Marisapo.net | 横浜F-マリノスサポーターブログ

マリノスの記事を中心に、映画や雑感、お知らせなどを掲載。

惜敗ではない。(イングランド戦)

2010-05-31 00:44:47 | 日本代表
惨敗した日韓戦から、場所を移して、オーストリアでのイングランド戦。

阿部を守備専門に配置、長谷部と遠藤、そして3トップ気味に大久保と本田と岡崎。GKには川島。

試合はテンポ良くパスが周り、そこからCKからトゥーリオが得点。
前半をそのまま終える。

後半に入って、相手FKで、本田がハンドの反則で、PKとなる。
川島が好セーブで、何とか凌ぎきる。

そして交代をする。

岡崎→森本

大久保→松井

左サイドをやられて、トゥーリオのオウンゴールで失点。

そして更に、今度は右サイドからクロスを上げられて、中澤のオウンゴールで更に失点。

最後に玉田を投入して得点を狙うも、惜敗。

 1 - 2

まずは韓国戦から調子をよく取り戻したと思う。
だからと言って好ゲームと楽観視するつもりは全くない。
むしろ危険である。


何故なら、依然として日本のゲーム運びの拙さが出たとも思ったからだ。

前半、パスが良く回ったが、これはイングランドの緩い守備があった。
そして取った得点は、試合通してセットプレーからのみ。
試合の流れの中からのシュートが少ない。前半もっとイングランドを追い込む事が出来たら、違ったであろう。

次に、前半を終えて、0-1とリードしていた。

しかし、後半に入って、日本は同じサッカーをやろうとしたのかさえわからない程、イングランドにペースを握られて、PKを与えて、それとは別に2失点を喫する。

現実的には、前半の様なハイペースを試合終了まで続けるのは無理であるとデータが出ている。

後半、イングランドが攻めて来る事はわかっていたのに、無策で対応してしまった様にしか思えない。

韓国戦よりは気持ちも運動量も改善されている選手が多かったし、チームとしても機能はしていたかもしれない。しかし、それは普通に戻っただけで、決してポジティブな事ではない。

幸い、W杯まで1試合ある。
ここで、オプションや軸やチェンジオブペースができるか?
まだまだ宿題は多い。

平手打ち(韓国戦)

2010-05-25 20:46:53 | 日本代表
W杯前、国内最後の試合が、宿命のライバル、韓国。
魂の日韓戦。

しかし、試合が始まってみると、即座に温度差を感じる。
前からプレスに来る韓国。
それに押されてしまうままの日本。
すぐにボランチの動きが悪いと察した。

そしてそこからすぐに失点。
パクチソンの迫力あるフィジカルと、決定力を見せつけられた。

その後も何もできない。
特に日本の生命線である中盤が何もできない。
ミスが多発。

俊輔と遠藤の不調はJの動きからも想定内ではあったが、本田と長谷部までは予測できなかった。
大久保は孤軍奮闘。

本来、良い形でボールを奪うと同時に攻勢に出て、キープしてサイドバックを上げるなり、前線に当てて後ろから攻め上がるなりする。

しかし、全く攻めの守備ができていない。
気持ち、いや気迫で完全に負けている。

選手交代するなどしても、2失点での敗戦。

モチベーション、コンディション、意思疎通、それらに不備があった事は確か。

長友と大久保の気迫溢れるプレーも、個人ではきつい。

いきなり次の試合で上手くなる事はない。

しかし、いきなり下手になる事もない。

いきなり下手になった様に見えるのは、前に挙げた不備があったからだ。

もう戦う選手達は決まっているし、監督も決まっている。
対戦相手も決まっているし、場所も決まっている。

いる、いらないの話しなどいらない。

現有戦力で全力を出させる事こそ大事。

必要な規律(京都戦)

2010-05-19 21:48:05 | 横浜Fマリノス
更新が遅くなりました。
どうしてかと言うと、自分の中で、意味がなかなか消化できなかったからでもあります。
あと、試合をちゃんと見れている自信がなかったから、VTRを見直しておきたかったとか、理由はあります。
それはさておき・・・。

