATEC JAPAN 2005」で展示していた。電子と紫外光を放出する「高純度クリスタル層」と呼ぶ薄膜層の採用により,1920×1080画素のフルHDパネルながら,発光効率は「1280×768画素の前世代パネルの2.2lm/Wより若干劣る程度」(同社 ホームエンタテインメントビジネスグループ PDP製品技術統括部 第4技術部 部長の志保沢 弘行氏)と言う。パネルの輝度とコン
トラストはそれぞれ前世代パネルの1100cd/m2,4000:1を「若干下回る」(同氏)とする。色再現範囲は,カラーフィルタでの光の余分な反射を抑えるなどの工夫によってNTSC比107%を実現している。  
プラズマモニターは,「日本に比べて大きな需要がある」(同社 ホームエンタテインメントビジネスグループ 事業企画部PDP企画部長の佐久間康雄氏)という海外での販売が90%を占める見込みとする。
海外での年間販売台数目標を3万台以上に据える。2~3年後をメドに,チューナ機能を付加してテレビとして販売することも検討中という。
50型および42型のプラズマテレビの新機種に搭載したパネルは,それぞれ前世代の50型,43型パネルに比べて発光効率を20%向上,NTSC比も106%に高めた。コントラストは,従来パネルと同じ4000:1である。50型は,水平方向の画素数を前世代パネルの1280から1365に増やしている。

松下電工-業界初のLED歩道境界表示灯を発売へ-
(2006/04/20 フジサンケイッビジネス)

松下電工は19日、業界初の「LED歩道境界表示灯」を開発、6月1日に発売すると発表した。白色LED(発光ダイオード)の光が歩道と車道との境界を知らせ、高齢者や弱視の人が安全に夜間でも歩けるようにサポートする。
新商品は地中埋め込み型の照明器具。白色LEDを滑り止め付き強化ガラスで密閉した構造で、輝度と配光の最適化により歩行時の認識しやすさに配慮した。
器具1台あたりの消費電力は約2ワットの小電力を実現。LED寿命も約4万時間と長いことから、約10年間(1日あたり10時間点灯)はメンテナンスの必要がない。
同社は昨年4月に東京都練馬区、同11月に岐阜県高山市の2カ所で試作機の実証実験を実施。同実験に参加した約80人モニターのほとんどから高評価を得たことで、本格販売に踏み切る。
実勢価格は17万円前後。全国の自治体を中心に08年度1億円の販売を目指す。 

沖電気工業-世界初の電池不要温度センサーRFIDタグ-
(2006/04/20 Itmedia)

沖電気工業などは19日、電池なしで動作する温度センサーRFIDタグを世界で初めて開発し、10月から試験販売すると発表した。荷物の中に入れておけば、開封せずに内部の温度を検知・記録でき、商品輸送時の温度管理を向上できるとしている。
読み取り端末から受ける電波で給電する仕組みの「パッシブ型」。同社と日本郵船系のNYKロジスティックスジャパン、HILLSの3社で共同開発した。温度を検知してLSIに記録し、データは専用端末でPCなどに取り込める。
電池が不要な上に防水設計とし、長期間繰り返して利用できるのが特徴。通常のRFIDタグのように、受け取り・引き渡し日時などをメモリに記録することも可能。
今後、メーカーや物流業界で試用してもらった上で実用化する予定。来年3月の量産出荷開始を計画し、08年度までに100万個の販売を見込んでいる。

NTTドコモ-電源入らない不具合で松下製FOMA「P702i」を販売停止-
(2006/04/20 日経・日経エレクトロニクス)

NTTドコモは19日、携帯電話「P702i」(パナソニックモバイルコミュニケーションズ製)の販売を一時停止し、既に出荷した全端末を回収、交換すると発表した。原因はソフトウエアのバグという。
一度電源を切った後に電源を入れようとしても入らないという不具合が生じたため。これまでの出荷台数は6万台。4月末をメドにソフトウエアを改善した端末を用意し交換する。
4月14日までに利用者から317件の指摘があったという。


