手のひらにおさまるサイズなのに
スマホの中には世界が広がっている。
宇宙が広がっている。
あの小さな画面の中で、
世界中の人と繋がることが出来、世界中の情報を知ることができる。
しかしながら 画面の中に「宇宙」が広がっている一方で
自分の身の回り半径1メートルで起きていることには無頓着だなぁという人を時々見かける。
いや時々ではなく「しばしば」見かける。
空想上のアイドルに恋はできるが、満員電車で立ったままのおばあさんへささやかな愛情を注ぐことはできない。
スマホのゲームをスムーズに進めるワザは取得していても、
通路で自分が立ち止っている事が、通行人のスムーズな流れを止めている事に気づく事はできない。
インスタグラムのきれいな写真に感動している時、
自分の頭上に本当に美しい虹がでていることには気づいていない。
「宇宙」「世界」 よりもまずは「足元」「身の回り」から。
マクロの世界を論じるのは その後です。