荘内神社 巫女ブログ

荘内神社の公式ブログです。
女性神職、巫女が神社の日常を発信しています。

お正月巫女奉仕!

2011年12月11日 | 日記
荘内神社のお正月は、庄内一円から大勢のみなさんがお参りに来られます。
私たち神職だけでは、とうてい応対できないのです。

毎年助けていただくのが「臨時の巫女さん」です。今回も、女子高生から大学生まで42名も応募いただきました。

そこで大変心苦しいのですが、面接をさせていただきました。
採用が23名だからです。






採用基準は、なんといっても「元気が良くて、笑顔が美しい爽やかな人」です。

素敵な女性ばかりでしたが、涙を飲んで決定致しました。

選ばれなかった方はごめんなさい。
選ばれた人は、そのぶんもがんばってご奉仕して下さい。

「初の雪かき」
12/10朝。
真っ白い雪が積もっていました。
宮司、腰を入れて、よいしょっと!



私は、6年ぶりの雪かきを楽しんでやっていました♪




きっとこれからは楽しくなんてできないんでしょう・・・

頑張ります!



せばの。



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お正月破魔矢作り

2011年12月09日 | 日記
権禰宜です。
12月7日斎館でお正月の破魔矢作りをしました。
お天気の悪い中、たくさんの記者の方々が撮影に来て下さいました。
お正月の縁起物とは、破魔矢(はまや・・・災いを祓うもの)、熊手(くまで・・・幸せをかき集めるもの)、干支土鈴などがあります。



神主が破魔矢の最後の仕上げを行います。



宮司は新春特別祈祷の御神札作りです。


撮影ではたくさんのカメラがあり緊張しました・・・


記者「まだで~す」





記者「はい!始めて下さい!」




記者「いったん止めま~す」




こんな感じで、午後1時から5時まで続きました。

いざ作業して下さいと言われると緊張します・・・汗


お正月には約70種類のお守り・縁起物(授与品と言います)を頒布します。
12月30日にはこれらの授与品を御祈祷し、魂を入れる入魂祭を行います。



ここからは宮司です。

本年は、自然の猛威を感じさせられた一年でありました。
そして、人間の生き方を考えさせられました。
ひたすら豊さを求めてきた私たちでした。

全てをのみこみ、壊してしまった大地震と巨大津波・・・
つらかった人、耐えていた人が大勢おられます。

しかし、新しい年に必ず希望の光があることを信じてください。

荘内神社宮司である私は、一年の最初のお祭りである一月一日午前零時の「元旦祭」を奉仕します。
全身全霊を込めて祈りますから。

せばの。



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ずっと勉強

2011年12月07日 | 日記
宮司です。
恥ずかしながら、昨年秋に祭式作法の先生になったのです。(名称は山形県祭式助教といいます)
12月2日から3日と2日間、県内の神職に教授しました。(私は先生といってもなり立てなので、ウロウロしてただけですが・・・)





参加者は熱心に勉強されていました。





祭式作法というのは、神様に祈願をこめた祭典を奉仕する時の約束事(装束や祭器具、動作など)で、とても奥が深いのです。
もちろん、一番大切なのは「心」がこもることです。「心」がこもって「形」に表して、初めて祈願が成就します。

これから一年の締めくくりのお祭「12月31日午後10時の年越大祓式」、一年の最初のお祭「1月1日午前0時の元旦祭」心をこめて皆様の平安を祈ります。
来年は物心両面の日本の復興を必ず成し遂げましょう。


せばの。



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大忘年会+サプライズ

2011年12月06日 | 日記
3日の更新しなくてすみません!
昨日親知らずを抜いて顔がパンパンな権禰宜です・・・


12月4日はお正月のオールスタッフがそろって大忘年会・お正月頑張ろう会を当社参集殿で行いました。

実は、禰宜さんが今年で勤続25年で、神社庁より表彰を受けました。
そのお祝いをサプライズでやったんです♪


みんながドキドキして待っている中




禰宜さんご夫妻ご入場です!



とってもびっくりしていました。

そしてお祝いセレモニーです。








そしてもう一つのサプライズ!

禰宜さんの似顔絵ケーキです☆



白衣を着て、龍笛を持っています!!!
またまたラネージュさんが頑張って作ってくれました。

そしてケーキ入刀。




涙あり、笑いありで、大成功でした☆
わーい!!




本当におめでとうございます!!!


そして、親方の発声でかんぱーい!






自己紹介をしたり、ビンゴ大会をしたり・・・♪





本当に楽しかったです。







そして最後に記念写真を撮りました。

鶴岡人は本当に遠慮深いのです。
座る位置を決めるのに本当に時間がかかりました。





そしてパチリ♪





このスタッフで頑張ります!!!






最後に・・・ぼくも忘年会しました。









せばの。



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お披露目!

2011年12月02日 | 日記
お待たせしました!
おそらく荘内神社にとって今年1番の明るい話題!皆様にお披露目することができます。


拝殿天井画が完成しました!!!!!

