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Marisapo.net | 横浜F-マリノスサポーターブログ

マリノスの記事を中心に、映画や雑感、お知らせなどを掲載。

冒涜と陰謀(川淵キャプテン辞任せず)

2006-08-26 05:06:42 | 日本代表
サッカーダイジェストを愛読している俺。
その誌面で、気付く人は気付く、大きな人事があった。
編集長、編集員の大幅刷新である。
そして来週から誌面もリニューアルされて「バージョンアップ」するらしい。

なぜこんな事が行われたか?

「財団法人日本サッカー協会による、検閲と統制があるのです。」

という事だ。
ちなみに、日本サッカー協会が認定する「サッカー専門誌」とは
「サカマガ」「サカダイ」「ストライカー」の3誌のみ。
ほかは一般誌扱いとの事。
その違いはというと、記者会見や代表戦の取材なんかの
「オフィシャルAD」の発給枚数が違うらしい。
他誌は取れてもペン記者とスチールの各1枚ずつ。
専門誌は、3~5人は取れる。

つまり、普段優遇してやってるのに、協会に都合の悪い川淵批判を
記事にするとは何ごとか?という事である。
だからクビにしたというのである。

先日、川淵キャプテンの退任を求めるデモがあった。
数百人が集まったとの事で、一部で報道もあった様である。

誰もが、川淵キャプテンのドイツW杯でのジーコジャパンについて、
ちゃんとした反省を求めているのに、この様な言論統制をしいている
様では、サッカーは誰の者だといいたい。

サッカーは間違いなく、そのスポーツを愛するみんなのモノだ。
権力を持った者、重大な任務を任された者、それを報道する者、
そんな者達だけの為のモノではない。

覆る事はない(中田英寿引退)

2006-07-04 09:06:42 | 日本代表
「ヒデ!ヒデ!ヒデ!」
ゴールを決めた時に、何度歓喜したか。
ベルマーレ時代、「生意気な選手が出てきたな」と思った事もあった。
そう言えば、フィジカルが弱いなと思った翌年には、Jリーグでは負けない
フィジカルを武装してきた事もあった。
才能はある。しかし、不器用で、頑固。
そしてペルージャでユベントス相手にいきなりの2ゴール。
そう言えば、セリエAを見る様になったのは、彼の影響である。
そして五輪、ワールドカップでの活躍では、そのぶれないポテンシャルに
何度も救われてきた日本代表。
キャラクター性からは少し考えられないリーダーという役回りも、
経験値、実力からすれば仕方なく受けていた。
何度もマスコミに誤解され、多くの影響を作り出した男が、引退した。
決して、彼の熱烈なサポーターではない俺だが、それでもこれだけの
動揺と感動と悲哀が心を掻き乱している。
どうしたら、俺はこの心を整理できるのだろうか。

「まだできるはず」
でも、
「彼はそう決めたのだから、それを覆す事はない」
とわかっている。

彼の人生はまだまだこれから。
その行く末を、ずっとずっと見守っていきたいと思う。

これは悲劇

2006-07-01 18:31:07 | 日本代表
日本代表のワールドカップは既に2010年に切り替わってる。
ジーコという監督は何を残したのかわかりにくいまま、
キャプテンの失言からオシムジャパンが囁かれる、
何とも感じの悪い船出。

希望は、オシムがプロの監督であるという事のみ。
ただ、キャプテンの失言という非礼が仇となる可能性を残す。

そんな中ででも、敢えて振り返って見る。

●ジーコ監督
結局、アマチュアのままプロになる事なく監督を終えた。
采配は誰もが首を傾げ、最後に残した苦しい言い訳で、
決勝トーナメント進出失敗から言い逃れしブラジルへ逃げ帰った。

●川淵キャプテン
ジーコと共にプロになる事のないまま、今までの功績と
今後の理想と、マスコミに「オシム」という餌を与える事で、
生き延びる。
反省、失敗の理由、考察には落胆するばかり。

