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音楽CDを直接MP3に・両面同時印刷できるプリンター・ヤマハ不具合・製品安全法改正

2006-10-10 17:12:03 | Dニュース

日立リビングサプライ-音楽CDを直接MP3で転送できるレコーダー-
(2006/10/06 日経・BCN)

日立リビングサプライは5日、音楽CDをパソコンを介さずにSDカードや携帯音楽プレーヤーに直接転送・記録できるポータブル型レコーダー「HMR-1」を11月下旬に発売すると発表した。ファイル形式はMP3にに対応している。MDプレーヤーをつなげば、MDに録りだめした楽曲をMP3形式に変換してSDカードなどに移すこともできる。ライン入力端子に接続した機器からMP3形式で録音できる機能はポータブルタイプでは業界初という。
製品名は「i.μ's(アイミューズ)」で、希望小売価格は2万5200円。専用ACアダプターのほか、単3形乾電池4本でも動く。CDの楽曲をSDカードや携帯音楽プレーヤーに直接転送できる機能を持ったミニコンポは松下電器産業などがすでに販売しているが、日立リビングサプライはポータブル型にして手軽に利用したいという層の需要を見込む。
CDを外部メモリーに記録する際の速度は「現在検証中だが、倍速になる見込み」(同社)という。イヤホンをつなげばポータブルCDプレーヤーとして使えるほか、手持ちのスピーカーと接続して音楽CDやSDカードの楽曲を再生するといった使い方も可能。

東芝テック-世界初の両面同時印刷できるサーマルプリンター-
(シンガポール 2006/10/06 NNA)

東芝テックの完全子会社TECシンガポール・エレクトロニクスは5日、米NCRと共同で、裏表両面を同時に印刷できる世界初のサーマルプリンターを開発したと発表した。販売時点情報管理(POS)端末を利用する小売り業界を中心に需要を開拓する。TECシンガポールは、2011年までに年商が現在の1.5倍増の3億米ドルになると見込む。
サーマルプリンターは、トナーやインクを使わず、サーマルヘッドで感熱紙を発色させて印刷する方式。両社が開発した2ST(両面サーマル)印刷技術は、黒、赤、青の3色で裏表同時に高速印刷できる。POSレシート、ATM(現金自動預払機)、各種チケット発券など幅広い用途での活用が見込まれる。
印刷用紙も従来の半分の長さですみ、印刷コスト削減、紙資源の節約が期待できる。印刷速度は両面で毎秒254ミリ。片面では同508ミリで、サーマルプリンターでは業界最高速という。
2STプリンターは9月に世界同時発売した。現在は米国の顧客を中心に販売。POS端末を使用するスーパーマーケット、百貨店など小売り業界が主要顧客という。
TECシンガポールの日良豊社長兼最高経営責任者(CEO)は、「2ST技術の研究開発(R&D)費で2011年までに3000万米ドルを投じる。同技術がけん引役となり、事業成長率は今後5年で年10%、年商3億米ドルの達成を見込む」と話した。現在の年商は2億米ドル。
TECシンガポールとNCRは5日、開発案件のライセンス契約も結んだ。TECシンガポールのタイ・ライトン副社長はNNAの取材に対し、「2ST技術では、NCRが特殊感熱紙、TECがプリンターを開発した。これまでNCRが販売ライセンスを持っていたが、今回の提携で両社とも販売できるようになった。生産は当社のインドネシア・バタム工場で行っている」と話した。
TECシンガポールは1989年設立。サーマル、インクジェットなどの各種プリンター、タッチスクリーン端末などを生産・販売している。1992年にバタム工場を開設。従業員数はバタムを含め1500人以上。

ヤマハ発動機-日立製リチウムイオン電池の不具合で回収へ-
(2006/10/06 日経・毎日新聞)
ヤマハ発動機が製造・販売している電動式ミニバイクに搭載されたリチウムイオン電池から発煙するトラブルが相次いでいるとして、経済産業省は5日、市場に流通しているリチウムイオン電池の安全性を点検するため、電池工業会など業界団体に対し、過去の事故の発生件数などを調査・報告するよう要請した。
経済産業省によると、問題になっているのはヤマハ製ミニバイクに搭載された日立ビークルエナジー製の電池。充電中に電極部分の不具合から発煙・電解液が噴出するトラブルが今年に入って2件起きた。
ヤマハ発動機は同日、このバッテリーを搭載した「EC-02」などミニバイク2車種のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。対象は05年4月~06年6月に製造された3415台。駆動用のリチウムイオン電池の製造工程に問題があった。
事故原因となったリチウムイオン電池は、ヤマハ製の電動車いす「JWアクティブ」や交換用バッテリーキット用にも使われていた。事故は報告されていないが、同社では生産分(05年10月~06年9月の計1078個生産)についても自主回収・無償交換する。

