青裸々日記 Aorara Diary

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受け止める力。

2012年03月31日 23時42分52秒 | 青裸々日記。
沈丁花の花(東京都江東区)

 こんにちは。
 今日も皆様、ありがとうございます。



 性格が曲がっている人。
 やたら人に対してキツい人。
 どこか下心が見え隠れする人。

 こんなような、「人を遠ざける人」を見たら、嫌にもなりますよね。
 まさか自分を傷つけてほしいいう人はいないでしょうし、
 むしろ、願わくばお取り引きいただきたいと思うのも、無理の話かもしれません。
 ニガテはニガテ、嫌いは嫌いなのですから、自分に嘘をつくことはないのです。
 博愛主義も、時によりけり。
 道を誤っている人の巻き添えを喰らいにいく必要はないのです



 …と、ここで話を終わりにしてもよいのですが、
 もう一段、実はお話ししておきたいことがあるんですね。


 心を開いて、素顔で人と接すればいいのに、
 先に挙げた「人を遠ざける人」ほど、性格も接し方も、ひん曲がっているものです。
 ただ、生まれつき「ひん曲がった性格」だったのか?というと、そうでない場合も多いのです。

 子供の頃、よく「絶交」をした記憶のある人は、結構いらっしゃるのではないかと思います。
 でも、気がつくと仲直りしたり、「絶交」したこと自体を忘れていたり、
 それが、子供がよくやることですよね。
 ところが、大の大人が「絶交」などと口にしたら、おそらく本当に関係が切れてしまうことがほとんどではないかと思います。
 言い換えれば、大人になると、責任を取ったり、自分を守る必要が出てくるから、
 大人が言う「絶交」には、重い意味があるのです

 この「責任」とか「自分を守る」、「利害を調整する」という部分が、
 「性格がひん曲がる原因」になると言ったら、皆さんは信じられるでしょうか!?



 誰だって、いきなり大人になる人はいません。
 未熟な子供が、責任や利害といったものを、なんとか守りにいく中で、大人になってわけです。
 しかし、元が未熟なのですから、時には苦しみや悲しみを抱えながら、成長することも少なくありません。
 つまり、至らないなりに適応しようとするわけです。
 そうすると、どこかに無理が出たり、つらい気持ちを抑えたりして、
 心が歪んだ状態で、成長してしまうこともあるのです。
 そう、「ひん曲がった」状態のまま、大人になってしまうのです。


 ひん曲がった人には、ひん曲がるなりの事情があります
 心の歪んだ人と関わりたくないのは当たり前ですし、
 そんな人から嫌な思いをさせられたら、その全てを許すことは出来ないと思います

 しかし、相手を許せなくても、その歪んだ過程を理解できれば、
 ただ相手を嫌うだけでなく、場合によっては更正できることもあるのです



 先にも書きましたが、無理に巻き添えを受けにいく必要はありません。
 しかし、本当に大切に思う人だったら、その傷を見抜き、理解し、痛みを受け止めるてあげられるかもしれません。

 言動は表面だけでなく、どんな内面から出るのかまで見ることが肝要なのです。
 内面を見抜くことで、関わり方や癒し方がわかるからです。

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