チップコンデンサ・静電気対策・自動車生産・国内DVD・ボーイング・M&A

2006-04-20 12:20:40 | Dニュース

日本ケミコン-マイナス40度Cでも安定性能のチップ型アルミ電解コンデンサー-
(2006/04/18 日刊工業新聞)

日本ケミコンは低温域でも安定した性能を発揮できる自動車向け高輝度放電灯(HID)ランプに使用するチップ型アルミ電解コンデンサー「MKBシリーズ」を開発した。7月から出荷する。
マイナス40度Cの低温域でもESR(等価直列抵抗)が500オーム以下と低い抵抗値を実現。また面実装できる小型チップとしたことで自動車への採用を狙う。価格は直径10mm×高さ10mmタイプでサンプル価格200円。同8mm×10mmタイプは9月以降の出荷で、同150円。
定格電圧は400V。静電容量は直径10mmタイプが3.3uF~4.7uF。規定寿命は105度Cで3000時間となる。

パナソニックデバイス-アンテナ回路を保護する静電気対策部品-
(2006/04/18 日刊工業新聞)

パナソニックエレクトロニックデバイス(PED)は17日、携帯電話などのアンテナ回路を保護する静電気対策部品「ESDサプレッサ」を開発したと発表した。1005サイズで伝送品質に影響を与える静電容量の業界最小化を実現。高速インターフェースの回路設計が容易になる。サンプル価格は1個10円。5月に量産、月産1000万個を目指す。
PEDが達成した静電容量は0.05pF。一般に静電気対策部品は静電容量が高いと、高速信号ラインに使う場合に伝送品質が劣化する。新部品は静電容量を他の対策部品の約半分に抑え、課題を克服した。
静電気発生時に保護回路にかかるピーク電圧を500ボルト以下に抑制する機能を持つ。1608サイズも量産する。

国内メーカーの自動車生産台数-06年に海外生産が国内を逆転-
(2006/04/18 日経・毎日新聞)

日本の自動車メーカーの05年の海外生産台数が初めて1000万台を超えて、06年に国内生産を逆転する見通しとなった。海外生産は欧米から中国、インドに広がり、05年まで4年連続ほぼ2ケタ増の勢い。微増傾向の国内を上回る。国内メーカーは1950年代の海外生産開始以来、半世紀かけて生産から販売まで海外に軸足を置くグローバルな経営体制に移行する。
トヨタ自動車など乗用車メーカー8社の05年海外生産台数は996万台(現地調達率40%未満のノックダウン生産は含まず)で、前年比12%増。これにトラックメーカーのいすゞ自動車の海外生産(41万台)などを加えると1000万台を超え、国内生産(1080万台)とほぼ並ぶ。
海外生産は、輸出による経済摩擦を避けるため、各メーカーが北米、アジアなどで拡大させた。2000年は約629万台だったが、04年は約980万台に達し、05年の1000万台入りが確実視されていた。

国内DVDプレーヤー-ポータブル型やワンセグ対応ポータブルが人気-
(2006/04/18 BCN)

