お待たせしました!
おそらく荘内神社にとって今年1番の明るい話題!皆様にお披露目することができます。
拝殿天井画が完成しました!!!!!
今回はその製作秘話を書きたいと思います。
当社の拝殿がスッキリしているのですが、何かが足りないと宮司が悩んでいました。
天井の色なのか・・・ライトの当て方なのか・・・
いろいろ考えて思いついたのが天井画でした。
それから宮司は出張の度にいろいろな神社の天井画を見せていただき、感激していました。
ただ、どこのお宮も、有名な画家の方に書いていただいており、莫大な費用がかかる・・・
しかし宮司はあきらめませんでした。
宮司の母(私の祖母)は庄内を拠点とする美術団体「白甕社」並びに「佳陽会」の会員で、日本画を趣味で描いています。
私も妹たちもたくさん描いてもらいました。
祖母が約30年間描きためていたスケッチブックを見ると、たくさんの花の絵がありました。
そしてこれを天井画として描いてもらえないかと宮司が必死にお願いすると、
「わがった!やってみる!」
とOKの返事をもらいました。
ここから宮司と祖母の天井画の制作が始まりました。
8月の荘内大祭が終わって落ち着いた頃、まずは天井に合う板や画材選びからスタートしました。
他のお宮の天井画はどこも新しい天井で、色が薄く、木目が綺麗なものでした。
しかし、当社は建築後約130年間経過しているので、同じく薄くすると浮いてしまいます。
なので濃い色の板を選びました。
画材選びには、鶴岡建設設計室の斎藤様に、今では貴重な杉の正目板を調達していただきました。
ありがとうございました!
絵具も、これから先も綺麗に残っていくように特別なものにしました。
粉末の絵具を膠(にかわ)で溶いて色を調節します。
まず、板に下書きをして墨で輪郭をなぞります。
当社の天井画のポイントは、見ている人にはっきりとわかるとように見やすくする!です。
板が濃いので、絵の輪郭をはっきりと、色も濃くしました。
そして9月から約3ヶ月間、祖母はひたすら天井画を描き続けました。
部屋にこもって書いていました。
何を描いていいか悩んだ時もあったようですが、祖母はとても生き生きしていました。
顔出しNGだそうです。笑
そして11月30日、25枚の絵が完成しました。
その間、業者の方に天井のお掃除をしていただき(たぶん130年ぶりの掃除です・・)、見違えるほど綺麗になりました。
いよいよ天井画をはめこみます。
まずは配置。
あれも違う、これも違う・・・
やっぱり違う・・・
上から見てやってみよう・・・
やっと決まりました。
そして天井を130年ぶりにはずしました。
中にはこんなに立派な柱と梁が入っていました。
さらに、130年の歴史で新発見がありました。
棟札です。
創建の年月日、携わった方々のお名前が墨で書いてありました。
まさか天井裏にあったとは!
1枚1枚丁寧にはめていきます。
そして完成したのがこれです。
じゃん!
荘内神社初めての天井画が完成です。
12月1日にちょうど七五三に御祈祷に来た方に見ていただくと、とても喜んでいただけました。
拝殿は、御祈祷の方のみが入れる場所なのですが、せっかく完成したので、たくさんの方に見ていただきたいと思います。
ご案内しますので、是非お声掛け下さい。
荘内神社は旧荘内藩酒井家のお殿様をお祀りしています。
その天井画を、神社を守ってきた人たちで制作できたこと、その場に立ち会えた事を嬉しく思います。
これから何十年、何百年とこの天井画を守っていけるように伝えていきたいと思います。
ちなみに・・・これで終わりではありません。
全て飾ってみて祖母は、
「もう1周(24枚)描がねど気が済まね!」
と制作意欲でいっぱいです。
これを有名な画家の方にお願いしていたら大変な事になっていましたね。笑
祖母はまた頑張ります。
せばの。
荘内神社のHPはここをクリック!!
