カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

シカンドラ(アグラ)

2020年02月26日 22時24分59秒 | 北インド / NOUTH INDIA

アグラに行く人はタージマハルとアグラ城にしか行かない。
と言う事はファテープル・シクリの記事にも書いたけど、
それほど離れていないイティマド・ウッダウラー廟や
シカンドラやにも行く人は少ない。

インド史に大きな足跡を残したムガール帝国は、
社会科で習ったので記憶にある人も少なくないと思う。
シカンドラはその第3代皇帝アクバル大帝の墓である。
(代々の皇帝の墓については後日また順を追って書く。)


1997年10月にアグラに行った時にも行ってるのだが、
これまた記憶にあるのは猿にもてあそばれた事だけだ。
23年ぶりに行ってみたので新鮮だった。

 

この小屋でチケットを買う。外国人310Rs(約480円)。
ずんずん進んで行くと・・・。

猿はおらず、かわりに鹿がいた。
遠目には山羊に見えたんだけどカメラの望遠で見たら鹿だったわ。

 
墓に入る門である、門の上に4本の塔がある。
門の上に塔があるのはここくらいなもの。

 

門をくぐるとアクバル大帝の墓が見える。
フマユーン廟やタージ・マハルに見られる
ムガール様式のドーム型屋根はなく、
上部にはヒンドゥー様式のチャトリ(柱に支えられた小屋)が見える。

アクバル大帝が好んだイスラムとヒンドゥーの融合なのか。
実はこの墓はアクバルが生前に着工していたのである。
もっとも生きている間には完成せず死後8年後に、
跡を継いだ息子のジャハンギールによって完成されたのだ。

建物の壁の模様やタイルの柄。

  

中に入ると黄金の間。壁や天井の装飾が見事である。
他の墓は元々の色が失われているのかもしれないけど。

 
この先は撮影禁止。坂になったトンネルのような通路を下って行く。
高い天井の白一色の室内。音響効果が良く声が響く。
墓石の下2mの所にアクバル大帝が眠っているそうだ。

採光も考えられており四方の上部に開けられた窓から、
季節によって角度を変えて陽が差し込む。

アクバルの墓の左側の部屋には家族の墓がある。


そのまた左側の部屋には棺が一つ。

裏側に回ってみた。

 

観光客はかなり少なく孔雀や鹿の方が多い。
空いてていいっ!いちゃいちゃしてるカップルはいたけど。


これは通路の端にあった穴。
ここに棒をさしたり紐で何かをくくったのかな。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【インドの宿泊施設】 ~ ホ... | トップ | デリーのレストラン ~セブ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

北インド / NOUTH INDIA」カテゴリの最新記事