DVDレコーダーに比べ地味な印象があるDVDプレーヤーだが、06年3月の販売台数は前年同月比で10%増と売れ行きは逆に堅調。マイナス11.8%と前年割れしているDVDレコーダーに比べると好対照。中でも注目はポータブルタイプのDVDプレーヤー。話題のワンセグ対応機も発売されるなど新しい動きもあり、ポータブルタイプの比率も今年に入って2割を超えてきた。さらに販売台数も対前年比で53.5%増と勢いがある。
DVDプレーヤー全体の平均単価は3月現在で1万円台前半と、かなり低価格化が進んでいる。一方、ポータブルタイプに限ってみると平均単価は2万円台後半の水準。しかし、05年6月の販売台数を1とする販売台数推移をみても、DVDプレーヤー全体は上下しながらも横ばいベースなのに比べ、ポータブルタイプは今年に入って売れ行きが伸び始め、右肩上がりになってきた。単価が高めなポータブルタイプの方が売り上げを伸ばしている要因としては、テレビチューナー内蔵タイプなど高機能機が人気を集めているからだ。
平均価格は4万円前後とさらに高価なチューナー内蔵型がポータブル型の55.2%と過半数を占め、主流になりつつある。
ポータブルDVDプレーヤー売れ筋ランキングは、販売台数シェア12.2%で1位を獲得したセントレードM.E.の「JPT-700W」。7型のTFT液晶パネルを搭載し、充電式の付属バッテリーパックで最大2.5時間の連続再生に対応するため、映画などの長時間コンテンツの視聴にも利用できる。1万円台中ごろと価格が安いことが人気。
2位は長瀬産業の「AXN4709TN-WH」で販売台数シェア11.7%。7型のTFT液晶パネルを搭載し、2万円台中ごろでテレビチューナーを内蔵したモデル。付属充電式バッテリーで3時間の連続再生ができるほか、MP3/JPEGファーマットに対応しており、音楽を楽しんだり、JPEGで保存したデジカメ画像なども楽しめる。
3位にランクインしたのはポラロイドの「PDJ-0722」。販売台数シェアは7.4%。セントレードM.E.の「JPT-700W」と同様の7型TFT液晶パネルを搭載しながらも重量は850gと軽く、鞄の中に入れても苦にならない。
さらにスクリーンを180度回転可能なので、ベストポジションを調整することができる。バッテリーで連続3時間の再生ができるのが特徴。
このほか目立つのは、シェア4.7%で7位となったカシオの「DV-900W-SR」。「お風呂テレビ」にDVDプレーヤーがついたモデルで、9型と大きな液晶モニタとステレオスピーカーを搭載している。シャワーが直接かかっても大丈夫な防水仕様が最大の特徴。付属のリモコンも防水加工が施されており、キッチンなど、水がかかる場所でも安心して使用できる。
トップ10の中、7機種がテレビチューナー内蔵タイプ。DVDが再生できるポータブルテレビとしてのニーズはかなり大きい。今年4月にサービスが始まったワンセグ対応も人気。
ポータブルDVDプレーヤーにもこのワンセグ放送が受信できるものが早くも登場した。松下電器の「DVD-LX97-S」。3月発売されたばかりの新機種で、初めてワンセグチューナーを内蔵。売れ行きも好調で、発売して1か月もたたない時点ですでに4.6%のシェアを獲得し、8位にランクインしている。今のところワンセグ対応のポータブルDVDプレーヤーはこの機種だけ。7万~8万円台と高価ながらも売れているのは、競合機種がないからともいえそうだ。
「DVD-LX97-S」はワンセグ対応に加え、ポータブルDVDプレーヤーとしての機能も充実している。9型と大ぶりな画面を採用しながら、テレビでは連続9時間、DVDでは連続6時間と長時間ゆったり再生できるバッテリーを付属した。ノートパソコンのようにディスプレイを開けて視聴するだけでなく、タブレットPC風に画面を上に向けて折りたたみ、コンパクトに視聴することもできる。
いいとこばかりの「DVD-LX97S」だが、画面が大きいということが裏目にでている部分もあるという。ある量販店の店員は、「ワンセグの番組を見る場合、どうしても画像の荒さが気になる。ワンセグ放送は携帯電話での視聴を目的にしているため、配信される画像の解像度が低い。そのため細部が荒くなってしまう」と話してくれた。
ポータブルDVDプレーヤーの購買者層について都内の大型量販店の店員は、「新幹線の中などで利用する人が多いようだ。また旅行に出かける時、子どもが退屈しないようにアニメなどを見せるために買っていく親も多い」と、やはり旅行で楽しむ用途が目立つと話してくれた。天気予報や速報ニュースなどリアルタイムの情報はワンセグで、映画やドラマはDVDで、という風に使い分けられる。
*「BCNランキング」は、全国のパソコン専門店や家電量販店など18社・約2200の店舗からPOSデータ   を日次で収集・集計しているPOSデータベースです。これは日本の店頭市場の約4割をカバーする。

米ボーイングの次期主力旅客機向け工場-日本の東海地域に続々-
(2006/04/19 朝日新聞)