経済産業省-製品事故報告義務違反に罰則・製品安全法を改正-
(2006/10/06 読売新聞・毎日新聞)

経済産業省は5日、重大事故の国への報告を怠ったり、虚偽報告したメーカーや輸入業者に対し、「1年以下の懲役、または100万円以下の罰金」の罰則を科す方針を固めた。臨時国会に提出する消費生活用製品安全法の改正案に盛り込む。
国がまず適切な報告体制を整えるよう求める「体制整備命令」を出し、この命令に違反し、報告体制を整えなかった場合に適用する。
重大事故の国への報告期限は事故の把握から2週間以内とし、寄せられた情報の概要は経済産業省が同省のホームページで1週間以内に公表する。被害の拡大を防ぐために必要と判断した場合は、メーカー名、機種名も公表する。
経済産業省はパロマ工業製のガス湯沸かし器による事故などを受け、メーカーなどに重大事故の報告を義務付け、違反した場合は罰則を科す方向で検討を進めてきた。
その結果、罰則は不良製品の回収などを命じる「緊急命令」に違反した場合と同じとするものの、罰則適用までに体制整備の猶予を与え、事故報告体制を普及させることにした。
報告義務の対象は、次の通り。
(1)死亡事故
(2)一酸化炭素中毒
(3)失明や難聴、指を切断するなど身体の欠損
(4)治療期間が30日以上の重傷
(5)消防本部が認定した火災や重大事故


HD&BD両対応LSI・スポーツ音楽携帯電話・ゲーム機器・BB伝言版・ホンダ不具合・ソニー電池回収

2006-10-10 12:08:33 | Dニュース

NECエレクトロニクス-HDとBDの両規格対応のLSI量産へ-
(2006/10/07 朝日新聞)

次世代DVDのBlu-ray Disc(BD)とHD DVD(HD)の両規格に1台で対応できる「ハイブリッド機」が登場する可能性が高まった。NECの半導体子会社・NECエレクトロニクスが、両規格での記録・再生を制御できる基幹部品のLSIを世界に先駆けて開発。来年早々に量産を始め、コストを抑えてハイブリッド機を生産する環境が整い始めた。規格争いがもたらす不便さが解消されれば、消費者には朗報となる。
NECはHD陣営だが、取引先を広げたいNECエレクトロニクスは両陣営に参加。今月から、次世代DVD関連機器を手掛ける国内外のメーカーに向け、ハイブリッドLSIの見本を出荷し始めた。07年度中に月産約30万個態勢にする。
DVD駆動装置の基幹部品は、レコード盤の針にあたる「光ピックアップ」と頭脳にあたるLSIで、それらで製造原価の5~6割を占める。両規格向け部品をばらばらに集めれば、技術的にはハイブリッド機を作れるが、コストが膨らむため、現実的な価格設定は不可能。このため、ハイブリッド機の登場には、基幹部品のコスト削減が不可欠だった。
同社は現在、両規格向けに仕様が異なるLSIをそれぞれ供給するが、ハイブリッドLSIの価格も同じ程度という。このLSIを調達すれば、各規格に対応した製品も作れるし、コストを抑えたハイブリッド機も生産しやすくなる。
一方、ハイブリッド型の光ピックアップについても、コニカミノルタホールディングス傘下のコニカミノルタオプトなどが開発を急ぐ。「HDとBDでは記録層の深さが違うため、技術的に難しい」といい、製品化はLSIより遅れているが、この光ピックアップが量産されれば、ハイブリッド機の生産・普及のハードルは一段と低くなる。
現行DVDも、記録用では複数の規格が併存したままだが、記録層の深さが同じため、ハイブリッド機の製品化が比較的簡単に進んだ。次世代DVDでは、HD陣営とBD陣営が激しく争っているが、消費者は「勝ち組」を見極めようとする可能性があり、「結局はハイブリッド機をいち早く出したメーカーが勝つ」との見方もある。

Nokia-自転車取り付けも可能な「スポーツ音楽携帯電話」-
(2006/10/06 Itmedia)

