SystemMateデジタル情報斜読み!!

あなたのデジタルライフを応援するSystemMateからの情報発信!

次世代ゲーム機「PS3」発売・「世界最薄」携帯電話・3CCD搭載のHDD内蔵型デジタルビデオカメラ

2006-05-10 17:22:10 | Dニュース

ソニー-次世代ゲーム機「PS3」を11月に発売へ-
(2006/05/10 日経エレクトロニクス・ITPro)

ソニー・コンピュータエンタテインメントは,「プレイステーション3(PS3)」を日本で11月11日に発売する。米国で開催されるゲーム関連イベント「E3」に合わせて開いた報道関係者向けの発表会で明らかにした。
20GBのHDDと60GBのHDDを搭載した2モデルを用意する。HDDが20GB品の価格は5万9800円。HDDが60GB品はオープン価格。
北米と欧州での発売は11月17日。米国での価格は,20GB品が499米ドル,60GB品が599米ドル。欧州では,20GB品が499ユーロ,60GB品が599ユーロ。
全世界での初期出荷台数は200万台。06年末までに400万台を出荷する予定。07年3月31日までの出荷予定台数は600万台。
また,PS3に向けたコントローラの製品版を初公開した。昨年の「E3」で披露した三日月型のものとは外観が異なった。
Bluetoothによる無線コントローラで,内蔵する加速度センサを使って6軸にわたってゲーム画面中のキャラクタを制御できる。検出できるのは,「Roll(左右傾き)」,「Pitch(前後傾き)」,「Yaw(左右振り)」の姿勢3軸と,コントローラ自体の3軸の加速度になる。同社は「PS3専用コントローラ」と呼ぶ。
会場で行った実演では,コントローラを上下左右に動かすことで,画面中のキャラクタの角度などを制御した。水面に浮かぶアヒルの玩具や,シューティング・ゲームにおける戦闘機の機体の向きなどを制御した。
PS3本体の発売時期に,どれほどの数のゲーム・タイトルが店頭に並ぶか,ソフトウエア・ベンダーの腕にかかっている。現在,11カ国280社に対して合計1万台の開発キットを出荷している。

サムスン電子-厚さ6.9mmの「世界最薄」携帯電話-
(2006/05/10 毎日新聞)

韓国のサムスン電子は9日、厚さ6.9ミリの携帯電話「SGH-X820」を発表した。ストレート型の携帯電話で「世界最薄」としている。6月からロシアで発売し、他の欧州諸国にも順次投入していく予定。
日本以外で普及しているGSM方式の端末。サイズは縦113mm、横50mm、厚さ6.9mm、重量は66g。ファイバーグラスを混ぜ合わせたプラスチックを使い、きょう体の耐久性を高めながら軽量を保ったという。200万画素カメラ、Bluetooth無線通信機能などを内蔵する。
薄型携帯電話では、韓国のKTFテクノロジーズ(ブランド名はエバー)が3月に厚さ7.9mmのストレート型端末を発表したが、X820はさらに薄型化した。
またサムスン電子は、「スライド型で世界最薄」(同社)という「SGH-D900」も発表した。サイズは縦103.5mm、横51mm、厚さ13mm、重量は93g。両機種とも、10日からモスクワで開催される情報通信関連の展示会に出展する。

日本ビクター-業界初の3CCD搭載のHDD内蔵型デジタルビデオカメラ-
(2006/05/10 日刊工業新聞)

日本ビクターは電荷結合素子(CCD)3枚を使用し、画質を向上させたHDD内蔵型のデジタルビデオカメラ「エブリオ GZ-MG505」を6月上旬に発売する。HDD内蔵型で3CCDを搭載したのは業界初。赤緑青の3原色をそれぞれ専用のCCDで処理し、大幅に画質を向上させた。機種拡充により、エブリオは07年3月期に前年度比60万台増の130万台を販売する計画を打ち出した。
CCDは総画素数133万画素。HDDは1.8型で容量30GB。DVD同等の画質で7時間10分の撮影が可能。
重さは450g。実売価格は16万円で、月産6000台。7月上旬にCCD1枚のエントリーモデル「同GZ-MG47」(実売価格10万円前後)も発売する。
日本ビクターは04年にHDD方式のデジタルビデオカメラを商品化し、05年度は内外で70万台を販売した。
06年度は2月時点で110万台を販売する計画だったが、販売が好調なため20万台上積みする。HDD方式のデジタルビデオカメラ市場はソニー、東芝が参入したことで06年度に200万台に拡大すると予想している。


DVDレコーダ・大画面TV・カーナビ・Intel次期プロセッサ・村田決算

2006-05-10 11:28:22 | Dニュース

国内電機大手各社-サッカーW杯特需に期待しDVDレコーダー新製品-
(2006/05/09 朝日新聞)