08年就航予定の米ボーイング次期主力旅客機「787」の主翼の付け根部分「中央翼」を製造する、富士重工業半田西工場(愛知県半田市)が20日に完成する。名古屋周辺には、三菱重工業と川崎重工業も「787」の部品製造工場を建設中で、秋頃には日本メーカー3社による一大生産拠点が誕生する見通し。
富士重工業の半田西工場は建物面積が9000平方メートルで、施設関連に70億円を投じた。三菱重工業は800億円以上を投じ、名古屋市港区に「787」向けの主翼の製造工場を建設中。1棟が夏、残りの1棟が秋に完成する。川崎重工業も主脚の格納部の部品を製造する工場を、愛知県弥富市に建設中で、6月に稼働予定。
今回の「787」の機体のうち日本企業が製造する比率は35%で、「767」の16%、「777」の21%から大幅に拡大した。その中心となるのが、東海地方に誕生する3社の工場。背景には、地の利の良さがある。米国のボーイング本社工場へは、生産・組み立てした部品を中部国際空港から航空輸送できるからだ。
日本の技術力の高さも生きる。「787」の主翼などには、東レの炭素繊維と樹脂を合わせた複合材を使う。
これまで戦闘機には使われていたが、民間旅客機としては世界的にも珍しいという。新素材の採用で軽量化が実現し、燃料効率は20%向上する。3社の工場にはいずれも、この新素材を活用するための特殊な大型炉を建設する。
航空アナリストの杉浦一機さんによると、冷戦の終結後、航空産業は軍事部門より民間部門を重視する傾向が年々強まっている。ボーイングも今後20年間で、「787」級の旅客機に対する需要は3500機にのぼると期待する。
ライバルのエアバスとしのぎを削るなか、ボーイングとしてはコスト削減のため、開発や設備投資の一部を他社に負担してもらう必要があり、「日本の航空機産業との密接度を増している」(杉浦氏)という。今回、主翼について初めて、設計から外注したのもその表れ。

Yageo-ChipCeraを買収・高圧MLCCで世界シェア上位へ-
(台湾 2006/04/13 経済日報)

受動部品ではM&Aブームが起きている。3月にWalsin Technology(華新科技)が三菱マテリアル傘下の釜屋電機を買収したのに続いて、4月12日にはYageo(国巨)が特殊コンデンサメーカーのChipCeraの株式69%を買収したと発表した。Yageoはこの買収で世界の高圧コンデンサ市場シェア2位のHoly Stoneに挑戦する考え。
ChipCeraの主力製品はMLCCであるため、Yageoの高圧MLCC市場における世界シェアは現在の9%から合併後12%に上昇し、06年末には15%にまで伸びることが期待されている。液晶テレビの需要が急成長し、高圧MLCCに対する需要も拡大している。


国内DVDレコーダー・オキシライド乾電池・三菱自動車・Disney DVDバッテリー不具合

2006-04-19 15:56:06 | Dニュース

国内DVDレコーダー各社-サッカーW杯をにらみ新機種投入へ-
(2006/04/15 フジサンケイビジネス)

