文春新書、730円である。副題に「ぼくの好きな十人の文章家」とあり、腰巻きには・・・漱石、鴎外、寅彦、茂吉らの、どの作品がどう好きか、面白人物評をまじえた高島流「名作ガイド」・・とある。これはお買得である。
最初の「新井白石」も面白かったが、個人的には、名前はよく知っているが、読んだこともない「幸田露伴」についての人物評が面白かった。稀代の博識で目を通すだけで頭に入るぐらいの記憶のよさで、凄い物知りだったとか。その露伴は、漱石の門下生であった寺田寅彦と一緒に玉突きをしていたとか。色々と面白い話がでてくる。漱石についても、門下生と漱石の妻、その両者から見た漱石像の違いなどが語られている。
読みやすく書かれてある。高島俊男さんもなかなかの博識と見識がある人である。露伴は博識であったが見識がなかったようだ。
最初の「新井白石」も面白かったが、個人的には、名前はよく知っているが、読んだこともない「幸田露伴」についての人物評が面白かった。稀代の博識で目を通すだけで頭に入るぐらいの記憶のよさで、凄い物知りだったとか。その露伴は、漱石の門下生であった寺田寅彦と一緒に玉突きをしていたとか。色々と面白い話がでてくる。漱石についても、門下生と漱石の妻、その両者から見た漱石像の違いなどが語られている。
読みやすく書かれてある。高島俊男さんもなかなかの博識と見識がある人である。露伴は博識であったが見識がなかったようだ。
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