Marisapo.net | 横浜F-マリノスサポーターブログ

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らしからぬ2戦を後にして

2007-05-02 07:21:35 | 横浜Fマリノス
大分戦、新潟戦と完封で大勝した。
マリノスは伝統的に守備が強く、手堅い所がある。
しかし、この2戦はG大阪や川崎の様な攻撃力を見せている。
勿論、守備力も健在だ。
特に難しい戦術や高度な技術で相手を凌駕していたわけではない。
全員がさぼらず、走り、プレスをかけ、奪ったら速くサイドなり
トップへボールを預け攻撃する。
基本的な事を、90分続けているだけなのだ。
しかしこれは簡単な様で難しい。絶対的な運動量と集中力が必要とされるからだ。
けれどもこれをしっかりやり続けたからこそ、この2戦が結果となって現れたと思う。

さて、今となっては実力チームとなった川崎相手にこれが通じるか。
我那覇がいない、中村憲剛も微妙だ。勝てる要素は十分にある。
しかし、これは正直やってみなくてはわからない。

今回言いたい事はこの事ではない。
何れ噴出するであろう問題である。

セットプレーからのゴールが生まれていない事である。
また、セットプレーの守備は万全なのか?という事である。
このセットプレー対策は何れ絶対に必要になるものであるから、
時間を見つけてぜひして欲しいと思う。

それから、現在の高速プレスの欠点は、先ほども述べたように、
運動量を必要とするという事だ。
つまり、この連戦が続く場合、磐田戦の後半の様にスタミナ切れで、
足が止まってしまう事がありうるという事である。
そうならない為にも、有意義な交代は勿論の事、試合のペースを変えていく、
強かさも求められてくると思う。
攻撃の時間帯と守備の時間帯で、抑揚を付けるのである。

主にこの2つは、現在の戦術では通じなくなってきた時に、
必要になってくる事は明白である。
それが川崎戦なのか、鹿島戦なのか、さてはその先なのかはわからない。
しかし、次のステップはこれであると思う。

偶然ではない(新潟戦)

2007-05-01 20:01:32 | 横浜Fマリノス
前節、大量得点、完封という思わぬ結果を得たが、
今回はどうか。
新潟は4万のサポーターを味方に無類の強さを見せている。
過去新潟では二回連続で負けている。

●スタメン
GK 榎本
DF 隼磨、栗原、中澤、小宮山
MF 吉田、河合、功治、幸宏
FW 大島、坂田

SUB
飯倉、天野、吉村、上野、狩野、斎藤、マイク

序盤は新潟ペース。マリノスはシュートさえないが、
10分になった時にやっとシュートらしいシュートがある程度。
しかし依然として新潟ペース。
ただ一方的に押されていたわけではなく、マリノスもフォアチェックで応戦はしている。そして20分を迎えた頃からマリノスへと風向きが変わってくる。
そして迎えた37分、幸宏のゴール。

 0 - 1

その僅か一分後。こちらからはペナルティエリア外でファールがあった様に見えたが、これがPKの判定。これを功治が決める。

 0 - 2

そして前半を終了。前節と同じスコア。前半を終えて2得点。
山瀬兄弟のゴール。
この符号が何かを予感させる。
後半開始直後47分に、吉田のゴールが生まれる。

 0 - 3

するとここからはマリノスが中盤を支配する。
圧倒的な高速プレスから、新潟はバックパスやパスミスを頻発。
そしてそこをすかさず、坂田がゴールを決めて見せる。
それも51分、56分と2得点である。

 0 - 5

これで前節と同じ得点となる。
しかし、マリノスの高速プレスは止まる事を知らない。
新潟のオレンジ色の観客が帰り始める。
止めを刺す様に69分には大島が決める。

 0 - 6

その後、余裕の交代が行われる。

70分
大島
→マイク

76分
坂田→斎藤

76分
幸宏→狩野

ゴール裏には
「俺達が横浜、もう誰にも止められない」との歌が響く。
そして終了間際には、トリコ傘を広げたコーヒールンバの歌が響く。

前節の大分戦での5-0がまぐれでも何でもなかった事を証明した。
確かに、2点目のPKは誤審で得たラッキーなものであると認める。
しかし、浦和も川崎もG大阪でさえ勝利できなかった、
そして相性がいいとは言えなかった新潟の地で勝利を得た。
3点目もそれ以降も着実に重ねたという事は評価していい。

ただし、マイクは少し頑張りがたりない。
明らかに点を取ってこいという交代だったにも関わらず、
その闘志が見えなかったのは残念な事だ。
いつもいつもそういう場が用意されているとは限らないのだから、
チャンスは着実に生かさなければならない。

次節、川崎戦。
昨年、一勝もできなかった相手。
今のマリノスのサッカーがどこまで通じるか、楽しみである。
中村憲剛、我那覇の出場が微妙な所が残念でさえある。


一つ、マイクのプレーぶりの他に残念な事がある。
マリサポを騙るヤツらが、ビッグスワン近くで歌を歌いながら、
発煙筒を炊いていたらしい。

恐らくこういう輩はマリノスだけではないのだろうが、
警察沙汰にならない様に十分注意して欲しい。