●選手
川口が全力を出し切れたのみ。
殆どの選手がドイツでできる事をやり残した。
それもこれも、チームとしての方向性の曖昧さが生んだ悲劇。
采配、戦術、戦略というものが存在しなかったチームにおいて、
全てが選手に託される自由という名の重い十字架を背負わされた。
開催前にはポテンシャルが足りないなどの意見はなかったが、
決勝トーナメント進出に失敗したらスケープゴートにされる。

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考えてみると、選手が本当に可哀想になってくる。
サポーターとしても、今回の日本代表の結果は悲しいものだ。
しかし、黄金世代(ヒデ、俊輔、小野、稲本など)にとって一番
脂が乗りきった時に、全力での勝負をさせる様に準備をしなかった
代表チーム(選手を除く)は、残酷な事をしたものだと思う。
それに比べれば、どれだけサポーターが12番目の選手と言われ様とも、
かなわない。

オシム監督が、JEFのフロントが、キャプテンの無礼を赦し、
オシム代表監督が誕生したとしても、正真正銘のプロの監督である一点を除くと、
憂鬱で仕方ない。

日本代表に愛を(ブラジル戦)

2006-06-23 06:34:22 | 日本代表
ブラジルに2点差以上のスコアでの勝利が求められた試合。

試合始まって先制したのは日本だが、その後、前半終了間際に追い付かれ。
後半に入ると、成す術を持たずに失点を3つ重ねて、1-4の完敗。

普通に戦っては負ける事はわかっていた、この戦い。

何が足りなかったのか?
いや、何ができたのか?

先制点を取る事で、ブラジルを本気にさせる事ができた。
これにより、世界のトップとの力の差を誰もが実感した筈である。


さて、今回はこの敗退をもって戦いを終えた日本代表。
ジーコ監督が言っていた通り、オーストラリア戦の敗退が痛かった事は、
その通りであると思う。
たらればは言い始めたらきりがないが、オーストラリアに負けた以外は、
最初のプラン通りではないか?
ただ、オーストラリアに負けた事が全てを狂わせた。
改めて一勝の重みを知る事ができたと思う。

そして現在の日本代表に必要なものは、批判や罵声ではなく、
「愛のあるブーイング」である。

誰もがこんなつもりではなかった、ドイツW杯。
試合後の俊輔の沈黙、中田ヒデの茫然自失、ジーコ監督の陰鬱な表情。
これには励ましの暖かい愛を送るのではなく、厳しく接するべきである。

4年後、しっかりと前進している事を実感する為に必要な事だと思う。

妥当な結果(クロアチア戦)

2006-06-20 05:04:12 | 日本代表
試合内容をフェアに見れば、妥当な結果だったと思う。
日本はPKを止めたが、決定的な場面を外した。
日本とクロアチアどちらが圧倒的に優勢だったわけではない。

それに、オーストラリア戦で勝点3を手に入れていれば、
ドローでも上々の結果であった筈だ。
では、なぜ俺も含めて皆が胸にわだかまりを残しているか。

それは、オーストラリアに負け、クロアチアには勝たなくては
ならなかった試合だったからである。
つまり、そういう試合ではなかったという事である。

今回の采配は、明らかにドローでも構わない、生死を分かつものではなかった。
どうしても勝ちたいのであれば、終盤はパワープレーを見せるべきだし、
足の速い玉田を裏に走らせる様にしてボールを放り込むべきであった。

高原を下げて大黒、柳沢を下げて玉田ではなく。
柳沢を下げた時点で、MFを一枚削ってでも巻を投入するべきであった。
高原はポストプレーをさせる様にし、玉田は裏を狙う様にして走り周り、
巻は最後のフィニッシャーとしてこぼれ球を押し込むぐらいの気迫を、
采配に込めて欲しかった。
でなければ、強豪のクロアチアから勝点3から奪取する事は難しかっただろう。

他のグループを見てみても、優勝候補こそ2連勝しているが、その他は結構苦戦している。
日本は本来オーストラリアに勝っているべきであって、クロアチアにも勝てる程、
まだ経験値も含めた力はまだないと思う。
オーストラリアに負けた、あの集中力を欠いた数分間が全てであった様な気がしている。

しかし、ブラジル戦はやってくる。
そして戦わなければならない。
そして諦めるわけにもいかない。
頑張れ日本!!
次のワールドカップに向けて希望の持てる内容を見せろ!!
その為に応援してるぞ!