スタメンは、前節の浦和戦と同じ。
リーグ中断前の最後のリーグ戦。連勝しておきたい、そしてそれで、
俊輔と佑二を送り出したい。

しかし、試合は気の抜けた感じで始まる。
攻撃に関しては、それ程問題はない。
連動性には欠けたが、個々の力で打開しようという闘志は十分見えたし、
マリノスの選手のポテンシャルであれば、それで得点できる。

けれども、守備が甘い。これは守備陣という事ではなく、守る時の球際が緩いのが幾度となく見受けられるのだ。
そしてドゥトラにスピードと強烈なボディーバランスで切り裂かれて、16分に失点してしまう。

 0 - 1

その後も、攻撃の意識は感じるがどうにも効果的ではない。緩慢な試合展開は続く。そんな中で得た、CKの時に、相手がPA内でファール、PK。

キッカーは、千真。時間は40分。

ここで、左を選択して強烈に蹴り込み、反応したGKも止められずに、
ゴール。

 1 - 1

ここから少しずつ息を吹き返すマリノス。
だが、このままハーフタイム。
後半に入って、球際も監督の指示もあり、少し強くなる。
試合が少し引き締まる。
ピンチもあるが、チャンスもある。そんな中で、俊輔が意表を突いたトゥキックでのシュートに、GKはパンチング。そこに走り込んでいた兵藤が蹴り込んで、ゴール。

 2 - 1

逆転!しかし、まだまだ不安である。
そんな中、不可解な交代がある。

74分 兵藤慎剛→水沼宏太

これは後で知ったが、足を痛めたとの事である。
けれどもこの日の宏太はイマイチ。
そして80分には、ミドルからGK飯倉が弾いた所を、宮吉拓実が決めて、同点に追い付かれる。

 2 - 2

この後、交代の札を切っていくが、効果的ではない。
86分 山瀬功治→坂田大輔
86分 狩野健太→清水範久

そして試合終了。
スタジアムを不思議な静寂が支配する。

俺も唖然とした。
前半から球際を強くやらなければ駄目だろ?とも思った。
しかし後半は頑張っていた。

そして冷静に振り返ると、中盤の守備が組織的ではないという事だ。
緻密な規律に沿った守備、ポテンシャルだけではなく、戦術に則った守備。
これがないのではないかと思った。
特に、3列目の部分である。ここの所でドゥトラをスピードに乗せてしまったから、決められたし、ここの所でシュートを打たせたから、ゴールへと繋げられてしまった。
2失点してしまえば、勝てる試合が少なくなるのは必至。

だからといって、小椋を槍玉に挙げるのではない。
ここの守備をちゃんと整理し、ラインを上げるのか、下げてフォローするのか、そういう所を、前線からしっかり統一した守備の規律を作らなければ、浦和戦、京都戦と2失点が続いているのは今後もあると思う。

攻撃はいい。個々のひらめきと頑張りと、サイドアタックで。
しかし、守備はそうもいかない。

南アフリカW杯日本代表発表

2010-05-13 00:34:36 | 日本代表
<GK>
楢崎正剛(34=名古屋)
川島永嗣(27=川崎F)
川口能活(34=磐田)

<DF>
中沢佑二(32=横浜)
田中マルクス闘莉王(29=名古屋)
駒野友一(28=磐田)
今野泰幸(27=東京)
長友佑都(23=東京)
内田篤人(22=鹿島)
岩政大樹(28=鹿島)

<MF>
稲本潤一(30=川崎F)
中村俊輔(31=横浜)
遠藤保仁(30=G大阪)
長谷部誠(26=ボルフスブルク)
阿部勇樹(28=浦和)
中村憲剛(29=川崎F)
松井大輔(28=グルノーブル)
本田圭佑(23=CSKAモスクワ)

<FW>
森本貴幸(22=カターニャ)
玉田圭司(30=名古屋)
岡崎慎司(24=清水)
大久保嘉人(27=神戸)
矢野貴章(26=新潟)

