人生の謎学

―― あるいは、瞑想と世界

百物語/必然の空転

2013-08-26 08:08:09 | 百物語
 偶然は、ある意味を帯びて必然になる。しかし必然であることが稀有であるにもかかわらず、その意味が見出せない場合がある。しかしもしかすると、その出来事の底流には、想像もつかない恐ろしいものが流れているのかもしれない。
 ほんとうに恐ろしい体験は、もしかするとそこに何の教訓も含んでいないかもしれない。ただ体験として経験しただけで、記憶にはとどまるが、どのような意義も反省も生まないまま、やがてはしずかに風化してゆくとしたら、それはそれで恐ろしいことである。

必然の空転____1


必然の空転____2



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