6月のサッカーW杯ドイツ大会を前に、国内電機大手各社が、DVDレコーダーの新製品を相次いで市場に投入する。搭載のハードディスク駆動装置(HDD)に録画しておくと、ゴール場面など試合の見どころを音や映像から自動的に選び取り、再生する機能を持たせたのが特徴。試合は時差の関係で深夜から未明にかけて。「朝、ゴール場面をまとめて見てから出勤できる」をうたい文句に「W杯特需」に期待をかける。
日立製作所が20日ごろに発売する「Wooo」シリーズ(店頭予想価格は税込みで11万~21万円前後)は、地上デジタル放送対応で、自社パソコンの再生機能「いいとこ観(み)」をレコーダーに搭載した。選手の動きとアナウンス、歓声などパターンを覚え込ませ、音量と波形、映像と照合し、見どころを選ぶ。
ソニーも、地上デジタル放送対応機種「スゴ録」を19日発売する(同13万~17万円前後)。こちらも音と映像で場面を解析し、見どころを一括再生する「ダイジェスト再生」の機能を搭載した。外出先でソニー製の携帯用ゲーム端末を使って録画内容を見たり、携帯電話で録画予約したりすることもできる。
三菱電機は、地上アナログ放送対応のDVDレコーダー「DVR-HE10WSD」を21日発売する(同5万円前後)。スカイパーフェクト・コミュニケーションズとの共同企画で、スカパーのレンタル用チューナーでスポーツ番組予約すると、信号に連動して録画ができる。音声情報で盛り上がりを感知できる先代機種を進化させた。セリエAやJリーグの拍手や歓声の周波数解析を重ね、興奮場面をパターン化。一致する場面の前後7秒間を捕らえる機能を持つ。
前回のサッカーW杯日韓大会があった02年には、薄型テレビ市場が前年の1.6倍に拡大し、本格普及のきっかけとなった。日立の担当者は「W杯は最も効果的に機能を体験でき、新製品を投入する絶好の機会」と話す。
DVDレコーダーの国内市場では松下電器産業が約2割のシェアを握り、首位に立つ。「見どころ再生」という松下電器にはない機能を持つ新製品をぶつけることで、松下電器のシェアを奪おうという戦略。
一方の松下電器は、薄型テレビとリモコン操作を一体化するなど、扱い易さなどで対抗する。

06年Q1プラズマディスプレイ市場-LG電子がPanasonicから首位奪取-
(2006/05/03 Itmedia・中央日報)

ディスプレイ市場調査会社米DisplaySearchが5月1日発表した統計によると、1~3月期のプラズマディスプレイモジュール市場は、出荷台数ベースのシェアでLG電子がPanasonicを抜いて初めて首位に立った。
LG電子の出荷は前期比で9%増えてシェア31%(73万枚)を獲得。Panasonicは2位でシャア24%(56万枚)、Samsung SDIは3位でシェア24%(55万枚)に後退した。
1~3月期の出荷台数は230万台となり、前期比で11%の減少に転じた。前年同期比では88%増。
供給がひっ迫し、大型・高解像度製品の比率が拡大する中、平均販売価格の下げ幅は鈍化し、前期比1%減、前年同期比13%減の796ドルにとどまった。販売額は19億ドルで、前期比で12%減少、前年同期比で64%増加となっている。
プラズマディスプレイモジュール市場は過去4年間、最低でも96%の成長が続いてきたが、06年はこの伸びが54%に低下すると予想。ただ、4~6月期の出荷台数はサッカーW杯に伴うテレビ需要で前期比11%、前年同期比87%の伸びを見込んでいる。

薄型大画面テレビ・地上デジタル放送の効果で-化粧品が好調?-
(2006/05/08 産経新聞)

インターネットから映画やさまざまな動画コンテンツを取り出しテレビで視聴する「家庭での放送と通信の融合」が増えたことから、テレビとパソコンの融合商品が増加の一途をたどっている。一方、大画面化の加速により、アップの自分を「きれいに見たい、見せたい」という願望も増え、肌をきれいに見せる化粧品もブームに・・・。
富士通やNECなど大手PCメーカーが夏商戦で、地上デジタルチューナーや大画面モニター搭載などAV(音響・映像)機能を強化した製品を相次ぎ発売。一方のテレビメーカーは、シャープがインターネットが見られる製品をアピールするなど対抗。ネットによる動画配信サービスが豊富になり、リビングの主役はいよいよ、パソコンとテレビの一体型商品になりそうだ。
一方、高画質大画面テレビの普及で、化粧品各社は鼻や顔の毛穴を目立たなくさせる専用化粧品の販売に力を入れ始めた。女性の肌をよりくっきりと映し出すことができる地上デジタル放送や高画質ビデオの普及を背景に、美しく見せたい女性が増えているため。
花王が昨年4月に毛穴専用の美容液を商品化した。ほおの毛穴を引き締める効果を持つ成分を配合し、20代後半以上の女性をターゲットにしたところ、「50%程度のシェア(市場占有率)を占める」(化粧品事業本部の大倉誠一さん)製品に成長した。
カネボウ化粧品(東京)は4月に毛穴用美容液を発売。コーセーは毛穴用美容液を5月16日に発売予定。
最大手の資生堂も含め、商品投入が相次ぐことで「市場全体が広がる」(花王の大倉さん)気配も。大画面テレビの普及加速が関連化粧品のマーケット拡大にも一役買いそうだ。