とりあえず発表されました。
この記事を書くのが遅れたのは、感情を抑える為。

それは・・・。
マリサポ的には、山瀬功治、渡邊千真、栗原勇蔵の一人は選ばれて欲しかったとか。
Jサポ的には、槙野、小野、小笠原が選ばれて欲しかったとか。

色々意見はある中で。

勿論、これを読んでいる諸氏も意見はいろいろあるだろう。
しかし、今の、日本代表サポ、若しくは日本を愛するサッカーファンのやるべき事とは、誰が必要とか、誰が要らないとか、岡田監督は駄目だとかの論議をする事ではない。

何せ、既に代表メンバーは決まったことなのだから。

で、あるならば、岡田監督の指向するサッカースタイルを見極めて、それを応援してみて、それで結果を素直に受け入れる事だと思う。
岡田監督は、日本人の監督の中では数本の指に入る監督である事に異論はない筈だ。価値観などは別として。

そして、その結果、何が駄目で、何が良かったのか。
それをよく考えて、議論をし、協会、つまり川淵さんや犬飼さんにちゃんと訴えていく事がファンなりサポーターの役目だと思う。

日本人のみでどこまでやれるか。
日本人に合うサッカースタイルとはどんなものなのか。
それをよく吟味して欲しいと思う。

きっと、W杯の時には記事を書くと思う。
その時に、ぜひコメントをして欲しい。
それが色々な議論を呼び、更に日本サッカーを発展させて行くのだから。

和司マリノスの基本(浦和戦)

2010-05-09 20:02:25 | 横浜Fマリノス
ある作業中に、混乱、迷走したらどうするか?
基本に帰るのがよい。そこからまた修正すれば良い。

マリノスは、前節新潟に惨敗。
これまで幾度となくスタメンやフォーメーションを変えて来た。
そして、混乱と迷走が戸惑いと不安を煽り混沌とした。
そういう訳で基本に帰った。和司監督は冷静にセオリーに帰った。
そんなスタメン。
変わった所と言えば、波戸の怪我で天野が右SBに入ったぐらい。

対戦する浦和については。
マリノスにはリーグ戦で4戦4敗。
そして、前節の名古屋戦を俺はTV観戦したが、試合開始序盤に隙がある事。
それ以外には運動量やパスサッカーはそれなりに手応えがあるであろうという事。

そしていざ、試合開始。

試合はすぐに動く。
開始6分で、千真のらしいコースを正確に打ち抜いたミドルが決まる。
狙い通りに序盤に得点!

 0 - 1

しかし、ここから前節の悪夢がマリノスを襲う。
浦和に猛攻を喰らう。サイドから崩すパスサッカーという基本に忠実なスタイルで劣勢に立つマリノス。
早い時間帯で得点するも、失点。その後、後手後手に周り、敗戦という新潟戦の悪夢。

すると、田中達也のサイドの突破からファーサイドへ、そして折り返した所を柏木に詰められて同点。
しっかり崩されての失点。

 1 - 1

しかし、その後はすこし押し戻して、一進一退へとなっていく。
そして前半が終盤に向かい、どうなる?と思った時である。

浦和の守備ラインに隙を感じていた所に、兵藤が詰めて、ミスを誘い、
かっさらってゴールに流し込む。

 1 - 2

新潟戦の悪夢は払拭した。
そして後半早々。
CKからフリーにしたエジミウソンのヘッドで決められ失点。

 2 - 2

それでもマリノスは怯まずに攻撃的な姿勢を貫く。
功治の鬼神の如くドリブルとキープ力をペナルティエリア内で発揮すると、
中央でフリーになっていた千真が押し込んでゴール。

 2 - 3

焦れる浦和に、冷静に力強く堪えるマリノス。
ついに浦和は交代のカードを切り始める。
次々に攻撃の選手を投入。マリノスは運動量を考えてか?の交代で、
攻撃をいなす。