今回はその製作秘話を書きたいと思います。


当社の拝殿がスッキリしているのですが、何かが足りないと宮司が悩んでいました。

天井の色なのか・・・ライトの当て方なのか・・・

いろいろ考えて思いついたのが天井画でした。
それから宮司は出張の度にいろいろな神社の天井画を見せていただき、感激していました。

ただ、どこのお宮も、有名な画家の方に書いていただいており、莫大な費用がかかる・・・

しかし宮司はあきらめませんでした。


宮司の母(私の祖母)は庄内を拠点とする美術団体「白甕社」並びに「佳陽会」の会員で、日本画を趣味で描いています。
私も妹たちもたくさん描いてもらいました。


祖母が約30年間描きためていたスケッチブックを見ると、たくさんの花の絵がありました。
そしてこれを天井画として描いてもらえないかと宮司が必死にお願いすると、


「わがった!やってみる!」

とOKの返事をもらいました。

ここから宮司と祖母の天井画の制作が始まりました。


8月の荘内大祭が終わって落ち着いた頃、まずは天井に合う板や画材選びからスタートしました。
他のお宮の天井画はどこも新しい天井で、色が薄く、木目が綺麗なものでした。
しかし、当社は建築後約130年間経過しているので、同じく薄くすると浮いてしまいます。
なので濃い色の板を選びました。

画材選びには、鶴岡建設設計室の斎藤様に、今では貴重な杉の正目板を調達していただきました。
ありがとうございました!

絵具も、これから先も綺麗に残っていくように特別なものにしました。

粉末の絵具を膠(にかわ)で溶いて色を調節します。




まず、板に下書きをして墨で輪郭をなぞります。
当社の天井画のポイントは、見ている人にはっきりとわかるとように見やすくする!です。
板が濃いので、絵の輪郭をはっきりと、色も濃くしました。






そして9月から約3ヶ月間、祖母はひたすら天井画を描き続けました。
部屋にこもって書いていました。
何を描いていいか悩んだ時もあったようですが、祖母はとても生き生きしていました。










顔出しNGだそうです。笑


そして11月30日、25枚の絵が完成しました。
その間、業者の方に天井のお掃除をしていただき(たぶん130年ぶりの掃除です・・)、見違えるほど綺麗になりました。


いよいよ天井画をはめこみます。
まずは配置。

あれも違う、これも違う・・・








やっぱり違う・・・



上から見てやってみよう・・・






やっと決まりました。





そして天井を130年ぶりにはずしました。




中にはこんなに立派な柱と梁が入っていました。





さらに、130年の歴史で新発見がありました。



棟札です。
創建の年月日、携わった方々のお名前が墨で書いてありました。
まさか天井裏にあったとは!



1枚1枚丁寧にはめていきます。







そして完成したのがこれです。








じゃん!






荘内神社初めての天井画が完成です。

12月1日にちょうど七五三に御祈祷に来た方に見ていただくと、とても喜んでいただけました。
拝殿は、御祈祷の方のみが入れる場所なのですが、せっかく完成したので、たくさんの方に見ていただきたいと思います。
ご案内しますので、是非お声掛け下さい。


荘内神社は旧荘内藩酒井家のお殿様をお祀りしています。
その天井画を、神社を守ってきた人たちで制作できたこと、その場に立ち会えた事を嬉しく思います。
これから何十年、何百年とこの天井画を守っていけるように伝えていきたいと思います。



ちなみに・・・これで終わりではありません。
全て飾ってみて祖母は、


「もう1周(24枚)描がねど気が済まね!」


と制作意欲でいっぱいです。

これを有名な画家の方にお願いしていたら大変な事になっていましたね。笑

祖母はまた頑張ります。




せばの。




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松の勧進

2011年12月01日 | 日記
権禰宜です。
12月になりました。鶴岡は初雪が降りました。
久しぶりの雪に喜んでいたら、

「こげだな降ったうちに入らね!」

と言われてしまいました。

写真を撮ってみたのですが・・・




わからないので・・・





ちょっと積もりました☆
これならわかりますよね?笑




12月1日は特別な日です。

「ブッフォーッブッフォーッ」と山伏のホラ貝の音が聞こえます。


私は幼い頃、「ぶっふぉーきた!ぶっふぉーきた!」と言っていました。





出羽三山神社の「城下町勧進」の初日です。
まず、旧藩主酒井家に「お許し」をいただくために、ご挨拶に訪れます。

そして、当社に参拝されるのです。




「松聖(まつひじり)」という厳しい100日の修行を積まれたお二方を中心に、「小聖(こひじり)」の皆さんが、拝殿を上られて、祈願をしていただきます。







国土の安穏、国民の幸せ、そして荘内神社の社頭の繁栄と宮司家の家運隆昌、祈願していただきました。


その後、参集殿で直会(なおらい)を行いました。



記念にパチリ♪





寒い中を今日から1週間ぐらい市内1軒1軒を勧進して回られます。



山伏の「ブッフォー」という音色が聞こえましたら、御祈祷を受け、御神札をいただいて下さい。
初穂料(お金)はお気持ちですから。




あ!!本日公開のものは・・・
明日アップします!


ですが、少しだけ・・・





明日はこれの製作秘話をお届けします!!



せばの。




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