1990年の作品で1995年にTVドラマ化された。
主演は舘ひろし、晶は久松史奈。
4作目にして鮫島と晶の絡み(恋人としてではなく、
犯罪に対してね。)がかなり深い。
若者の間で人気になっている覚せい剤の成分が入った
錠剤「アイスキャンディー」の出元を追う鮫島。
内偵をしていた鮫島の前に麻薬取締官が現れ、
被疑者を逮捕してしまう。
麻薬取締官は厚生省の役人である。警察官は警察庁所属。
暴力団も絡んでいるようだが、製造元は馬脚を現さない。
デビューを果たした晶だが売れているわけではなく、
地方をツアーで回る間に昔のバンドメンバーのところを訪ねる。
そここそが、この作品にとって重要な場所であった。そして、
バンドメンバーも関係していた事から晶も巻き込まれていく。
晶は鮫島の恋人であると言う事で犯人に人質に取られると言う、
危険な目に遭い、鮫島も晶を巻き込んでしまった責任を感じる。
最終的にこの作品では二人の関係が終わる事はなかったが、
微妙だが距離感が変わった感じになった。
やっぱり新宿鮫って面白いわぁ。
鮫島のキャラクターもいいけど、レギュラーでないメンバーも
エッジが効いてるし、あぁぁいるいる・・・みたいな。