66分 宇賀神友弥→原口元気

左SBから攻撃の選手の投入。

77分 狩野健太→金井貢史

健太をディフェンシブに好調の金井へ。

82分 坪井慶介→エスクデロ セルヒオ
82分 山瀬功治→坂田大輔

更に攻撃的な浦和。カウンター狙いの坂田。

87分 細貝萌→サヌ
90分 兵藤慎剛→水沼宏太

SBに攻撃的にサヌを投入。運動量のあるこちらも好調の水沼を投入。

そして試合終了。
マリノスは基本に帰って、結果を出した。これで結果が出なかったら、
和司マリノスは完全に瓦解する。功治も「正念場」との言葉を口にしている。
兵藤もキャプテンシーを発揮して声で鼓舞したという。
また、飯倉の最近の安定度は特筆すべき所がある。これにかなり助けられている。

サッカー自体は、浦和の方が完成度は高かったであろう。
しかし、マリノスは気合いと意地と集中力で勝利をもぎ取った。
そう、個々がしっかりと考えてやれば、これぐらいの事はできる事を、
改めて証明した。

和司マリノスはまだ生まれたばかり。
チーム作りを急いではならない。
少しずつ、ほんの少しずつ修正を加えていくだけでいいのだと思う。

攻守不連動(新潟戦)

2010-05-05 20:34:15 | 横浜Fマリノス
今回はTV観戦でした。
現地組の方々、まずはお疲れ様でした。

辛勝の磐田戦の次は、新潟。
前節やっと勝利を得た新潟相手に、マリノスは方向性を見いだせるか?

注目は、前節に続き右SBの天野に、左SBの藤田。
そして、水沼宏太の初スタメン。

小椋は累積警告からの復帰。

試合はすぐに動く。天野のパスから宏太がキープ、千真へパスをし、振り抜いてネットを揺らしたのは、開始7分。

 0 - 1

千真のCFの脇裏を、天野と宏太のコンビで切り裂いた格好である。
その後も宏太は豊富な運動量で掻き回す。

けれども、右サイドは天野と新潟のMF、チョ・ヨンチョルとのサイドの攻防となる。チョ・ヨンチョルの再三の突破に苦しい場面を作られ、そこへ更に数的有利を作られる場面も出てきてしまう。

そんな中で、サイドの攻防とは別の所で38分にはチョ・ヨンチョルが得点を決めてしまうのだから、少し彼を自由にし過ぎた感は否めない。

 1 - 1

追い付いた新潟に対して、突き放そうにも力不足のマリノス。
前半をここで終え、後半に入る。

一進一退の短い膠着状態。
61分には両監督が交代のカードを切る。

61分 水沼宏太→狩野健太
61分 小林 慶行→本間勲

新潟の黒崎監督は、守備の選手を入れる。
和司監督は、ボールのキープができる攻撃の健太を入れる。

この交代が明暗を分ける。
中盤の守備から優位にゲームを運ぶ新潟。
俊輔だけではなく、健太というもう一人のパサーを入れる事でゲーム作りを狙うがこれは完全に失敗。
主導権を新潟に完全に奪われる。
そして流れに抗うことなく失点。

 2 - 1

その後も攻撃の交代の札を切るが、何れも功を奏せず。

68分 山瀬功治→兵藤慎剛
84分 坂田大輔→長谷川アーリア ジャスール

敗戦となる。


この試合、宏太は期待通りの動きをしていたであろう。
天野はチョ・ヨンチョルとの駆け引きに負け、それをフォローする存在も現れず。藤田は左SBに不慣れなのか、開幕の時に見せた右SBの安定感とは別人の様である。
そして、最大の敗因は中盤の守備である。
新潟FWの矢野に好きにプレーをさせすぎた。バイタルエリアでしっかり潰さないといけないのを誰も行かない。
更に、中盤の運動量の少なさ。緩慢なプレス。そして頻発するパスミス。

ゲーム開始時の攻撃への姿勢こそ良かったが、一度守備をさせられてしまうと、良いタイミングでボールを奪えずに、そこから歯車が狂い、自滅の道に嵌る。
わかり安い数字としてはイエローカードがマリノスだけに6枚出ているのである。
何度も足の裏を見せてのファール。明らかに守備のポジショニングの悪さと運動量の少なさを表している。