6月に開催されるサッカーW杯ドイツ大会をにらみ、国内各社がDVDレコーダーの新製品投入が相次いでいる。W杯特需を狙うメーカー各社の販売合戦は、最新機種が店頭に出揃う5月下旬から佳境を迎える。
ソニーは、高精細映像のデジタル放送が視聴できるデジタルハイビジョンチューナーを搭載したHDD内蔵DVDレコーダー「スゴ録」の新型モデル3機種を5月19日から発売する。録画した番組の見どころを中心に視聴できる新機能「ダイジェスト再生」を搭載。また、上級モデルには、HDDに録画したデジタル放送番組を記録媒体「メモリースティックPROデュオ」に転送し、携帯ゲーム機「プレイステーション・ポータブル(PSP)」で番組を見られる機能「おでかけ・スゴ録」を加えた。店頭価格は約13万~17万円。
松下電器産業は、HDD内蔵DVDレコーダー「DIGA」の新型モデル5機種を4月10日に発売した。一押しはデジタル放送チューナー搭載の「DMR-EX550」など3モデル。「初心者にも使いやすい」(牛丸俊三常務)というように操作性を高めたのがポイント。リモコンに搭載した「ガイドボタン」を押すと、テレビの画面に操作ガイドが映し出されるとともに、音声でも操作方法を教えてくれる業界初の機能を搭載した。「DVDレコーダーのリモコンはボタンがたくさんついてて使い方が難しそう」とこれまで購入を見送っていた層の取り込みを目指す。店頭価格は約11万~16万円。
日立製作所は、ハイビジョン対応でデジタルチューナー搭載のHDD内蔵DVDレコーダー「Wooo」の新型モデル4機種を5月下旬に発売する。全モデルに録画した番組を自動で編集し、ダイジェストで再生できる機能「いいとこ観」を搭載。例えば、90分のサッカーの試合を5分に短縮することが可能で、ゴールなどの見逃せないシーンなどいいとこだけを見ることができる。価格は約11万~21万円。
電子情報技術産業協会(JEITA)によると、05年のDVDレコーダーの出荷台数は前年比4.2%増の424万1000台にとどまった。「分母が大きくなったから伸び率の鈍化は仕方ない」(電機メーカー幹部)との指摘もあるが、ここ数年、年率約2~5倍と急成長してきた市場の勢いはなくなりつつある。
また、「Blu-ray Disc」と「HD DVD」という2つの次世代DVD規格が分裂したまま商戦が始まったことで、「消費者は次世代DVDの覇権を巡る争いを見極めているのでは・・・」(大手家電量販店)と、買い控えの動きが起きていると指摘する声もある。
こうした中で、W杯は販売台数を伸ばす絶好の機会。各社は新機能を満載した新型モデルのアピールに余念がない。

松下電池-オキシライド乾電池を海外で拡販へ-
(2006/04/17 日刊工業新聞)

松下電池工業は従来の約1.2倍長持ちする新型のオキシライド乾電池を海外で拡販する。日米欧の地域ごとに販売を統括する本部組織を創設するなど、世界同時発売の体制を整えた。供給能力も拡大する見通しで、月産能力を従来の2倍程度に引き上げると見られる。08年度に05年度比で4倍以上、世界で6億個の販売を目指す。
04年4月に発売したオキシライド乾電池は、06年4月から性能を20%向上した製品にリニューアル。これに伴い統一のパッケージを採用し、世界同時発売する。
オキシライド乾電池は発売から05年末までに約3億個を出荷。国内販売が好調な一方、海外展開は欧米やアジアの一部地域にとどまっていた。リニューアルを機に海外でも全面的に展開する。販売てこ入れのため、日米欧、南米、アジアの各地域ごとに傘下の生産・販売拠点を統括する本部機能を持たせる計画。
従来は各拠点の裁量に委ねていたが、本社や地域本部が統制する体制に改める。海外本部は地域の実情に合致した戦略を立て、需要を掘り起こす役割を担う。
オキシライド乾電池の生産は本社(大阪府守口市)工場が担当している。生産ラインの増強を急ピッチで進め、海外拡販分の供給に備える。松下電池はデジタルオーディオや携帯型ゲーム機の普及を商機ととらえ、オキシライド電池を1次電池事業の中核に据える。事実上の世界標準化を狙う考え。

三菱自動車-SUV車が好調で岡崎工場の閉鎖を再延期へ-
(2006/04/16 産経新聞・毎日新聞・日経)

経営再建中の三菱自動車は15日、2007年頃まで延期していた岡崎工場(愛知県岡崎市)の閉鎖時期をさらに2~3年先延ばしし、販売が好調なスポーツタイプ多目的車(SUV)「アウトランダー」の生産を06年度中にも始める方針を固めた。4月中に正式に決める。
国内販売が復調しつつあることから、フル操業が続く主力の水島製作所(岡山県倉敷市)を補完する。ただ世界的な生産は余剰感があり、今後の販売見通しの見極めも難しいため、閉鎖の前提は変更しないもよう。
05年10月に発売したアウトランダーは好調なうえ、今後、北米輸出やフランスのプジョー・シトロエングループへの供給も控えており、三菱自動車は水島製作所だけでは対応が困難と判断した。
ただ、欧州、米国、豪州などを含めた世界的な生産体制にはなお余剰がある。また、存続にはかなりの設備投資が必要で、閉鎖時期の延長にとどめるべきだとの意見も社内にある。このため岡崎工場の存続を決めれば、代わりに海外工場でリストラを行う可能性がある。

