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否定と差別とブーイング(その2) 差別とは

2014-09-14 20:53:41 | 雑感

先日、マリノスの一部のサポーターが差別的行動をした事で処分をされました。また、現在一部のサポーターが応援やブーイングを自粛しています。
これらの事について、少し考えてみました。 


今回は差別についてです。
差別とは、偏見や先入観が要因として大きいと思います。
○○人は、人を取って食う。など、不確かな情報や、恐れから生じる妄想や連想などから、
誤った情報の拡散などは有史以来枚挙にいとまがないでしょう。
自分と違う種類の人間には誰でも恐れは抱きます。これは人間ならば仕方ありません。

日本でも欧米程酷くないとしても差別はあるとは思います。
しかし、様々な国の人、様々な状況の人を知れば知る程、偏見や先入観は減ります。
偏見や先入観は人間の恐れとして仕方がない部分はあると思います。
ですから、客観的に俯瞰的に見る視点があれば、減ってくると思います。

けれど、一口に差別と言っても、違う種類のものもあります。
先入観や偏見だけではなく、ある程度知っていながらも差別を行う場合です。
些細な箇所が違う事で、先入観や偏見に負けてしまい、差別する様になってしまいます。
また、自分の所行を誤魔化す為の、自己の精神的防衛本能的な差別です。
同族嫌悪的な部分もあったりするでしょう。

差別とは、偏見や先入観に誤魔化されず、様々な経験や情報を得て、
潔く自らの否を認めれば、撲滅できるかはわかりませんが、減るでしょう。

問題は、そういう余裕がない、という事だと思います。
明日の命もわからない人が地球上には多い。
その方にゆっくり考えて下さい。という事は死を意味する事がある。 

それでも差別を減らすという事は、人類として大事な目標だろう。

但し、平和とか差別とか愛だとか言う事を殊更に言うのは欧米発信だと思う。
それは何故かと考えれば、平和じゃない、差別がある、愛がない、だからとも言える。
目前に問題があるから、皆が唱える。
それに比べたら、いまいち日本に平和だとか差別だとか愛を広める様なアピールが足りないのは、
日本はおしなべて平和であり、差別が少なく、愛があるのだと思う。
無論、だから怠っていいという事ではない。日本は恵まれているのだから。

蛇足。
先日の川崎F戦での一部の未成年のサポーター(?)がバナナで挑発したという。
この相手が黒人だったという。
これに個人的にはかなり違和感を抱いた。
欧州において、人種差別的に使われるツール(相手を猿扱い)だが、日本ではそれ程一般化しているだろうか。
マリノスは試合中に即座に対応をした為、大きな問題にはならなかったと思う(チームに罰金500万円、当人は無期限入場禁止)。
第一、白人が有色人種に対して、モンキーだの何だのと言うのが人種差別であり、
日本人というか黄色人種が、黒人に対して白人の真似をした所で、滑稽なだけだと思う。
調べでは、本人の意志は一応そういう意図もあったとの事だが、川崎Fはバナナをイベントに度々使っているだけに、
個人的には疑問が残る。
しかし、TwitterやYoutubeで拡散された場合、これはJリーグだけの問題だけではなく、
FIFAが口を挟むわけで、こうなるとJリーグもどうしようもない。
その事を考えると、マリノスの法人として英断だったのかもしれない。 


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