結局、攻撃的守備をどこで行うのか。それが全く整理されていない様に思う。

その舵取り役とも言うべき小椋については、金井がいれば交代させたかったと思う。それ程にミスが多いし、ポジショニングも悪かった。
俊輔については、運動量と守備力が問われるポジションのボランチでの起用は避けた方が良いようだ。

とにかく、攻撃と守備は一体である。攻撃戦術だけ、守備戦術だけでは勝てない。攻撃の終わりは守備の始まり、守備の終わりは攻撃の始まりなのだから、一貫したものを見せて欲しい。

最後に、審判も不可解な判定がいくつかあった。
まずは、マリノスのFKの距離不足はTVで見ても明らかである。
それから、試合終了間際の飯倉へのイエローは何だったのか?イエローであるならば、新潟ボールで始まるべきではなかったのか?よくわからない。

2つの星(磐田戦)

2010-05-03 17:08:53 | 横浜Fマリノス
4月無敗の磐田。
前節鹿島に完敗のマリノス。

そして更に、苦悩する和司マリノス。
どうやったら「ちゃぶる」サッカーができるのか?
フォーメーションを変えたり、選手を替えたり。
試行錯誤。

そして迎えたこの試合。

金井と俊輔のダブルボランチと右サイドバックに天野が入ったのが目を引く。

しかし試合が始まってみれば、枠にいかないミドルシュート。
崩せずに個のポテンシャルで無理に打ったシュートのオンパレード。
入ったらラッキーである。

加えて、カウンターでかなり危ない場面を何度となく作られる。
運良く失点には繋がらなかったのは幸運である。

しかし見るべき所もある。
セットプレー時の守備の仕方は、鹿島戦でやられているだけに、しっかりと集中している感じを受けた。
勿論、セットプレーをもっと武器にしているチームであればまたわからないが、とりあえずは修正しようという意図は感じた。

あとは金井の運動量とシュートへの意欲は、今回特筆すべき所である。
比して、俊輔はパスミスが多く、低調なプレーぶり。逆サイドの天野へ超ロング高精度サイドチェンジをした時は舌を巻いたが、それ以外には褒めるべき点はない。
このサイドチェンジも天野からのクロスも良かったが、最後の詰める人がいなかったのは残念であった。

そして後半に入って。
攻守にレベルとしては高くない鬩ぎ合いを続ける両チーム。
じれる展開で交代がある。

67分 清水範久→バスティアニーニ

ジローは、運動量でかなり周囲を助ける特性があるが、スタメンから使う程か?とは思った。特に今回、これといった動きがなく、ミスも頻発。交代はもう少し早くても良かったのではと思う。

そしてパブロ(バスティアニーニ)が入って来てから少し雰囲気が変わる。
ただ、彼の力ではなく、中盤が整理されたからであろう。

そして中盤に位置する坂田が、チームとしての狙いのファーサイドへの弓なりのクロスを上げると、そこへ後ろから居るはずのない、サイドバックの天野がヘディング(肩とも)のゴールがふんわりと逆サイドへと吸い込まれる。

 1 - 0

同い年の狩野健太はあれだけ試合に出ているのに、天野はベンチも珍しい。
そして今季初スタメンでの、J初ゴール。色々な思いが駆け巡ったであろう。

実際に、左SBの裕介が上がっている時点で、右SBの天野があそこにいるというのはチーム戦術的にはかなり無理があるし、間違っているとも言える。
しかし、それを崩してこそ、攻撃に厚みは出るし、点も生まれる。
前半からの金井のSBのフォローも効いていただろう。

この試合の二人は、新たなる希望といっていい。

得点後、少しゲームを落ち着かせてカウンターを狙えれば大人のチームという事になろうが、今のマリノスではそうも行かず、不安定な戦いを続ける。

85分 中村俊輔→狩野健太
90+1 金井貢史→長谷川アーリア ジャスール

という終盤の交代があり、最後までなんとかなんとか無失点に抑えての勝利。