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薄型液晶パネル・長寿命の青紫色レーザー・家庭内アンテナ無償貸与・テレビ配線を利用した宅内LAN実用化

2006-10-24 08:17:40 | Dニュース

三洋エプソン-厚さ1.1mmの薄型液晶パネルを開発-
(2006/10/19 日経エレクトロニクス)

三洋エプソンイメージングデバイスは,厚みが1.1mmと薄い液晶パネルを展示した。画面寸法は2.2型で,画素数は320×240。携帯電話機への搭載を想定する。厚み0.2mmのガラス基板を用いて製造したパネルに対して後加工を施し,ガラスを削ることで薄くし たという。サンプル出荷時期は未定である。
携帯電話機の薄型化の動向に対応して,液晶パネルの薄型化が急速に進展している。最近になって,東芝松下ディスプレイテクノロジー(TMD)は厚み0.99mm,日立ディスプレイズは1.29mm,韓国LG.PhilipsLCDや台湾AU Optronicsは1.3mmの液晶パネルの開発を発表した。
三洋エプソンイメージングデバイスは,こうした薄型液晶パネルの中で,高輝度をウリにする。試作品の輝度は380cd/m2であり,各社の開発品の中でトップ・レベルの値である。「独自の透過率向上技術を盛り込むことで,高輝度を実現した」(同社)。消費電力は従来品と同等とする。

シャープ-業界最小の消費電力と長寿命の青紫色半導体レーザー-
(2006/10/19 日刊工業新聞)

シャープは次世代DVDの再生用デバイスとして、業界最小の消費電力と最長寿命を実現した青紫色半導体レーザーを開発した。光出力は20ミリワット。11月1日から1万円でサンプル出荷する。Blu-ray Disc(BD)やHD DVD(HD)向けのキーデバイスとして受注を見込む。当初、月産15万個を予定。
新デバイスの消費電力は168ミリワット、動作寿命は1万時間を達成した。当面、据え置き型製品への搭載を予定する一方で、低消費電力の利点を生かし、薄型のポータブル機器や車載用機器への採用も視野に入れる。
シャープによると青紫色レーザー市場は06年500万個、07年1000万個で、2011年に1億個台に急伸する。

ソフトバンクモバイル-通話改善に家庭内アンテナを無償貸与へ-
(2006/10/19 日経)

ソフトバンクモバイルは携帯電話の家庭用アンテナの無償貸与を始めた。家の外まで電波が届いているが、家の中ではつながりにくい顧客向けに提供する。10月24日の番号継続制度の開始をにらみ、通話品質の改善を加速する。
屋内に小型アンテナ、屋外に電波の受信機器を設置し、それらを有線で結んで使用する。工事費用やレンタル料は無料。電波法に準拠した無線局に相当するため、電源を常時入れるなどの条件に同意する必要がある。このほど販売店で申し込みを受け付け始めた。
今年度中に基地局数を4万6000台に倍増する計画。整備終了までアンテナの無償貸与で顧客流出を防ぐ。

NTTネオメイト-テレビ配線を利用した宅内LAN実用化にめど-
(2006/10/19 日刊工業新聞)

NTTネオメイトは既設のテレビ配線を家庭内LAN配線として利用するネットワーク技術の実用化にめどをつけた。テレビ配線を利用した宅内ネットワークは国内で初めてという。国内での解禁が迫る電力線搬送通信(PLC)の市場での認知に合わせ普及を進める。07年度中にもテストマーケティングに乗り出す予定。
同時に実地検証を急ぎ、早期事業化を目指す。
開発したのは同軸ケーブルを通信回線に利用する技術。ケーブルを流れるデータを中継するブリッジにインターネット回線をつなぎ、ブリッジに接続したケーブルをテレビ端子につなぐことでネットワーク環境が得られる。電力線を通信回線に使うPLC同様に既設のインフラで宅内ネットワークを構築できる。
安定した伝送速度が特徴で、平均毎秒130メガビットの高速通信が可能。面倒な設定はなく、テレビケーブルやLANケーブル、電源を接続するだけで利用できる。デジタル放送の双方向サービスやビデオ・オン・デマンドの視聴などに向く。
実用化にめどをつけたことで、今後は事業化に向けてブリッジなどの装置を手がけるメーカーと実地検証を始める。07年度中に地域限定で先行投入し、順次エリアを拡大して事業を本格展開していく。
NTTネオメイトは新ネットワーク技術とPLCで、現行の無線LAN市場を置き換えられると見ている。既設インフラを使うPLCの普及をビジネスチャンスととらえ、PLCの本格導入に合わせた事業展開を通じて新技術を普及させる。