WBC世界ライト・フライ級チャンピオン WBC世界ライト・フライ級1位
矢吹 正道(緑) 寺地 拳四朗(BMB)
13勝(12KO)3敗 18勝(10KO)1敗
昨年9月、逆の立場で対戦した2人のダイレクト・リマッチとなった。
前回の私の予想はチャンピオン寺地選手が圧勝すると思っていた。
しかしコロナに罹患し短期間で試合に臨んだ寺地選手は、
矢吹選手を甘く見ていたと感じた。
今回は両者ともに万全であろうから実力通りの結果が出ると予想する。
1ラウンド:ジャブの差し合いから寺地選手が積極的に前進して、
距離を詰め力のこもったパンチを打つ。
(矢吹選手:9-10:寺地選手)
2ラウンド:寺地選手が見切ったように自信を持って前進し、
左右の強打を振るう。矢吹選手は回り込めず真っすぐ下がるため、
パンチをもらってしまう。距離を詰められアッパーを返すが、
寺地選手のプレッシャーから逃げられない。寺地選手は矢吹選手を
コーナーに詰めてボディーから上に攻撃。
(矢吹選手:9-10:寺地選手)
3ラウンド:さらに寺地選手の踏み込みが早くなり逃げ場がなくなる
矢吹選手。寺地選手のボディからの右ストレートが炸裂し、
矢吹選手がダウン。なんとか立ち上がるが足元が定まらず、
レフェリーが試合を止めた。1分11秒、寺地選手のKO勝ち。
体調が万全で相手を舐めていなければ当然この結果であろう。
思っていたより早く終わってしまったけれど、
矢吹選手はなす術もなかった。
寺地選手は全く文句の出ない勝ち方で圧倒した。
実際に試合を観た事のある人はわかっていると思うけれど、
寺地選手は安定しているしスキもない。
失礼だとは思うけど見た目より全然強いよ。にほんブログ村