荘内神社 巫女ブログ

荘内神社の公式ブログです。
女性神職、巫女が神社の日常を発信しています。

芸術の秋

2016年09月11日 | 日記
秋風が心地よく、心爽やかな季節となりました。
皆さまいかがお過ごしでしょうか?

巫女のみよこです。


連日雨が続いておりましたが、本日はお天道様も見え、かといって暑すぎる事も無く
気持ちの良い風が通り過ぎる気候になりましたね。


さて、秋と言えば何を思い浮かべますか?
リオのオリンピックが終わったばかりで、心身ともに熱い時を過ごされてスポーツの秋?

芋煮、梨、ブドウ、庄内柿…
食欲の秋。

山形には年中美味しい食べ物で溢れていますね。それもいいでしょう。

もう一つ秋と言えば思い浮かべる物。それは「芸術の秋」ですよね!!

芸術と言えば、先日歌房画伯による「紅白開運龍」を奉納されました。
その他にも、当社の本殿の中には沢山の花が描かれた「天井画」があります。
日本の花もあれば、情熱的なバラまで。
なぜバラが描かれているかと言うと、その昔、庄内を治めていた酒井の御殿様が、じつはバラの花がすきだったのです。
なので、お好きなバラの花を、という作者の方の崇敬の念が込められているんですね。


さて、10月2日まで、当社宝物殿でもう一つの芸術の秋が開催されています。

明治時代の芸術作品、大絵馬展です。



大絵馬、といっても今のような絵馬の形はしていませんが、
いろいろな想いが込められて神社に奉納された絵です。

本来絵馬というのは、本物の馬が神社に奉納されてきました。
それが年月を経て、時代に見合った形になり、大きさになり、今の社頭に置いてあるような、壁掛けできる絵馬になったと言われています。

神社に絵を奉納する、というのは、その時代の背景にあった絵なのですね。

昔の絵が並ぶ中、つい先月見た風景のものもあります。
それがこちら。



なんだかわかりますか?
庄内の皆さまならわかりますよね。
そう、当社の大名行列でおこなわれた「三役奴振り」の絵です。

この絵をみるとおり、たくさんの男たちがあの衣装を身にまとい、おおきな奴振りの道具を持っていたことがわかります。

宝物殿では奴振りで使われた道具も同時に展示しています。
お祭りのときに使われた道具を間近に見る機会はあまりないと思うので、ぜひご覧になってみて下さいね。







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山形県 鶴岡市 荘内神社

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