「完成品」という盲点

　こんにちは。



　豊かな時代だ、と言われます。
　欲しいものはなんでも簡単に手に入りますし、
　通信手段に事欠くこともありません。
　欲望を満たしやすい時代です…、

　というのは錯覚です。


　人間の欲望は限りありません。
　例えば、
　最初はお腹が空いている人は白いご飯だけで満足しますが、
　それが当たり前になると、「ふりかけ」がほしくなる。
　「ふりかけ」が当たり前になると、次はおみそ汁を求める。
　そして、おかずなり飲み物なり、
　しまいにはデザートなりを求める。
　これが人間ですよね？

　それが故に、欲望って肥大化してしまいやすいんです。


　☆　☆　☆


　でも、
　対象が物のうちはまだいい。
　問題は、その欲望が人に向けられてしまった場合です。
　物なら最初から完成品が手に入るわけです。

　じゃあ、人間ならというと？
　ただでさえ人間の欲望が深いというのに、
　さらに完成品、完全体の人間は手に入らないというわけです。
　物の豊かさがあるからこそ、
　理想や欲望ばかりが膨らむ一方で、
　相手に求める欲求水準も高くなるわけです。
　人間も物も同列に考え、簡単に自分を満たしてくれると思っている人って、
　私も含め、無意識的には相当いるはずです。


　「理想の恋人像」。
　「側にいて欲しい人」。
　「こんな友達がいてほしい」。
　「あいつのああいうトコだけが球にキズなんだケド…」。

　ありがちな話ですが、
　これみーんな、「相手に完全を求める姿勢」なんですね。
　理想があるのは結構ですが、
　雑に言えば「理想」なんて自分の価値観を勝手に描いただけのもの。
　それに、人に向けられる立場になったら、
　誰だって不愉快なもんですよね？



　そろそろ私の意見を急ぎます。

　私は、どうせ相手も自分も完成品でないならば、
　「一緒に伸びていこうね？」と言い合える人を、
　たくさん作って大事にしていきたいと思っています。

　共に楽しく成長していける関係。
　これって、何物にも代えがたい幸せだし、
　だからこそ人間はいつまで経っても完成品になれないのかなあ、
　こんな風に、逆に考えていたりもします。


　一緒に歩いていきましょうね。

磨いてますか？ その2

　こんにちは。



　「自分磨き」。
　ここであーだこーだ言いながらも、
　私は「自分磨き」という言葉が大好きです。

　自分を磨くことで、
　性格が磨かれ、
　スタイルが磨かれ、
　センスが磨かれ、
　考え方ややり方が磨かれ、
　どんどん自分が向上していく。
　自分が向上していくということは、
　つまりは周囲をより幸せに出来る振る舞いが出来る、というわけです。


　§　§　§


　「人に必要とされる法則」は、
　意外に簡単だと思います。
　前にも書いていましたが、
　つまりは「隣にいて心地良いと感じてもらえる人」になることです。

　波長が合う。
　元気になる。
　力がわいてくる。
　自分の能力を補ってくれる。
　いろんな意味で自分を伸ばしてくれる。
　性格がいい。
　姿を見ることで励みになる。
　…理由はなんでもかまいません。
　皆さんもよくお分かりだと思います。



　だから、私は自分をどんどん磨いていたいのです。
　人に気に入られる、気を使う必要はあるにしても、
　媚びを売るまですることはありません。

　人に、誰かに、必要とされ続けるためにはどうしたらいいか。
　私は、やはり自分を磨き続けることしかないと思っています。

磨いてますか？ その1

　こんにちは。



　友達に質問したんですよ。

　いやね、私は歯を磨くとき、
　①リステリン等で軽くうがいをする
　②一旦、水で口をゆすぐ
　③改めて歯磨き粉をつけて歯磨きをする
　④仕上げのうがいをする
　（⑤歯茎を刺激する手順もあることだし、顔面体操をする）

　…っていう順番で歯磨きをしてるんですね。

　でも。
　きちんと歯を磨いていても、
　実は「舌べろ」には歯ブラシを入れてない、という人が多いんですよ。
　だから、友達に質問してみたんです。
　「舌も磨いてますか？」って。


　でね、なんで磨くか、というと、
　それは味覚であり、口臭対策のためなんです。

　ここから知識を自慢します。

　舌は放置しておくと、
　「舌苔（ぜったい、知らなきゃ読めないですよね）」という、
　老廃物が溜まるんです、悲しいことに。

　だから、それが様々な悪影響を及ぼしてしまうわけです。
　ただし、掃除をやり過ぎると、
　かえって舌が傷ついてよくないんだそう。
　「過ぎたるはなお及ばざるが如し」ですね。


　自分のためにも、
　誰かのためにも、
　知らない人のためにも。

　やっていない人は、
　やってみて下さい。