05年の世界カーナビ市場は660万台・欧州は携帯型ナビが人気
(2006/05/08 日経)

矢野経済研究所(東京都中野区)は8日、05年の世界のカーナビゲーションシステム市場動向をまとめた。
世界の市場規模は660万台で、日本が前年比8%増の315万台、欧州が同18%増の264万台で、2市場で全体の約9割を占めた。
調査は日米欧アジアの主要カーナビメーカーや自動車メーカーなど約50社を対象に05年11月~06年4月に実施した。 
国内カーナビ市場の内訳は市販製品が110万台で全体の約35%、純正品が65%の205万台だった。純正品のうち人気が高いのは最新技術を搭載した製品が充実したディーラーオプションで、トヨタ自動車の場合は04年からディーラーオプションの売れ行きがメーカーオプションを上回っているという。05年の国内のメーカーオプション市場は前年実績を下回った。
欧州市場はメーカーオプションなどのカーナビ市場が2ケタの伸びを続けているが、それを上回る勢いで、「パーソナル・ナビゲーション・デバイス(PND)」と呼ぶ携帯型のナビ専用端末が急成長しているという。
PNDは3.5インチ型程度の小型モニターを備え、地図データはフラッシュメモリーなどに格納しているという。
自動車のダッシュボードに吸盤などで取り付けて使うほか持ち歩くこともでき、1台400ユーロ(1ユーロ=約142円)程度と値ごろなことから欧州市場を中心に人気が集まっているという。

米Intel-次期プロセッサの名称は「Core 2 Duo」-
(2006/05/08 Itmedia・ロイター)

米Intelは5月6日、ノートPCおよびデスクトップPC向けの新しいプロセッサを「Core 2 Duo」と名付けたことを明らかにした。ライバルのAMDとの激しい競争の中で、自社製品への関心を再び盛り上げたい考え。
これまで「Conroe」「Merom」と呼ばれていたこれらプロセッサは、2個のコアを搭載する。つまり、表計算ソフトを処理しながらビデオを再生するといったように、複数のタスクを同時に処理する能力に優れているということ。
Intelはまた、高性能を求めるマニア向けに新しいプレミアム版プロセッサ「Core 2 Extreme」を立ち上げることも明らかにした。
同社によると、これらプロセッサはPentium 4など以前のプロセッサと比べて高速だが消費電力は少ないという。
Intelのプロセッサは80%以上のパーソナルコンピュータで使われているが、同社はAMDに市場シェアを奪われており、ここ数四半期続けて利益率が低下している。
Intelは依然としてデスクトップPCとサーバでは最大手のプロセッササプライヤー、だがAMDは05年第4四半期にコンピュータ市場で20%超のシェアを獲得し(Mercury Research調べ)、大きな水準点をクリアした。
利益率の高いサーバ分野では、AMDのシェアは16%に急増した。
小売市場では、AMDは06年の初めの11週間で、シェア58%対41%でIntelを抜いた(NPD Group調べ)。
IntelはノートPCでは61%対38%でリードしているが、AMDはデスクトップPCで78%対21%でその差をひっくり返している。

村田製作所-06年3月決算は前年比29%増益-
(2006/05/02 日経エレクトロニクス)

村田製作所の06年3月期の決算は,売上高が前年比15.6%の4907億8400万円,営業利益は同29.2%の898億3900万円となった。売上高営業利益率は18.3%と高水準である。
同社は,電子機器市場の拡大が追い風になったと分析する。「05年8月ころから回復した」(財務部長の竹村善人氏)という。特に,通常は落ち込むことが多い第4四半期の売り上げが急増して1320億円に達したことが通期の好決算に効いたようだ。
用途別では,売り上げの約4割を占める通信分野の伸びが前年比21.5%増と著しい。新興市場で需要拡大,先進国で高機能機市場が拡大したことによる。先進国市場では近距離無線通信のBluetooth搭載比率が上がり,同社のBluetoothモジュールの売り上げが急増したという。無線LANモジュールの伸びも大きかったという。
パソコンおよび関連機器向けの売り上げも前年比17%と高い伸びを記録した。パソコン向けでは大容量コンデンサや低ESL(等価直列インダクタンス)コンデンサの需要が,周辺機器向けではHDD用の衝撃センサ,大容量コンデンサの需要が拡大した。このほかAV機器の売り上げの増加率は前年比12.7%,自動車向けが同6.5%だった。
07年3月期の予想は,売り上げが06年3月期との比較で10%増の5400億円,営業利益が13.5%の1020億円を見込んでいる。AV機器の売り上げがサッカーW杯以後需要が落ちるものの,携帯電話機向け部品の需要が下期にさらに拡大すると予想した。通年の売り上げ予想では,通信分野全体で15~20%,前年を上回ると予想する。携帯電話機に限ってみると,25%という高い成長を見込む。
設備投資は05年度の510億円に対して,06年度は800億円を予定している。積層セラミック・コンデンサやBluetoothモジュールの生産設備の増強などにあてる。