心の旅

やわらぎ住宅(株)の社長によるブログ。

組織共同体

2012年12月13日 | 朝礼
朝礼 平成24年12月13日(木)

テーマ:組織共同体 

「わが社のような中小企業で、成熟化した社会(個人の自由が尊重される時代)及びデフレ(モノの価格が下がりお金の価値が相対的に上昇する一種の恐慌、販売高が下がると生産高が下がる、その結果、賃金が下がる⇒一生懸命働いても賃金では報われない)の時代には、社員全員が同じ船に乗り、一丸となって知恵を絞りアイデアを出し、社会に役立つためのわが社の企業戦略に沿って集団活動することが絶対条件となります。自由に転職していく時代は終わりました。なぜなら、合成の誤謬で、一人にとっては次々と移動して嵐の中をうまく生き抜いていくことが良いことのように思われますが、それを全員が個々ばらばらの行動をすると全体ではとてつもない悪影響を及ぼし、社会は崩壊します。」

日本で言いますと、一九九〇年ごろ(バブル崩壊、東西冷戦終結)から、負のスパイラル入ってきたわけですが、これの後始末にまだ手こずっていますし、右肩上がりの時の制度(年金制制度、社会保障制度、天下り行政法人)やお金の使い方(歳入40兆円に対して歳出80兆円そして国の借金は1000兆円)をしているので、ますます、世の中が混乱しております。

それに輪をかけて個人の自由ともなれば、もっと収拾のつかない状態になっているのが現状です。

秩序もない、原理原則からも大きく逸脱しています。

われわれの常識では考えらえないことが起こっています。普通の会社ならとっくの昔につぶれています。

世界は個人化、自由化の方向へ向かっているかもしれませんが、これでは大変化が起こらないと人がまともに暮らせる世の中にはなりません。

そこで私たちがすべきことは、私たちの手で秩序(全社一丸となる)を取戻し、積極的に売上と利益を上げる努力をし、それに応じて分配し、それを使うことによって地域社会に貢献というよりも、地域が崩壊するのを守っていかなければなりません。

それを政府も大企業も中小企業ももっと国全体のことを考えて、国全体が発展していくような施策(秩序維持、教育、経済の成長・発展)をどんどんやっていくべきではないでしょうか。

そうしないと歴史が示すように質的変化を起こすのを待つだけになるでしょう。

わが社は、「デフレ」と「自分さえよければ」に対して戦います!