サジッタ&清史郎の部屋

相棒3頭と暮らす馬日記

試合に行く意義

2006-06-12 20:27:57 | コーチとして
先週の金曜~日曜にかけてMIREIさんとファリスは大阪乗馬協会で行われた大会に出場してきました。

フレンドシップ競技と中障害Dですが、中障害Dでは残念ながら完走することが出来なかったようです。
完走は出来なかったですが、競技を通じて自分に欠けている部分は何なのかを再認識したようです。

2週間前の部内試合でも充分な状態ではなかったから、試合に参加するレベルに至っていなかったのだという考え方もあるかも知れません。
普段のトレーニングの成果を発揮する場が試合であって、馬の状態を確認しに行く場では無いのですから。
試合で確認した課題も、おそらく平素の練習で指導者から指摘されている部分がほとんどであったことも予想できます。

では、試合に行ったことはメリットが大きくなかったのか?

答えは言うまでもなくNOです。馬を輸送し、人間は気を使い、馬も試合会場独特の雰囲気にさらされ、人馬とも平素とはまったく違った状態になります。
25年以上も競技に出た経験がある私ならば少しは余裕もありますが、馬歴3年の騎手では素晴らしい人馬が集結した会場の雰囲気にも呑まれたことでしょう・・・。

今回の結果は良くなかったです。だけど、そのことは悪い経験ではなかったと思います。
夏の大会2ヶ月半前という重要な時期に、夏の大会よりもボリュームの小さい障害で失権したことで残り期間の練習に対する姿勢に、より性根が入ったと期待します。

本人は関西の大学の馬とのレベル差に圧倒されたと言いましたが、審判員だったH岡パパ様からは『なかなか良い馬を連れてきましたね・・・』との評価を頂いています。馬の能力を信じつつ、残り僅かではありますが自分の能力もレベルUPさせてくれることも期待します。

試合は人を、そして馬を成長させます。

(私の場合、財布の中身は・・・常にやせ細ってますが・・・



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愛馬精神・・・

2006-06-12 19:02:38 | 庄原TRF
大げさに構えることではありませんが、或いは当然のこととして実行している方も多いでしょうが・・・、最近ヘイキューブを水でふやかして給餌し始めました。

本来馬の歯は地面の草を前歯で食いちぎり、奥歯で咀嚼するような構造になっており、自然界ではヘイキューブのような固形飼料を食べることはありません。

以前から獣医さんが、『ヘイキューブを馬に与えることほど残酷なことはありません。出来たら細かく砕いて給餌してやって・・・』と仰いました。もしくは水でふやかして給餌です。

うちの馬は水でふやかした場合、飼い食いが良くなかったためハンマーで砕いて与えていましたが、とても手間が掛かりいつの間にか元の戻ってました。

ファリスは固形のままでも水でふやかしても、どちらでも良く食べるので水でふやかして与えていましたが、ビートパルプも与えているので、むしろ必ず水でふやかさないといけません。

4月からJRAに就職したY大OBのM君も、母校HPのBBSにヘイキューブは水でふやかしてから給餌しましょうと書き込んでいました。
主な目的は、消化器官の中で水分を吸収し急激に膨張するため疝痛の原因になりやすいことからでしょうが、歯の研磨を頻繁に行なっていないであろう大学の馬術部では尖っている歯で堅いものを噛み砕くことの困難さも思いやってやる必要があるでしょう。

何を今更、当たり前の事を・・・と思われる方がいらっしゃったら・・・お恥ずかしいことですが・・・。
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