2つの経験不足?(オーストラリア戦)

2006-06-13 01:14:57 | 日本代表
今日あったオーストラリア戦。
俺は、国立代々木体育館PVで観戦してた。

まさか、3-1で負けるとは思わなかった。
それは誰もが思っている事だと思う。

実力差はスコア程なかったと確かに思う。

では、何故負けたか?

1-0で勝っている時に、後半30分辺りから試合を殺す事に集中すべきだと思う。
つまり、試合をつまらなくする、超守備的になり、得点は取れれば取るぐらいで
試合を行う狡猾さである。
Jリーグの強豪ではしばしば見かける時間稼ぎをなぜできなかったのか?
イングランド対パラグアイの試合は、見るべきものはなくつまらない試合だったが、
イングランドからしてみれば、してやったりの試合だったと思う。
前半に1点をオウンゴールで奪いそのまま試合を終えて見せている。
結局、W杯という大舞台での経験不足と理由付けられるのではないか?

それから、気温が30度程度あるのであるから、消耗は激しい筈。
特に左サイドへ何度か柳沢が走っていたが、手詰まり感があった。
そうであれば、早めにFWを交代するべきであったと思う。
前線が代われば、敵も違う警戒の仕方が必要になる。
敵が攻撃をしたい時に、集中力を少しでも散らす采配は必要だった筈だ。

小野の交代は意図が不明。
大黒の交代は遅すぎる。

運動量の低下と共に、集中力も下がりはじめたが何も手だてを施す事なく、
10分弱で3失点という大失態を演じたわけである。

これは、監督の明らかな経験不足。

しかし、まだW杯は終わってはいない。
信じ続けるしかない。何かを得る為に。

セルジオ越後さんの言葉(久保落選について)

2006-05-29 03:45:32 | 日本代表
週刊サッカーダイジェストに彼のコラムがある。
そこで久しぶりに「これは!」と思ったので、書きたい。

久保落選、巻選出とマスコミに煽られているがそういう問題じゃないって事。
久保はずっとジーコジャパンのエースとされてきた。
エース、つまり彼を中心に攻撃の軸とする事。
テクニカルな中盤から、最後決定的な所を決める。
その選手が落選されたのであれば、日本の戦い方自体に変化があって当然。
久保の様なシュート力や、キープ力、ジャンプ力がなくして、
どうして点が取れるだろうか?

それはつまり、2002年の稲本、2004年の玉田の様なラッキーボーイが
出現しないと得点が望めないという危機的状況にあるという事だ。

それから、海外で二番目に結果を出している松井の落選についても、
もっと報道されていい筈である。


日本代表23人枠選出

2006-05-15 17:38:03 | 日本代表
●GK
もっともサプライズの可能性が低いポジションであり、
発表前から既に決まっていたと言っていい。

●DF
田中誠、宮本、中澤、アレックス、加地はスタメンとして
当然の結果。
中田浩二は、ボランチもでき、ストッパーもできる
ユーティリティー性を買われての選出か?
坪井はスピードでの一対一の強さがあるからだと思う。
茂庭は中澤とタイプが被る為、落選か。
駒野は五輪組から唯一の選出。左右両サイドのSBができる
貴重な人材で、外す理由は見つからない。

●MF
福西の守備力、中田ヒデの統率力、俊輔の技術力から、
当然の選出。
小笠原、遠藤は何れもバックアッパーとしては、
贅沢すぎる選手。
小野は、つい最近になってやっと調子が戻ってきた所であり、
過去の経験値での選出とみる。
稲本の選出には疑問が残る。
クラブでの活躍度は低く、元々波のある選手。
ワールドカップでいい波がくればいいが。
落選した松井大輔より果たして上かどうか、よく考えて
欲しかった。
ジーコの説明通り、二列目の選手、俊輔、中田ヒデ、小笠原など、
先輩とタイプが被る為の落選と言われればそれまでだが。

