サジッタ&清史郎の部屋

相棒3頭と暮らす馬日記

マンネリ打開

2006-06-22 14:08:56 | 清兎
駈歩の運歩が小さくなっていて、かといって乗ってもなかなか改善しないため、乗ることを控えてペソアシステムを使用しての調馬索運動に切り替えた清兎。

それでもなかなか改善しません。(とは言え、1週間で改善したら早すぎるくらいかな?)
でも大きな発見はありました。というか、調馬索で駈歩運動をやったら、バランスバックがバラバラで追い鞭で常に叩いていないと駈歩にならない。という事は、乗ってゆっくりにしたら4節になるのも当然のことです。だから、急がば回れ。

でもでも、調馬索ばかりも楽しくないから、久しぶりに手綱を2本付けてのロングレーン方式で調馬索しています。
これはいつもの事ながら面白いです。面白いというのは、なかなか上手に出来ないから。

速歩でぐるぐる廻らせるのは簡単ですが、馬の真後ろに回って自分の思ったようなラインを歩かせるのはかなり大変です。
清兎の場合は、左手前で肩から切れ込む癖があるので、右手前なら輪乗りが出来るのに、左手前は輪乗りが出来ない。勝手に半巻きされて、手前を変えられてしまいます。

馬の真後ろに回りこんで常歩で左右の輪乗りが出来れば、次は左右への斜横歩でしょうが、出来るようになるのは何時のことでしょう。
ましてや、速歩・駈歩となると・・・。

速歩は収縮速歩のペースなら人間も常歩をしていられるでしょうが、歩度を伸ばした運動になると大股で走らねばならない。
駈歩になると、スキップ・スキップになる(と思う)。

ロングレーンは取り組み始めては投げ出し、に繰り返しです。
仮に3課目2006Aの全てをロングレーンで出来れば・・・、ショウとしてお金がもらえるかな・・・。
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最良の馬術指導書

2006-06-22 08:58:13 | 庄原TRF
馬術関係の指導書はそれほど多く出版されていません。競技人口が少なく、出版しても価格が高くなり、しかも売り上げは期待できない。

私は目に留まった指導書はなるべく購入するようにしていますが、【フィリス氏の馬術】【今村馬術】【ボルト氏の馬術】【ボーシュ氏の馬術】etc・・・どれもとどのつまり基本は同じです。

では何が同じなのか、何を求めているのか。
そのことが明解に記されている書物があります。それは、FEIの競技会規程集です。規程集とは、その名のとおり競技会におけるルールが記載されている本で、競技会に出場する際の人馬の馬装や、何をすれば失権になる・・・など試合に出る人が必ず知っておかねばならないことが書かれています。おおむね2~3年毎に日本語訳の新刊が発行されますが、決して安くありません。

試合で人様の審査をする以上、新しい規程集が出たら購入して規約の改正部分を理解しておくのは義務だと思い、ほとんど馬場馬術・障害馬術以外にも平素は必要の無い総合馬術の規程集まで購入しています。

しかし、規程集で最も大事な記載事項は何をすれば失権になるとかという部分ではありません。
それは、馬場馬術規程集の一番初めに書かれている 【第401条 目的と一般原則】です。ここに書かれていることに1歩でも近づきたいと全ての馬乗りが努力している・・・といっても過言ではありません。それがオリンピック選手であれ、私であれ、学生であれ・・・です。


以前は規程集を購入しないと触れることの出来なかった馬場馬術規程集【第401条 目的と一般原則】ですが、今は日馬連のHPで見ることが出来ます。常時、規程集の全文の和訳は掲載されていないでしょうが、下記の馬場馬術本部よりのお知らせ、として2006/3/7付けでUPされている『国際馬術連盟規約改正について』では、【第401条 目的と一般原則】の全文を見ることが出来ます。

http://www.equitation-japan.com/info/info_set_c.html

この文章は審判に係わるようになってから何度も目にしている文章なのですが、自分の馬術感の変化によって捕らえ方が大きく変化している文章でもあり、また新たな感動を呼び起こす文章でもあります。

特に学生諸君は、指導者に言われたことを只受け入れるのではなく、一度は読んでほしいです。書かれていることはオリンピックや世界選手権で優勝するような人馬のみが到達しているような状態なのですが、自分の馬を何ら恥じることは無いです。
要は努力しようという、気持ちの問題ですから。
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