おそらく荘内神社にとって今年1番の明るい話題!皆様にお披露目することができます。
拝殿天井画が完成しました!!!!!
今回はその製作秘話を書きたいと思います。
当社の拝殿がスッキリしているのですが、何かが足りないと宮司が悩んでいました。
天井の色なのか・・・ライトの当て方なのか・・・
いろいろ考えて思いついたのが天井画でした。
それから宮司は出張の度にいろいろな神社の天井画を見せていただき、感激していました。
ただ、どこのお宮も、有名な画家の方に書いていただいており、莫大な費用がかかる・・・
しかし宮司はあきらめませんでした。
宮司の母(私の祖母)は庄内を拠点とする美術団体「白甕社」並びに「佳陽会」の会員で、日本画を趣味で描いています。
私も妹たちもたくさん描いてもらいました。
祖母が約30年間描きためていたスケッチブックを見ると、たくさんの花の絵がありました。
そしてこれを天井画として描いてもらえないかと宮司が必死にお願いすると、
「わがった!やってみる!」
とOKの返事をもらいました。
ここから宮司と祖母の天井画の制作が始まりました。
8月の荘内大祭が終わって落ち着いた頃、まずは天井に合う板や画材選びからスタートしました。
他のお宮の天井画はどこも新しい天井で、色が薄く、木目が綺麗なものでした。
しかし、当社は建築後約130年間経過しているので、同じく薄くすると浮いてしまいます。
なので濃い色の板を選びました。
画材選びには、鶴岡建設設計室の斎藤様に、今では貴重な杉の正目板を調達していただきました。
ありがとうございました!
絵具も、これから先も綺麗に残っていくように特別なものにしました。
粉末の絵具を膠(にかわ)で溶いて色を調節します。
まず、板に下書きをして墨で輪郭をなぞります。
当社の天井画のポイントは、見ている人にはっきりとわかるとように見やすくする!です。
板が濃いので、絵の輪郭をはっきりと、色も濃くしました。
そして9月から約3ヶ月間、祖母はひたすら天井画を描き続けました。
部屋にこもって書いていました。
何を描いていいか悩んだ時もあったようですが、祖母はとても生き生きしていました。
顔出しNGだそうです。笑
そして11月30日、25枚の絵が完成しました。
その間、業者の方に天井のお掃除をしていただき(たぶん130年ぶりの掃除です・・)、見違えるほど綺麗になりました。
いよいよ天井画をはめこみます。
まずは配置。
あれも違う、これも違う・・・
やっぱり違う・・・
上から見てやってみよう・・・
やっと決まりました。
そして天井を130年ぶりにはずしました。
中にはこんなに立派な柱と梁が入っていました。
さらに、130年の歴史で新発見がありました。
棟札です。
創建の年月日、携わった方々のお名前が墨で書いてありました。
まさか天井裏にあったとは!
1枚1枚丁寧にはめていきます。
そして完成したのがこれです。
じゃん!
荘内神社初めての天井画が完成です。
12月1日にちょうど七五三に御祈祷に来た方に見ていただくと、とても喜んでいただけました。
拝殿は、御祈祷の方のみが入れる場所なのですが、せっかく完成したので、たくさんの方に見ていただきたいと思います。
ご案内しますので、是非お声掛け下さい。
荘内神社は旧荘内藩酒井家のお殿様をお祀りしています。
その天井画を、神社を守ってきた人たちで制作できたこと、その場に立ち会えた事を嬉しく思います。
これから何十年、何百年とこの天井画を守っていけるように伝えていきたいと思います。
ちなみに・・・これで終わりではありません。
全て飾ってみて祖母は、
「もう1周(24枚)描がねど気が済まね!」
と制作意欲でいっぱいです。
これを有名な画家の方にお願いしていたら大変な事になっていましたね。笑
祖母はまた頑張ります。
せばの。
荘内神社のHPはここをクリック!!