■ジャイナ教の宇宙観についてまとめてみました。
輪廻している霊魂について、ジャイナ教は「不動のもの――スターバラ」と「可動のもの――トラサ」とを大別し、不動のものは地・水・火・大気・植物などのように感官を一つしか持たず、可動のものは動物・人など感官を二つ以上備えたものと規定します。また物質については、場所を占有する実在体であるとして、色・味・香り・可触性・音性を属性とし、霊魂と同じく無数に存在するとします。物質の分割可能な最小単位を原子――パラマーヌといい、この考えによって、ジャイナ教はインドで原子論を説いた最初の学派となります。注目すべきは、善悪の行為から生ずる業――カルマもまた物質とみなされた点です。
ジャイナ教の宇宙観__1
ジャイナ教の宇宙観__2
■六師外道
輪廻している霊魂について、ジャイナ教は「不動のもの――スターバラ」と「可動のもの――トラサ」とを大別し、不動のものは地・水・火・大気・植物などのように感官を一つしか持たず、可動のものは動物・人など感官を二つ以上備えたものと規定します。また物質については、場所を占有する実在体であるとして、色・味・香り・可触性・音性を属性とし、霊魂と同じく無数に存在するとします。物質の分割可能な最小単位を原子――パラマーヌといい、この考えによって、ジャイナ教はインドで原子論を説いた最初の学派となります。注目すべきは、善悪の行為から生ずる業――カルマもまた物質とみなされた点です。
ジャイナ教の宇宙観__1
ジャイナ教の宇宙観__2
■六師外道