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なでしこ×SamuraiBlue×マリノス

2015-06-30 17:43:46 | 日本代表

先日、マリノスは6試合負け無しで、宿敵鹿島に大惨敗した。
そしてその少し後、 通り名としては若干馴染みがない
SamuraiBlue(男子日本代表)は、
W杯予選でシンガポールに痛恨のドロー。

対して、なでしこは前回W杯王者という重圧に負けず、
オーストラリア代表に勝利した。

男女のこのコントラストは何だろうか。
代表だけならわかるが、何故マリノスを題材に入れるのか?
それは男子代表とマリノスに同じ問題を感じたからである。

どういう事か。
わかりやすく具体例を挙げよう。

皆さんは学校に行っていたと思う。
そこで先生というものは、絶対的である。
専制君主という程のものではないが、
未熟な者にとって先生は従わなければならない人。
そういう雰囲気はご存知だろうと思う。
しかし、その先生が依怙贔屓をしたり、
怒りに負かせて叱咤したりするという、
人間として見にくい部分を露呈したりする事もある。
そこで、良心のある社会的なマナーを先生に忠告する者など、
殆どいない。
胸に秘めて終わりだろう。

話しをサッカーに戻そう。
選手にとって監督は絶対である。
しかし実際に監督はああ言うが、
「本当はこうだと思う。」
「本質的にこうではないか。」
という事はあると思う。これを言う勇気。
それの有無が男女のサッカーの差ではないかと、
近年思う。

無論、前述の台詞をやたらに意見すればいいというものでもない。
しかし、ある程度の意見を持ち、機を見て発言をし、
切り拓いて行かなければチームとしての逞しさは生まれない。
男子代表もマリノスも、ピッチ上の監督が若い世代にいない。
責任をもち、自分の信じたサッカーをピッチで、
のびのびと表現して欲しい。 
それが無ければ、監督が指示しなければ何も出来ない、
貧弱なチーム力に落ち着いてしまう。
どれだけ技術が向上しようとも、それでは勝てない。 

これを戦術的な具体例で示す。
先日の男子日本代表はまさにこれ。
監督から右から攻めろ、と言われる。良いだろう。相手の弱点だ。
しかし、左や中央からも少し攻めながら、結局右から攻めて点を取る。
これが出来ない。ロングボールと言われたらひたすらロングボール。
右サイドと言われたら、左サイドがどんだけ空いていても、右サイド。
敢えて言えば、フットボールの一つの本質である駆け引きの大事さが、
全く理解出来ていない。
本当に理解出来ているのなら、監督の指示を多少曲げても実行し、
勝利に結びつけるだろう。

長谷部にしても、兵藤にしても、悪いキャプテンだとは思わない。
むしろ頑張っている良いキャプテンだという認識だ。

しかし、それだけなのだ。
チーム全員の意識がどうなのかというのが問題であるのだ。