Marisapo.net | 横浜F-マリノスサポーターブログ

マリノスの記事を中心に、映画や雑感、お知らせなどを掲載。

感動はない(北朝鮮戦)

2005-06-09 01:30:56 | 横浜Fマリノス

オマーン戦、マレーシア戦、北朝鮮戦、バーレーン戦。
どれも力量の差は自他共に認める所だろーけど苦戦した試合の数々。
バーレーン戦では闘志があれば勝てる事を、なくてはどんな相手にも負ける可能性がある事を改めて知った最終予選だった。
そして、システムが大事ではない事も、コミュニケーションを徹底的に取らなければ勝てない事もわかった。
オシム監督もヒデのイラン戦でのコメントも、サッカーシステムではないと言う。
私もそれに共感する部分がある。最も基本的な一対一で負けないという事がとても大事なのであって、3バックだから役割が明確だとか、4バックだから臨機応変に対応しなければならないとか。要素としてはあったとしても、決して見失ってはならない事は別にあるのだと思う。

まずは相手に勝つ、負けない、そういった強い気持ちを出す事だ。日本人は内に秘めるタイプが多いと思うが、やはり外に出している方が強い気持ちを持っている様に、一般的に見える。
それは選手同士でも同じ事だと思う。だからそれを表に出す事、派手に動かなくてもわかるぐらいに出す事が大事なのだと思う。
そして、コミュニケーション。感情を出す事と少し関連性があると思う。
勝つために必要な事は、お互いの希望と許容範囲と勝つためにすべき事をぶつけあう事。そして一つの方向性を見いだすこと。日本人にとっては、これだもっとも大事なのだと思った。
例えば、自分が会社や学校にいて、一つのプロジェクトや共同課題があったとして、どこまでお互いに意見をぶつけあう事ができるだろうか?
ここでぶつけ合う事なく、物事を進めてしまうと必ず失敗する事は目に見えている。しかしそこにアナタはメスを入れる事ができるか?
結局そういうメンタル面なのだと思う

だからこそ感動ではなく安堵感が今身体に広がっている。
既に、ワールドカップを感じる事に感動する時代は終わりを告げている。
出て当然だからこそ安堵感があり、そして今後のメンタル面について、ひいては日本代表の歴史としてなしうるのだと思った。