フィンランドNokiaは5日、スポーツ愛好家をターゲットとした「Nokia 5500 Sport」シリーズとして、新たに音楽機能を強化した「Music Edition」を発売した。
新端末は、5500 Sportと同様、512MバイトのmicroSDを標準装備(最大1GバイトのmicroSDカードに対応)。スポーツ時でも快適に利用できるよう、新たに上腕やウエストに巻けるストラップ、自転車に取り付け可能なホルダー、ヘッドセットがアクセサリとして付属している。
前機種と同じく、内蔵された万歩計機能で歩行距離や消費カロリーをモニターするほか、別売りのGPSモジュールをつければ、サイクリングやクロスカントリーなどのスポーツでも走行距離をモニターできる。
また端末で保管したエクササイズの記録をPCへ転送し、PCで管理することも可能。
5500 Sport Music Editionは欧州市場で、税金・販売奨励金抜きで約350ユーロで発売中。

米国ゲーム愛好者-PS2がシェア59%・10代が40%・男女比は2対1-
(2006/10/06 毎日新聞)

調査会社の米ニールセン・エンターテインメントは5日(米国時間)、米国のゲーム愛好者のうち、59%の人が「プレイステーション2(PS2)」を所有していることが分かったと発表した。一方、33%が「Xbox」、30%が「ゲームキューブ」、15%が「Xbox 360」を所有。複数機種を所有している人もいるが、おおよその力関係が判明した。
調査対象は、週に1時間以上遊んでいる人で13歳以上の2200人。昨年初めの調査では、PS2が57%、Xboxが39%、ゲームキューブが27%だった。
一方、ゲーム愛好者の年齢構成は、10代が40%を占め、最も多かったが、約13%は45歳以上の中高年で、大人が増えている。男女比率は約2対1で男が多いが、オンライン・ゲームの利用者は64%が女性だった。

NTT東西-「災害用ブロードバンド伝言板」を運用開始-
(2006/10/08 毎日新聞)

NTT東西両社は、大規模な災害発生時に、インターネットを使い、被災地内の家族、知人などの安否を確認できる「災害用ブロードバンド伝言板(web171)」の運用を始めた。
伝言板(https://www.web171.jp/)にパソコン、携帯電話から自分の電話番号を入力したうえで、家族の安否や避難場所などを自由に記入する。
ネットに接続できる環境ならば、書き込んだ内容を親せきや知人が見られる。地震や台風などで、被災地への安否確認の通話が急増し、電話がつながりにくい時でも安否を確認しやすい。サービスは無料で、災害発生時のみシステムを運用する。

ホンダ-リアワイパー不具合で8万5000台をリコール・コンデンサ発火?-
(2006/10/07 日経Automotive Technology)

ホンダは、リアワイパーの不具合により「オデッセイ」8万5190台をリコールすると発表した。対象となるのは、2001年8月31日~2003年7月14日に製造した車両。
不具合は、リアワイパーモータの電気回路が不適切なためワイパーブレードが凍結した状態で作動すると、モータに誘導起電力が生じ、電気回路内のコンデンサ(フィルム)が損傷し、短絡するものがあるというもの。コンデンサが発火し、テールゲートの樹脂部分に延焼する恐れがある。
対策として、リアワイパーモータの作動を点検し、正常なものはモータの電気回路に誘導起電力を吸収する素子を内蔵したハーネスを追加する。正常に作動しないものはリアワイパーモータを対策品と交換する。
この件に関し、火災が起きた故障が2件報告されている。

日立製作所-ノートPCのソニー製電池1万6000個を回収へ-
(2006/10/06 日経・Itmedia・フジサンケイビジネス)

日立製作所は6日、業務用パソコン「FLORA」の2機種4モデルに搭載したソニー製リチウムイオン電池を自主回収して無償交換すると発表した。対象はパソコン内蔵分と別売り分を合わせて1万6000個。過熱・発火の恐れがあるとしてソニーが自主回収対象とした電池を搭載していたことが判明したため。
回収対象機種は「FLORA 210W(NL6、LL1)」と「FLORA Se210(SL6、SL7)」の一部。20日から専用コールセンターを設け、受け付ける。
日立は9月1日、「自社製パソコンに搭載したソニー製電池には問題がない」と発表したが、その後ソニーが発表した自主回収対象の電池を2機種で搭載していたことがわかった。日立は「不具合は発生していないが、顧客に安心してもらうため」と説明している。
国内パソコンメーカーによる電池の自主回収・交換は、東芝、富士通に次いで3社目。米Dell、Apple、中国Lenovoと合わせ、これまでに世界で約800万個が交換対象となっている。