DisneyブランドのDVDプレーヤー-バッテリー不具合でリコール-
(2006/04/15 Itmedia)

米消費者製品安全委員会(CPSC)は13日、DisneyブランドのDVDプレーヤーのリコールを発表した。付属のバッテリーパックが過熱して火傷する恐れがあるという。
対象となるのはDisneyブランドのパーソナルDVDプレーヤーで、「プリンセス」(DP3500-PRN)、「ミッキーマウス」(DP3500-MKY)など5種類のモデル約10万2000台。全米の家電店やディズニーのテーマパークで05年4月~06年3月にかけて発売された。価格は70~130ドル。
問題のバッテリーパックは中国のMcNair TechnologyとUnitech Batteryが製造したもの。過熱して充電の際に破裂する恐れがあり、火傷する危険があるという。
ディストリビューターのMemcorpにはバッテリーが過熱したという報告がこれまでに17件寄せられ、このうち3件は皮膚の軽いけが、3件は器物の軽度な損害を訴えている。
CPSCでは対象となるDVDのバッテリーパックの利用を直ちに停止し、Memcorpに連絡して交換してもらうよう呼び掛けている。


国内ビデオカメラ・消えないメモリー性液晶・映画館に香りを運ぶサービス・ハイブリッド車情勢

2006-04-19 15:54:23 | Dニュース

国内ビデオカメラ市場-非テープ式が主流に-
(2006/04/13 日経)

国内ビデオカメラ市場で、記録にDVDやハードディスク駆動装置(HDD)などを使う「非テープ式」が主役になってきている。テープ式の販売シェア(台数ベース)は3月までの3カ月連続で50%を割り、編集などがしやすい非テープ式へのシフトが加速するのは確実。DVD式登場から約4年でテープ式を逆転、デジタル家電の世代交代は一段と買い替え需要を刺激しそう。
全国3000超の家電量販店の店頭販売データを調査するGfKジャパン(東京都中野区)によると、1月のシェアはテープ式が44.4%と初めて50%を割り、DVD式が46.5%で首位に立った。3月はHDD式が14.7%と2月の6.4%から躍進した。各月で残りのシェア2~3%は、フラッシュメモリーのカード式など。
昨年1月はテープ式82.9%に対し、DVD式は13.4%だった。

台湾Cellink-世界初Bluetooth Skype phoneを開発-
(台湾 2006/04/10 工商時報)

世界初のBluetoothを内蔵するSkype phoneをCellink(浩年科技)が開発した。同社は東芝からの受注と近く正式に出荷を開始すること、またBenQ(明基)が5月発売する新型ノートPCに同社のBluetooth Skypephoneを搭載することを認めた。Bluetooth Skype phoneの定価は100米ドル前後で、Accton(智邦)がSMCブランドで第2四半期後にリリース予定のSkype Wi-Fi端末の150~160米ドルに比べ、時期、価格共に優位に立っている。
Cellinkの郭小明研究開発部副総経理は「市場のSkype Phoneはサポートシステムの違いでおよそ3種に分けられるが、Bluetooth Skype Phoneは技術の難易度が高いため、実際の製品は発売されていなかった。Bluetooth Skype Phoneは、「PC対PC」「PC対携帯電話」の両方で、PCから100m以内の通話を提供できる」と述べた。

シチズン時計-電源切っても消えない「メモリー性液晶」-
(2006/04/14 Itmedia)

シチズン時計は13日、電源を切っても表示が消えない「メモリー性液晶」を開発したと発表した。10秒に1度書き換えた場合の消費電力は従来の液晶の約50分の1で済み、従来の液晶とほぼ同じコストで製造できるという。電子荷札や各種メーター、電子ブック、携帯電話のサブ液晶などへの搭載を見込む。
従来の液晶で使われているポリイミド配向膜の代わりに無機配向膜を採用。配向膜と液晶分子との極角度を調整し、液晶を封入するガラス基板の隙間を従来の3分の1以下に狭めるなどしてメモリー性を高めた。パッシブマトリックス方式の採用で精細さも向上させた。
同社は、米E-Inkの技術を活用して低消費電力な電子ペーパーをすでに実用化している。同社広報室によると、E-Inkは大型デバイスに、メモリー性液晶は小型デバイスに向いており、液晶の方が低コストで製造できるという。