●FW
なんと言っても、久保の落選と巻の選出だろう。
久保は、腰を痛めて散々苦労しており、チームでの活躍も
いまいち。
ただ経験値からすると日本一のFWである事に疑いはない。
しかし、ジーコの骨折より腰痛の方がコンディションの
戻りが遅いという理由から落選。そして柳沢の選出。
しかし、マリノスサポーターとしては、久保の腰を壊したのは、
ジーコ監督である事は忘れ難き事。

佐藤寿人と、巻を比較した時に、泥臭さくも勝負に挑む姿勢と、
身長のある巻を選択したのだと思う。
スピード系では、大黒、玉田、柳沢と人材は豊富である為。



冷静に分析すると、以上の様な事になる。
しかし、やはり何故久保や松井を外した!中田浩二が何故
入っている!鹿島枠だ!との感情は渦巻く。

しかし、決まったものは仕方ない。
マリノスサポーターとしては、久保をしっかり応援していきたいと
思う。世界であの跳躍力を見せられぬ事を非常に残念に思う。

ワールドカップで日本は全敗。

2006-05-14 01:43:58 | 日本代表
まず、勘違いして欲しくないのは、今の日本代表を応援しないというわけではないという事。
ただ、98年、2002年ほど信頼のおけるチームではないという事は事実であり、
これは誤魔化しようがない。

今日、キリンカップ対スコットランド戦をホーム側ゴール裏で応援してきた。
先日のブルガリア戦はテレビ観戦。
そこで感じたのは、何の為の戦いなのか全くわからないし、何も伝わってこない。
だから、試合の感想、分析もブログに書かなかった。

現時点で、誰がゴールを決めている姿が思い浮かぶ?
俊輔か、中田ヒデのみだ。あとサプライズで松井大輔。
この2戦を見て、何も収穫はなかったのだ。ただ、ボールを蹴っていたに過ぎないと思う。

こんなワールドカップを舐めた様では、日本が全敗しても別に驚きではない。
相手は真剣に来るのだから。
一部のマスコミや、普段サッカーを観戦していない人は、楽観視しているふしがある。

なんという事だ。

自省として、今日、ゴール裏に挨拶に来た選手にブーイングの一つも浴びせられなかった事が悔やまれる。
周囲のみんなが普通にコールしている中でも、勇気を持ってブーイングするべきだったと今にして思う。

俊輔と中田ヒデと小野伸二と稲本。

2006-04-11 22:58:50 | 日本代表
俊輔と中田ヒデと小野伸二と稲本。

ジーコが就任した当初はこの4人が同時にプレーしたら、きっと素晴らしい
日本代表になるに違いないと夢に胸を膨らませていた。
そして迎えたジャマイカ戦。
ドイツワールドカップに向けて躍動し始めた4人。

そしていざワールドカップの年になるとどうだろう?
黄金のカルテットなんて言っていたのも今は昔。

誰もが代表当確として認める中田ヒデはパッとせず。
そのヒデと3-5-2のトップ下のライバルと見られていた俊輔こそが代表当確だろう。
そしてボランチとしての起用が考えられ、小野伸二や稲本と争う事になる。
しかし、ここでまたこのポジション争いに福西や遠藤保仁が堂々と加わっている。
現在、稲本と小野伸二のスタメンは難しい。
福西と中田ヒデがファーストチョイスであるからだ。
もっとも、中田ヒデさえ、経験値という付加価値があるからこそで、
決していいパフォーマンスが望めるのかという点では疑問符が付く。

たった数年前の事だけれど、わからないものだと、しみじみ思う。

夢が見れない(エクアドル戦)

2006-03-31 22:26:52 | 日本代表
前半25分辺りまでは久保の決定的チャンスなどがあり、
白熱する展開であった。
しかし、エクアドルのエンジンがかかり始めると、完全にペースを握られる。
後方での確実なボールキープから前線へショートパスで繋いで、試合を支配。
得点には至らないものの、南米の強さを感じさせた。
また、細かいミスが多発する日本は、これに自分で自分の首を絞める形となる。
このまま後半を迎えてはいけない。

そして迎えた後半になると、細かいミスは減り、イーブンな試合になる。
時間と共にエクアドルの運動量は減っていき、日本の時間帯が増えていく。
だが、決定機も何度かあるが決めきれない。

