サジッタ&清史郎の部屋

相棒3頭と暮らす馬日記

技術指導

2006-04-27 23:41:33 | コーチとして
人に指導する場合、馬術の場合は特に感覚的な指導になりやすいです。

自分の会得したバランスやタイミング、はたまたフィーリングを言葉や動作で、又は色々な例えで伝える訳です。
自分で言うのもなんですが、私は初心者を教えるのが上手だと思っています。教える対象者の長所と短所を理解し、その人になるべく合った教え方をする訳です。

上級生が下級生を教えるのが平日の西条の練習ですが、馬歴3年の現役学生が教えるのと、馬歴30年の私が教えるのとでは、成果に差があるのは当然でしょう。また、差が無いようでは私の存在意義が無い。

しかし、ここ最近のことですが反省と言うか、認識を新たにしたことがあります。
指導は一般論と、個々の馬に合った個別指導が有り、しかも馬の状態は日々変化があります。もっと言うと、私が下乗りした直後と、美子が一時間乗った後では馬のバランスも変っていますから、当然に乗り易かったり乗りにくかったりが有ります。


新学期が始まり、美子の練習も基礎練習から試合に向けての調整練習に内容が変っています。
ところがドンドン踏歩変換の質が悪化してきており、踏歩変換に取り組み始めた3ヶ月前の方がよほどまともな状態と言えるほど。

仕上げの時期に差し掛かり、質を上げるというか、運動に厚みを持たせてほしいと期待しているのに現実は質の下降が起きている。
そこで今まででも厳しい言葉の指導が多かったところに来て、ますます叱責の度合いが増して来たところです。
ミスの原因が精神力・集中力の欠如と判断したからです。

しかし、ミスの原因は精神面ではなく技術面の欠如であることを先週辺りからはっきりと感じたというか、発見しました。

この発見は、美子が乗ると勝手に踏歩変換を繰り返す。或いは美子より技術が低ければ駈歩発進後に数歩で踏歩変換し、常時不正駈歩となる清史郎に対して私とどこが違うのかをしっかりと考えた結果です。

踏歩変換という作業は、馬が勝手に踏歩変換してくれれば良いのでは有りません。
踏歩変換を自在にしたければ、勝手に踏歩変換する馬には反対駈歩の継続などで踏歩変換をさせない技術が必要です。

具体的には、総合馬術のツースター馬場と第3課目2006Aという踏歩変換の無い課目に出場するMIREIさんが、過去2回の試合で馬に勝手に踏歩変換されている。そんな彼女に対して、踏歩変換が試合で必要ないから踏歩変換の練習を全く要求しないかというと、これは大きな間違いです。むしろ積極的に踏歩変換の練習を要求し、4歩毎・3歩毎の踏歩変換を要求したいです。
連続踏歩変換まで物になれば、勝手に踏歩変換したがっている馬を人間が要求する地点まで踏歩変換させないで維持することはさほど困難な作業でなありません。

さて、話が横道に逸れましたが、美子の踏歩変換が急に悪化した原因も自分が乗って踏歩変換してみて、美子の扶助と比べた場合、非常に明快に理解したところです。

具体的に申しますと・・・、その辺りは重大な企業秘密・・・?でしてブログで公開するのはちょっと・・・。

でも、美味しい地酒などを持参くだされば、直ぐにお話してしまう程度の企業秘密ですよ~。
美味しい地酒を持参くださった方には、美味しい地元の比婆牛焼肉で御もてなしだから、ますます何のことやら判らない企業秘密でしょう。

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頑張れ~!! 男子が居ると力仕事の時は頼りになるぞ~!!
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