NTTコミュニケーションズ-映画館に「香り」を運ぶサービス開始-
(2006/04/12 日経エレクトロニクス)
NTTコミュニケーションズは,映画のシーンに合わせて香りを発生させるサービスを開始した。同社の香りを配信する「香り通信」のシステムを利用する。4月22日から公開予定の映画「ニュー・ワールド」において,BGMのように場面ごとにあった香りを発生させるという。日本テレビ放送網(NTV)などもテレビ放送に合わせて,香りを出す実演をしている。
今回の香り発生の仕組みは以下の通り。まず香料の種類,香料を調合するためのレシピ,映画のシーンに合わせて香りを発生させるためのタイム・スケジュールの3種類を,インターネット接続したパソコンを介して,「LAN-BOX」と呼ぶ弁当箱と同程度の大きさの装置に記録する。この装置と香り発生器を接続すれば香りを出せる。「iPodで音楽データを運ぶように香りのデータを持ち運べる」(同社)とする。このLAN-BOXから分配器を介して5台までの香り発生器に接続できる。今回の映画では,3台の香り発生器によって,7種類の香りを発生させる。
NTTコミュニケーションズによると,今回のような香りを通信するサービスに対して,医薬品関連の企業や玩具メーカー,ゲーム会社など複数のメーカーが興味を抱いている。そのなかに,自動車メーカーも含まれる。急ブレーキした時に運転手が落ち着くような香りを発生させたり,運転者の居眠りを検知し,目が覚めるような香りを発生させたりするなどといった利用方法を,自動車メーカーは考えているという。

トヨタ-最高級Lexusにハイブリッド車・日産やGMもハイブリッド車投入-
(2006/04/14 朝日新聞・読売新聞)

12日に始まったニューヨーク国際自動車ショーでトヨタ自動車は、Lexus部門の最高級車「LS」(旧日本名セルシオ)のハイブリッド車「LS600hL」を発表した。排気量5リットルの8気筒エンジンと電気モーターを組み合わせており、8気筒エンジンの本格的なハイブリッド車としては世界初という。07年春に日本と北米で売り出す。価格は未定。
最高級車に搭載することで、環境に配慮したハイブリッドが走行性能や乗り心地を犠牲にするとのイメージを打ち消す狙いがある。
トヨタの米国でのハイブリッド車は6車種となる。ガソリン価格の高騰やユーザーの燃費志向の高まりで、米国のハイブリッド車市場は成長が見込まれている。
米ゼネラル・モーターズ(GM)は、サターン部門の中型乗用車「オーラ」に、早ければ年内にもハイブリッド車を発売する。
日産自動車は、主力の中型乗用車「アルティマ」に、07年前半にハイブリッドを出す予定。


PSP連携のHDD搭載DVD・世界初HD DVD対応ノートPC・PC受注・インド二輪市場

2006-04-14 17:06:18 | Dニュース

ソニー-携帯電話予約・PSPとの連携のHDD搭載DVDレコーダー-
(2006/04/11 CNET・日経エレクトロニクス)