そこへ交代としては遅めの時刻に
久保→巻
玉田→佐藤
の交代が行われる。

そしてやっと訪れるアレックスの低くて速いクロスに佐藤が素早く飛び込み、
ワンタッチでゴール。
後はまだまだゴールを決められるという雰囲気の中、試合終了。
もっと早い時間帯での交代と、新しいメンバーを見たかった。

そして今のままの代表では、フランスの時とどう変化するのか期待が持てない。

求められるもの(ボスニア・ヘルツェゴビナ戦)

2006-03-01 01:04:19 | 日本代表
試合開始後、3列目あたりが不用意なパスなどもありヒヤリとした場面があったものの、押し気味に進める日本代表。

しかし、どちらも決定的な場面は数える程。
それを決めきれずに迎えた、前半終了間際。
左コーナーキックを斜めに走り込んだ高原のヘッドが炸裂。
このまま、前半終了。

後半に入ると、敵は「このまま試合は終わらせない」とばかりに猛ラッシュを始める。
速いチェック、速い動きだし、身体の強さを使った迫力ある攻撃に日本はタジタジ。
バイタルエリアを好きに使われ、溜まらず佑二が与えたPKをしっかり決められて失点。
その後も勢いはおさまらず、失点を重ねてしまう。そして、失点前から用意していた交代を随時し始める。

小笠原→小野
福西→稲本
久保→柳沢
高原→大黒

しかし、時既に遅しか、試合最後になり、前線へのロングボール作戦に終始。
このまま終わるかと思えた所で、俊輔からのボールを中田ヒデがなんとゴールに突き刺しタイムアップ。

最後、よく決めた。
諦めずにロングボールを前線に放り込み続け、ゴールを狙い続けたからこそ、最後に点が取れた。

しかしだ。


我慢できなかった日本代表が脳裏から消えない。
そう、後半開始直後、ボスニア・ヘルツェゴビナが猛ラッシュしてきた時、我慢の時間帯として抑え切らなくてはならなかった。
攻めている時もあれば、守る時もある。
そこのシフトダウンを意識統一して行っていたのだろうか?
前に行くのか後ろに引くのか。積極的守備をするのか、全員守備で凌ぐのか。
いまいち見えなかった。
この意識の僅かな乖離を、ブラジルは勿論、どんなチームも見逃すわけがない。

点をしっかり取ったし、試合内容もいいほうであろう。
しかし、ベスト16、ベスト8などを目指すのであれば、この意識統一は確認としてすべきだと思う。

今更だけど(フィンランド戦)

2006-02-22 01:44:03 | 日本代表
アメリカ戦と違って、ちゃんと戦う姿勢が見えていた試合。
小笠原からのクロスに久保へのドラゴンゴール、嬉しかった。
代表戦での復活の雄叫び・・・はなかったけど、ドラゴンだけにそれぐらいの強い表現をしておきたい。
ところで別の喜びとして、久保の凄い所が身体能力ではなく、あの場所に走り込んでいる予備動作の質の高さである事が、かなり一般的になったんじゃなかなと思う。

また、小笠原の超ローングループシュートも、狡猾な感じで良かったと思う。

ただ、前半のシュートは一本のみ。
後半になって、フィンランドが疲れてきた所を日本が突いて得点できたのか、前半から何か対抗策を打って得点できたのか。
上記の様な、どうも日本が試合巧者で進めた様な表現には違和感を感じる。

つまり、前半何が必要だったのかという事だ。
高い壁の前に少し単調な攻撃に見えたのは、攻撃スピードに緩急がないからだ。
バイタルエリアの少し手前辺りから、一気に加速しなくてはあの高い壁を破る事はできない。「今更だけど」こういうアイディアやリーダーシップがない事は、前から言われている。

厳しい事を言えば、戦う姿勢を見せるなんてのは当たり前の事。
いつまでたっても1試合目は戦う姿勢がありません、2試合目は相手ペースで試合してしまいますでは、成長しない。
本来なら、そういう所は、一番の経験をもつ小野がやるべき。
嫌われてでも中田ヒデがそうした様に必要な事を声高に言わなければならない筈だ。

