Marisapo.net | 横浜F-マリノスサポーターブログ

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佐藤美希さんから思う、Jリーグの問題

2015-04-23 20:24:16 | Jリーグ

Jリーグマネージャーというものをご存知だろうか。Jリーグが身近な方も確認をお願いしたい。
それは、「Jリーグ特命PR部」(Wikipedia)というネットユーザーを対象にした、
広報活動という事である。その部長がいて、マネージャーという立ち位置である。

私は誠に勝手ながら、サッカー部というかJリーグ選手のマネージャー 的な意味と思っていたが、
どうも最初はそうではないようである。
というのも、部長の木下優樹菜さん就任(2010年)やその後の活動を記憶されていたとしても、
今となっては足立梨花さんの女子マネージャーの活躍の方がインパクトがあった。

そこで今回の佐藤美希さんの件である。
彼女は浦和対マリノスの試合で、浦和のユニを着て勝利を喜んだ旨がネット上に流れた。
前任の足立梨花さんは、中立を頑なに守っていたのとは、明らかにスタンスが違う。
それは、どういう事だ?と負けた悔しさを直接彼女にぶつけたわけではあるまいが、
影響を否定出来るものではなかったのではないか。
ただ、ここで浦和やマリノスではなく、他チームが様々な意見や批判を述べる事で、
件が事件になりそうであり、実際なってしまっているのかもしれない。 
現に「炎上」の文字も見かける。

足立梨花さんと、二度ほど、1分とかその程度お話しさせて頂いた事がある。
先入観としては、正直顔が好みであるとかそういう事はなかったが、
柏サポーターから聞いた印象が良かったので、時を見て話しかけさせて頂いたのである。
スマートな笑顔と言葉遣いに、素敵な女性だと関心しました。
ホリプロスカウトキャラバンのグランプリは伊達ではないと思いました。

しかし、佐藤美希さんも同賞を受賞されております。
ここで彼女に駄目出しをするつもりはありません。
と言うのも、私の知る特にJリーグに興味のない一般的な女性像と言えるからです。

ここで浮き上がって来るのが、彼女はどういう仕事だと聞いて受けたのかです。

現在のJリーグと特命PR部を調べてみます。
先日、J'sGoalのサイトが無くなり、Jリーグのサイトが統一されました。
そしてこの中からJリーグの活動の中でJリーグ特命PR部の項目を見つける事は出来ませんでした。
見つかったのは2010年のリリースのみ。
そして、部長はおらず、足立梨花さんの後任のマネージャーだけが決まったのです。
マネージャーとして頑張ろうとした佐藤美希さんをバックアップしようとしている様には、
今回の件も含めて思えません。
彼女がJリーグやサポーターの心理を分析、調査をしていれば、
というのは身近にそういう人がいなければ、 難解であると思います。

私がマリノスサポーターであるから、彼女を批判する事は簡単です。
相手サポーターの事も考えないのはマネージャーではない、と。

一方で、そういう「怖い」事を言うのは、一般のファンを減らすと警鐘を鳴らす人もいます。
しかしそれも違うでしょう。

社会的な一般論として、常々思う事があります。
未知の世界に足を踏み入れる時に必要なのは事前情報の調査や空気を読む事です。
つまり、前任者はどうだったのか、付き合う事になる人はどういう人なのか、という事。
それがわからないのであれば、様子を窺いながら、行動する。
これらが面倒臭いというのであれば、傷ついて学ぶしかない。
彼女がこういった波風を立てない手段を知らなかったとしても、私は非常識とは思わない。
若さ故というのは余り好きな言葉ではないが。 

その上で、一番の問題はJリーグだろう。

ここで想起されるのは2シーズン制だ。
あれよあれよと言う間に勝手に決めようとして、猛反発を食らった。
そしてその後に、説明をしたという。
結局この説明にサポーターは納得したかは微妙な所だが、 
2シーズン制は施行された。

内部では色々な事情があるだろうし、必死に考え、努力されていると信じています。
しかし、今回の件でJリーグのマイナスイメージのPRをしてしまった。
例えば、事前に「今期のマネージャーは、ホームチームの応援をします。全チームに伺います!」と、
広報されていれば、マリノスサポーターもこれ程怒らなかっただろう。
例え怒る人がいたとしてもフェアーであるから、面白味になったかもしれない。

つまりJリーグの準備不足は否めないのだ。
それはWebサイトにコンテンツの掲載がない事からもわかる。
本来であれば、彼女自身の謝罪は形だけでいい。真っ正面から矢面に立つ必要もない。
むしろ、Jリーグの方が、この若い女性を守るべきだろう。 
彼女のマネージャー就任当初、Jリーグやサッカーやサポーターというものの知識があるのかどうか確認をし、
補い、サポートしてあげるのが役目の筈だ。
PR下手なJリーグなのだから、こういった人材を上手く育て上げるぐらいしなければならないと思う。

今度、彼女はマリノスのホーム試合にマリユニを着て来るとか。
Jリーグに言ってもこの記事の内容は通じないと思うので、今は陰ながら彼女の頑張りを応援する。 


「嬉しく思います。」の違和感について

2015-04-15 23:31:05 | 雑感

皆さんは「嬉しく思います。」という言葉を使った事がありますか?
最近、スポーツ選手のコメントで良く耳にします。

私は言語学者でもありませんし、学生時代に現国が特に得意だったわけではありません。
しかし、物凄く違和感を感じるのです。
同じ様に違和感を感じている方はいないものかと、検索しました。
ある一例(教えてgoo)を御覧下さい。 

「嬉しく思いました」のニュアンス

うちの義父母は手紙を書くことが大好きなので、目上・目下・著名人など相手構わず手紙を送ります。それは義父母の勝手なので構わないのですが、その中の言葉遣いで気になることがあります。「嬉しく思いました。」としょっちゅう書くのです。それを夫が真似するので訂正したほうがいいのか迷っています。

 

これに対して、ベストアンサーのもの引用が以下です。

確かに違和感があり誤用と言って良いのではないでしょうか。
「思う」を辞書で引いてみました。たくさんありましたが、とりあえず、
考える。思慮する。判断する。信ずる。
推し量る。推量する。想像する。
といったところです。

「おばあちゃんが元気でお過ごしなので、嬉しく思います。」
に適用してみると、どこが不自然なのか?
この表現における問題は、
「元気で過ごしていること」に対して、考えたり、判断したりしないと「嬉しい」という感情に至らないのか?
という点ではないでしょうか。

詳しくはこの引用元にて


どうやら「嬉しかったです。」と応えると幼く聞こえる事を警戒して、大人の対応っぽく聞かせる為の言葉の様に思います。
つまり、「嬉しかったです」+「色々考えてますよ」=「嬉しく思います。」
しかし、本当の大人の対応であれば・・・
引用先にもある様に「おばあ様がお元気でなによりです。」だろうと。

つまり、、、
「今日、ゴールを取る事が出来て嬉しく思います。」
で、あるならば・・・
「今日、ゴールを取れた事で、チームの力になれて良かったです。」
ではないか?
「ゴールを取って嬉しかったです。」+「でも色々考えてます。」=「ゴールを取る事が出来て嬉しく思います。」
ではないのではないか?

感情を素直に表現するのか、大人の表現をするのか、曖昧であり、それが逆に不自然さ、
若しくは若さを露呈している様に思えます。
外人的な対応で、感情を出し切るのか。
超日本人的に、奥ゆかしく、述べるのか。
今の日本では何れでもいい気がします。特にワールドスポーツなサッカーでは。
しかし、どちらでもない返答、それが一番の問題に見えてきます。