ソニーは10日、デジタルハイビジョンチューナー内蔵のHDD搭載DVDレコーダー「スゴ録」シリーズ3機種を、5月19日より発売すると発表した。
今回発売されたのは、地上、BS、110度CSデジタルおよび地上アナログチューナーを内蔵したHDD搭載DVDレコーダー「RDZ-D97A」「RDZ-D77A」「RDZ-D87」の3機種。HDD容量は400Gバイト、250Gバイト、400Gバイトとなっており、録画した番組の見どころを中心に視聴できる「ダイジェスト再生」、携帯電話からの録画予約が可能な「携帯電話録画予約」といった新機能が採用されている。
携帯電話機から録画予約できる機能を使うためには、スゴ録はインターネットの常時接続回線につなぎ、携帯電話機には電子番組表(EPG)アプリケーション・ソフトウエアの「Gガイド番組表リモコン」をダウンロードする必要がある。Gガイド番組表リモコンは、インタラクティブ・プログラム・ガイド(IPG)とディーツー コミュニケーションズが共同で開発し提供している。対応する携帯電話機は、現時点ではNTTドコモが発売する「SO902i」(ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製)だけという。
RDZ-D97AとRDZ-D77Aに関しては、HDDに録画した番組をメモリースティック PROデュオ経由で、同社の携帯ゲーム機「プレイステーション・ポータブル(PSP)」へ転送できる「おでかけ・スゴ録」機能を装備。
1時間番組を約3分で高速転送できる。
さらに、DLNA対応のホームサーバ機能が搭載されているのも大きな特徴といえる。著作権保護技術「DTCP-IP」(digital transmission content protection over internet protocol)規格に対応しており、HDDに録画したデジタル放送のハイビジョン番組を家庭内LAN経由で、他の部屋にあるテレビやパソコンから視聴できる。
このほか、高画質化技術として雑音除去機能、高音質化技術として波形成形回路や電源安定化回路、無酸素銅電源ケーブル、防振設計機構、高音質コンデンサなどを搭載。
希望小売価格についてはオープン価格だが、同社によると市場推定価格はRDZ-D97Aが17万円前後、RDZ-D77Aが14万円前後、RDZ-D87が13万円前後になるという。

東芝-世界初のHD DVD対応ノートパソコンを5月中旬に国内発売へ-
(2006/04/11 朝日新聞・毎日新聞・日経)

東芝は10日、次世代DVD「HD DVD(HD)」に対応するノートパソコン「Qosmio」を、世界に先駆けて5月中旬に国内で発売すると発表した。先月末にHD方式のDVD再生専用機を発売したばかりで、パソコンとの両輪でHD方式を早く普及させ、製品発売が遅れているBlu-ray Disc(BD)陣営との規格争いで優位に立ちたい考え。HD向けのソフトは今月中に映画など8タイトルが発売される。
新型Qosmioの店頭価格は40万円程度の見通し。17インチフルハイビジョン液晶画面を搭載。現行DVDの再生も可能。6月までに北米でも発売する。
調査会社ガートナーによると、東芝は05年のパソコン国内出荷台数シェアでNECなどに次いで4位、BD陣営を主導するソニーは5位。東芝は「市場規模ではDVD再生機・録画再生機よりパソコンの方が大きく、早めに対応機種を出すことで普及が進む」と判断。パソコン業界に大きな影響力を持つ米マイクロソフトとインテルがHD支持を表明していることも、追い風になるとみている。
一方、BD陣営は、ソニーがデスクトップパソコンとノートパソコンを今年の初夏までに国内外で発売する予定。

Compal-NECとLenovoからもノートパソコンの大型注文を獲得-
(台湾 2006/04/07 経済日報)

Compal(仁宝)は今年、米Dellからビジネス仕様ノートパソコンの大型注文を獲得したのに続いて、第2四半期にはNECとLenovo(聯想)からも大型注文を獲得する見通し。機関投資家はCompalの第2四半期ノートパソコン出荷台数が300万台に達すると予測している。
Compalは昨年からNECとの交渉を開始し、試験的に6万台を発注したが、今年からは本格的にNECの発注先となっている。LenovoもThinkPadの生産をCompalに委託する計画。

インドの二輪車市場-700万台に拡大-
(ニューデリー 2006/04/11 日経)

インドの二輪車市場が拡大している。ホンダが出資するヒーローホンダなど3大メーカーの販売台数(輸出含む)は、06年3月期に前の期比18.1%増加、国内市場全体で初めて700万台に達したもよう。07年3月期は同国の四輪車市場で首位のスズキが4年ぶりに二輪車に再参入し、販売競争が一段と激しくなりそうだ。
インドは中国に次ぐ世界第2位の二輪車市場。ヒーローホンダの06年3月期の販売台数は14.5%増の300万751台と、初めて300万台を達成。2位のバジャジ・オートは26.4%増の202万8000台、3位のTVSモーターも15.0%増の134万2000台と2ケタの伸びを確保した。