力弱い日本代表(アメリカ戦)

2006-02-11 16:01:47 | 日本代表
注目度として高かったドラゴン久保。
そして初出場した、佐藤寿人、長谷部誠。
あくまで、ワールドカップで走る為の、助走の初戦。

試合の入り方は悪くはなかった。加地のシュートなどもあり、このままシフトアップしていければ、いい試合になる。
しかしこの後、試合の主役はアメリカだった。

豊富な運動量をベースに、早いチェック、フリーラン。そこで空いている選手を常に使い、パスを回してゴール前へと何度も迫ってくる。
そしてあっけなく2失点。

MFがバイタルエリアのフォローを全くしていない所へ、敵DFがオーバーラップを仕掛けてくるのでは、数的不利のDFが後手後手に回って失点という場面は仕方なかったと思う。
MFのチェックが効果的になっていない事につきる。また、インターセプトしても、パスミスも多く、すぐに守備の時間帯へ逆戻り。どこかでちゃんとボールをキープできないのでは、どうにもならない。小笠原にしても、小野のにしても、軸にはなりえてなかった。
その点で、中田英、俊輔がいればあの前半をアメリカの時間のまま終わらせる事はなかったと思う。

環境面において、ピッチの状況はよかったが、柔らかかったという原因はあったにせよ、世界で戦うのにそれを言い訳にはして欲しくない。

コンディション面の、アメリカはすでに数試合をこなしていて、日本は今年の初戦という点は差し引いてもいいかもしれない。

前半の攻撃面については、全くなにもなかった。久保の復活の片鱗でも見られればと思った。しかし、2シャドーは久保とは距離が離れすぎていて、機能してなかった。小野、小笠原と同じ様なパサータイプを並べていては、これも無理からぬ事だと思う。片方がキープをして、もう片方がドリブルなどで久保との連携を生かすなどをしないと、チャンスにはならないだろう。いくら久保が抜群の身体能力を持っていたとしても、自分一人で勝負するタイプではないのだから。
どうしても小野と小笠原を並べるのであれば、アレックスと加地の効果的な上がりを期待しなくてはならないが、守備に追われるばかりでそれどころではなかった。

そして一番の問題は、こんな最悪の状況を変える選手が45分間現れなかったという事だ。

後半開始。
OUT 久保、遠藤
IN 巻、佐藤寿人

その開始直後、セットプレーから失点。佑二が敵にユニを掴まれ体勢を崩された所で、ゴールを決められる。

少しずつ、アメリカの運動量が落ちてくる中、加地のクロスに体格を生かして飛び込んだ巻のヘッドが決まる。その後も日本の攻撃の時間帯は続くが後がない。

OUT 小野、田中誠
IN 阿部勇樹、長谷部誠

前半に比べれば攻撃面はよくなっていったけれど、後半の中盤辺りでもう1点を決められる力強さがあれば、完璧に前半の借りを返す事ができただろう。
攻撃の時間帯が続いているのに、取りきれないのは痛い。
ただ、最後まで点を取ろうと諦めずに走り、プレッシャーをかけて、最後の最後で1点差までに追いついたのは頑張っていた証でもある。

振り返ってみると。
試合の前半は代表戦という事を忘れて、敵のやりたい様にやられて、それに対して有効な対策を選手の間で解決できてなかったのが痛い。
後半になって、新しく入った選手のやる気が、チームの活性化をし、1点差までに追いついた。

まだ初戦ではあるが前半の酷さは、チームとして、個人としてのメンタル面の問題だけに、早くに解決しておく必要がある。
誰かがリーダーシップを取り、めげずに力強く、粘り強くやって欲しいと思う。

代表発表ドラゴン復活

2005-12-26 23:19:32 | 日本代表
来年2月に行われる代表のアメリカ遠征に、佑二とドラゴンが選ばれた!
今、代表のFWで最も期待しているドラゴンが選出されたのは大きい。
このまま結果を出すかどうかが、ワールドカップでの成績を左右すると思う。
守備力や組織力より、攻撃力とか決定力とかが求められている今の代表にとって、
最優先課題なのだから。

当然の事と言えば当然の事だが、一番わくわくする選出だ。