権禰宜の石原です。
今日は当社宮司が兼務しております、鶴岡市森片地区の稲荷神社の例祭でした。
3年前より、宮司に代わり私が斎主を務めご奉仕させていただいております。
神宿(とや)制度があり、神様が1年に一度氏子の方のお家にお遷りになります。
お家には注連縄と幟が建てられます。
そのお家を出発し、神社まで行列を作ってくねります。
今年の神宿のお家は集落の入り口のため、神社まで距離があります。
氏子の皆様と一緒にくねります。
そして神社の中で神事を行いました。
地域の皆様からのお供え物がたくさん・・・!
神事を終え、ご挨拶
実は昨年の例祭では山形県でコロナの感染がまだなく、直会まで全て行うことができました。
今年も行いたかったのですが、山形県の感染拡大により直会は中止となり、神事のみとなりました。
その中でも氏子の皆様が集い、祈りを捧げることができ、
これは今までは当たり前だったけれど、このような非常事態になり、それは当たり前のことではないんだなと感じました。
皆様とこうしてお会いできることに感謝し、
神様に1日も早い終息と、地域の平安をお祈りいたしました。
そして直会ができない代わりに、御神酒をいただきました。
本来ですと直会会場で行う神宿渡し
神事後に社殿内で行いました。
氏子の皆様の謡いに合わせて盃を交わしていきます。
まずは今年の神宿
次に来年の神宿へ
神事が全て終わり、神社を出ると野草が生えていました。
とても珍しいお花です。
そしてここで雨女を発揮し、雨が降ってきました( ゚Д゚)!
帰りで良かった・・・!
傘を貸していただき装束も濡れることなく帰ることができました。
神宿のお家で集合写真
※写真の時だけマスクを外しております。
そして19年前にも神宿をお勤めいただいたそうで、そのお写真も飾ってありました。
真ん中が宮司
右端が私です・・・
中学生で巫女としてご奉仕していました・・・
大切に飾っていただけて嬉しいです。
例祭含む様々な神事が、地域の皆様のご協力があり、行うことができます。
今日も朝から幟の設置やお掃除を行っていただきました。
村の鎮守様
時代は変わっても、変わらない祈りがあります。
皆様もぜひお近くの鎮守様を大切になさってくださいね。