一気に気温が下がり、寒い日が続いております。
さて、本日はオクナイサマの着せ替えを行いました!
オクナイサマと呼ばれる神様を皆さんご存知ですか?
酒井家三代目藩主、酒井宮内大夫忠勝公(サカイクナイダイフタダカツ)のことです。
領民(市民)の安世楽業を第一とされ、とてもお心の広い殿様でした。
その為、領内の検知は大変寛大な測量のもと行われました。
そのおかげで庄内は「米の国庄内」と呼ばれるまでに農業は発展したのです。
農民(市民)たちはその寛大な検地に大変感謝をし、その測量で使われた竹竿を分け合い、和紙を着させ、神様としてお祀りしたそうです。
それが「オクナイサマ」です。
名称については、酒井さまのお名前が「酒井宮内大夫忠勝」だったため、間の「宮内(クナイ)」に敬称をつけ、「オクナイサマ」となりました。
※お雛さまと同じ。雛人形に敬称「お」と「さま」をつけています。
オクナイサマは、藩主酒井様とかつての領民(市民)とを繋ぐ大切な存在でした。
無事に着せ替え完了いたしました✨
明日御祓をして、持ち主の方にお戻しいたします!
こういった歴史を紡いできた文化を、
これからも伝えて行かなければと感じました。