2012年の作品、タイトルは「ドナーのヴィッキー」。
2012年に公開された時にインドで観ようと思っていて、
観られなかったので、観られて良かった。
しかも日本語字幕で、ありがたい。
<ストーリー>
デリーに住むビッキー(アユーシュマン・クラーナ)は、
働きもせず遊んでいる。ある日、母親のお使いで行った銀行で、
アシマ(ヤミ・ゴータム)を見かけ口説き続ける。
不妊治療の医師チャッダ(アンヌ・カプール)は、
良い精子ドナーを捜して多子家系のヴィッキーを見つける。
最初は嫌がっていたヴィッキーだがお金になる事を知り、
ドナーとして収入を得ていく。
ヴィッキーの想いはアシマに通じていき付き合い始めるが、
結婚には大きな障害があった。それは・・・
ヴィッキーはパンジャーブ州、アシマはベンガル州出身だった。
インドでは州が違うと結婚に支障があり、
いくつかの州同志は非常に仲が悪い。例えば・・・
パンジャーブ州とベンガル州、ビハール州とマハラシュトラ州、
タミル州とケララ州など。
当然のようにお互いの家族は大反対する。
しかもアシマは出戻りであった(女性の再婚はかなり難しい)。
それでもヴィッキーは両親達を説得し結婚する。
アシマがバツイチである事を告白した時に隠し事はないか?
と問うのだがヴィッキーは精子ドナーである事を言えなかった。
家族にも誰にも秘密にしたまま二人は結婚する。
ところが・・・アシマは妊娠できない身体だった。
自暴自棄になるアシマだったがヴィッキーは受け入れるが、
ヴィッキーが精子ドナーであった事を知りアシマは激怒し、
コルカタの実家へ帰ってしまう。
チャッダはヴィッキーを助けようとアシスタントの協力を得て、
医院の25周年記念パーティーを開催し、ヴィッキーの協力で
子供を得た夫婦とヴィッキーとアシマを招待する。
そこで幸せな家族を見たアシマはヴィッキーの功績を知り、
やり直す事を決める。そして・・・チャッダは、
他界してしまった夫婦の娘を養女にする事を提案する。
孤児院へ迎えに行ったヴィッキーとアシマは娘ディヤを
育てる事を決心する。めでたし、めでたし。
なんとヴィッキーは6年間で53人もの子孫を残し(!)、
精子ドナーとして優秀だった事を証明した。
途中でどうなるのかと思ったけど、
いい終わり方じゃないの~。感動した。